2020年03月26日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 77.武当山の奇跡

琉球を船出した思紹とヂャンサンフォンが乗った進貢船は明国の温州に着きました。
半月後にようやく上陸許可が下りて、思紹とヂャンサンフォンは使者たちと別れて杭州に行きました。
西湖のほとりにあるメイファン姉妹の屋敷でのんびりと過ごして、旅の疲れを取りました。
ヂャンサンフォンの正体がばれて大騒ぎになって、思紹とヂャンサンフォンは海賊たちの隠れ家の島に移ります。
島で海賊たちに武芸の指導をして、半月後、武当山に行きます。
父親に琉球に行くなと言われて、父親と喧嘩したユンロンは思紹たちに付いて行きます。
6月の半ばに武当山の裾野にあるファイチの妹ファイホンの家に着いて、武当山ではヂャンサンフォンが帰って来るという噂で持ちきりだと聞きます。
翌日、思紹たちはヂャンサンフォンと一緒に武当山に登ります。
思紹は十七年前に亡くなったヂャンサンフォンの弟子、雲谷真人にそっくりなので、雲谷真人がヂャンサンフォンと一緒に帰って来たと噂になります。
武当山の山頂の真武神をお参りしてから山の中に入って、思紹たちは修行を始めます。
一か月の修行が終わってファイホンの家に行くと、武当山にヂャンサンフォンの弟子たちと雲谷真人の弟子たちが大勢集まって、破壊されたままの建物の残骸を片付けていると言います。
その夜、ヂャンサンフォンの高弟五人がファイホンの家にやって来て、ヂャンサンフォンと再会します。
翌日、ヂャンサンフォンと一緒に武当山に登った思紹たちは集まっている弟子たちの多さに驚きます。
ヂャンサンフォンは大勢の弟子たちの前で演説をして、思紹たちを連れて山を下ります。

ヂャンサンフォンが武当山に現れた事は噂になって永楽帝の耳にも入り、永楽帝は武当山の再建を決心して、三十万人を動員して、十二年掛かりで武当山の道観を大修築しました。

思紹たちはヂャンサンフォンに連れられて華山に行き、応天府に行き、ファイチの親友のヂュヤンジンのお世話になって、応天府に来ていた使者たちと合流して温州に向かいました。









登場人物

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。
ヂャンサンフォンと一緒に明国に行き、武当山、華山に登る。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷に呼ばれ、鞍馬山に行き、高橋殿に武当拳の指導をする。
対馬で早田六郎次郎たちと再会する。
サハチたちと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でテグムを手に入れる。
博多で弟子のシュミンジュンと再会する。
思紹と一緒に明国に行き、武当山で弟子たちに再会する。

・クルー
尚巴志の弟。
妻は山南王シタルーの三女、ウミトゥク。
従者として明国に行く。
思紹とヂャンサンフォンと一緒に明国に行く。
一緒に旅をしてユンロンに好意を持つ。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。
慶良間之子に好意を持つ。
一緒に旅をしてクルーに好意を持つ。

・新川大親
中山王の正使。
武寧の正使としてシャムから帰国したが、武寧が滅んだので思紹に仕える。
国子監の官生だった秀才。
朝鮮への正使も務める。

・メイファン(張美帆)
福州の海賊ヂャンルーチェンの三女。
父と敵対している海賊リンジェンフォンの長男と駆け落ちして琉球に行き、ファイチと出会う。
明国でファイチと再会して、琉球と交易するために琉球に行く。
ファイチの子供チョンチを連れて琉球に来る。
杭州に来た思紹とヂャンサンフォンを迎える。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。
杭州に来た思紹とヂャンサンフォンを迎える。

・ファイホン(懐虹)
ファイチの妹。リャンウェイの妻。

・ルーチューユン(廬秋雲)
ヂャンサンフォンの弟子。
五龍宮の住持だったが南岩に隠棲する。

・ユングーヂェンレン(雲谷真人)
ヂャンサンフォンの弟子、丘元清。
全真道の道士。
五龍宮の住持だったが17年前に亡くなる。

・リュフェイ(呂飛)
華山の道士だったが五龍宮に来て、住持となる。
武当山を乗っ取ろうとたくらむが、ヂャンサンフォンが来たので逃げて行く。

・スンビーユン(孫碧雲)
ヂャンサンフォンの弟子。朝天宮の住持。

・リューグーチェン(劉古泉)
ヂャンサンフォンの弟子。
リュフェイ一味を追い出して、五龍宮の住持になる。

・ヤンシャンチョン(楊善澄)
ヂャンサンフォンの弟子。

・ジョウジェンテ(周真コ)
ヂャンサンフォンの弟子。

・ヂュヤンジン(朱洋敬)
科挙に合格して、ファイチと一緒に宮廷に仕えたファイチの親友。
政策を批判して、宮廷から追放されるが、永楽帝が皇帝になると宮廷に戻り、永楽帝に仕える。




尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 09:51| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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