2020年03月11日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 62.具志頭按司

9月に平田グスクで初めてお祭りが行なわれました。
佐敷ヌルとユリが中心になって、平田大親の妻のウミチルも張り切って、娘たちに笛や踊りの指導をしました。
舞台では佐敷ヌルが作ったお芝居「浦島之子」が、女子サムレーたちによって上演されて観客たちに喜ばれました。

10月のサミガー大主の命日には馬天浜でお祭りが行なわれ、佐敷ヌルが作ったお芝居「サミガー大主」が上演されました。
馬天浜のお祭りの翌日、三姉妹たちは帰って行きました。
メイユーはマチルギの許しを得て、サハチの側室になりました。

与那原のグスクが完成して、マタルーが正式に与那原大親に就任しました。
山南王は完成した長嶺グスクに娘婿を入れて、長嶺按司に任命しました。
山南王は中山王を真似して、粟国島で密かに兵を育てているようです。

11月半ば、おとなしくしていた八重瀬按司のタブチが具志頭グスクを攻め、具志頭按司と若按司を殺し、戦死した弟ヤフスの息子を按司にしました。
若按司の妻だった山南王シタルーの娘のマアサは助けて、島添大里グスクに帰しました。









登場人物

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。

・ユリ
奥間で生まれたヒューガの娘。
武寧の長男、カニムイの側室になり、娘を産む。
浦添グスク炎上時、ウニタキに助けられて佐敷で娘と暮らす。
笛の名手。佐敷ヌルに笛の指導をする。
佐敷のお祭りの準備を佐敷ヌルと一緒にする。
佐敷ヌルを助けて、お芝居の音楽を担当する。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
サハチといい仲になる。
マチルギに許されて、サハチの側室になる。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。
伊是名親方に好意を持つ。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。
慶良間之子に好意を持つ。

・ウミチル
ヤグルー(平田大親)の妻。
玉グスク按司の娘。
笛と琴ができ、舞も舞う。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。
佐敷のお祭りでウニタキと一緒にチルーに謝る。

・ウニチル
ウニタキとフカマヌルの娘。
佐敷のお祭りに来て、舞台で歌っているウニタキを見て、お父さんと呼ぶ。

・フカマヌル
平田のフカマヌル。
久高島のフカマヌルの母親。

・クルー
尚巴志の弟。
妻は山南王シタルーの三女、ウミトゥク。
従者として明国に行く。

・ウミトゥク
クルーの妻。
山南王シタルーの娘。
豊見グスク按司の妹。

・キク
佐敷大親マサンルーの妻。
ヤキチの娘。

・伊是名親方
マウー。首里のサムレー大将。
伊是名島出身。思紹の従弟。

・シラー
山田按司の家臣、久良波のマサルーの次男。
首里のサムレー。
ササを諦めて、シンシンとつき合う。
進貢船の守備兵として明国に行く。

・ウハ
首里のサムレー。
進貢船の守備兵として明国に行く。

・ヤグルー
尚巴志の弟。
平田グスクを任され、平田大親を名乗る。
従者として明国に行く。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。
佐敷のお祭りで、マチルギと一緒に、チルーとフカマヌルの話を聞く。

・マカトゥダル
尚巴志の長男、サグルーの妻。
山田按司の三女。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行き、有名になる。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
ウニタキとフカマヌルの関係を知って悲しむ。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。
突然、ウニチルが妹だと言われて驚く。

・ヂャンウェイ(張唯)
ファイチの妻。
父は龍虎山の天師の一族。

・ファイテ(懐徳)
ファイチの長男。

・ファイリン(懐玲)
ファイチの長女。

・慶良間之子
苗代大親の次男、サンダー。
島添大里のサムレー大将。
ハーリー奉行に任命されて張り切る。

・知念若按司
妻は尚巴志の妹、マカマドゥ。
従者として明国に行く。

・マカマドゥ
知念若按司の妻。
尚巴志の妹。

・シタルー
サミガー大主(ウミンター)の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
早田六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。
従者として明国に行く。

・マジニ
宇座按司の三女。

・ナカウシ
平田の女子サムレー。
お芝居「浦島之子」で浦島之子を演じる。

・ミニー
平田の女子サムレー。
お芝居「浦島之子」で亀を演じる。

・チリ
平田の女子サムレー。
お芝居「浦島之子」で乙姫様を演じる。

・チタ
首里の女子サムレー。
笛が得意。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をして、「ティーダシルの石」があるに違いないと気づく。
ササを連れて、「ティーダシルの石」を探しに行くが見つからず、その時が来るまで待とうと思う。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女、ミチ。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行き、有名になる。
丸太引きのお祭りで島添大里の守護神を務める。

・リン
島添大里の女子サムレー。
お芝居「サミガー大主」でサミガー大主を演じる。

・マイ
島添大里の女子サムレー。
お芝居「サミガー大主」で人食いフカを演じる。

・与那原大親
尚巴志の弟、マタルー。
妻はタブチの娘、マカミー。
従者として明国に行く。
運玉森にグスクを築いて与那原大親になる。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。
サグルーが山南王の婚礼に出掛けたと聞いて驚き、心配して、島添大里グスクに飛んでくる。
佐敷のお祭りで、チルーとフカマヌルの話を聞く。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。
チニンチルーに惚れているが、年齢の差を気にして悩んでいる。
ウニタキの留守を守っている。

・攀安知(はんあんち)
山北王。
父はa、母は名護按司の娘。童名はハーン。
祖父は初代山北王の帕尼芝(はにじ)。
妻は武寧(ぶねい)の娘、マアサ。

・湧川大主
攀安知の弟。
妻は羽地按司の娘、ミキ。
兵を率いて奄美大島を攻めている。

・リンジェンフォン(林剣峰)
ヂャンルーチェンと敵対していた福州の海賊。
チェンイージュンを利用して、ヂャンルーチェンを滅ぼす。
山北王と取り引きをしている。

・シタルー
山南王。島尻大里按司。
妻は察度の娘、トゥイ。

・長嶺按司
山南王シタルーの娘婿。
高麗に逃げた山南王の弟。

・具志頭按司
先代の長男。
タブチに殺される。

・タブチ
八重瀬按司。
汪英紫の長男。山南王(シタルー)の兄。
中山王の武寧と組んでシタルーを倒し、山南王になるつもりだったが、尚巴志に邪魔される。
尚巴志を恨むが、父も弟も行った事のある明国に行ってみようと考え、中山王に従う。
従者として、三度目の唐旅に出る。
具志頭グスクを攻めて、按司を入れ替える。

・ヤフスの妻
具志頭按司の姉。
息子を按司にするために義兄のタブチを頼る。

・具志頭按司
ヤフスの息子。

・マアサ
山南王シタルーの娘。
具志頭若按司の妻になるが、若按司がタブチに殺されて、島尻大里に帰る。

・米須按司
山南王の進貢船で明国に行き、順天府(北京)でタブチと会う。




尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 10:13| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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