娘のクンから異国の王女たちを連れて帰ると知らせを受けた国頭按司は驚き、しばらく使っていない「国頭御殿」を急いで掃除させ、ウミンチュたちにザン(ジュゴン)を捕らせ、奥間のヤマンチュたちに猪を頼んで、何とか準備が間に合って、一行が来るのを待っていました。
屋嘉比川の河口にある港から上陸した王女たち一行は、山の上にある国頭グスクに行って按司に歓迎され、国頭ヌルの案内で、港を見下ろす高台の上にある「国頭御殿」に入りました。
大広間にはすでに料理の載ったお膳が並んでいて、皆がお膳の前に座ると喜如嘉の長老と呼ばれる老人が挨拶をしました。
名護の長老と違って明国の言葉ではなかったので、ファイリンが通訳をしました。
挨拶が終わったあと、ンマムイは長老の所に行ってお礼を言いました。
ンマムイは初めて会いましたが、長老はンマムイを知っていました。
マハニがンマムイに嫁いだ時、マハニを船に乗せて連れて行ったのは水軍の大将だった長老でした。
「国頭御殿」は伝説となっている今帰仁按司の千代松が隠居屋敷として建てたと言って、千代松の事をンマムイに話しました。
「国頭御殿」が完成した時、各地の按司たちがお祝いにやって来て、ンマムイの祖父の察度もやって来たと聞いて、ンマムイは驚きました。
王女たちが「国頭御殿」で料理を御馳走になっていた頃、国頭城下にある「まるずや」の裏にある屋敷で、真喜屋之子はサンルータの妻だったクミと会っていました。
夫を殺した真喜屋之子がヤマトゥに逃げて行ったと聞いてから、その後、何の音沙汰もなく、九年が経っています。
クミは悩んだ末に、真喜屋之子と会い、昔の事を語り合いました。
2人の話をウニタキと「まるずや」の主人のダキが隠れて聞いていました。
1月に送った中山王と山北王の使者を乗せた進貢船が無事に帰って来て、首里の会同館では帰国祝いの宴が賑やかに行なわれていました。
山北王は海船を賜わる事に成功しましたが、永楽帝と会ったリュウインは永楽帝に仕える事になって明国に残っているとテーラーは言いました。
サハチは残念そうな顔をしましたが、心の中では喜んでいました。
軍師としてのリュウインが今帰仁にいなければ、確実に攻め易くなったと言えます。
運天泊に新しい海賊が来た事を教えると、テーラーは驚き、海船が必要ないのなら、リュウインが明国に残る必要もなかったと悔しがりました。
サハチはテーラーから材木屋の主人ナコータルーの事を聞いて、ナコータルーの弟の真喜屋之子の事も聞きました。
登場人物
・リーポー姫(漢麗宝)
永楽帝の娘。
母は王妃の侍女で、8歳の時に亡くなり、チウヨンフォンに育てられる。
応天府に呼ばれるが宮殿には住まず、街中で暮らす。
冊封使の船に乗って琉球に行き、島添大里グスクに行き、サハチを訪ねる。
与那原グスクのお祭りの準備を手伝い、シーハイイェンたちのお芝居「瓜太郎」に出演する。
サハチが島尻大里グスクにいると聞いて、シーハイイェンたちと一緒に山南王に会いに行く。
サハチと一緒に首里グスクに行き、中山王の思紹と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、明国の歌と踊りを披露する。
平田グスクのお祭りの準備を手伝って、ウミチルから笛を習い、平田の娘たちに武当拳を教え、シーハイイェンたちのお芝居「瓜太郎」に出演する。
シーハイイェンたちと一緒に、山北王に会うためにヒューガの船に乗って名護に行く。
名護で長老の松堂に歓迎され、今帰仁に着いて「天使館」に入り、今帰仁グスクで山北王の攀安知に歓迎される。
山北王の船に乗って国頭グスクに行き、国頭按司に歓迎される。
・チウヨンフォン(丘永鋒)
ヂャンサンフォンの弟子。
永楽帝が挙兵した時、北平にいて、永楽帝の軍に加わる。
永楽帝が皇帝になったあと、リーポー姫を探しに北平に行き、母親を亡くしたリーポー姫を育てる。
リーポー姫と一緒に応天府に行き、街中で暮らす。
リーポー姫と一緒に冊封使の船に乗って琉球に行き、島添大里グスクに行き、サハチを訪ねる。
サハチと一緒に慈恩寺に行き、師兄のシュミンジュンとの再会を喜ぶ。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
リーポー姫と一緒に、山北王に会うためにヒューガの船に乗って名護に行く。
名護で長老の松堂に歓迎され、今帰仁に着いて「天使館」に入り、今帰仁グスクで山北王の攀安知に歓迎される。
山北王の船に乗って国頭グスクに行き、国頭按司に歓迎される。
・チャイシャン(柴山)
宦官。
10歳の時に政変に巻き込まれて捕まり去勢される。
永楽帝が北平で挙兵した時、上官に命じられて応天府から北平に行き、永楽帝に仕える。
チウヨンフォンの弟子になり、武芸を身に付ける。
応天府に来たリーポー姫が街中で暮らす事になり、リーポー姫の護衛を命じられる。
リーポー姫と一緒に冊封使の船に乗って琉球に行き、島添大里グスクに行き、サハチを訪ねる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
配下の者たちにリーポー姫の命を狙っている者たちを倒させる。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・リーシュン(李迅)
応天府に来たリーポー姫が街中で暮らす事になり、リーポー姫の護衛を命じられる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、リーポー姫と一緒に明国の歌と踊りを披露する。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・ヂュディ(朱笛)
応天府に来たリーポー姫が街中で暮らす事になり、リーポー姫の護衛を命じられる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、リーポー姫と一緒に明国の歌と踊りを披露する。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・通事のツイイー(崔毅)
リーポー姫の通事として琉球に来る。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
リーポー姫と一緒に、山北王に会うために今帰仁に行く。
リーポー姫と一緒に、通事として山北王と会う。
山北王の船に乗って国頭グスクに行く。
・シーハイイェン(施海燕)
パレンバンの宣慰司、施進卿の娘。
施二姐とも呼ばれる。
シュミンジュンの弟子。
琉球に来てササと仲良くなる。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でパレンバンの舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
平田グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」を演じる。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴のお芝居「武当山の仙人その二」でササを演じる。
サハチに呼ばれて島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、パレンバンの歌と踊りを披露する。
平田グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に、山北王に会うためにヒューガの船に乗って名護に行く。
名護で長老の松堂に歓迎され、今帰仁に着いて「天使館」に入り、今帰仁グスクで山北王の攀安知に歓迎される。
山北王の船に乗って国頭グスクに行き、国頭按司に歓迎される。
・ツァイシーヤオ(蔡希瑶)
シーハイイェンの親友。
後にパレンバンの使者となる蔡陽泰の妹。
シュミンジュンの弟子。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でパレンバンの舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
平田グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」を演じる。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴のお芝居「武当山の仙人その二」でジクー禅師を演じる。
サハチに呼ばれて島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、パレンバンの歌と踊りを披露する。
平田グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・シュミンジュン(徐鳴軍)
ヂャンサンフォンの弟子。
広州の海賊、梁道明と意気投合してパレンバンに行く。
梁道明が広州に帰ったあと施進卿の護衛役としてパレンバンに残る。
博多で師匠のヂャンサンフォンと再会する。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。
ヂャンサンフォンに頼まれて、慈恩寺の師範を務める。
サハチと一緒に慈恩寺に来たチウヨンフォンと再会する。
リーポー姫と一緒に、ヒューガの船に乗って名護に行く。
名護で長老の松堂に歓迎され、今帰仁に着いて「天使館」に入り、今帰仁グスクで山北王の攀安知に歓迎される。
山北王の船に乗って国頭グスクに行き、国頭按司に歓迎される。
・スヒター
マジャパイト王国の女王クスマワルダニの娘。
プンチャックの名手。
京都でササたちと出会って仲良くなり、一緒に琉球に行く。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でジャワの歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
平田グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」を演じる。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴のお芝居「武当山の仙人その二」でシンシンを演じる。
サハチに呼ばれて島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、ジャワの歌と踊りを披露する。
平田グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に、山北王に会うためにヒューガの船に乗って名護に行く。
名護で長老の松堂に歓迎され、今帰仁に着いて「天使館」に入り、今帰仁グスクで山北王の攀安知に歓迎される。
山北王の船に乗って国頭グスクに行き、国頭按司に歓迎される。
・シャニー
スヒターの親友。
プンチャックの名手。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でジャワの歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
平田グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」を演じる。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴のお芝居「武当山の仙人その二」でクルーを演じる。
サハチに呼ばれて島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、ジャワの歌と踊りを披露する。
平田グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・ラーマ
スヒターの親友。
サドゥグ(巫女)。
プンチャックの名手。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でジャワの歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
平田グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」を演じる。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴のお芝居「武当山の仙人その二」で馬天ヌルを演じる。
サハチに呼ばれて島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、ジャワの歌と踊りを披露する。
平田グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・アンアン(張安安)
トンド王の三女。兄はターカウの太守。
少林拳の達人。
ターカウに滞在中、琉球から王女が来たと聞いて、ササに違いないと会いに行く。
ササの事はパレンバンに行った時、シーハイイェン、メイユー、スヒターから聞いていた。
ササたちを兄の太守が暮らしている宮殿に招待して、歓迎の宴を開く。
ササたちの船を先導してトンドに帰る。
海賊チェンジォンジーがジルーの船を狙っているとササから聞いて、ササたちを宮殿から出して港に送る。
ササたちをかつての隠れ家だった山の砦に連れて行く。
「五龍観」のシュヨンカがシンシンの兄弟子だと知って驚く。
ササたちを湖の別宮に連れて行き舟遊びを楽しむ。
ササたちと一緒に佐伯新十郎の船に乗ってパラワン島に行って、円通坊と会い、砂金採りをする。
琉球に行きたくなり、父の許しを得て、ササたちの船と一緒に琉球に向かう。
パティローマ島に行き、按司たちに歓迎される。
パティローマ島からイシャナギ島、ミャークと寄り、琉球に行く。
浮島から首里に行き、首里グスクの立派さに驚く。
中山王思紹と会い、都見物を楽しみ、会同館で再び歓迎の宴に参加する。
ササたちと一緒に島添大里グスクに行き、久高島に行く。
ササたちがヤマトゥに行った後、安須森ヌルと一緒に安須森参詣に行く。
サハチに呼ばれて島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、トンドの歌と踊りを披露する。
平田グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に、山北王に会うためにヒューガの船に乗って名護に行く。
名護で長老の松堂に歓迎され、今帰仁に着いて「天使館」に入り、今帰仁グスクで山北王の攀安知に歓迎される。
山北王の船に乗って国頭グスクに行き、国頭按司に歓迎される。
・ユーチー(羽g)
アンアンの幼馴染み。
ターカウに滞在中、ササたちと会う。
「五龍観」のシュヨンカがシンシンの兄弟子だと知って驚く。
アンアンと一緒に琉球に行く。
ササたちと一緒に島添大里グスクに行き、久高島に行く。
ササたちがヤマトゥに行った後、安須森ヌルと一緒に安須森参詣に行く。
サハチに呼ばれて島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、トンドの歌と踊りを披露する。
平田グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・シャオユン(小芸)
アンアンの幼馴染み。
「五龍観」のシュヨンカに惚れられるが、アンアンがお嫁に行くまではだめと言う。
ターカウに滞在中、ササたちと会う。
「五龍観」のシュヨンカがシンシンの兄弟子だと知って驚く。
アンアンと一緒に琉球に行く。
ササたちと一緒に島添大里グスクに行き、久高島に行く。
ササたちがヤマトゥに行った後、安須森ヌルと一緒に安須森参詣に行く。
サハチに呼ばれて島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に島尻大里グスクに行き山南王と会い、首里グスクに行って中山王と会う。
島添大里グスクの十五夜の宴で、トンドの歌と踊りを披露する。
平田グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・シュヨンカ(徐永可)
シュミンジュンの孫。シンシンの兄弟子。
武当山の道士で、トンドの「五龍観」の住職を務める。
「印度館」で娘たちに武当拳を教えていると聞いて、行ってみると師妹のシンシンがいたので驚く。
ササたちを紹介されて、五龍観で酒盛りを楽しむ。
アンアンたちと一緒に琉球に行く。
ササたちと一緒に島添大里グスクに行き、久高島に行く。
ササたちがヤマトゥに行った後、安須森ヌルと一緒に安須森参詣に行く。
琉球に来た祖父のシュミンジュンと再会し、祖父と一緒に慈恩寺に行き、師範を務める。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
妻は山北王の妹、マハニ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
従者として明国に二度、朝鮮にも二度行っている。
豊見グスクでヂャンサンフォンに出会えたので、サハチの襲撃を中止する。
ヤマトゥから帰って来たヂャンサンフォンを迎えて指導を受ける。
武当拳でサハチに負け、サハチを師兄と敬う。
山南王から許しをもらって、サハチたちと一緒に中山王の船に乗って朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でシンシンに負け、ササ、シンシン、シズを師姐と敬う。
サハチの真似をして、笛の稽古を始める。
サハチたちと一緒に京都に行き、対馬に行き、朝鮮の漢城府、開京まで行く。
対馬で左衛門太郎の妹、サキ母子と仲良くなる。
山南王に頼まれて、家族を連れて今帰仁に行く。
奥間でナーサと出会い、姉のウニョンの本当の母がナーサだと知らされる。
ウニョンの夫は生きていて、ウニタキだと聞いて驚く。
名護の山中で山南王の刺客に襲われるがウニタキに助けられる。
サハチに従おうと決心する。
再び、山南王の書状を持って今帰仁に行き、山南王と山北王の同盟をまとめる。
家族と家臣を連れて阿波根グスクから脱出して新グスクに移る。
本部のテーラーを会同館に連れて来て、ヂャンサンフォンに会わせる。
南風原に兼グスクが完成して新グスクから移る。
中山王の書状を持って、今帰仁に行き山北王と会う。
今帰仁にできた「まるずや」の主人マイチをヤンバルの按司たちに会わせて取り引きを成功させる。
チューマチとマナビーの婚礼で山北王の代理を務める。
浮島に来たソンウェイを兼グスクに迎え、与那原に連れて行きヂャンサンフォンと会わせる。
娘のマウミとサハチの息子のマグルーの事をサハチに相談する。
タブチから出陣要請が来て、サハチに相談しに来る。
タブチに頼まれて、チヌムイとミカを島添大里グスクに連れて行き、サハチと会わせる。
喜屋武グスクを攻めるが、島尻大里ヌルが開城する。
島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だったので驚いて、サハチに知らせる。
米須グスク攻めに加わり、出撃してきた米須按司を倒す。
山グスク攻撃に加わり、山グスクを攻め落とす。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
遊女屋「宇久真」でのヂャンサンフォンと山グスクヌルの送別の宴に参加する。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴に娘のマウミと本部のテーラーを連れて参加する。
娘のマウミがサハチの息子マグルーに嫁ぐ。
旅をしている若夫婦たちにウニタキの事を話す。
旅に出たマウミを心配して島添大里グスクのお祭りに来て、マウミの無事を喜ぶ。
島尻大里グスクのお祭りに行き、サハチと会い、女子サムレーの隊長フニを連れて首里に行く。
兼グスクに来たマグルー夫婦と一緒に浮島に行き、無事に帰ってきたマサキとの再会を喜ぶ。
サハチに真喜屋之子の事を話し、一緒に慈恩寺に行って真喜屋之子と会う。
サハチに頼まれて、リーポー姫たちと一緒にヒューガの船に乗って名護に行く。
名護で長老の松堂に歓迎され、今帰仁に着いて「天使館」に入り、今帰仁グスクで山北王の攀安知に歓迎される。
山北王の船に乗って国頭グスクに行き、国頭按司に歓迎され、喜如嘉の長老から千代松の話を聞く。
・ウニタル
ウニタキの長男。
奥間のサタルーと一緒にヤマトゥに行く。
ササたちと一緒に熊野に行く。
マグルーと一緒に唐旅に出る。
帰国してマチルーと再会する。
サハチの娘マチルーを妻に迎える。
マチルーと一緒に「まるずや」巡りの旅に出る。
何者かに襲撃されて父親に助けられ、父親から三星党の事を聞く。
奥間に行き、義兄のサタルーに歓迎され、サタルーの案内で今帰仁に行く。
ビンダキの山頂で、サハチが独り言を言うのを聞いて驚く。
ウニタキに命じられて、マチルーと一緒にリーポー姫を守る。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・マチルー
サハチの次女。
唐旅から無事に帰国したウニタルと再会する。
ウニタルに嫁ぐ。
ウニタルと一緒に「まるずや」巡りの旅に出る。
何者かに襲撃されて義父のウニタキに助けられ、ウニタキから三星党の事を聞く。
奥間に行き、兄のサタルーに歓迎され、サタルーの案内で今帰仁に行く。
ウニタキに命じられて、ウニタルと一緒にリーポー姫を守る。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・ウリー
サハチの六男。
リーポー姫に恋をする。
リーポー姫と一緒に、山北王に会うために今帰仁に行く。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行き、国頭に行く。
・ファイリン(懐玲)
ファイチの長女。
佐敷大親の長男シングルーの妻になる。
手登根グスクのお祭りでシングルーと一緒に歌と三弦を披露する。
マグルー夫婦、ウニタル夫婦が挨拶に来て、一緒に旅に出る。
奥間に行き、サタルーに歓迎され、サタルーの案内で今帰仁に行く。
旅から帰ったら父から丸太引きのお祭りに出ろと言われ、猛特訓をして、丸太引きのお祭りで優勝する。
佐敷グスクのお祭りのお芝居「佐敷按司」で、苗代之子を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴で、三弦を弾いて、ファイチのヘグムと合奏する。
首里グスクの重陽の宴で、三弦を弾いて、ファイチのヘグムと合奏する。
リーポー姫と一緒に今帰仁に行く。
山北王の船に乗って国頭グスクに行き、国頭按司に歓迎され、喜如嘉の長老の挨拶を通訳する。
・苗代之子
苗代大親の長男、マガーチ。
島添大里のサムレー大将から首里十番組のサムレー大将になる。
配下のサムレーたちを率いて与論島を奪い取るために出陣する。
十番組を率いて進貢船の護衛として明国に行く。
帰国して島添大里グスクに行き、島尻大里ヌルと出会い、一緒にどこかに行く。
サハチに呼ばれて、島尻大里ヌルとどこにいたのか聞かれる。
島添大里グスクのお祭りに来た島尻大里ヌルを連れて、どこかに行く。
ハーリーで中山王の龍舟に乗り優勝する。
南の島から来たナーシルを妹として歓迎する。
王女たちを守るため兵を率いて今帰仁に行き、国頭に行く。
・クン
国頭按司の娘。
攀安知の側室。
保栄茂按司の妻になったマサキの母。
久し振りに攀安知と一緒に沖の郡島に行く。
王女たちを案内して国頭グスクに連れて行く。
・国頭按司(くんじゃんあじ)
攀安知の叔父。
国頭に来た王女たちを歓迎する。
・国頭ヌル
国頭按司の次女。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
国頭に来た王女たちを歓迎する。
・喜如嘉の長老
国頭按司の叔父。
孫娘のサラがお芝居の主役を務めたのが自慢。
国頭に来た王女たちを歓迎し、ンマムイに千代松の事を話す。
・千代松
伝説の今帰仁按司。
6歳の時、今帰仁按司(湧川按司)だった父が亡くなり、本部大主に今帰仁グスクを奪い取られ、潮平大主に助けられてグスクから脱出する。
従兄の八重瀬按司を頼って八重瀬に隠れる。
八重瀬按司(英慈)が浦添按司を継ぎ、英慈の娘を妻に迎える。
浦添按司(英慈)が亡くなると、四男の玉城が兄たちを倒して、浦添按司になる。
義兄の八重瀬按司も倒され、従兄の勝連按司を頼って勝連に行き、今帰仁の様子を窺う。
本部大主を倒して今帰仁按司になる。
浦添按司(玉城)が亡くなり、西威が浦添按司になる。
玉城に倒された浦添若按司の孫の察度を助けて、察度を浦添按司にする。
晩年、隠居屋敷として国頭御殿を築く。
・真喜屋之子
仲尾大主の次男。
修行の旅に出て、馬天浜のサミガー大主の離れに寝泊まりして美里之子の道場に通う。
武芸の腕を認められて、山北王の三男サンルータの護衛役として明国に行く。
永良部按司の娘マナビーを妻に迎える。
明国から帰り、マナビーとサンルータが一緒にいる所を目撃し、カッとなって2人を斬り捨てる。
倭寇の船に乗ってヤマトゥに逃げ、慈恩禅師の弟子、賀来内蔵助と出会い指導を受ける。
1年半後、帰国して、三春羽之助を名乗り、ンマムイの阿波根グスクに居候する。
ンマムイが阿波根グスクにヂャンサンフォンを連れて来て、ヂャンサンフォンの弟子になる。
ンマムイがサハチとヤマトゥ旅に出て、マハニに正体を気づかれそうになって阿波根グスクを去り、若狭町の遊女屋の用心棒になる。
慈恩禅師が琉球に来て慈恩寺を開いたという噂を聞いて、慈恩禅師に会いに行き、ンマムイと出会ってしまう。
慈恩禅師とヤタルー師匠に頼まれて師範を務める。
ンマムイと一緒に慈恩寺に来たサハチと会う。
ウニタキと一緒に国頭に行き、「まるずや」でサンルータの妻だったクミと会う。
・クミ
国頭按司の三女。
aの三男サンルータの妻。
真喜屋之子に夫を殺され、国頭に帰って娘を育てる。
国頭に来た真喜屋之子と9年振りに会う。
・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。
山グスクを攻める準備のため山グスクに行く。
山グスクを攻め落とすために配下の者たちに崖登りの訓練をさせる。
島尻大里グスクが落城したあと、石屋の者たちを寝返らせるために當銘蔵グスクに行く。
三星党と赤丸党の活躍で、山グスクを攻め落とす。
湧川大主の妻が倒れて、鬼界島攻めが延期になったとサハチに知らせる。
サハチ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
堂ヌルと出会い、魂を奪われる。
堂ヌルと一緒に、サハチをクイシヌに会わせる。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚き、今帰仁に行く。
山北王の軍師リュウインと会い、首里に連れて行き、思紹、サハチ、ファイチに会わせる。
サハチと一緒にリュウインを山グスクに連れて行き、ヂャンサンフォンと会わせる。
アミーのお腹が大きくなったとサハチから言われ、相手は自分だと白状する。
チルーには知られたくないし、どうしたらいいか悩む。
遊女屋「宇久真」でのヂャンサンフォンと山グスクヌルの送別の宴に参加する。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴にシズを連れて参加する。
旅に出たトゥイを見守っていて、無事に島尻大里グスクに帰ったので、サハチに報告する。
旅芸人たちを連れて南部を巡り、帰って来てサハチから、アミーが娘を産んだ事を聞く。
息子のウニタルに跡を継がせたらいいか、サハチに相談する。
伊波に「まるずや」を開き、材木の処分に困っていた金武按司から材木を買う。
山北王の正使として浮島に来たリュウインを迎え、久米村の遊女屋で送別の宴を開く。
長男ウニタルにサハチの娘マチルーが嫁ぐ。
旅に出たウニタル夫婦、マグルー夫婦、シングルー夫婦、サングルーを陰ながら守るが、玻名グスクの残党が若夫婦たちを襲撃したので、姿を現して敵を倒し、若夫婦たちに三星党の事を話す。
若夫婦たちが無事に帰京した後、旅芸人たちを連れて今帰仁に行き、お祭りに参加する。
お祭りの後、鬼界島攻めに行った湧川大主を見送り、名護按司の急死を知り、運天泊に新しい海賊がやって来た事を知る。
ササたちが連れて来た南の島の人たちの歓迎の宴で、ンマムイから真喜屋之子の事を聞き、奴は使えそうだとサハチに言う。
真喜屋之子の事を調べるため、旅芸人たちを連れて今帰仁に行く。
今帰仁から帰り、真喜屋之子の兄が材木屋の主人だったとサハチに知らせる。
冊封使が来て、ヂャンサンフォンを探しに来た宦官を見張る。
サハチに呼ばれ、ファイチと一緒に島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
諭祭の儀式の様子をサハチに話し、宦官が久米村を調べているが、探しているのはヂャンサンフォンではなさそうだと言う。
リーポー姫の護衛をウニタルとマチルーに命じる。
冊封使を招待した首里グスクの中秋の宴で、ミヨンと一緒に歌と三弦を披露する。
リーポー姫が山北王に会いたいと言い出し、サハチから相談されて、お忍びで行くのは無理だから中山王の護衛を付けて堂々と行かせろと言う。
今帰仁に行くリーポー姫たちを密かに守る。
真喜屋之子を国頭に連れて行き、サンルータの妻のクミと会わせる。
・ダキ
国頭の「まるずや」の女主人。
「まるずや」で真喜屋之子とクミを会わせる。
・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
首里の武術道場の隣りに慈恩寺が完成する。
ウニタキ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
チヌムイの案内で、ウニタキ、ファイチと一緒に久米島を散策する。
ウニタキに連れられてクイシヌと会い、一瞬にして魂を奪われたサハチはクイシヌと一緒にニシタキに登って、一節切を吹く。
一節切を聴いたスサノオがやって来て、ユンヌ姫と一緒に現れ、クミ姫も現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
久米島から帰り、ナツが女たちを連れて津堅島に行くのを許す。
今年もメイユーは来なかったが、ソンウェイが鉄炮付きの武装船を持って来てくれたので感謝する。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚く。
ウニタキが首里に連れて来たリュウインと会い、ヂャンサンフォンと会わせる。
アミーのお腹が大きくなったとササから聞いて驚き、アミーの相手がウニタキだと知って呆れる。
苗代大親が南の島から来たヌルと結ばれて、娘が南の島にいると馬天ヌルから聞いて驚く。
苗代大親はヂャンサンフォンが琉球に来る以前から武当拳を知っていた事に驚き、苗代大親の武当拳を見て、改めて苗代大親の強さを思い知る。
ビンダキに登り、ユンヌ姫からササたちの様子を聞く。
遊女屋「宇久真」でのヂャンサンフォンと山グスクヌルの送別の宴に参加する。
馬天浜のお祭りをヂャンサンフォンの送別の宴にして、弟子たちに別れを告げさせる。
琉球を去るヂャンサンフォンと山グスクヌルを見送る。
タムンと一緒にヂャンサンフォンが始めた孤児院に行き、我謝ヌルと会い、孤児院は中山王が面倒を見ると言う。
キラマの島から帰ってきたマチルギが血相を変えて、アミーが産んだ娘の父親がサハチだと問い詰める。
当時、玻名グスクを攻めていたのでキラマの島に行けるはずはないと言うとマチルギも納得する。
研ぎ師のジルキチを連れて来たサタルーから、奥間の長老の奥さんがトゥイの姉で、奥間ヌルの母親が泰期の娘だったと聞いて驚く。
島尻大里ヌルのマレビト神がマガーチだったと座波ヌルから聞いて驚く。
サスカサに頼まれてヤマトゥまで行ってきたギリムイ姫から交易船が無事に博多にいる事を聞いて安心する。
山北王の正使として浮島に来たリュウインを迎え、久米村の遊女屋で送別の宴を開く。
五男のマグルーにンマムイの娘マウミを嫁に迎え、次女のマチルーをウニタキの長男ウニタルに嫁がせる。
ウニタルとマチルー、マグルーとマウミを旅に出し、ウニタキに守るように頼む。
今帰仁のお祭りから帰って来たウニタキから、名護按司の死と新しい海賊が運天泊に来た事を聞く。
中山王世子として進貢船を送る事に決まり、「尚巴志」という明国名をファイチが考える。
島尻大里グスクのお祭りに行き、ンマムイの女子サムレーの隊長フニと再会し、フニを連れて首里に行きマチルギに会わせる。
苗代大親を手伝って、最初の武科挙を執り行なう。
ビンダキに登り、ササたちが無事に帰国するとユンヌ姫から知らされ、帰国祝いの準備をする。
浮島でササたちを迎え、南の島から来た人たちを歓迎する。
歓迎の宴でンマムイから、山北王の弟を殺したという真喜屋之子の事を聞く。
ンマムイと一緒に慈恩寺に行き、真喜屋之子と会う。
アンアンたちを連れて島添大里グスクに来たササから瀬織津姫の事を聞き、瀬織津姫が妹の知念姫を贈ったという勾玉を見せてもらう。
島添大里グスクに来たクマラパを歓迎し、慈恩寺に連れて行って師範を頼み、ササと一緒にヤマトゥに行ってくれとヤタルー師匠に頼む。
玻名グスクヌルと一緒に島添大里グスクに来たミワから、お父さんと呼ばれて、ミワの父親がサハチだったとばれてしまう。
マチルギが血相を変えてやって来て、サハチに刀で斬り付ける芝居をして、この借りは後で返してもらうと言う。
ミワがササと一緒にヤマトゥ旅に行く事になり、心配して、飯篠修理亮とカナに一緒に行ってくれと頼む。
今帰仁から帰ってきたウニタキから真喜屋之子の事を詳しく聞き、真喜屋之子の兄が材木屋の主人なら寝返らせようと思う。
安須森参詣から帰って来た安須森ヌルから、サスカサが山北王の娘の今帰仁若ヌルと湧川大主の娘の勢理客若ヌルに武当拳を教え、佐敷ヌルと平田ヌルが仲間はずれにされていたクーイの若ヌルと仲良くなったと聞いて驚く。
冊封使が来る前にパレンバンとジャワの船が来たので、重ならなくてよかったとホッとする。
冊封使を迎えるのは山南王とファイチに任せて、ウニタキと一緒に陰ながら見守る。
永楽帝の娘、リーポー姫が島添大里グスクに来たので驚き、ファイチを呼んで確認させ、本物とわかって歓迎する。
与那原に行くリーポー姫たちを見送り、チウヨンフォンを連れて慈恩寺に行き、シュミンジュンと会わせる。
島尻大里ヌルに頼まれて、安須森ヌルと一緒に島尻大里グスクに滞在して、冊封の宴の準備を手伝う。
冊封の儀式が無事に終わり、他魯毎が正式に山南王になる。
山南王に会いに来たリーポー姫たちを山南王に会わせ、思紹に会わせるために首里に連れて行く。
リーポー姫に恋をしたウリーを連れて平田グスクのお祭りに行き、メイユーの活躍を描いたお芝居「女海賊」を観る。
ヒューガにリーポー姫たちを名護まで連れて行くように頼み、ンマムイに一緒に行くように頼み、ウニタキに守るように頼む。
ユンヌ姫からミャークの船が無事に帰った事を聞き、台風が近づいて来る事を知り、他魯毎にも知らせて台風に備えさせる。
明国から帰って来たテーラーを会同館に迎えて、リュウインが明国に残った事を知り、密かに喜ぶ。
テーラーから材木屋の主人のナコータルーとその弟の真喜屋之子の事を聞く。
・本部のテーラー
今帰仁のサムレー大将、瀬底之子。
マハニの幼馴染み。
進貢船の護衛のサムレーとして何度も明国に行っている。
湧川大主と一緒に兵を率いて奄美大島を攻め、北半分を支配下に組み込む。
山北王の怒りを買って謹慎中。
謹慎が解け、花嫁の護衛として島尻大里グスクに行く。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
ハーリーで山北王の龍舟を優勝させる。
山北王の書状を持って首里グスクに行き中山王と会う。
奄美大島攻めの大将として出陣する。
中山王の孫チューマチに嫁ぐ山北王の娘マナビーの護衛をして首里に行く。
山伏姿になって中南部を旅して、各地の様子を探る。
山南王妃の使者として今帰仁に行く。
保栄茂按司家族と一緒に豊見グスクに移る。
賀数グスクが敵の手に落ちたので、豊見グスクと保栄茂グスクの中程にある山の上にグスクを築き始める。
兵を率いて南部に来た諸喜田大主から山北王の作戦を聞いて驚き、総大将を務める。
他魯毎と一緒に島尻大里グスクを攻め落とし、摩文仁を殺す。
テイラーグスクを完成させて城主になり、瀬底大主を名乗る。
他魯毎の山南王就任の儀式に立ち会う。
山北王の条件を他魯毎に示して、承諾を得る。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴にンマムイと一緒に参加する。
糸満港に来た山北王の若按司ミンを迎え、先導する。
山北王のサムレー大将として、中山王の進貢船に乗って明国に行く。
新しい海船を手に入れる事ができたが、リュウインは永楽帝に仕える事になって琉球に帰れなくなる。
リュウインから、永楽帝の娘リーポー姫が冊封使と一緒に琉球に行き、サハチに預けたと聞き、サハチが永楽帝に信頼されている事に驚く。
琉球に帰り、首里の会同館でサハチと会い、リュウインの事を話し、ナコータルーと真喜屋之子の事も話す。
・リュウイン(劉瑛)
攀安知の軍師。
永楽帝の弟に仕えていた軍師だったが、主人が殺されて密貿易船に乗って今帰仁に逃げて来る。
密貿易船との通訳を務める。
若い頃、ヂャンサンフォンの弟子のフーシュから武当拳を習っていた。
妻は仲尾大主の娘チルー。
訪ねて来たウニタキと会い、ヂャンサンフォンが琉球にいると聞いて驚く。
ウニタキと一緒に首里に行き、思紹、サハチ、ファイチと会う。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンと会う。
中山王から前借りした明国の商品を積んだ油屋の船に乗って今帰仁に帰る。
山北王の正使として浮島に行き、サハチたちに久米村の遊女屋で送別の宴を開いてもらう。
本部のテーラーと一緒に中山王の進貢船に乗って明国に行く。
永楽帝はリュウインの事を覚えていて、海船をすぐに用意する代わりに、永楽帝に仕える事になる。
