2020年03月04日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 57.漢城府

サハチたちは早田五郎左衛門の娘婿の浦野小次郎と一緒に朝鮮の都、漢城府(ソウル)に行きました。
漢城府に行ったのはサハチ、ウニタキ、ファイチ、ヂャンサンフォン、ンマムイの五人で、ササたちは対馬に戻りました。
漢城府は思っていたよりも遠く、12日目にようやく着いて、サハチたちは「津島屋」に行きます。
漢城府の「津島屋」の主人は五郎左衛門の息子の丈太郎で、サハチは再会を喜び、去年、クグルーとシタルーがお世話になったお礼を言います。
五郎左衛門の孫娘のハナの案内で、サハチたちは漢城府を見物します。




朝鮮の年表

1364年  高麗で綿栽培が始まる。15世紀になると綿布が対日貿易の主役となる。
1389年2月 高麗、対馬を攻撃する。
    7月 察度が高麗に送った琉球船が富山浦に着く。
1390年7月 察度が高麗に送った琉球船が富山浦に着く。琉球に送った高麗の使者が帰る。
1392年7月 李成桂が高麗の恭譲王から王位を簒奪し、高麗王に即位。
    7月 察度が高麗に送った琉球船が富山浦に着く。
      漢江の北側に新しい王都の建設を開始する。
1393年 2月 李成桂が権知朝鮮国事に冊封され、国号が朝鮮となる。
1394年8月 察度が高麗に送った琉球船が富山浦に着く。
    10月 開京から漢陽への遷都。1398年まで四年間使用。
1395年6月 漢陽府が漢城府になる。
    10月 新しい宮殿が完成し、鄭道伝が「景福宮」と命名。
1397年4月 早田左衛門太郎、兵船24艘を率い朝鮮に投降する。
    7月 武寧が朝鮮に送った琉球船が富山浦に着く。
1398年8月 第一次王子の乱。鄭道伝が殺される。
    9月 李成桂の次男、李芳果が2代王になる。
1399年3月 王朝の都が松都(開京)に戻る。2年間使用。
    7月 武寧が朝鮮に送った琉球船が富山浦に着く。使者は開京に行く。
1400年1月 第二次王子の乱。李芳幹(李成桂の四男)の反乱。
    7月 武寧が朝鮮に送った琉球船が富山浦に着く。使者は開京に行く。
    11月 李成桂の五男、李芳遠が3代王になる。
1401年10月 李芳遠たちは3日もかかる大行列で新都、漢城府に居所を移す。
1403年   鋳字所を設立して金属活字による書籍を印刷することに成功する。
1404年   室町幕府と国交回復、日朝貿易盛んとなる。
1405年   昌徳宮が景福宮の離宮として創建される。
1406年   寺院の勢力を減退させるために特権を大幅に削減させる。
      仏教僧は、奴婢や妓生と同様の賤民の身分に落とされる。
      多くの仏像、仏画、仏具、経典などが日本に二束三文で売られる。
1408年5月 李成桂、死す。




登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。

・浦瀬小次郎
早田五郎左衛門の次女の夫。
富山浦の「津島屋」を任されている。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
将軍様と会ってヤマトゥと交易し、朝鮮の王様と会って朝鮮とも交易したいと願っている。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷で陳外郎の娘の平方蓉と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷に呼ばれ、鞍馬山に行き、高橋殿に武当拳の指導をする。
対馬で早田六郎次郎たちと再会する。
サハチたちと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
妻は今帰仁按司の娘、マハニ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
ヂャンサンフォンに出会えたので、尚巴志の襲撃を中止する。
ヤマトゥから帰って来たヂャンサンフォンを迎えて指導を受ける。
従者として明国に二度、朝鮮にも二度行っている。
武当拳で尚巴志に負け、尚巴志を師兄と敬う。
山南王から許しをもらって、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でシンシンに負け、ササ、シンシン、シズを師姐と敬う。
サハチの真似をして、笛の稽古を始める。
サハチたちと一緒に対馬に行く。
サハチたちと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。

・早田丈太郎
早田五郎左衛門の長男。
漢城府の「津島屋」の主人。

ハナ
早田丈太郎の次女。



尚巴志伝
ラベル:琉球 尚巴志伝
posted by 酔雲 at 09:17| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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