2020年06月04日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 139.山北王の出陣

山北王の兵が南部に出陣する前、奄美按司の使者が今帰仁に来て、鬼界島の鬼界按司の兵が全滅して、以前のごとく、御所殿が島を支配していると知らせました。
万全な作戦で敵を待ち伏せしていたはずなのに、鬼界按司が全滅するなんて湧川大主には信じられませんでした。
湧川大主は来年、300の兵を率いて行って鬼界島を全滅してやると山北王に言いました。

首里グスクでは出陣のための炊き出しで大忙しでした。
越来の若按司と中グスク按司が米須グスクを攻め、浦添の若按司と北谷按司は波平グスクを攻め、勝連の若按司と苗代大親は山グスクを攻め、ンマムイは喜屋武グスクを攻めるために出陣して行きました。
サハチは東方の按司たちと一緒に玻名グスクを攻め落とさなければなりません。

中山王と山北王が介入してくる事を知った山グスク按司は島尻大里グスクを包囲している他魯毎の兵に総攻撃を仕掛けて、矢文でその事を摩文仁に知らせました。
矢文を読んだ摩文仁は総攻撃を命じて、按司たちは他魯毎の兵の中に突っ込んでいき、そのまま本拠地へと帰りました。
戦が終わった戦場には敵味方の兵、二百人余りが倒れていました。
共に百人余りの犠牲者を出していました。

島尻大里を出た新垣按司と真栄里按司は島尻大里グスクを包囲している他魯毎の兵たちを追い払おうと総攻撃を計画しますが、思ったように兵は集まりませんでした。
玻名グスク、米須グスク、山グスク、波平グスクは中山王の兵に包囲されていて身動きができないし、北の大グスクでも百人余りしか集まりません。
2人は総攻撃は諦め、負け戦の覚悟を決めて、生き残る道を模索しました。

正月15日、山北王の兵300人が糸満の港から上陸して、保栄茂グスクの北西にある座安森と呼ばれる山の上に本陣を敷きました。
兵を率いて来たのは諸喜田大主で、山北王の命令で、本部のテーラーが総大将に任命されました。
山北王の意向は、他魯毎を山南王にさせて、その後、新たに同盟を結び、他魯毎の妹と婚約している若按司のミンを山南王の世子にする事でした。
ミンは山北王の世子なのに、山南王の世子にするなんて、考えられない事でした。
テーラーは驚きますが、湧川大主が考えた作戦だと聞いて納得します。

喜屋武グスクを攻めていたンマムイが兵を率いて玻名グスクにやって来ました。
喜屋武グスクを守っていた島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だったと聞いてサハチは驚きました。




登場人物

・湧川大主
攀安知の弟。
妻は羽地按司の娘、ミキ。
テーラーと一緒に兵を率いて奄美大島を攻め、北半分を支配下に組み込む。
明国の海賊リンジョンシェンを迎える。
与論島を奪い返すために、中山王と同盟するように山北王に勧める。
与論島に行き、按司を入れ替える。
運天泊に来たヂャンサンフォンから武当拳の指導を受ける。
鉄炮を積んだ武装船で鬼界島を攻め取る。
マジニを奄美大島の赤木名に送り、あとの事を鬼界按司に任せて、今帰仁に帰る。
鬼界按司が全滅したとの知らせを受けて愕然となり、来年こそは必ず鬼界島を奪い取る決心する。

・攀安知(はんあんち)
山北王。
父はa、母は名護按司の娘。童名はハーン。
祖父は初代山北王の帕尼芝(はにじ)。
妻は武寧(ぶねい)の娘、マアサ。
奄美大島攻めを失敗した腹いせに伊平屋島を攻める。
中山王に奪われた与論島を取り戻すために中山王と同盟する。
娘婿の保栄茂按司を助けるために南部に兵を送る。
若按司のミンを山南王の世子として送り込み、山南王を倒そうとたくらむ。

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。

・勝連若按司
サムの長男ジルー。
勝連ヌルの妹の娘マーシを妻に迎える。
苗代大親と一緒に山グスクを攻める。

・越来若按司
越来按司の長男サンルー。
チューマチと一緒にヤマトゥ旅に行く。
中グスク按司と一緒に米須グスクを攻める。

・中グスク按司
マチルギの弟ムタ。
クマヌの養子となる。
クマヌが隠居して、中グスク按司を継ぐ。
越来若按司と一緒に米須グスクを攻める。

・浦添若按司
浦添按司の長男クサンルー。
サハチと一緒にヤマトゥに行き、マウシと一緒に明国に行く。
北谷按司と一緒に波平グスクを攻める。

・北谷按司
妻は先代越来按司の妹。
浦添若按司と一緒に波平グスクを攻める。

・桑江大親
北谷按司の叔父。
妻はマチルギの妹、ウトゥ。

・思紹
中山王。サハチの父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。
ヂャンサンフォンと一緒に明国に行き、武当山、華山に登る。
琉球に来た慈恩禅師を歓迎する。
伊平屋島と伊是名島を守るために与論島を奪い取れと命じる。
山北王の書状を読んで、重臣たちと話し合い、山北王との同盟を了承する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチからシタルーの死を聞いて驚き、重臣たちと今後の対策を練る。
タルムイが王印を持っているという噂を聞いて、王妃は大した女だと感心する。
照屋大親が進貢船を手に入れるために島尻大里グスクに残っていた事を知り、山南王妃はなかなかの策士だと感心する。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、重臣たちを集めて今後の作戦を練る。
与那原大親のマタルーを八重瀬按司にして、サグルーを与那原大親にする事に決める。
島尻大里グスクに抜け穴があった事に驚く。
孫のイハチを具志頭按司に任命する。
テーラーとイシムイが築いているグスクに、三星党の者を人足として入れるように命じる。
山北王の兵が南部に来ると聞いて、手登根グスクにいる山南王妃と会い、中山王の介入を認めてもらう。
八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うためにサハチと一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
将軍様と会ってヤマトゥと交易し、朝鮮の王様と会って朝鮮とも交易したいと願っている。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷で陳外郎の娘の平方蓉と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でヘグムを手に入れる。
息子のファイテを国子監に留学させる。
メイァンが産んだ息子のチョンチと会う。
長男ファイテの嫁にウニタキの娘ミヨンをもらう。
長女ファイリンを佐敷大親の長男シングルーに嫁がせる。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹と一緒に八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。

・苗代大親
中山王思紹の弟。武術師範。
サムレーたちの総大将。
勝連若按司と一緒に山グスクを攻める。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
妻は山北王の妹、マハニ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
従者として明国に二度、朝鮮にも二度行っている。
豊見グスクでヂャンサンフォンに出会えたので、サハチの襲撃を中止する。
ヤマトゥから帰って来たヂャンサンフォンを迎えて指導を受ける。
武当拳でサハチに負け、サハチを師兄と敬う。
山南王から許しをもらって、サハチたちと一緒に中山王の船に乗って朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でシンシンに負け、ササ、シンシン、シズを師姐と敬う。
サハチの真似をして、笛の稽古を始める。
サハチたちと一緒に京都に行き、対馬に行き、朝鮮の漢城府、開京まで行く。
対馬で左衛門太郎の妹、サキ母子と仲良くなる。
山南王に頼まれて、家族を連れて今帰仁に行く。
奥間でナーサと出会い、姉のウニョンの本当の母がナーサだと知らされる。
ウニョンの夫は生きていて、ウニタキだと聞いて驚く。
名護の山中で山南王の刺客に襲われるがウニタキに助けられる。
サハチに従おうと決心する。
再び、山南王の書状を持って今帰仁に行き、山南王と山北王の同盟をまとめる。
家族と家臣を連れて阿波根グスクから脱出して新グスクに移る。
本部のテーラーを会同館に連れて来て、ヂャンサンフォンに会わせる。
南風原に兼グスクが完成して新グスクから移る。
中山王の書状を持って、今帰仁に行き山北王と会う。
今帰仁にできた「まるずや」の主人マイチをヤンバルの按司たちに会わせて取り引きを成功させる。
チューマチとマナビーの婚礼で山北王の代理を務める。
浮島に来たソンウェイを兼グスクに迎え、与那原に連れて行きヂャンサンフォンと会わせる。
娘のマウミとサハチの息子のマグルーの事をサハチに相談する。
タブチから出陣要請が来て、サハチに相談しに来る。
タブチに頼まれて、チヌムイとミカを島添大里グスクに連れて行き、サハチと会わせる。
喜屋武グスクを攻めるが、島尻大里ヌルが開城する。
島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だったので驚いて、サハチに知らせる。

・山グスク大親
山グスク大主の次男。
妻は伊敷按司の娘。
名嘉真之子を名乗り島尻大里のサムレー大将を務めていたが、山グスクを築いて山グスク大親を名乗る。
タブチの命で山グスク按司を名乗る。
新年を祝うために島尻大里グスクにいたが、息子の具合が悪くなって山グスクに帰る。
米須にいた無精庵を呼んで息子を看てもらう。
島尻大里グスクが他魯毎の兵に包囲され、外にいる兵たちを率いて奇襲を掛ける。
総攻撃を仕掛けて、山北王と中山王が介入する事を摩文仁に知らせ、閉じ込められた按司たちをグスクの外に出す。
山グスクが中山王の兵に包囲される。

・真壁之子
真壁大主の長男。
島尻大里のサムレー大将。
大グスクを守っている。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷に呼ばれ、鞍馬山に行き、高橋殿に武当拳の指導をする。
対馬で早田六郎次郎たちと再会する。
サハチたちと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でテグムを手に入れる。
博多で弟子のシュミンジュンと再会する。
運玉森ヌルと仲良くなり、与那原の運玉森ヌルの屋敷で暮らす。
思紹と一緒に明国に行き、武当山で弟子たちに再会する。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
運天泊で湧川大主に武当拳の指導をする。
島添大里グスクの十五夜の宴でテグムを披露する。
安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササに連れられて玻名グスクの陣地に行き、兵たちに武当拳を指導する。

・サグルー
サハチの長男。島添大里の若按司。
妻はマウシの妹のマカトゥダル。
サハチの代理として山南王の婚礼に行く。
従者として進貢船に乗って明国に行く。
先発隊として伊平屋島に行き、山北王の兵を倒す。
中山王と山北王の同盟を知らせに与論島に行く。
胸騒ぎがして、佐敷ヌルとサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サハチの代わりに東方の按司たちと一緒に長嶺グスクを攻める。
長嶺グスクから撤収して八重瀬グスクを攻める。
与那原大親に任命され、島添大里の若按司のまま、与那原グスクに移る。
玻名グスクを攻める。

・佐敷大親
尚巴志の弟。マサンルー
妻は奥間大親の娘、キク。
従者として明国に行く。
ヤマトゥと朝鮮に行く交易船の総責任者になる。
首里大通りからグスクまで、マナビーの花嫁行列を先導する。
中山王の代理としてハーリーに行く。
長男シングルーの嫁にファイチの娘ファイリンを迎える。
奥間のサジルーが息子だと聞いて驚く。
東方の按司たちと玻名グスクを攻める。

・平田大親
尚巴志の弟、ヤグルー。
妻は玉グスク按司の娘ウミチル。
従者として明国に行く。
交易船の責任者としてヤマトゥに行く。
首里大通りからグスクまで、マナビーの花嫁行列を先導する。
東方の按司たちと玻名グスクを攻める。

・キンタ
奥間大親(ヤキチ)の長男。
奥間之子。
ンマムイを守るためにウニタキと一緒に今帰仁に行く。
クジルーが義兄の佐敷大親の息子だと知って驚く。
ウニタキと一緒にグスク攻めの下準備をする。

・新垣大親
父は汪英紫の重臣、新垣大親。
シタルーが山南王になった時、父はタブチ側に付いた重臣たちの責任をすべて負って斬首される。
父の跡を継いで、シタルーの重臣になる。
妻は賀数大親の姉。
タブチ側として島尻大里グスクに残る。
タブチの命で新垣按司を名乗る。
豊見グスク攻めの総大将を務める。
島尻大里グスクを包囲した他魯毎の兵を攻めるが、逆に攻められグスク内に逃げ込む。
抜け穴を使って外に出て、他魯毎の兵を追い散らす。
抜け穴を塞がれて島尻大里グスクに閉じ込められるが、新垣グスクにいる若按司が攻めて来る事を期待する。
山グスク按司の攻撃に合わせて、島尻大里グスクから出て新垣グスクに戻る。
他魯毎の兵を追い散らそうと作戦を練るが、兵が集まらず諦める。

・真栄里大親
大グスクからのシタルーの重臣。
タブチ側として島尻大里グスクに残る。
タブチの命で真栄里按司を名乗る。
豊見グスク攻めの副大将を務める。
抜け穴を使って外に出て、他魯毎の兵を追い散らす。
抜け穴を塞がれて島尻大里グスクに閉じ込められるが、真栄里グスクにいる若按司が攻めて来る事を期待する。
山グスク按司の攻撃に合わせて、島尻大里グスクから出て真栄里グスクに戻る。
他魯毎の兵を追い散らそうと作戦を練るが、兵が集まらず諦める。

・諸喜田大主
ジルー。
今帰仁のサムレー大将。
妻は志慶真の長老の孫娘マカーミ。
湧川大主と一緒に鬼界島を攻める。
山北王の兵を率いて南部に来て、本部のテーラーに山北王の作戦を告げる。

・本部のテーラー
今帰仁のサムレー大将。
マハニの幼馴染み。
進貢船の護衛のサムレーとして何度も明国に行っている。
湧川大主と一緒に兵を率いて奄美大島を攻め、北半分を支配下に組み込む。
山北王の怒りを買って謹慎中。
謹慎が解け、花嫁の護衛として島尻大里グスクに行く。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
ハーリーで山北王の龍舟を優勝させる。
山北王の書状を持って首里グスクに行き中山王と会う。
奄美大島攻めの大将として出陣する。
中山王の孫チューマチに嫁ぐ山北王の娘マナビーの護衛をして首里に行く。
山伏姿になって中南部を旅して、各地の様子を探る。
山南王妃の使者として今帰仁に行く。
保栄茂按司家族と一緒に豊見グスクに移る。
賀数グスクが敵の手に落ちたので、豊見グスクと保栄茂グスクの中程にある山の上にグスクを築き始める。
兵を率いて南部に来た諸喜田大主から山北王の作戦を聞いて驚き、総大将を務める。

・島尻大里ヌル
タブチの妹、ウミカナ。
大グスク按司の側室になるが、大グスク按司が滅んだあと、ヌルの修行を始め、大グスクヌルになる。
父が山南王になって島尻大里グスクに行き、兄のヤフスが島添大里按司になり、島添大里ヌルになる。
島添大里グスクをサハチに奪われ、捕まるが馬天ヌルに命を救われる。
父親が殺した大勢の人たちを弔わなければならないと悟り、父親に滅ぼされた八重瀬按司の一族、島添大里按司の一族、大グスク按司の一族、島尻大里按司の一族たちを弔う。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
シタルーの死後、山南王になったタブチを助ける。
久米島に逃げるタブチたちを見送り、喜屋武グスクに残る。
喜屋武グスクを攻めて来たヤタルー師匠と涙の再会する。

・ヤタルー師匠
阿蘇弥太郎。
ンマムイの師匠。
慈恩禅師の弟子。
琉球に来た慈恩禅師と再会する。
喜屋武グスクを攻めて、島尻大里ヌルと涙の再会する。



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ラベル:尚巴志伝 琉球
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