2020年08月30日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 223.大禅寺

2月1日、ジクー寺の落慶供養が行なわれ、ジクー禅師によって、「大禅寺」と名付けられました。
境内には法堂、庫裏、僧坊があり、「漢陽院」という朝鮮交易の拠点もあり、鐘撞堂もあって、子供たちが楽しそうに鐘を撞いていました。
お寺なんかいらないと言っていたジクー禅師も、ヤマトゥと朝鮮の交易の拠点として、浮島の久米村に負けないように頑張ろうと張り切っていました。
去年の暮れから正月に掛けて、一徹平郎たちはビンダキ(弁ヶ岳)の山頂に弁才天堂を造っていて、それも完成しました。
弁才天堂には思紹が彫った弁才天像と役行者像も祀るので、ビンダキの裾野に、次に建てる山伏のお寺を建てようかとサハチは考えていました。

その頃、ササたちは若ヌルたちを引き連れて、首里グスク内のキーヌウチで、馬天ヌルが造った真玉添姫のウタキの前でお祈りを捧げていました。
真玉添姫はセーファウタキに行って、瀬織津姫と会って来たと言って、瀬織津姫の勾玉を譲り受けたササは瀬織津姫の跡継ぎになったのねと言いました。
ササは真玉添姫からシネリキヨの事を聞いて、シネリキヨの神様がコモキナという名の女神だと教えてもらいます。

アビーを止めさせるには、アビーよりも古い神様に会わなければならないとササが言い、アビーの前の今帰仁ヌルの事を聞くためにササたちはまた沢岻に行きました。
沢岻ヌルにその事を聞くと、イナはこの村を再興したヌルとして祀られていると言って、ウタキの場所を教えてくれました。
ウタキでお祈りをするとイナの声が聞こえて、沢岻ヌルの娘として生まれたけど、湧川ヌルになって、今帰仁ヌルになって、沢岻に戻って来たと言いました。
イナはアビーの事はよく知りませんが、今帰仁ヌルを継いだ娘のカユはよく知っていると言って、カユの事を話してくれました。
今帰仁ヌルをアビーに譲ったカユは湧川村に帰って湧川ヌルを名乗って悪者退治をしていたそうです。
カユの噂を聞いた勢理客ヌルは跡継ぎがいなかったので、カユに勢理客ヌルを継がせました。
亡くなるまで悪者退治をしていたカユは、跡を継いだ娘によって湧川グスク跡に葬られ、今はウタキになっているそうです。
イナから初代今帰仁ヌルのアキシノが弓矢の名人だったと聞いてササたちは驚きました。

イナにお礼を言って別れ、シジマを連れて志慶真村に行く時に勢理客村に行って、カユに会おうとササたちは決めました。
アキシノが弓矢の名人だったと聞いて、娘の勢理客ヌルが武芸の名人なのも、アキシノの子孫のマチルギが武芸の名人で女子サムレーを作ったのも納得できるとササたちは思いました。

その頃、浦添では李芸たちが朝鮮人を探していて、旅に出たファイテとジルークたちは名護から恩納へと向かっていました。









登場人物

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
サハチたちと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
陳外郎の屋敷で使者としての務めを学ぶ。
ヤマトゥへの正使を務めて何度もヤマトゥに行く。
首里の城下の入り口に完成したジクー寺を「大禅寺」と名付けて住職になり、大禅寺をヤマトゥと朝鮮との交易の拠点にする。

・新助
龍ばかり彫っている等持寺の大工。
琉球に行くため京都を去る。
博多で「龍宮館」飾る彫刻を彫る。
首里グスク正殿の唐破風の彫刻を彫る。
一徹平郎と共に大聖寺を建てる。
一徹平郎と共に報恩寺を建てる。
一徹平郎と共に慈恩寺を建てる。
一徹平郎と共に大禅寺を建て、本尊の釈迦如来像を彫る。
一徹平郎と共にビンダキの山頂に弁才天堂を建てる。

・鋳物師の三吉
九州芦屋の鋳物師。
大禅寺の梵鐘を造る。

・一徹平郎
北野天満宮の宮大工。
琉球に行くため京都を去る。
博多の「一文字屋」に「龍宮館」を建てる。
首里グスク正殿の正面に唐破風を造る。
会同館の隣りに大聖寺を建てる。
首里グスクと弁ヶ岳の中間辺りに報恩寺を建てる。
武術道場の隣りに慈恩寺を建てる。
首里城下の入り口に大禅寺を立てる。
ビンダキの山頂に弁才天堂を建てる。

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に来たシンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行き、ユンヌ姫と会う。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に行き、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会い、豊玉姫とスサノオの事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。
池間島に行き、ウパルズから歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
赤崎ウタキに行き、赤崎姫からアマミキヨ様の事を聞くが、はっきりとした確証は得られない。
上比屋の初代女按司がアキシノの知り合いだったので驚く。
保良の古いウタキで、平泉から来た寿姫と会い、保良が大里按司と交易をしていた事に驚く。
アラウスのウプンマと出会い、アマミキヨ様が上陸したという砂浜に下りる。
アラウスのウプンマの案内で、安須森ヌルと一緒に古いウタキに入り、アマミキヨの子孫の神様から話を聞く。
アマミキヨ様がミャークに来た事がわかって、ミャークに来た甲斐があったと感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の母の事を聞く。
弟子たちも連れて伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。
来間島に行き、来間姫から昔の話を聞く。
多良間島に行って、女按司のスタタンのボウに歓迎され、多良間姫から昔の話を聞く。
イシャナギ島の平久保に上陸し、愛洲ジルーのお陰で、平久保按司に歓迎される。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登り、中腹にあるナルンガーラのウタキでウムトゥ姫に挨拶をする。
ウムトゥダギの山頂で、ウムトゥ姫とノーラ姫、ノーラ姫の子供たち、スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、異国の神様たちと酒盛りを楽しむ。
名蔵でブナシルの娘ミッチェと会い、一緒にシィサスオン(白石御嶽)とミズシオン(水瀬御嶽)に行く。
ヤラブダギに登り、サラスワティからアマンの国が沈んだと聞いて驚く。
ヤキー退治でスサノオが倒れた事を知り、慌ててナルンガーラのウタキに行き、豊玉姫とウパルズがスサノオを看病していたので驚く。
スサノオが快復した後、ミッチェの父親の富崎按司と会い、タキドゥン島(竹富島)に行ってタキドゥンと会う。
クン島(西表島)のユーツンに着いて、クンダギ(古見岳)に登って、イリウムトゥ姫と会う。
ユーツンの若者たちを鍛え、ヤマトゥの刀を贈って、ドゥナン島(与那国島)に向かう。
ドゥナン島で苗代大親の娘ナーシルと会い、武当拳の試合をして、サンアイ村に行く。
サンアイ村からドゥナンバラ村に行き、ヤラブダギに登って、ユウナ姫と会う。
ダティグ村に行き、ダティグチディに登って、メイヤ姫と会う。
ダンヌ村に行き、ツカサから琉球に行った時の話を聞いて、6歳の時にマッサビたちと会っていた事を思い出す。
ナーシルからターカウの神様の事を聞き、熊野権現に阿蘇津姫が祀ってある事を知る。
クブラ村に行き、ミミシウガンでクブラ姫と会い、南遊斎からターカウの話を聞き、メイユーがターカウに来ていたと聞いて驚く。
南の浜辺で愛洲ジルーと結ばれる。
ドゥナン島からターカウに行き、キクチ殿に歓迎され、トンドの王女アンアンと会う。
ターカウの熊野権現で五峰尼と会い、阿蘇津姫の事を聞く。
ターカウの唐人町の天妃宮にメイユーが神様として祀ってあったので驚く。
マカタオ族の首長のパランと会って、遙か昔の話を聞き、アマンの人たちもこの島から行ったのだろうかと思う。
松景寺の慶真和尚からメイユーの活躍を聞いて驚く。
慶真和尚が連れて行った遊女屋で、女将をやっている女海賊ヂャンジャランと会う。
慶真和尚とクマラパを遊女屋に置いて宮殿に帰り、アンアンの兄の太守が開いてくれた歓迎の宴でトンドの料理を御馳走になる。
ターカウの古い神様、瑤姫と会って来たスサノオから、勾玉は「鳥」を現したものだと聞いて驚く。
ターカウからトンドに行き、クマラパと安須森ヌルと一緒にトンド王に会い、歓迎される。
ユンヌ姫から海賊チェンジォンジーがササたちの船を狙っていると知らされ、船に戻って待ち伏せをして敵を倒す。
チェンジォンジーの隠れ家に行くと、ヂャンジャランによってチェンジォンジーは殺されている。
「宮古館」に行って、マフニ、上比屋のツキミガ、来間島のインミガと再会し、日本人町で太守を務める南遊斎の息子に歓迎される。
宮殿の中の御殿から「印度館」に移る。
日本人町の熊野権現で、スサノオたちと新年を祝っているとサラスワティが現れる。
トンドに来たギリムイ姫からタミーの活躍を聞いて喜び、ホアカリから伊勢津姫の事を聞く。
シンシンの兄弟子でシュミンジュンの孫のシュヨンカと出会う。
佐伯新十郎の船に乗ってパラワン島に行って、円通坊と会い、砂金採りをする。
琉球から戻ってきたユンヌ姫から、瀬織津姫が琉球の人で、垣花のお姫様だった事を聞く。
若ヌルたちがユンヌ姫の声を聞く事ができるようになったので喜ぶ。
四か月滞在したトンドを去り、ミャークの船と一緒にパティローマ島に行き、サングルミーの娘がいたので驚く。
パティローマ島からイシャナギ島に寄って、ミャークに戻り、与那覇勢頭の船と一緒に琉球に向かう。
無事に琉球に帰り、サハチにナーシルと世話になったクマラパを紹介して、メイユーの活躍を教える。
南の島から来た人たちを先導して首里グスクに行き、後の事は安須森ヌルに任せて、セーファウタキに行く。
セーファウタキで豊玉姫から瀬織津姫の事を聞き、玉グスクに行ってアマツヅウタキでお祈りをするが神様の声は聞こえない。
知念ヌルと波田真ヌルと会い、知念姫の勾玉を首に掛けて、知念グスクのウタキでお祈りすると瀬織津姫の妹の知念姫の声が聞こえる。
知念姫の子孫の馬天ヌルと瀬織津姫の子孫のヒューガの間に生まれたのがササだと知念姫は言って、ヤマトゥに行って姉に会って来いと言う。
浮島に行って、父のヒューガから祖母の事を聞き、祖母が生まれた阿波の大粟神社に行かなければならないと思う。
アンアンたちを連れて島添大里グスクに行って、サハチに瀬織津姫の事を話して、瀬織津姫が妹の知念姫を贈ったという勾玉を見せる。
南の島に行った5人の若ヌルとウニチル、カミー、ミワも連れ、ヤタルー師匠と喜屋武ヌル、飯篠修理亮とカナ、辰阿弥も連れて、愛洲ジルーの船に乗ってヤマトゥに行く。
八代の名和弾正の案内で阿蘇山に登るが阿蘇津姫の声は聞こえず、豊玉姫のお墓で玉依姫から、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいるだろうと教えてもらう。
上関で村上あやと再会して、一緒に那智の滝に行き、愛洲ジルーの知り合いの山伏、慶覚坊と会う。
慶覚坊の案内で天川の弁才天社に行き、サラスワティにそっくりな弁才天を見て感激し、役行者に声を掛けられて、マサキが身に付けている勾玉が、琉球に行った役行者が沢岻ヌルに贈ったものだとわかる。
ジルーの故郷に行って愛洲隼人に歓迎されるが、ジルーの妻と子に会ってしまい、後ろめたい気持ちになる。
ジルーの案内で伊勢の神宮に行くが、瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をする。
ジルーの船で沼津に行き、富士山の北側にある樹海の中に入って、瀬織津姫の声を聞く。
富士山の上に出ている満月を見つめながら、瀬織津姫は月の神様だったんだと思う。
精進湖のほとりで焚き火を囲んで酒盛りを始め、大噴火で犠牲になった生き物たちのために鎮魂の曲を吹く。
ササの曲を聴いて、立ち直った瀬織津姫が役行者と一緒に姿を現す。
わしらも仲間に入れろとスサノオの声がして、スサノオ、玉依姫、ホアカリ、トヨウケ姫、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、メイヤ姫も現れ、一緒に酒盛りを楽しむ。
瀬織津姫から富士山まで来たいきさつを聞き、娘の阿波津姫の事も聞く。
五ヶ所浦に戻り、村上あや、愛洲ジルーたちと別れて、覚林坊と一緒に京都に向かう。
山伏の道を通って無事に京都に着き、高橋殿の屋敷でタミー、ハマ、クルーと再会し、お忍びで来た御台所様と再会する。
高橋殿に頼んでお忍びの御台所様と一緒に広田神社参詣に出かける。
箕面の大滝で役行者から、元気になった瀬織津姫はスサノオと一緒にサラスワティに会いにクメール王国に行ったと聞き、広田神社の別宮、浜の南宮にトヨウケ姫が豊姫に贈った宝珠があるから見て行けと言われる。
広田神社の元宮で瀬織津姫の娘の武庫津姫の声を聞き、神呪寺の奥の院で真名井御前から瀬織津姫と空海の話を聞いて鎮魂の曲を吹く。
浜の南宮で秘宝の宝珠を拝み、兵庫の港から細川家の船に乗って阿波の国に行く。
八倉比売神社の奥の宮で豊玉姫の跡を継いだ玉依姫の次女、アイラ姫から若い頃のヒューガの事を聞き、大粟神社の近くにある祖母のお墓で祖母の声を聞く。
ヒューガに会いたいと言った祖母はユンヌ姫と一緒に琉球に行く。
大粟山の山頂で阿波津姫の声を聞いて、大三島にお酒好きな伊予津姫がいる事を聞き、帰りに会って行こうと思う。
トヨウケ姫からサルヒコが奈良の三輪山にいると聞いて、船に乗って住吉大社に行き、三輪山に向かう。
三輪山でサルヒコと会い、タミーの勾玉が、サルヒコがスクナヒコに贈った物だと聞いて驚く。
サルヒコからスクナヒコの事を聞き、琉球に帰ったら須久名森に行って、スクナヒコを探してお祀りすると約束する。
サルヒコから豊姫がアイラ姫の孫だと聞いて、近くにある豊姫のお墓に行って豊姫と会う。
生駒山に行き、生駒神社で瀬織津姫の孫の伊古麻津姫と会う。
琉球の交易船が兵庫に着いたとアキシノが知らせてくれたので、京都に帰り、交易船に乗って来た人たちと一緒に京都の町を行列して、御台所様に呼ばれて、将軍様の御所に滞在する。
一文字屋の船で京都を去り、因島で村上あやと再会して、あやの案内で大三島に行く。
大山積神社の大巫女ウキから、大三島でも瀬織津姫の名前が消された事を知り、ウキの案内で「入り日の滝」に行き、伊予津姫と会う。
シンシンの勾玉が、伊予津姫が娘の吉備津姫に贈った物だと知って驚き、アキシノもシンシンも伊予津姫の子孫だとわかる。
「入り日の滝」でお酒の用意をして、ササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、アキシノ、トヨウケ姫、アイラ姫、キキャ姫が現れ、若ヌルたちも皆、眠りに就く事なく、神様を見る事を許され、ウニチルとミワも神様の声が聞こえるようになる。
伊予津姫、安芸津姫、ミシマ姫、ムナカタ姫が現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきたと思ったら、スサノオ、瀬織津姫、サラスワティが現れ、酒盛りを楽しむ。
対馬に来た愛洲ジルーと再会を喜び、愛洲ジルーの船の乗って琉球に帰る。
愛洲ジルーの船に乗って奄美大島沖を南下していた時、奥間が燃えている情景を目にして驚く。
交易船と愛洲ジルーの船を奥間沖に泊め、小舟に乗って辺土名に上陸して、奥間ヌルとウニタキに会う。
具合の悪そうな年寄りと幼い子供たちを交易船と愛洲ジルーの船に乗せて首里に向かう。
浮島に着き、マチルギと一緒に李芸の歓迎の宴の準備を手伝い、サハチたちに旅の話を聞かせる。
アキシノからシジマがアキシノの子孫で、今の志慶真ヌルが病気なので、亡くなってから志慶真ヌルを継げばいいと言われて驚く。
アキシノからマチルギがアキシノの子孫だと聞いて驚く。
浮島から首里に行進し、タミーと一緒に須久名森に行き、スクニヤ姫とスクナヒコと会う。
セーファウタキに行って豊玉姫から瀬織津姫を連れて来てくれたお礼を言われ、スクナヒコの事を聞く。
タミーがイリヌムイで儀式を行ない、豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。
知念グスクに行き、知念姫から姉と会えた事へのお礼を言われ、借りていた勾玉を知念ヌルに返す。
瀬織津姫から玉グスクに来てくれと言われ、玉グスクのアマツヅウタキでお祈りすると、瀬織津姫からお礼として勾玉を贈ると言われ、ウタキの中から瀬織津姫の勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がる。
瀬織津姫から須久名森でササの笛を吹いてと言われ、須久名森に登って、安須森ヌルと一緒に鎮魂の曲を吹くとサラスワティのヴィーナが加わって、スクナヒコの深い心の傷を癒やす。
島添大里グスクに行き、ヌルの修行をしているシジマと会い、一緒に志慶真村に行こうと言う。
首里の「まるずや」の幹部会議に出て、本物のクーイヌルはナナだと言う。
ウニタキに土産の琵琶を贈り、ウニタキが琵琶を弾いて気に入ってくれたので喜ぶ。
島添大里グスクに行き、マユとウニチルと別れて、与那原グスクに帰る。
若ヌルたちを連れて沢岻に行き、沢岻ヌルからシネリキヨの事を聞き、マサキがシネリキヨの子孫で、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だと聞く。
沢岻大主の娘キラを弟子にして、中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡って、美浜ヌルと比嘉ヌルと会う。
美浜ヌルと比嘉ヌルからアマミキヨとシネリキヨの事を聞き、比嘉のアマミキヨのウタキで知念姫の孫娘、美浜姫の声を聞く。
中グスクヌルと勝連若ヌルを弟子に加えて、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
タマがヤンバルのスムチナムイのウタキに行って、シネリキヨの神様から聞いた話をタマから聞く。
アビーというシネリキヨの神様が中山王の兵に襲いかかるから止めなければならないとタマが言うので、人間の戦に神様たちを関わらせてはならないと思う。
タマを連れて宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥを宇座ヌルにするために弟子に加える。
酔っ払ったタマが、わたしのマレビト神は島添大里按司だと言ったので驚く。
アキシノと豊玉姫が対立しなくてよかったと安心したが、琉球を統一するには、シネリキヨの神様も味方につけなければならないと気づき、アマミキヨのサハチとシネリキヨのタマが結ばれるのもいいかもしれないと思う。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスクに帰り、首里グスク内のキーヌウチに行き、真玉添姫からシネリキヨの事を聞き、シネリキヨの神様がコモキナという名の女神だと教えてもらう。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナと会い、イナから娘のカユの事を聞く。
初代今帰仁ヌルのアキシノが弓矢の名人だったとイナから聞いて驚くが、アキシノの娘の勢理客ヌルが武芸の名人なのも、アキシノの子孫のマチルギが武芸の名人で女子サムレーを作ったのも納得できると思う。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだった事を知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒にササの弟子になった4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋、百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎されるが、平久保按司を警戒して、ナナと一緒に寝ずの番をする。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、ウムトゥ姫とノーラ姫、ノーラ姫の子供たち、スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、異国の神様たちと酒盛りを楽しむ。
名蔵でブナシルの娘ミッチェと会い、一緒にシィサスオン(白石御嶽)とミズシオン(水瀬御嶽)に行く。
ヤラブダギに登り、サラスワティからアマンの国が沈んだと聞いて驚く。
ヤキー退治でスサノオが倒れた事をササから聞いて、一緒にナルンガーラに行き、ミッチェに酒の入った瓢箪を渡す。
スサノオが快復した後、ミッチェの父親の富崎按司と会い、タキドゥン島(竹富島)に行ってタキドゥンと会う。
クン島(西表島)のユーツンに着いて、クンダギ(古見岳)に登って、イリウムトゥ姫と会う。
ユーツンの若者たちを鍛え、ドゥナン島(与那国島)に向かう。
ドゥナン島で苗代大親の娘ナーシルと会い、サンアイ村に行く。
サンアイ村からドゥナンバラ村に行き、ヤラブダギに登って、ユウナ姫と会う。
ダティグ村に行き、ダティグチディに登って、メイヤ姫と会う。
ナウンニ村、ダンヌ村に行く。
クブラ村に行き、ミミシウガンでクブラ姫と会い、南遊斎からターカウの話を聞き、メイユーがターカウに来ていたと聞いて驚く。
ササと愛洲ジルー、ミッチェとガンジューを祝福して、ドゥナン島からターカウに向かう。
ターカウでキクチ殿に歓迎され、ササを訪ねて来たトンドの王女アンアンと会う。
ターカウの熊野権現で五峰尼と会い、阿蘇津姫の事を聞く。
ターカウの唐人町の天妃宮にメイユーが神様として祀ってあったので驚く。
マカタオ族の首長のパランと会って、遙か昔の話を聞き、アマンの人たちもこの島から行ったのだろうかと思う。
松景寺の慶真和尚からメイユーの活躍を聞いて驚く。
慶真和尚が連れて行った遊女屋で、女将をやっている女海賊ヂャンジャランと会う。
慶真和尚とクマラパを遊女屋に置いて宮殿に帰り、アンアンの兄の太守が開いてくれた歓迎の宴でトンドの料理を御馳走になる。
ミッチェと一緒に日本人町の南光院に行って、娘たちに剣術の指導をする。
ターカウからトンドに行き、トンド王に歓迎される。
ユンヌ姫から海賊チェンジォンジーがササたちの船を狙っていると知らされ、船に戻って待ち伏せをして敵を倒す。
チェンジォンジーの隠れ家に行くと、ヂャンジャランによってチェンジォンジーは殺されている。
「宮古館」に行って、マフニ、上比屋のツキミガ、来間島のインミガと再会し、日本人町で太守を務める南遊斎の息子に歓迎される。
宮殿の中の御殿から「印度館」に移る。
日本人町の熊野権現で、スサノオたちと新年を祝っているとサラスワティが現れる。
印度館で娘たちに武当拳の指導をしていたら、兄弟子のシュヨンカが現れたので驚き、さらに、シュヨンカがシュミンジュンの孫だと知って驚く。
佐伯新十郎の船に乗ってパラワン島に行って、円通坊と会い、砂金採りをする。
琉球から戻ってきたユンヌ姫から、瀬織津姫が琉球の人で、垣花のお姫様だった事を聞く。
若ヌルたちがユンヌ姫の声を聞く事ができるようになったので喜ぶ。
四か月滞在したトンドを去り、ミャークの船と一緒にパティローマ島に行き、サングルミーの娘がいたので驚く。
パティローマ島からイシャナギ島に寄って、ミャークに戻り、与那覇勢頭の船と一緒に琉球に向かう。
無事に琉球に帰り、出迎えてくれたシラーと再会を喜ぶ。
南の島から来た人たちを先導して首里グスクに行き、後の事は安須森ヌルに任せて、ササと一緒にセーファウタキに行く。
セーファウタキで豊玉姫から瀬織津姫の事を聞き、玉グスクに行ってアマツヅウタキでお祈りをするが神様の声は聞こえない。
知念ヌルと波田真ヌルと会い、ササが知念姫の勾玉を首に掛けて、知念グスクのウタキでお祈りすると、ササだけが瀬織津姫の妹の知念姫の声を聞く。
ササの会話を聞いて、ササの父親の母親が瀬織津姫の子孫らしいとわかって、驚きを超えて呆然となる。
浮島に行って、ヒューガからササの祖母の事を聞く。
8人の若ヌルたちを連れてヤマトゥ旅に出る。
八代の名和弾正の案内で阿蘇山に登るが阿蘇津姫の声は聞こえず、豊玉姫のお墓で玉依姫から、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいるだろうと教えてもらう。
上関で村上あやと再会して、一緒に那智の滝に行き、愛洲ジルーの知り合いの山伏、慶覚坊と会う。
慶覚坊の案内で天川の弁才天社に行き、サラスワティにそっくりな弁才天を見て感激し、役行者に声を掛けられて、マサキが身に付けている勾玉が、琉球に行った役行者が沢岻ヌルに贈ったものだとわかる。
ジルーの故郷に行って愛洲隼人に歓迎され、ジルーの案内で伊勢の神宮に行くが、瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をする。
ジルーの船で沼津に行き、富士山の北側にある樹海の中に入って、瀬織津姫の声を聞く。
精進湖のほとりで焚き火を囲んで酒盛りを始め、大噴火で犠牲になった生き物たちのためにササが鎮魂の曲を吹く。
ササの曲を聴いて、立ち直った瀬織津姫が役行者と一緒に姿を現す。
わしらも仲間に入れろとスサノオの声がして、スサノオ、玉依姫、ホアカリ、トヨウケ姫、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、メイヤ姫も現れ、一緒に酒盛りを楽しむ。
瀬織津姫から富士山まで来たいきさつを聞き、秦の国から来た徐福の事も聞く。
五ヶ所浦に戻り、村上あや、愛洲ジルーたちと別れて、覚林坊と一緒に京都に向かう。
山伏の道を通って無事に京都に着き、高橋殿の屋敷でタミー、ハマ、クルーと再会し、お忍びで来た御台所様と再会する。
高橋殿とお忍びの御台所様と一緒に広田神社参詣に出かける。
箕面の大滝で役行者から、元気になった瀬織津姫はスサノオと一緒にサラスワティに会いにクメール王国に行ったと聞き、広田神社の別宮、浜の南宮にトヨウケ姫が豊姫に贈った宝珠があるから見て行けと言われる。
広田神社の元宮で瀬織津姫の娘の武庫津姫の声を聞き、神呪寺の奥の院で真名井御前から瀬織津姫と空海の話を聞いて、ササが鎮魂の曲を吹く。
浜の南宮で秘宝の宝珠を拝み、兵庫の港から細川家の船に乗って阿波の国に行く。
八倉比売神社の奥の宮で豊玉姫の跡を継いだ玉依姫の次女、アイラ姫から若い頃のヒューガの事を聞き、大粟神社に行き、大粟山の山頂で阿波津姫から大三島の伊予津姫の事を聞く。
トヨウケ姫からサルヒコが奈良の三輪山にいると聞いて、船に乗って住吉大社に行き、三輪山に向かう。
三輪山でサルヒコと会い、タミーの勾玉が、サルヒコがスクナヒコに贈った物だと聞いて驚く。
サルヒコからスクナヒコの事を聞き、豊姫がアイラ姫の孫だと聞いて、近くにある豊姫のお墓に行って豊姫と会う。
生駒山に行き、生駒神社で瀬織津姫の孫の伊古麻津姫と会う。
琉球の交易船が兵庫に着いたとアキシノが知らせてくれたので、京都に帰り、交易船に乗って来た人たちと一緒に京都の町を行列して、御台所様に呼ばれて、将軍様の御所に滞在する。
一文字屋の船で京都を去り、因島で村上あやと再会して、あやの案内で大三島に行く。
大山積神社の大巫女ウキから、大三島でも瀬織津姫の名前が消された事を知り、ウキの案内で「入り日の滝」に行き、伊予津姫と会う。
身に付けている青い勾玉が、伊予津姫が娘の吉備津姫に贈った物だと知って驚く。
琉球に行ったきり遭難してしまった吉備津姫は楚の国に行って子孫を残し、シンシンは吉備津姫の子孫だと伊予津姫に言われて、頭の中は混乱していたが、琉球に行ったのも、ササと一緒に神様の事を調べたのも、すべて、神様に導かれた運命だったのだと思う。
「入り日の滝」でお酒の用意をして、ササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、アキシノ、トヨウケ姫、アイラ姫、キキャ姫が現れ、若ヌルたちも皆、眠りに就く事なく、神様を見る事を許され、ウニチルとミワも神様の声が聞こえるようになる。
伊予津姫、安芸津姫、ミシマ姫、ムナカタ姫が現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきたと思ったら、スサノオ、瀬織津姫、サラスワティが現れ、酒盛りを楽しむ。
対馬に来た愛洲ジルーたちと再会を喜び、愛洲ジルーの船の乗って琉球に帰る。
交易船と愛洲ジルーの船を奥間沖に泊め、小舟に乗って辺土名に上陸して、奥間ヌルとウニタキに会う。
具合の悪そうな年寄りと幼い子供たちを交易船と愛洲ジルーの船に乗せて首里に向かう。
浮島に着き、マチルギと一緒に李芸の歓迎の宴の準備を手伝い、サハチたちに旅の話を聞かせる。
アキシノからシジマがアキシノの子孫で、今の志慶真ヌルが病気なので、亡くなってから志慶真ヌルを継げばいいと言われて驚く。
アキシノからマチルギがアキシノの子孫だと聞いて驚く。
浮島から首里に行進し、ササとタミーと一緒に須久名森に行き、スクニヤ姫とスクナヒコと会う。
セーファウタキに行って豊玉姫からスクナヒコの事を聞き、タミーがイリヌムイで儀式を行ない、豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。
知念グスクに行き、知念姫から姉と会えた事へのお礼を言われ、ササが借りていた勾玉を知念ヌルに返す。
瀬織津姫から玉グスクに来てくれと言われ、玉グスクのアマツヅウタキでお祈りすると、ウタキの中から瀬織津姫の勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がったので驚く。
瀬織津姫から須久名森でササの笛を吹いてと言われ、須久名森に登って、ササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くとサラスワティのヴィーナが加わって、スクナヒコの深い心の傷を癒やす。
島添大里グスクに行き、ヌルの修行をしているシジマと会い、一緒に志慶真村に行こうとササが言う。
首里の幹部会議に出たササが島添大里グスクに戻って来て、マユとウニチルと別れて、与那原グスクに帰る。
与那原に来たシラーとの再会を喜ぶ。
若ヌルたちを連れて沢岻に行き、沢岻ヌルからシネリキヨの事を聞き、マサキがシネリキヨの子孫で、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だと聞く。
沢岻大主の娘キラを弟子にして、中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡って、美浜ヌルと比嘉ヌルと会う。
美浜ヌルと比嘉ヌルからアマミキヨとシネリキヨの事を聞き、比嘉のアマミキヨのウタキで知念姫の孫娘、美浜姫の声を聞く。
中グスクヌルと勝連若ヌルをササの弟子に加えて、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
タマがヤンバルのスムチナムイのウタキに行って、シネリキヨの神様から聞いた話をタマから聞く。
アビーというシネリキヨの神様が中山王の兵に襲いかかるから止めなければならないとタマが言うので、人間の戦に神様たちを関わらせてはならないとササが言う。
タマを連れて宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥを宇座ヌルにするためにササの弟子に加える。
酔っ払ったタマが、わたしのマレビト神は島添大里按司だと言ったので驚く。
アキシノと豊玉姫が対立しなくてよかったと安心したけど、琉球を統一するには、シネリキヨの神様も味方につけなければならないので、アマミキヨのサハチとシネリキヨのタマが結ばれるのもいいかもしれないとササが言う。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスクに帰り、首里グスク内のキーヌウチに行き、真玉添姫からシネリキヨの事を聞き、シネリキヨの神様がコモキナという名の女神だと教えてもらう。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナと会い、イナから娘のカユの事を聞く。
初代今帰仁ヌルのアキシノが弓矢の名人だったとイナから聞いて驚くが、アキシノの娘の勢理客ヌルが武芸の名人なのも、アキシノの子孫のマチルギが武芸の名人で女子サムレーを作ったのも納得できると思う。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
漢城府に来たサハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒にヤマトゥに行き、京都で御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、平家の残党がミャークまで来ていたのに驚く。
ササと一緒に百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。
多良間島の女按司の夫がターカウから来たヤマトゥンチュだったので驚く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎されるが、平久保按司を警戒して、シンシンと一緒に寝ずの番をする。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、ウムトゥ姫とノーラ姫、ノーラ姫の子供たち、スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、異国の神様たちと酒盛りを楽しむ。
名蔵でブナシルの娘ミッチェと会い、一緒にシィサスオン(白石御嶽)とミズシオン(水瀬御嶽)に行く。
ヤラブダギに登り、サラスワティからアマンの国が沈んだと聞いて驚く。
ヤキー退治でスサノオが倒れた事をササから聞いて、一緒にナルンガーラに行き、シンシンと一緒にマッサビの屋敷で待つ。
スサノオが快復した後、ミッチェの父親の富崎按司と会い、タキドゥン島(竹富島)に行ってタキドゥンと会う。
クン島(西表島)のユーツンに着いて、クンダギ(古見岳)に登って、イリウムトゥ姫と会う。
ユーツンの若者たちを鍛え、ドゥナン島(与那国島)に向かう。
ドゥナン島で苗代大親の娘ナーシルと会い、サンアイ村に行く。
サンアイ村からドゥナンバラ村に行き、ヤラブダギに登って、ユウナ姫と会う。
ダティグ村に行き、ダティグチディに登って、メイヤ姫と会う。
ナウンニ村、ダンヌ村に行く。
クブラ村に行き、ミミシウガンでクブラ姫と会い、南遊斎からターカウの話を聞き、メイユーがターカウに来ていたと聞いて驚く。
ササと愛洲ジルー、ミッチェとガンジューを祝福して、ドゥナン島からターカウに向かう。
ターカウでキクチ殿に歓迎され、キクチ殿が父親の次郎左衛門を知っていたので驚く。
ササを訪ねて来たトンドの王女アンアンと会い、熊野権現で五峰尼から阿蘇津姫の事を聞く。
ターカウの唐人町の天妃宮にメイユーが神様として祀ってあったので驚く。
マカタオ族の首長のパランと会って、遙か昔の話を聞き、アマンの人たちもこの島から行ったのだろうかと思う。
松景寺の慶真和尚からメイユーの活躍を聞いて驚く。
慶真和尚が連れて行った遊女屋で、女将をやっている女海賊ヂャンジャランと会う。
慶真和尚とクマラパを遊女屋に置いて宮殿に帰り、アンアンの兄の太守が開いてくれた歓迎の宴でトンドの料理を御馳走になる。
ミッチェと一緒に日本人町の南光院に行って、娘たちに剣術の指導をする。
ターカウからトンドに行き、トンド王に歓迎される。
ユンヌ姫から海賊チェンジォンジーがササたちの船を狙っていると知らされ、船に戻って待ち伏せをして敵を倒す。
チェンジォンジーの隠れ家に行くと、ヂャンジャランによってチェンジォンジーは殺されている。
「宮古館」に行って、マフニ、上比屋のツキミガ、来間島のインミガと再会し、日本人町で太守を務める南遊斎の息子に歓迎される。
宮殿の中の御殿から「印度館」に移る。
日本人町の熊野権現で、スサノオたちと新年を祝っているとサラスワティが現れる。
シンシンの兄弟子でシュミンジュンの孫のシュヨンカと出会う。
佐伯新十郎の船に乗ってパラワン島に行って、円通坊と会い、砂金採りをする。
琉球から戻ってきたユンヌ姫から、瀬織津姫が琉球の人で、垣花のお姫様だった事を聞く。
若ヌルたちがユンヌ姫の声を聞く事ができるようになったので喜ぶ。
四か月滞在したトンドを去り、ミャークの船と一緒にパティローマ島に行き、サングルミーの娘がいたので驚く。
パティローマ島からイシャナギ島に寄って、ミャークに戻り、与那覇勢頭の船と一緒に琉球に向かう。
無事に琉球に帰り、出迎えてくれたサタルーと再会を喜ぶ。
南の島から来た人たちを先導して首里グスクに行き、後の事は安須森ヌルに任せて、ササと一緒にセーファウタキに行く。
セーファウタキで豊玉姫から瀬織津姫の事を聞き、玉グスクに行ってアマツヅウタキでお祈りをするが神様の声は聞こえない。
知念ヌルと波田真ヌルと会い、ササが知念姫の勾玉を首に掛けて、知念グスクのウタキでお祈りするとササだけが瀬織津姫の妹の知念姫の声を聞く。
ササの会話を聞いて、ササの父親の母親が瀬織津姫の子孫らしいとわかって、驚きを超えて呆然となる。
浮島に行って、ヒューガからササの祖母の事を聞く。
8人の若ヌルたちを連れてヤマトゥ旅に出る。
八代の名和弾正の案内で阿蘇山に登るが阿蘇津姫の声は聞こえず、豊玉姫のお墓で玉依姫から、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいるだろうと教えてもらう。
上関で村上あやと再会して、一緒に那智の滝に行き、愛洲ジルーの知り合いの山伏、慶覚坊と会う。
慶覚坊の案内で天川の弁才天社に行き、サラスワティにそっくりな弁才天を見て感激し、役行者に声を掛けられて、マサキが身に付けている勾玉が、琉球に行った役行者が沢岻ヌルに贈ったものだとわかる。
ジルーの故郷に行って愛洲隼人に歓迎され、ジルーの案内で伊勢の神宮に行くが、瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をする。
ジルーの船で沼津に行き、富士山の北側にある樹海の中に入って、瀬織津姫の声を聞く。
精進湖のほとりで焚き火を囲んで酒盛りを始め、大噴火で犠牲になった生き物たちのためにササが鎮魂の曲を吹く。
ササの曲を聴いて、立ち直った瀬織津姫が役行者と一緒に姿を現す。
わしらも仲間に入れろとスサノオの声がして、スサノオ、玉依姫、ホアカリ、トヨウケ姫、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、メイヤ姫も現れ、一緒に酒盛りを楽しむ。
瀬織津姫から富士山まで来たいきさつを聞く。
五ヶ所浦に戻り、村上あや、愛洲ジルーたちと別れて、覚林坊と一緒に京都に向かう。
山伏の道を通って無事に京都に着き、高橋殿の屋敷でタミー、ハマ、クルーと再会し、お忍びで来た御台所様と再会する。
高橋殿とお忍びの御台所様と一緒に広田神社参詣に出かける。
箕面の大滝で役行者から、元気になった瀬織津姫はスサノオと一緒にサラスワティに会いにクメール王国に行ったと聞き、広田神社の別宮、浜の南宮にトヨウケ姫が豊姫に贈った宝珠があるから見て行けと言われる。
広田神社の元宮で瀬織津姫の娘の武庫津姫の声を聞き、神呪寺の奥の院で真名井御前から瀬織津姫と空海の話を聞いて、ササが鎮魂の曲を吹く。
浜の南宮で秘宝の宝珠を拝み、兵庫の港から細川家の船に乗って阿波の国に行く。
八倉比売神社の奥の宮で豊玉姫の跡を継いだ玉依姫の次女、アイラ姫から若い頃のヒューガの事を聞き、大粟神社に行き、大粟山の山頂で阿波津姫から大三島の伊予津姫の事を聞く。
トヨウケ姫からサルヒコが奈良の三輪山にいると聞いて、船に乗って住吉大社に行き、三輪山に向かう。
三輪山でサルヒコと会い、タミーの勾玉が、サルヒコがスクナヒコに贈った物だと聞いて驚く。
サルヒコからスクナヒコの事を聞き、豊姫がアイラ姫の孫だと聞いて、近くにある豊姫のお墓に行って豊姫と会う。
生駒山に行き、生駒神社で瀬織津姫の孫の伊古麻津姫と会う。
琉球の交易船が兵庫に着いたとアキシノが知らせてくれたので、京都に帰り、交易船に乗って来た人たちと一緒に京都の町を行列して、御台所様に呼ばれて、将軍様の御所に滞在する。
一文字屋の船で京都を去り、因島で村上あやと再会して、あやの案内で大三島に行く。
大山積神社の大巫女ウキから、大三島でも瀬織津姫の名前が消された事を知り、ウキの案内で「入り日の滝」に行き、伊予津姫と会う。
シンシンの勾玉が、伊予津姫が娘の吉備津姫に贈った物だと知って驚き、アキシノもシンシンも伊予津姫の子孫だとわかる。
「入り日の滝」でお酒の用意をして、ササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、アキシノ、トヨウケ姫、アイラ姫、キキャ姫が現れ、若ヌルたちも皆、眠りに就く事なく、神様を見る事を許され、ウニチルとミワも神様の声が聞こえるようになる。
伊予津姫、安芸津姫、ミシマ姫、ムナカタ姫が現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきたと思ったら、スサノオ、瀬織津姫、サラスワティが現れ、酒盛りを楽しむ。
対馬に来た愛洲ジルーたちと再会を喜び、愛洲ジルーの船の乗って琉球に帰る。
奄美大島沖を南下していた時、奥間が燃えている情景をササが目にして、サタルーの事を心配する。
愛洲ジルーの船を奥間沖に泊め、小舟に乗って辺土名に上陸して、ウニタキからサタルーの無事を聞いて安心する。
具合の悪そうな年寄りと幼い子供たちを交易船と愛洲ジルーの船に乗せて首里に向かう。
浮島に着き、マチルギと一緒に李芸の歓迎の宴の準備を手伝い、サハチたちに旅の話を聞かせる。
アキシノからシジマがアキシノの子孫で、今の志慶真ヌルが病気なので、亡くなってから志慶真ヌルを継げばいいと言われて驚く。
アキシノからマチルギがアキシノの子孫だと聞いて驚く。
浮島から首里に行進し、ササとタミーと一緒に須久名森に行き、スクニヤ姫とスクナヒコと会う。
セーファウタキに行って豊玉姫からスクナヒコの事を聞き、タミーがイリヌムイで儀式を行ない、豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。
知念グスクに行き、知念姫から姉と会えた事へのお礼を言われ、ササが借りていた勾玉を知念ヌルに返す。
瀬織津姫から玉グスクに来てくれと言われ、玉グスクのアマツヅウタキでお祈りすると、ウタキの中から瀬織津姫の勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がったので驚く。
瀬織津姫から須久名森でササの笛を吹いてと言われ、須久名森に登って、ササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くとサラスワティのヴィーナが加わって、スクナヒコの深い心の傷を癒やす。
島添大里グスクに行き、ヌルの修行をしているシジマと会い、一緒に志慶真村に行こうとササが言う。
首里の幹部会議に出たササがサタルーを連れて島添大里グスクに戻って来て、サタルーとの再会を喜び、サタルーも連れて与那原グスクに帰る。
若ヌルたちを連れて沢岻に行き、沢岻ヌルからシネリキヨの事を聞き、マサキがシネリキヨの子孫で、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だと聞く。
沢岻大主の娘キラがササの弟子になり、中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡って、美浜ヌルと比嘉ヌルと会う。
美浜ヌルと比嘉ヌルからアマミキヨとシネリキヨの事を聞き、比嘉のアマミキヨのウタキで知念姫の孫娘、美浜姫の声を聞く。
中グスクヌルと勝連若ヌルをササの弟子に加えて、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
タマがヤンバルのスムチナムイのウタキに行って、シネリキヨの神様から聞いた話をタマから聞く。
アビーというシネリキヨの神様が中山王の兵に襲いかかるから止めなければならないとタマが言うので、人間の戦に神様たちを関わらせてはならないとササが言う。
タマを連れて宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥを宇座ヌルにするためにササの弟子に加える。
酔っ払ったタマが、わたしのマレビト神は島添大里按司だと言ったので驚く。
アキシノと豊玉姫が対立しなくてよかったと安心したけど、琉球を統一するには、シネリキヨの神様も味方につけなければならないので、アマミキヨのサハチとシネリキヨのタマが結ばれるのもいいかもしれないとササが言う。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスクに帰り、首里グスク内のキーヌウチに行き、真玉添姫からシネリキヨの事を聞き、シネリキヨの神様がコモキナという名の女神だと教えてもらう。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナと会い、イナから娘のカユの事を聞く。
初代今帰仁ヌルのアキシノが弓矢の名人だったとイナから聞いて驚くが、アキシノの娘の勢理客ヌルが武芸の名人なのも、アキシノの子孫のマチルギが武芸の名人で女子サムレーを作ったのも納得できると思う。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
安須森ヌルに従い、愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ササの弟子たちとマユの面倒を見る。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教え、愛洲ジルーと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したのを見て、感激する。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。
名蔵に行き、ササたちがウタキを巡っている時、若ヌルたちの面倒を見ている。
ササたちと一緒にヤラブダギに登り、サラスワティからアマンの国が沈んだと聞いて驚く。
ササたちと一緒にミッチェの父親の富崎按司と会い、タキドゥン島に行く。
クン島(西表島)のユーツンに着いて、クンダギ(古見岳)に登って、イリウムトゥ姫と会う。
ユーツンの娘たちを鍛え、ドゥナン島(与那国島)に行く。
サンアイ村からドゥナンバラ村に行き、ヤラブダギに登って、ユウナ姫と会う。
ダティグ村に行き、ダティグチディに登って、メイヤ姫と会う。
ナウンニ村、ダンヌ村に行く。
クブラ村に行き、ミミシウガンでクブラ姫と会う。
ササと愛洲ジルー、ミッチェとガンジューを祝福して、ドゥナン島からターカウに行く。
アンアンの兄の太守の宮殿に行き、太守が開いてくれた歓迎の宴でトンドの料理を御馳走になる。
ミッチェと一緒に日本人町の南光院に行って、娘たちに剣術の指導をする。
ターカウからトンドに行き、トンド王に歓迎される。
「宮古館」に行って、マフニ、来間島のインミガと再会し、日本人町で太守を務める南遊斎の息子に歓迎される。
佐伯新十郎の船に乗ってパラワン島に行って、円通坊と会い、砂金採りをする。
琉球から戻ってきたユンヌ姫から、瀬織津姫が琉球の人で、垣花のお姫様だった事を聞く。
若ヌルたちがユンヌ姫の声を聞く事ができるようになったので喜ぶ。
四か月滞在したトンドを去り、ミャークの船と一緒にパティローマ島に行く。
パティローマ島からイシャナギ島に行き、ミャークから琉球に帰る。
自分を出迎えてくれる人なんかいないと思っていたら、サキチが出迎えてくれたので、嬉しくて頭の中が真っ白になる。
サキチと一緒にどこかに行く。
サキチと一緒に奥間に行っていて、ミワを連れて島添大里グスクに帰る。
8人の若ヌルの面倒を見るため、ササたちと一緒にヤマトゥに行く。
八代の名和弾正の案内で阿蘇山に登るが阿蘇津姫の声は聞こえず、豊玉姫のお墓で玉依姫から、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいるだろうと教えてもらう。
上関で村上あやと会い、一緒に那智の滝に行き、愛洲ジルーの知り合いの山伏、慶覚坊と会う。
慶覚坊の案内で天川の弁才天社に行き、サラスワティにそっくりな弁才天を見て感激し、役行者に声を掛けられて、マサキが身に付けている勾玉が、琉球に行った役行者が沢岻ヌルに贈ったものだとわかる。
ジルーの故郷に行って愛洲隼人に歓迎され、ジルーの案内で伊勢の神宮に行くが、瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をする。
ジルーの船で沼津に行き、富士山の北側にある樹海の中に入って、瀬織津姫の声を聞く。
精進湖のほとりで焚き火を囲んで酒盛りを始め、大噴火で犠牲になった生き物たちのためにササが鎮魂の曲を吹く。
ササの曲を聴いて、立ち直った瀬織津姫が役行者と一緒にササたちの前に姿を現す。
わしらも仲間に入れろとスサノオの声がして、スサノオ、玉依姫、ホアカリ、トヨウケ姫、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、メイヤ姫も現れ、一緒に酒盛りを楽しむ。
ササたちは瀬織津姫から富士山まで来たいきさつを聞く。
五ヶ所浦に戻り、村上あや、愛洲ジルーたちと別れて、覚林坊と一緒に京都に向かう。
山伏の道を通って無事に京都に着き、高橋殿の屋敷でタミー、ハマ、クルーと会い、お忍びで来た御台所様とササが仲がいいのを見て驚く。
高橋殿とお忍びの御台所様と一緒に広田神社参詣に出かける。
箕面の大滝で役行者から、元気になった瀬織津姫はスサノオと一緒にサラスワティに会いにクメール王国に行ったと聞き、広田神社の別宮、浜の南宮にトヨウケ姫が豊姫に贈った宝珠があるから見て行けと言われる。
広田神社で御馳走になった昼食で酔っ払ってしまった若ヌルたちと一緒に客殿に残る。
浜の南宮で秘宝の宝珠を拝み、兵庫の港から細川家の船に乗って阿波の国に行く。
八倉比売神社の奥の宮で豊玉姫の跡を継いだ玉依姫の次女、アイラ姫から若い頃のヒューガの事を聞き、大粟神社に行き、大粟山の山頂で阿波津姫から大三島の伊予津姫の事を聞く。
トヨウケ姫からサルヒコが奈良の三輪山にいると聞いて、船に乗って住吉大社に行き、三輪山に向かう。
三輪山でサルヒコと会い、タミーの勾玉が、サルヒコがスクナヒコに贈った物だと聞いて驚く。
サルヒコからスクナヒコの事を聞き、豊姫がアイラ姫の孫だと聞いて、近くにある豊姫のお墓に行って豊姫と会う。
生駒山に行き、生駒神社で瀬織津姫の孫の伊古麻津姫と会う。
琉球の交易船が兵庫に着いたとアキシノが知らせてくれたので、京都に帰り、交易船に乗って来た人たちと一緒に京都の町を行列して、若ヌルたちと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
一文字屋の船で京都を去り、因島で村上あやと再会して、あやの案内で大三島に行く。
大山積神社の大巫女ウキから、大三島でも瀬織津姫の名前が消された事を知り、ウキの案内で「入り日の滝」に行き、伊予津姫と会う。
シンシンの勾玉が、伊予津姫が娘の吉備津姫に贈った物だと知って驚き、アキシノもシンシンも伊予津姫の子孫だとわかる。
「入り日の滝」でお酒の用意をして、ササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、アキシノ、トヨウケ姫、アイラ姫、キキャ姫が現れ、若ヌルたちも皆、眠りに就く事なく、神様を見る事を許され、ウニチルとミワも神様の声が聞こえるようになる。
伊予津姫、安芸津姫、ミシマ姫、ムナカタ姫が現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきたと思ったら、スサノオ、瀬織津姫、サラスワティが現れ、酒盛りを楽しむ。
対馬に来た愛洲ジルーたちと再会を喜び、愛洲ジルーの船の乗って琉球に帰る。
奥間に寄って具合の悪そうな年寄りと幼い子供たちを愛洲ジルーの船に乗せて首里に向かう。
浮島に着き、マチルギと一緒に李芸の歓迎の宴の準備を手伝い、サハチたちに旅の話を聞かせる。
浮島から首里に行進し、ササたちと一緒に若ヌルたちを連れて須久名森に行き、スクニヤ姫とスクナヒコと会う。
セーファウタキに行って豊玉姫からスクナヒコの事を聞き、タミーがイリヌムイで儀式を行ない、豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。
知念グスクに行き、知念姫から姉と会えた事へのお礼を言われ、ササが借りていた勾玉を知念ヌルに返す。
瀬織津姫から玉グスクに来てくれと言われ、玉グスクのアマツヅウタキでお祈りすると、ウタキの中から瀬織津姫の勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がったので驚く。
瀬織津姫から須久名森でササの笛を吹いてと言われ、須久名森に登って、ササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くとサラスワティのヴィーナが加わって、スクナヒコの深い心の傷を癒やす。
島添大里グスクに行くとサキチが待っていて、再会を喜ぶ。
マユとウニチルと別れて、若ヌルたちを連れてササと一緒に与那原グスクに行く。
ササと一緒に沢岻に行き、沢岻ヌルからシネリキヨの事を聞き、マサキがシネリキヨの子孫で、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だと聞く。
沢岻大主の娘キラがササの弟子になり、中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡る。
中グスクヌルと勝連若ヌルをササの弟子に加えて、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
タマを連れて宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥを宇座ヌルにするためにササの弟子に加える。
酔っ払ったタマが、わたしのマレビト神は島添大里按司だと言ったので驚く。
琉球を統一するには、シネリキヨの神様も味方につけなければならないので、アマミキヨのサハチとシネリキヨのタマが結ばれるのもいいかもしれないとササが言う。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスクに帰り、首里グスク内のキーヌウチに行き、真玉添姫からシネリキヨの事を聞く。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナと会い、イナから娘のカユの事を聞く。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現した時、眠りに就いて夢を見ている。
名蔵に行き、ササたちがウタキを巡っている時、武芸の稽古に励む。
ササたちと一緒にヤラブダギに登る。
ササたちと一緒にミッチェの父親の富崎按司と会い、タキドゥン島に行く。
クン島(西表島)のユーツンに着いて、ササたちと一緒にクンダギ(古見岳)に登る。
ドゥナン島(与那国島)に行き、サンアイ村、ドゥナンバラ村、ダティグ村、ナウンニ村、ダンヌ村、クブラ村と巡る。
ササと愛洲ジルーを祝福して、ドゥナン島からターカウに行く。
アンアンの兄の太守の宮殿に行き、太守が開いてくれた歓迎の宴でトンドの料理を御馳走になる。
玻名グスクヌルと一緒に日本人町の南光院に行って、娘たちと一緒に剣術の稽古に励む。
ターカウからトンドに行き、トンド王に歓迎される。
「宮古館」に行って、マフニ、来間島のインミガと再会し、日本人町で太守を務める南遊斎の息子に歓迎される。
佐伯新十郎の船に乗ってパラワン島に行って、円通坊と会い、砂金採りをする。
ユンヌ姫の声を聞く事ができるようになったので、神人になれたと飛び上がって喜ぶ。
四か月滞在したトンドを去り、ミャークの船と一緒にパティローマ島に行く。
パティローマ島からイシャナギ島に行き、ミャークから琉球に帰る。
出迎えてくれた父親との再会を喜ぶ。
ササたちと一緒にヤマトゥ旅に出る。
八代の名和弾正の案内で阿蘇山に登るが阿蘇津姫の声は聞こえず、豊玉姫のお墓で玉依姫から、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいるだろうと教えてもらう。
上関で村上あやと会い、一緒に那智の滝に行き、愛洲ジルーの知り合いの山伏、慶覚坊と会う。
慶覚坊の案内で天川の弁才天社に行き、サラスワティにそっくりな弁才天を見て感激し、役行者に声を掛けられて、マサキが身に付けている勾玉が、琉球に行った役行者が沢岻ヌルに贈ったものだとわかる。
ジルーの故郷に行って愛洲隼人に歓迎され、ジルーの案内で伊勢の神宮に行くが、瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をする。
ジルーの船で沼津に行き、富士山の北側にある樹海の中に入って、瀬織津姫の声を聞く。
精進湖のほとりで焚き火を囲んで酒盛りを始め、大噴火で犠牲になった生き物たちのためにササが鎮魂の曲を吹く。
ササの曲を聴いて、立ち直った瀬織津姫が役行者と一緒にササたちの前に姿を現すが、眠りに就いてしまう。
五ヶ所浦に戻り、村上あや、愛洲ジルーたちと別れて、覚林坊と一緒に京都に向かう。
山伏の道を通って無事に京都に着き、高橋殿の屋敷でタミー、ハマ、クルーと会い、お忍びで来た御台所様と会う。
高橋殿とお忍びの御台所様と一緒に広田神社参詣に出かける。
箕面の大滝で役行者から、元気になった瀬織津姫はスサノオと一緒にサラスワティに会いにクメール王国に行ったと聞き、広田神社の別宮、浜の南宮にトヨウケ姫が豊姫に贈った宝珠があるから見て行けと言われる。
広田神社で御馳走になった昼食で、お酒を飲んで酔っ払ってしまう。
浜の南宮で秘宝の宝珠を拝み、兵庫の港から細川家の船に乗って阿波の国に行く。
八倉比売神社の奥の宮で豊玉姫の跡を継いだ玉依姫の次女、アイラ姫から若い頃のヒューガの事を聞き、大粟神社に行き、大粟山の山頂で阿波津姫から大三島の伊予津姫の事を聞く。
船に乗って住吉大社に行き、三輪山に向かう。
三輪山でサルヒコと会い、サルヒコからスクナヒコの事を聞き、豊姫のお墓に行って豊姫と会う。
生駒山に行き、生駒神社で瀬織津姫の孫の伊古麻津姫と会う。
琉球の交易船が兵庫に着いたとアキシノが知らせてくれたので、京都に帰り、交易船に乗って来た人たちと一緒に京都の町を行列して、玻名グスクヌルと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
一文字屋の船で京都を去り、因島で村上あやと再会して、あやの案内で大三島に行く。
大山積神社の大巫女ウキの案内で「入り日の滝」に行き、伊予津姫と会う。
シンシンの勾玉が、伊予津姫が娘の吉備津姫に贈った物だと知って驚き、アキシノもシンシンも伊予津姫の子孫だとわかる。
「入り日の滝」でお酒の用意をして、ササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、アキシノ、トヨウケ姫、アイラ姫、キキャ姫が現れ、眠りに就く事なく、神様を見る事を許されたので喜ぶ。
伊予津姫、安芸津姫、ミシマ姫、ムナカタ姫が現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきたと思ったら、スサノオ、瀬織津姫、サラスワティが現れ、酒盛りを楽しむ。
対馬に来た愛洲ジルーたちと再会を喜び、愛洲ジルーの船の乗って琉球に帰る。
浮島に着き、マチルギと一緒に李芸の歓迎の宴の準備を手伝う。
浮島から首里に行進し、ササたちと一緒に須久名森に行き、スクニヤ姫とスクナヒコと会う。
セーファウタキに行って豊玉姫からスクナヒコの事を聞き、タミーがイリヌムイで儀式を行ない、豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。
知念グスクに行き、知念姫から姉と会えた事へのお礼を言われ、ササが借りていた勾玉を知念ヌルに返す。
瀬織津姫から玉グスクに来てくれと言われ、玉グスクのアマツヅウタキでお祈りすると、ウタキの中から瀬織津姫の勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がったので驚く。
瀬織津姫から須久名森でササの笛を吹いてと言われ、須久名森に登って、ササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くとサラスワティのヴィーナが加わって、スクナヒコの深い心の傷を癒やす。
島添大里グスクに行くと母のマカミーが待っていて、再会を喜ぶ。
マユとウニチルと別れて、ササと一緒に与那原グスクに帰る。
ササと一緒に沢岻に行き、沢岻ヌルからシネリキヨの事を聞き、マサキがシネリキヨの子孫で、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だと聞く。
沢岻大主の娘キラがササの弟子になり、中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡る。
中グスクヌルと勝連若ヌルがササの弟子になり、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
タマを連れて宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥが宇座ヌルになるためにササの弟子に加わる。
酔っ払ったタマが、わたしのマレビト神は島添大里按司だと言ったので驚く。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスクに帰り、首里グスク内のキーヌウチに行き、真玉添姫からシネリキヨの事を聞く。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナと会い、イナから娘のカユの事を聞く。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現した時、眠りに就いて夢を見ている。
名蔵に行き、ササたちがウタキを巡っている時、武芸の稽古に励む。
ササたちと一緒にヤラブダギに登る。
ササたちと一緒にミッチェの父親の富崎按司と会い、タキドゥン島に行く。
クン島(西表島)のユーツンに着いて、ササたちと一緒にクンダギ(古見岳)に登る。
ドゥナン島(与那国島)に行き、サンアイ村、ドゥナンバラ村、ダティグ村、ナウンニ村、ダンヌ村、クブラ村と巡る。
ササと愛洲ジルーを祝福して、ドゥナン島からターカウに行く。
アンアンの兄の太守の宮殿に行き、太守が開いてくれた歓迎の宴でトンドの料理を御馳走になる。
玻名グスクヌルと一緒に日本人町の南光院に行って、娘たちと一緒に剣術の稽古に励む。
ターカウからトンドに行き、トンド王に歓迎される。
「宮古館」に行って、マフニ、来間島のインミガと再会し、日本人町で太守を務める南遊斎の息子に歓迎される。
佐伯新十郎の船に乗ってパラワン島に行って、円通坊と会い、砂金採りをする。
ユンヌ姫の声を聞く事ができるようになったので、神人になれたと飛び上がって喜ぶ。
四か月滞在したトンドを去り、ミャークの船と一緒にパティローマ島に行く。
パティローマ島からイシャナギ島に行き、ミャークから琉球に帰る。
出迎えてくれた父親との再会を喜ぶ。
ササたちと一緒にヤマトゥ旅に出る。
八代の名和弾正の案内で阿蘇山に登るが阿蘇津姫の声は聞こえず、豊玉姫のお墓で玉依姫から、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいるだろうと教えてもらう。
上関で村上あやと会い、一緒に那智の滝に行き、愛洲ジルーの知り合いの山伏、慶覚坊と会う。
慶覚坊の案内で天川の弁才天社に行き、サラスワティにそっくりな弁才天を見て感激し、役行者に声を掛けられて、マサキが身に付けている勾玉が、琉球に行った役行者が沢岻ヌルに贈ったものだとわかる。
ジルーの故郷に行って愛洲隼人に歓迎され、ジルーの案内で伊勢の神宮に行くが、瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をする。
ジルーの船で沼津に行き、富士山の北側にある樹海の中に入って、瀬織津姫の声を聞く。
精進湖のほとりで焚き火を囲んで酒盛りを始め、大噴火で犠牲になった生き物たちのためにササが鎮魂の曲を吹く。
ササの曲を聴いて、立ち直った瀬織津姫が役行者と一緒にササたちの前に姿を現すが、眠りに就いてしまう。
五ヶ所浦に戻り、村上あや、愛洲ジルーたちと別れて、覚林坊と一緒に京都に向かう。
山伏の道を通って無事に京都に着き、高橋殿の屋敷でタミー、ハマ、クルーと会い、お忍びで来た御台所様と会う。
高橋殿とお忍びの御台所様と一緒に広田神社参詣に出かける。
箕面の大滝で役行者から、元気になった瀬織津姫はスサノオと一緒にサラスワティに会いにクメール王国に行ったと聞き、広田神社の別宮、浜の南宮にトヨウケ姫が豊姫に贈った宝珠があるから見て行けと言われる。
広田神社で御馳走になった昼食で、お酒を飲んで酔っ払ってしまう。
浜の南宮で秘宝の宝珠を拝み、兵庫の港から細川家の船に乗って阿波の国に行く。
八倉比売神社の奥の宮で豊玉姫の跡を継いだ玉依姫の次女、アイラ姫から若い頃のヒューガの事を聞き、大粟神社に行き、大粟山の山頂で阿波津姫から大三島の伊予津姫の事を聞く。
船に乗って住吉大社に行き、三輪山に向かう。
三輪山でサルヒコと会い、サルヒコからスクナヒコの事を聞き、豊姫のお墓に行って豊姫と会う。
生駒山に行き、生駒神社で瀬織津姫の孫の伊古麻津姫と会う。
琉球の交易船が兵庫に着いたとアキシノが知らせてくれたので、京都に帰り、交易船に乗って来た人たちと一緒に京都の町を行列して、玻名グスクヌルと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
一文字屋の船で京都を去り、因島で村上あやと再会して、あやの案内で大三島に行く。
大山積神社の大巫女ウキの案内で「入り日の滝」に行き、伊予津姫と会う。
シンシンの勾玉が、伊予津姫が娘の吉備津姫に贈った物だと知って驚き、アキシノもシンシンも伊予津姫の子孫だとわかる。
「入り日の滝」でお酒の用意をして、ササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、アキシノ、トヨウケ姫、アイラ姫、キキャ姫が現れ、眠りに就く事なく、神様を見る事を許されたので喜ぶ。
伊予津姫、安芸津姫、ミシマ姫、ムナカタ姫が現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきたと思ったら、スサノオ、瀬織津姫、サラスワティが現れ、酒盛りを楽しむ。
対馬に来た愛洲ジルーたちと再会を喜び、愛洲ジルーの船の乗って琉球に帰る。
浮島に着き、マチルギと一緒に李芸の歓迎の宴の準備を手伝う。
浮島から首里に行進し、ササたちと一緒に平田グスクに行き、家族との再会を喜ぶ。
タミーの案内で須久名森に登り、スクニヤ姫とスクナヒコと会う。
セーファウタキに行って豊玉姫からスクナヒコの事を聞き、タミーがイリヌムイで儀式を行ない、豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。
知念グスクに行き、知念姫から姉と会えた事へのお礼を言われ、ササが借りていた勾玉を知念ヌルに返す。
瀬織津姫から玉グスクに来てくれと言われ、玉グスクのアマツヅウタキでお祈りすると、ウタキの中から瀬織津姫の勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がったので驚く。
瀬織津姫から須久名森でササの笛を吹いてと言われ、須久名森に登って、ササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くとサラスワティのヴィーナが加わって、スクナヒコの深い心の傷を癒やす。
島添大里グスクに行き、マユとウニチルと別れて、ササと一緒に与那原グスクに帰る。
ササと一緒に沢岻に行き、沢岻ヌルからシネリキヨの事を聞き、マサキがシネリキヨの子孫で、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だと聞く。
沢岻大主の娘キラがササの弟子になり、中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡る。
中グスクヌルと勝連若ヌルがササの弟子になり、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
タマを連れて宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥが宇座ヌルになるためにササの弟子に加わる。
酔っ払ったタマが、わたしのマレビト神は島添大里按司だと言ったので驚く。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスクに帰り、首里グスク内のキーヌウチに行き、真玉添姫からシネリキヨの事を聞く。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナと会い、イナから娘のカユの事を聞く。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現した時、眠りに就いて夢を見ている。
名蔵に行き、ササたちがウタキを巡っている時、武芸の稽古に励む。
ササたちと一緒にヤラブダギに登る。
ササたちと一緒にミッチェの父親の富崎按司と会い、タキドゥン島に行く。
クン島(西表島)のユーツンに着いて、ササたちと一緒にクンダギ(古見岳)に登る。
ドゥナン島(与那国島)に行き、サンアイ村、ドゥナンバラ村、ダティグ村、ナウンニ村、ダンヌ村、クブラ村と巡る。
ササと愛洲ジルーを祝福して、ドゥナン島からターカウに行く。
アンアンの兄の太守の宮殿に行き、太守が開いてくれた歓迎の宴でトンドの料理を御馳走になる。
玻名グスクヌルと一緒に日本人町の南光院に行って、娘たちと一緒に剣術の稽古に励む。
ターカウからトンドに行き、トンド王に歓迎される。
「宮古館」に行って、マフニ、来間島のインミガと再会し、日本人町で太守を務める南遊斎の息子に歓迎される。
佐伯新十郎の船に乗ってパラワン島に行って、円通坊と会い、砂金採りをする。
ユンヌ姫の声を聞く事ができるようになったので、神人になれたと飛び上がって喜ぶ。
四か月滞在したトンドを去り、ミャークの船と一緒にパティローマ島に行く。
パティローマ島からイシャナギ島に行き、ミャークから琉球に帰る。
出迎えてくれた母親との再会を喜ぶ。
ササたちと一緒にヤマトゥ旅に出る。
八代の名和弾正の案内で阿蘇山に登るが阿蘇津姫の声は聞こえず、豊玉姫のお墓で玉依姫から、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいるだろうと教えてもらう。
上関で村上あやと会い、一緒に那智の滝に行き、愛洲ジルーの知り合いの山伏、慶覚坊と会う。
慶覚坊の案内で天川の弁才天社に行き、サラスワティにそっくりな弁才天を見て感激し、役行者に声を掛けられて、マサキが身に付けている勾玉が、琉球に行った役行者が沢岻ヌルに贈ったものだとわかる。
ジルーの故郷に行って愛洲隼人に歓迎され、ジルーの案内で伊勢の神宮に行くが、瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をする。
ジルーの船で沼津に行き、富士山の北側にある樹海の中に入って、瀬織津姫の声を聞く。
精進湖のほとりで焚き火を囲んで酒盛りを始め、大噴火で犠牲になった生き物たちのためにササが鎮魂の曲を吹く。
ササの曲を聴いて、立ち直った瀬織津姫が役行者と一緒にササたちの前に姿を現すが、眠りに就いてしまう。
五ヶ所浦に戻り、村上あや、愛洲ジルーたちと別れて、覚林坊と一緒に京都に向かう。
山伏の道を通って無事に京都に着き、高橋殿の屋敷でタミー、ハマ、クルーと会い、お忍びで来た御台所様と会う。
高橋殿とお忍びの御台所様と一緒に広田神社参詣に出かける。
箕面の大滝で役行者から、元気になった瀬織津姫はスサノオと一緒にサラスワティに会いにクメール王国に行ったと聞き、広田神社の別宮、浜の南宮にトヨウケ姫が豊姫に贈った宝珠があるから見て行けと言われる。
広田神社で御馳走になった昼食で、お酒を飲んで酔っ払ってしまう。
浜の南宮で秘宝の宝珠を拝み、兵庫の港から細川家の船に乗って阿波の国に行く。
八倉比売神社の奥の宮で豊玉姫の跡を継いだ玉依姫の次女、アイラ姫から若い頃のヒューガの事を聞き、大粟神社に行き、大粟山の山頂で阿波津姫から大三島の伊予津姫の事を聞く。
船に乗って住吉大社に行き、三輪山に向かう。
三輪山でサルヒコと会い、サルヒコからスクナヒコの事を聞き、豊姫のお墓に行って豊姫と会う。
生駒山に行き、生駒神社で瀬織津姫の孫の伊古麻津姫と会う。
琉球の交易船が兵庫に着いたとアキシノが知らせてくれたので、京都に帰り、交易船に乗って来た人たちと一緒に京都の町を行列して、玻名グスクヌルと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
一文字屋の船で京都を去り、因島で村上あやと再会して、あやの案内で大三島に行く。
大山積神社の大巫女ウキの案内で「入り日の滝」に行き、伊予津姫と会う。
シンシンの勾玉が、伊予津姫が娘の吉備津姫に贈った物だと知って驚き、アキシノもシンシンも伊予津姫の子孫だとわかる。
「入り日の滝」でお酒の用意をして、ササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、アキシノ、トヨウケ姫、アイラ姫、キキャ姫が現れ、眠りに就く事なく、神様を見る事を許されたので喜ぶ。
伊予津姫、安芸津姫、ミシマ姫、ムナカタ姫が現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきたと思ったら、スサノオ、瀬織津姫、サラスワティが現れ、酒盛りを楽しむ。
対馬に来た愛洲ジルーたちと再会を喜び、愛洲ジルーの船の乗って琉球に帰る。
浮島に着き、マチルギと一緒に李芸の歓迎の宴の準備を手伝う。
浮島から首里に行進し、ササたちと一緒に平田グスクに行き、手登根グスクから来た母との再会を喜ぶ。
タミーの案内で須久名森に登り、スクニヤ姫とスクナヒコと会う。
セーファウタキに行って豊玉姫からスクナヒコの事を聞き、タミーがイリヌムイで儀式を行ない、豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。
知念グスクに行き、知念姫から姉と会えた事へのお礼を言われ、ササが借りていた勾玉を知念ヌルに返す。
瀬織津姫から玉グスクに来てくれと言われ、玉グスクのアマツヅウタキでお祈りすると、ウタキの中から瀬織津姫の勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がったので驚く。
瀬織津姫から須久名森でササの笛を吹いてと言われ、須久名森に登って、ササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くとサラスワティのヴィーナが加わって、スクナヒコの深い心の傷を癒やす。
島添大里グスクに行き、マユとウニチルと別れて、ササと一緒に与那原グスクに帰る。
ササと一緒に沢岻に行き、沢岻ヌルからシネリキヨの事を聞き、マサキがシネリキヨの子孫で、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だと聞く。
沢岻大主の娘キラがササの弟子になり、中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡る。
中グスクヌルと勝連若ヌルがササの弟子になり、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
タマを連れて宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥが宇座ヌルになるためにササの弟子に加わる。
酔っ払ったタマが、わたしのマレビト神は島添大里按司だと言ったので驚く。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスクに帰り、首里グスク内のキーヌウチに行き、真玉添姫からシネリキヨの事を聞く。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナと会い、イナから娘のカユの事を聞く。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現した時、眠りに就いて夢を見ている。
名蔵に行き、ササたちがウタキを巡っている時、武芸の稽古に励む。
ササたちと一緒にヤラブダギに登る。
ササたちと一緒にミッチェの父親の富崎按司と会い、タキドゥン島に行く。
クン島(西表島)のユーツンに着いて、ササたちと一緒にクンダギ(古見岳)に登る。
ドゥナン島(与那国島)に行き、サンアイ村、ドゥナンバラ村、ダティグ村、ナウンニ村、ダンヌ村、クブラ村と巡る。
ササと愛洲ジルーを祝福して、ドゥナン島からターカウに行く。
アンアンの兄の太守の宮殿に行き、太守が開いてくれた歓迎の宴でトンドの料理を御馳走になる。
玻名グスクヌルと一緒に日本人町の南光院に行って、娘たちと一緒に剣術の稽古に励む。
ターカウからトンドに行き、トンド王に歓迎される。
「宮古館」に行って、マフニ、来間島のインミガと再会し、日本人町で太守を務める南遊斎の息子に歓迎される。
佐伯新十郎の船に乗ってパラワン島に行って、円通坊と会い、砂金採りをする。
琉球から戻ってきたユンヌ姫から、姉のマウミがマグルーに嫁いだと聞いて喜ぶ。
ユンヌ姫の声を聞く事ができるようになったので、神人になれたと飛び上がって喜ぶ。
四か月滞在したトンドを去り、ミャークの船と一緒にパティローマ島に行く。
パティローマ島からイシャナギ島に行き、ミャークから琉球に帰る。
出迎えてくれた両親と姉との再会を喜ぶ。
ササたちと一緒にヤマトゥ旅に出る。
八代の名和弾正の案内で阿蘇山に登るが阿蘇津姫の声は聞こえず、豊玉姫のお墓で玉依姫から、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいるだろうと教えてもらう。
上関で村上あやと会い、一緒に那智の滝に行き、愛洲ジルーの知り合いの山伏、慶覚坊と会う。
慶覚坊の案内で天川の弁才天社に行き、サラスワティにそっくりな弁才天を見て感激し、役行者に声を掛けられて、自分が身に付けている勾玉が、琉球に行った役行者が沢岻ヌルに贈ったものだと聞いて驚く。
ジルーの故郷に行って愛洲隼人に歓迎され、ジルーの案内で伊勢の神宮に行くが、瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をする。
ジルーの船で沼津に行き、富士山の北側にある樹海の中に入って、瀬織津姫の声を聞く。
精進湖のほとりで焚き火を囲んで酒盛りを始め、大噴火で犠牲になった生き物たちのためにササが鎮魂の曲を吹く。
ササの曲を聴いて、立ち直った瀬織津姫が役行者と一緒にササたちの前に姿を現すが、眠りに就いてしまう。
五ヶ所浦に戻り、村上あや、愛洲ジルーたちと別れて、覚林坊と一緒に京都に向かう。
山伏の道を通って無事に京都に着き、高橋殿の屋敷でタミー、ハマ、クルーと会い、お忍びで来た御台所様と会う。
高橋殿とお忍びの御台所様と一緒に広田神社参詣に出かける。
箕面の大滝で役行者から、元気になった瀬織津姫はスサノオと一緒にサラスワティに会いにクメール王国に行ったと聞き、広田神社の別宮、浜の南宮にトヨウケ姫が豊姫に贈った宝珠があるから見て行けと言われる。
広田神社で御馳走になった昼食で、お酒を飲んで酔っ払ってしまう。
浜の南宮で秘宝の宝珠を拝み、兵庫の港から細川家の船に乗って阿波の国に行く。
八倉比売神社の奥の宮で豊玉姫の跡を継いだ玉依姫の次女、アイラ姫から若い頃のヒューガの事を聞き、大粟神社に行き、大粟山の山頂で阿波津姫から大三島の伊予津姫の事を聞く。
船に乗って住吉大社に行き、三輪山に向かう。
三輪山でサルヒコと会い、サルヒコからスクナヒコの事を聞き、豊姫のお墓に行って豊姫と会う。
生駒山に行き、生駒神社で瀬織津姫の孫の伊古麻津姫と会う。
琉球の交易船が兵庫に着いたとアキシノが知らせてくれたので、京都に帰り、交易船に乗って来た人たちと一緒に京都の町を行列して、玻名グスクヌルと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
一文字屋の船で京都を去り、因島で村上あやと再会して、あやの案内で大三島に行く。
大山積神社の大巫女ウキの案内で「入り日の滝」に行き、伊予津姫と会う。
シンシンの勾玉が、伊予津姫が娘の吉備津姫に贈った物だと知って驚き、アキシノもシンシンも伊予津姫の子孫だとわかる。
「入り日の滝」でお酒の用意をして、ササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、アキシノ、トヨウケ姫、アイラ姫、キキャ姫が現れ、眠りに就く事なく、神様を見る事を許されたので喜ぶ。
伊予津姫、安芸津姫、ミシマ姫、ムナカタ姫が現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきたと思ったら、スサノオ、瀬織津姫、サラスワティが現れ、酒盛りを楽しむ。
対馬に来た愛洲ジルーたちと再会を喜び、愛洲ジルーの船の乗って琉球に帰る。
浮島に着き、マチルギと一緒に李芸の歓迎の宴の準備を手伝い、父との再会を喜ぶ。
浮島から首里に行進し、ササたちと一緒に須久名森に行き、スクニヤ姫とスクナヒコと会う。
セーファウタキに行って豊玉姫からスクナヒコの事を聞き、タミーがイリヌムイで儀式を行ない、豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。
知念グスクに行き、知念姫から姉と会えた事へのお礼を言われ、ササが借りていた勾玉を知念ヌルに返す。
瀬織津姫から玉グスクに来てくれと言われ、玉グスクのアマツヅウタキでお祈りすると、ウタキの中から瀬織津姫の勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がったので驚く。
瀬織津姫から須久名森でササの笛を吹いてと言われ、須久名森に登って、ササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くとサラスワティのヴィーナが加わって、スクナヒコの深い心の傷を癒やす。
島添大里グスクに行くと母のマハニが待っていて、再会を喜ぶ。
マユとウニチルと別れて、ササと一緒に与那原グスクに帰る。
ササと一緒に沢岻に行き、沢岻ヌルからシネリキヨの事を聞き、自分がシネリキヨの子孫だと聞いて驚き、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だと聞く。
沢岻大主の娘キラがササの弟子になり、中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡る。
中グスクヌルと勝連若ヌルがササの弟子になり、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
タマを連れて宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥが宇座ヌルになるためにササの弟子に加わる。
酔っ払ったタマが、わたしのマレビト神は島添大里按司だと言ったので驚く。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスクに帰り、首里グスク内のキーヌウチに行き、真玉添姫からシネリキヨの事を聞く。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナと会い、イナから娘のカユの事を聞く。

・カミー
ヤンバルの山の中で慈恩禅師に拾われた口のきけない娘。
佐敷ヌルが安須森の封印を解くとしゃべれるようになる。
アフリヌルの孫娘で、アフリヌルを継ぐために馬天ヌルのもとに来ていた。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
辺戸村に帰って両親と再会する。
馬天ヌルと一緒に南部のウタキ巡りの旅をする。
与那原に行きヂャンサンフォンのもとで、東松田の若ヌルと一緒に一か月の修行をする。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
麦屋ヌルと一緒に一か月遅れの久高島参詣に行く。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴に参加する。
サスカサを手伝って、マグルーとマチルーの婚礼を成功させる。
浮島でササたちを迎え、南の島から来た人たちを歓迎する。
ササたちと一緒にヤマトゥ旅に出る。
八代の名和弾正の案内で阿蘇山に登るが阿蘇津姫の声は聞こえず、豊玉姫のお墓で玉依姫から、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいるだろうと教えてもらう。
上関で村上あやと会い、一緒に那智の滝に行き、愛洲ジルーの知り合いの山伏、慶覚坊と会う。
慶覚坊の案内で天川の弁才天社に行き、役行者に声を掛けられて、マサキが身に付けている勾玉が、琉球に行った役行者が沢岻ヌルに贈ったものだとわかる。
ジルーの故郷に行って愛洲隼人に歓迎され、ジルーの案内で伊勢の神宮に行くが、瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をする。
ジルーの船で沼津に行き、富士山の北側にある樹海の中に入って、瀬織津姫の声を聞く。
精進湖のほとりで焚き火を囲んで酒盛りを始め、大噴火で犠牲になった生き物たちのためにササが鎮魂の曲を吹く。
ササの曲を聴いて、立ち直った瀬織津姫が役行者と一緒にササたちの前に姿を現すが、眠りに就いてしまう。
五ヶ所浦に戻り、村上あや、愛洲ジルーたちと別れて、覚林坊と一緒に京都に向かう。
山伏の道を通って無事に京都に着き、高橋殿の屋敷でタミー、ハマ、クルーと会い、お忍びで来た御台所様と会う。
高橋殿とお忍びの御台所様と一緒に広田神社参詣に出かける。
箕面の大滝で役行者から、元気になった瀬織津姫はスサノオと一緒にサラスワティに会いにクメール王国に行ったと聞き、広田神社の別宮、浜の南宮にトヨウケ姫が豊姫に贈った宝珠があるから見て行けと言われる。
広田神社で御馳走になった昼食で、お酒を飲んで酔っ払ってしまう。
浜の南宮で秘宝の宝珠を拝み、兵庫の港から細川家の船に乗って阿波の国に行く。
八倉比売神社の奥の宮で豊玉姫の跡を継いだ玉依姫の次女、アイラ姫から若い頃のヒューガの事を聞き、大粟神社に行き、大粟山の山頂で阿波津姫から大三島の伊予津姫の事を聞く。
船に乗って住吉大社に行き、三輪山に向かう。
三輪山でサルヒコと会い、サルヒコからスクナヒコの事を聞き、豊姫のお墓に行って豊姫と会う。
生駒山に行き、生駒神社で瀬織津姫の孫の伊古麻津姫と会う。
琉球の交易船が兵庫に着いたとアキシノが知らせてくれたので、京都に帰り、交易船に乗って来た人たちと一緒に京都の町を行列して、玻名グスクヌルと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
一文字屋の船で京都を去り、因島で村上あやと再会して、あやの案内で大三島に行く。
大山積神社の大巫女ウキの案内で「入り日の滝」に行き、伊予津姫と会う。
シンシンの勾玉が、伊予津姫が娘の吉備津姫に贈った物だと知って驚き、アキシノもシンシンも伊予津姫の子孫だとわかる。
「入り日の滝」でお酒の用意をして、ササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、アキシノ、トヨウケ姫、アイラ姫、キキャ姫が現れ、眠りに就く事なく、神様を見る事を許されたので喜ぶ。
伊予津姫、安芸津姫、ミシマ姫、ムナカタ姫が現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきたと思ったら、スサノオ、瀬織津姫、サラスワティが現れ、酒盛りを楽しむ。
対馬に来た愛洲ジルーたちと再会を喜び、愛洲ジルーの船の乗って琉球に帰る。
浮島に着き、マチルギと一緒に李芸の歓迎の宴の準備を手伝う。
浮島から首里に行進し、ササたちと一緒に須久名森に行き、スクニヤ姫とスクナヒコと会う。
セーファウタキに行って豊玉姫からスクナヒコの事を聞き、タミーがイリヌムイで儀式を行ない、豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。
知念グスクに行き、知念姫から姉と会えた事へのお礼を言われ、ササが借りていた勾玉を知念ヌルに返す。
瀬織津姫から玉グスクに来てくれと言われ、玉グスクのアマツヅウタキでお祈りすると、ウタキの中から瀬織津姫の勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がったので驚く。
瀬織津姫から須久名森でササの笛を吹いてと言われ、須久名森に登って、ササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くとサラスワティのヴィーナが加わって、スクナヒコの深い心の傷を癒やす。
島添大里グスクに行き、マユとウニチルと別れて、ササと一緒に与那原グスクに帰る。
ササと一緒に沢岻に行き、沢岻ヌルからシネリキヨの事を聞き、マサキがシネリキヨの子孫で、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だと聞く。
沢岻大主の娘キラがササの弟子になり、中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡る。
中グスクヌルと勝連若ヌルがササの弟子になり、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと再会する。
タマを連れて宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥが宇座ヌルになるためにササの弟子に加わる。
酔っ払ったタマが、わたしのマレビト神は島添大里按司だと言ったので驚く。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスクに帰り、首里グスク内のキーヌウチに行き、真玉添姫からシネリキヨの事を聞く。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナと会い、イナから娘のカユの事を聞く。

・キラ
沢岻大主の娘。
沢岻ヌルになるため、ササの弟子になる。
ササたちと一緒に中グスク、越来、勝連と行き、勝連ヌルと一緒に美浜島に渡る。
中グスクヌルと勝連若ヌルがササの弟子になり、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥが宇座ヌルになるためにササの弟子に加わる。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスク内にあるササの屋敷に行き、首里グスク内のキーヌウチに行って真玉添姫のウタキでお祈りをする。
沢岻に帰り、今帰仁ヌルだったイナのウタキでお祈りをする。

・勝連若ヌル
サムの三女、マカトゥダル。
勝連に来たササとの再会を喜び、勝連ヌルと一緒にササたちを美浜島に連れて行く。
美浜島でササの弟子の若ヌルたちが神様の声を聞いたのに驚き、ササの弟子になる。
ササたちと一緒に読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルのタマと会う。
宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、宇座按司の孫娘クトゥが宇座ヌルになるためにササの弟子に加わる。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスク内にあるササの屋敷に行き、首里グスク内のキーヌウチに行って真玉添姫のウタキでお祈りをする。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナのウタキでお祈りをする。

・クトゥ
マタルーの長女。
宇座ヌルになるためササの弟子になる。
タマとハマと中グスクヌルと別れて与那原グスク内にあるササの屋敷に行き、首里グスク内のキーヌウチに行って真玉添姫のウタキでお祈りをする。
沢岻に行き、今帰仁ヌルだったイナのウタキでお祈りをする。

・真玉添姫
チフィウフジン。
初代真玉添ヌル。
アマン姫の三女。
ユンヌ姫の姉。
セーファウタキでササが連れて来た伯母の玉依姫と会う。
安須森の封印が解けたと聞いて、首里から安須森に行き、安須森に来た馬天ヌルにお礼を言う。
馬天ヌルに首里グスク内のキーヌウチにウタキを造ってもらう。
キーヌウチに来たササたちにシネリキヨの事を話す。


・沢岻大主
根人の一人娘のヌルと一緒になって、根人家を継ぐ。
妻の沢岻ヌルが若死にして、沢岻ヌルが絶える。
後妻が産んだ娘キラを沢岻ヌルに育てるためにササに預ける。

・沢岻ヌル
琉球に来た役行者と結ばれ、勾玉をもらう。
沢岻に来たササたちに声を掛け、シネリキヨの話をする。
マサキはシネリキヨの子孫で、美浜ヌルと東松田の若ヌルもシネリキヨの子孫だとササに教える。
マサキは兼グスクヌルになり、沢岻ヌルはキラに継がせればいいと言う。
再び来たササに、今帰仁ヌルで沢岻村を再興したイナを紹介する。


・イナ
沢岻若ヌル→湧川ヌル→今帰仁ヌル→沢岻ヌル。
英祖の次男、湧川按司と一緒にヤンバルに行き、湧川ヌルになる。
湧川按司が今帰仁按司を滅ぼして今帰仁按司になり、イナは今帰仁ヌルになる。
娘のカユに今帰仁ヌルを譲り、沢岻に帰り、沢岻ヌルになり、村を再興する。


・カユ
今帰仁ヌル→湧川ヌル→勢理客ヌル。
イナの娘。父は湧川按司。
父の湧川按司が今帰仁按司を滅ぼして今帰仁按司になり、母が今帰仁ヌルになる。
母から今帰仁ヌルを譲られ、母は沢岻村に帰る。
湧川按司が亡くなり、本部大主が千代松を追い出して、今帰仁按司になる。
本部大主の娘で姪のアビーをヌルにするための修行を始める。
今帰仁ヌルをアビーに譲り、生まれ故郷の湧川村に帰り、湧川ヌルを名乗って悪者退治をする。
湧川ヌルの噂を聞いて、勢理客ヌルが訪ねて来て、跡を継いでくれと頼まれ、勢理客ヌルになる。
千代松が本部大主を倒した時、千代松方の女大将として活躍する。


・アビー
千代松に滅ぼされた今帰仁按司(本部大主)の娘。
父の本部大主が千代松を追い出して、今帰仁按司になる。
叔母の今帰仁ヌル(カユ)のもとでヌルになるための修行を積み、今帰仁ヌルになる。
千代松に攻められ、叔母を頼ってヤンバルの玉グスクに逃げる。
叔母の跡を継いで玉グスクヌルになる。
自分がシネリキヨの子孫なので、シネリキヨの子孫が今帰仁按司になる事を願い、シネリキヨの子孫の攀安知が今帰仁按司になったのを喜び、攀安知の次男のフニムイが今帰仁按司になる事を願っている。
中山王と山北王の戦いはアマミキヨとシネリキヨの戦いで、山北王を勝たせなければならないと思っている。


・李芸
朝鮮の役人。
幼い頃、倭寇に母親をさらわれ、母親を探すために何度も日本に行き、倭寇にさらわれた人たちを連れ帰っている。
蔚州の郡守に仕えていた時、郡守と一緒に倭寇に捕まり対馬に連れて行かれ、和田浦で囚われの身となり、当時、和田浦にいたシンゴの世話になる。
通信使が対馬に来て、助けられて帰国する。
1401年から1410年まで毎年のように対馬、壱岐、松浦に行き500余名の被慮人を連れ戻す。
副使として日本に行き、海上で暴風に遭って石見に漂流し、大内氏の救助で無事に帰国する。
漢城府の「津島屋」で、サハチとウニタキと会い、琉球にいる朝鮮人の事を聞く。
朝鮮王に、琉球国通信官として琉球に行けと命じられる。
富山浦に行き、早田五郎左衛門を副官に任命して対馬に行き、シンゴたちと一緒に琉球に行き、サハチと再会する。
浮島から首里まで行進して、首里グスクの龍天閣で思紹と会い、朝鮮人を探して連れ帰る事の許可を得る。
糸満で武寧の側室だったサントゥクの家族と会い、帰るように説得する。

・ファイテ(懐徳)
ファイチの長男。
ジルークと一緒に国子監に留学する。
留学する前にウニタキの娘ミヨンを妻に迎える。
5年後に帰国して、会同館でミヨンと涙の再会をする。
島添大里に帰り、一緒にソウゲン寺で学んでいた仲間たちに祝福される。
妻のミヨン、ジルークとミカ、ウニタルとマチルーと一緒に琉球一周の旅に出る。

・ジルーク
浦添按司の三男。
ファイテと一緒に国子監に留学する。
5年後に帰国して、好きだったミカが自分を待っていると知って嬉しくて目が潤んでくる。
島添大里に帰り、一緒にソウゲン寺で学んでいた仲間たちに祝福される。
ミカとの婚約が決まる。
婚約者のミカ、ファイテとミヨン、ウニタルとマチルーと一緒に琉球一周の旅に出る。




尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 09:18| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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