2020年03月09日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 61.英祖の宝刀

サハチたちが朝鮮に船出した七日後、琉球ではハーリーが行なわれ、中山王の思紹が王妃を連れて豊見グスクに行きました。
思紹たちは山南王のシタルーに歓迎され、豊見グスク按司の妻になっていたマチルーは両親との再会を喜びます。
その頃、今帰仁では山北王の弟の湧川大主が奄美大島攻めに向かっていました。

サハチたちが京都にいた頃、三姉妹の船がやって来て、マチルギが迎えて、マチルギは三姉妹を久高島に連れて行きます。
一緒に行った佐敷ヌルはフボーヌムイに籠もって、神様から「英祖の宝刀」を探してくれと頼まれます。
「英祖の宝刀」とは、英祖が鎌倉の将軍様から贈られた太刀と小太刀と短刀で、三つ揃って「千代金丸」と呼ばれていました。
久高島から帰った佐敷ヌルは馬天ヌルと相談して、英祖の宝刀を探します。
太刀は今帰仁にある事がわかり、小太刀はミャークという南の島にあるらしいとわかり、短刀は越来ヌルが持っていました。

8月に進貢船が帰って来て、念願の海船を賜わってきました。









登場人物

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。
ヂャンサンフォンと一緒に明国に行こうと心の中で決めている。

・中山王妃
ミチ。サハチの母親。
越来按司の姉。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をして、「ティーダシルの石」があるに違いないと気づく。
ササを連れて、「ティーダシルの石」を探しに行くが見つからず、その時が来るまで待とうと思う。

・シタルー
山南王。島尻大里按司。
妻は察度の娘、トゥイ。

・豊見グスク按司
シタルーの長男、タルムイ。
妻は尚巴志の妹、マチルー

・マチルー
豊見グスク按司の妻。
尚巴志の妹。

・島尻大里ヌル
山南王シタルーの妹。
島添大里ヌルだった頃、馬天ヌルに命を救われる。

・豊見グスクヌル
山南王シタルーの娘。
豊見グスク按司の姉。

・李仲ヌル
李仲按司の次女。

・李仲按司(りーぢょんあじ)
進貢船の正使を務めた事もある唐人。
シタルーの軍師。

・前小禄按司
泰期の長男。
息子に按司を譲って隠居する。

・瀬長按司
武寧の弟。

・与座按司
妻はタブチの娘。

・前具志頭按司
島添大里按司だったヤフスの義父。
息子に按司を譲って隠居する。

・伊敷按司
妻は真壁按司の妹。

・真壁按司
玻名グスク按司の義兄。

・玻名グスク按司
タブチの義兄。

・与那原大親
尚巴志の弟、マタルー。
妻はタブチの娘、マカミー。
従者として明国に行く。

・米須若按司
妻はタブチの娘。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。
チニンチルーに惚れているが、年齢の差を気にして悩んでいる。

・湧川大主(わくがーうふぬし)
攀安知の弟。
妻は羽地按司の娘、ミキ

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。
伊是名親方に好意を持つ。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。
慶良間之子に好意を持つ。

・ヂャンウェイ(張唯)
ファイチの妻。父は龍虎山の天師の一族。

・ファイテ(懐徳)
ファイチの長男。

・ファイリン(懐玲)
ファイチの長女。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。
サグルーが山南王の婚礼に出掛けたと聞いて驚き、心配して、島添大里グスクに飛んでくる。
佐敷のお祭りで、チルーとフカマヌルの話を聞く。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。

・苗代大親
中山王思紹の弟。武術師範。
サムレーたちの総大将。

・浦添ヌル
浦添按司になった當山親方の娘カナ。
浦添ヌルになるために馬天ヌルのもとで修行。
馬天ヌルがヤマトゥ旅に出たあと、運玉森ヌルのもとで修行する。

・ウミタル
玉グスク按司の娘。
若按司の妹。
武寧の三男イシムイに嫁ぐが、武寧が滅ぼされて二人の娘を連れて実家に帰る。
マナミーから剣術を習って女子サムレーを育てる。

・マナミー
玉グスクの若按司の妻。
サハチの妹。

・玉グスクヌル
玉グスク按司の娘。
若按司の姉。

・八重瀬ヌル
タブチの妹。

・八重瀬若ヌル
タブチの娘ミカ。
武寧の四男シナムイに嫁ぐが、武寧が滅ぼされて一月で戻って来る。
若ヌルになるための修行を始める。

・中グスクヌル
先代の中グスク按司の妹。

・越来ヌル
先々代の越来按司の姉。
馬天ヌルに心酔している。

・サングルミー
与座大親。中山王の正使。
山南王のシタルーと一緒に明国の国士監に留学して、帰国後、中山王武寧の正使となる。
明国から帰国すると武寧は亡くなっていて、思紹が中山王になっていたが、思紹に仕える。

・中グスク大親
中山王の副使。
祖父は中グスク按司の家臣で、人質となった娘の護衛として浦添に来て、察度に仕える。

・宜野湾親方
明国から帰ってきた進貢船のサムレー大将。
思紹に仕え、首里のサムレー大将になる。

・伊是名親方
マウー。首里のサムレー大将。
伊是名島出身。思紹の従弟。妻はタブチの娘。
進貢船のサムレー大将として明国に行く。

・ヤグルー
尚巴志の弟。
平田グスクを任され、平田大親を名乗る。
従者として明国に行く。

・クルー
尚巴志の弟。
妻は山南王シタルーの三女、ウミトゥク。
従者として明国に行く。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
早田六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。
従者として明国に行く。

・タブチ
八重瀬按司。
汪英紫の長男。山南王(シタルー)の兄。
中山王の武寧と組んでシタルーを倒し、山南王になるつもりだったが、尚巴志に邪魔される。
尚巴志を恨むが、父も弟も行った事のある明国に行ってみようと考え、中山王に従う。
従者として、三度目の唐旅に出る。

・シラー
山田按司の家臣、久良波のマサルーの次男。
首里のサムレー。
ササを諦めて、シンシンとつき合う。
進貢船の守備兵として明国に行く。




尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 10:53| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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