2018年10月01日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 53.対馬の娘

村上水軍のあやの先導で、サハチ(尚巴志)たちは無事に博多に着きました。
博多にいた琉球の交易船は朝鮮に向かうために対馬に行っていました。
サハチたちはあとを追って、一文字屋の船で対馬に向かいました。

壱岐島で志佐壱岐守と会って、サハチたちは対馬の船越に着きました。
サハチはイトからもらった着物を着て、ユキからもらった守り刀を腰に差して颯爽と上陸しましたが、二人は留守でした。
二十二年前にお世話になったサワが出迎えてくれ、イトとユキは朝鮮に行っていると言いました。
サワは子供たちの面倒を見ていて、ササたちを見ると子供たちは再会を喜んでいました。
ササが可愛い女の子を連れて来て、「ミナミのお爺ちゃんだよ」と言いました。
サハチは娘のユキより先に、孫娘であるユキの娘のミナミと会いました。

ユキの夫の早田六郎次郎とも会って、サハチたちは「琉球館」に入って休みました。
その夜、歓迎の宴が開かれ、サハチとイトの事が伝説になっている事を六郎次郎から聞きました。
そして、六郎次郎はユキとの出会いを話してくれました。

翌日の夕方、イトとユキが朝鮮から帰って来ました。
娘のユキはサハチが思っていたよりも、ずっと美人でした。
サハチはイトから対馬で起こった様々な事を聞きました。




登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
将軍様と会ってヤマトゥと交易し、朝鮮の王様と会って朝鮮とも交易したいと願っている。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷で陳外郎の娘の平方蓉と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷に呼ばれ、鞍馬山に行き、高橋殿に武当拳の指導をする。
対馬で早田六郎次郎たちと再会する。

・与之助
塩飽水軍の船大工。
船の事しか考えていない変わり者。

・村上あや
村上水軍の頭領、山城守の娘。

・一文字屋孫次郎
博多の一文字屋の主人。

・一文字屋孫三郎
坊津の一文字屋の主人。
サハチたちと一緒に京都に行く。

・みお
一文字屋孫三郎の三女。
サハチたちと一緒に京都に行く。

・一徹平郎
北野天満宮の宮大工。
琉球に行くため京都を去る。

・新助
龍ばかり彫っている等持寺の大工。
琉球に行くため京都を去る。

・栄泉坊
東福寺を追い出された画僧。
サハチたちと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
琉球に行くため京都を去る。

・志佐壱岐守
壱岐島の倭寇の大将。
サハチがヤマトゥに行った時にお世話になる。
ジクー禅師を連れて琉球に行く。
壱岐島に来たサハチたちを歓迎する。

・サワ
ヒューガが琉球に行く前に、いい仲になった後家。
二十二年前、サハチもお世話になる。
子供たちの世話をしている。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。

・ミナミ
早田六郎次郎とユキの娘。
サハチの孫。

・早田六郎次郎
早田左衛門次郎の嫡男。
妻はユキ。

・早田左衛門次郎
和田浦の左衛門次郎の遺児。
六郎次郎の従兄弟。
幼い頃より六郎次郎と共に育つ。

・早田小三郎
早田兵衛左衛門の三男。
六郎次郎の義弟。

・早田四郎三郎
六郎次郎の弟。

・円明坊
熊野の山伏。
共に戦った早田三郎左衛門に頼まれて、六郎次郎の師となる。

・鉄潅和尚
戦死した早田備前守の息子。
船越梅林寺住職。

・イスケ
イトの父親。
去年、馬天ヌルたちを連れて対馬一周の旅に出る。

・イト
サハチと結ばれ、ユキが生まれる。
早田左衛門太郎が家臣を引き連れて朝鮮に行ってしまい、女たちを引き連れて船長になって活躍する。
マチルギに船の操縦法を指導する。
朝鮮から帰り、土寄浦でサハチが船越に来ている事を知り、ユキを連れて小舟で船越に行って、サハチと再会する。

・ユキ
サハチとイトの娘。
幼い頃より母から剣術を習っている。
早田左衛門太郎の嫡男、六郎次郎の妻になる。
六歳の娘、ミナミがいる。
初めて父親のサハチと対面する。



尚巴志伝
ラベル:琉球 尚巴志伝
posted by 酔雲 at 19:51| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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