2020年04月14日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 95.新宮の十郎

熊野の本宮から船に乗って新宮に着いたササたちは、新宮の孫十に歓迎されて速玉大社にお参りして宿坊に入ります。
翌日、十郎の姉の丹鶴姫が暮らしていたという丹鶴山に行き、スサノオを祀った神倉山に登りました。
神倉山には巨大な石が祀られていて、お祈りをしたら、スサノオとユンヌ姫の声が聞こえたので、ササは驚きます。
ユンヌ姫はササのためにスサノオと一緒に新宮の十郎を探して、連れて来てくれたのでした。
ササとサスカサは十郎から琉球に行った時の事やその後の事を色々と聞きました。









◇新宮十郎の略歴

1141年、新宮で、源為義の十男に生まれる。母は立田御前。
    姉の丹鶴姫が熊野別当長範の長男行範に嫁ぐ。
1151年、兄の為朝が勘当されて九州に追放される。
1153年、長兄義朝、下野守に任じられる。
1156年7月、保元の乱に敗れ、父為義は兄義朝に船岡山で斬首される。
    兄為朝は伊豆大島に流される。
1158年、丹鶴姫の長女が熊野別当湛快の次男湛増に嫁ぐ。
1159年12月、平治の乱。長兄義朝は殺され、義朝の三男頼朝は伊豆に流される。
    十郎は熊野山中に隠れる。
1169年、頼朝の弟義経、鞍馬山に預けられる。
1170年、藤原秀衡、鎮守府将軍に任命される。
    為朝討伐の院宣が下り、兄の為朝、伊豆で自害する。
1173年、義兄行範が亡くなり、姉の丹鶴姫が出家して、鳥居禅尼と名乗る。
1174年、義経、弁慶と共に奥州平泉に行く。
1178年8月、十郎、名を行家に変えて、京都に上り八条院の蔵人になる。
1179年7月、平清盛の長男重盛、死す。
1180年4月、十郎、以仁王の令旨を持って各地の源氏を巡る。
   8月、頼朝、伊豆で挙兵する。   
   9月、義仲、信濃で挙兵する。
   10月、頼朝、鎌倉に入る。義経、頼朝の軍に来る。
1181年閏2月、平清盛、死す。
   3月、十郎、墨俣川の合戦に敗れ、甥の頼朝のもとへ逃げる。
1183年2月、十郎、頼朝と不和になり、甥の義仲を頼って身を寄せる。
   5月、倶利伽羅峠の戦いで平維盛、源義仲に敗れる。
   7月、十郎、義仲と共に入京する。
   11月、十郎、義仲と不和になり、播磨にいる平家を攻めるが敗れる。
1184年1月、義仲、義経率いる鎌倉軍に敗れて戦死する。
   2月、平維盛、陣中から逃亡する。
1185年3月、壇ノ浦の合戦。平家滅亡。
   8月、十郎は義経と結んで鎌倉に抵抗する。
   11月、都落ちした十郎と義経は大物浦で暴風雨にあって西国渡航に失敗する。
1186年3月、十郎、鎌倉軍に捕まり、桂川下流の赤井河原で斬首される。
1189年閏4月、義経、平泉で自害する。
   7月、奥州藤原氏、滅びる。



登場人物

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
対馬で新太郎と仲良くなる。
丸太引きのお祭りで若狭町の守護神を務める。
ササたちと一緒に熊野に行く。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女、ミチ。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行き、有名になる。
丸太引きのお祭りで島添大里の守護神を務める。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
交易船に乗って、ササたちと一緒にヤマトゥに行く。
ササと一緒に熊野に行く。

・御台所様
日野栄子。足利義持の正室。
義量の母。
ササたちが来るのを楽しみに待っている。
ササたちを連れて伊勢の神宮参詣に行く。
ササたちと一緒に熊野に行く。

・高橋殿
足利義満の側室。道阿弥の娘。
父親譲りの舞の名人。
博多に来たマチルギの噂を聞いて琉球に興味を持つ。
琉球の事を調べるために配下の山伏を琉球に送る。
サハチの一節切を聴いて、思わず舞ってしまう。
サハチたちを連れて七重の塔に登り、将軍様が現れたので驚く。
鞍馬山に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
鎌倉の御所に不穏な動きがあり、反乱を阻止するために鎌倉に行く。
京都に来たササたちを迎えに行って、御台所様と会わせる。
ササたちと御台所様を連れて熊野に行く。

・新宮孫十
熊野水軍の大将。

・住心院深基
住心院住持。
熊野の先達。

・丹鶴姫
新宮十郎の姉。
熊野別当行範の妻。
夫の死後、鳥居禅尼を名乗る。

・妙祐尼
妙心寺の尼僧。勧進比丘尼を仕切っている。

・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。

・新宮十郎
源為義の十男。
舜天の父親。

・大里ヌル
クミ。
琉球に来た新宮十郎と結ばれて舜天を産む。




尚巴志伝
posted by 酔雲 at 14:56| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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