2018年07月09日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 41.眠りから覚めたガーラダマ

ユリの笛を聞いた佐敷ヌルはすっかり魅了されてしまい、ユリから笛を習い始めました。
ユリはお祭りの準備も手伝ってくれました。
首里のお祭りではサハチ(尚巴志)も笛を披露して、ウニタキも娘のミヨンと一緒に三弦を披露しました。
お祭りの翌日には、御内原で舞台を再現して、お祭りを見られなかった女たちを喜ばせました。
今年から2月29日に島添大里グスクで、4月21日には佐敷グスクで、9月10日は平田グスクでお祭りを催す事に決まり、佐敷ヌルがお祭り奉行に任命されました。

首里のお祭りが終わると馬天ヌルはササ、シンシン、ユミーとクルーを連れて「ティーダシルの石」を探す旅に出ました。
サハチは朝鮮に行く計画を綿密に練り、ウニタキは弁ヶ岳に新しい拠点を造っていました。
マチルギは忙しい毎日に戻って首里にいる事が多くなり、思紹は今建てている楼閣に飾る彫刻に夢中になっています。

馬天ヌルたちは勝連に行き、山田に行って、あちこちを探し回りましたが、「ティーダシルの石」は見つかりません。
山田から読谷山に行った馬天ヌルたちは地震に遭います。
地震のあと森の中を探しますが、やはり見つかりません。
地震で倒れた大きな木の根元に穴が開いていて、壊れた木の箱の中にガーラダマ(勾玉)がいっぱい入っていました。
ササは真っ赤なガーラダマを手に取って、これ、もらってもいいと馬天ヌルに聞きます。
馬天ヌルは、それはガーラダマが決めるわと言います。
ササは赤いガーラダマを身に付けて喜びます。



登場人物

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。

・ユリ
奥間で生まれたヒューガの娘。
武寧の長男、カニムイの側室になり、娘を産む。
浦添グスク炎上時、ウニタキに助けられて佐敷で娘と暮らす。
笛の名手。
佐敷ヌルと一緒にお祭りの準備をする。
佐敷ヌルに笛の指導をする。

・ウミチル
ヤグルー(平田大親)の妻。
玉グスク按司の娘。笛と琴ができ、舞も舞う。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で古いガーラダマを見つけて、身に付ける。

・チタ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
笛の名手。

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
ヤマトゥの京都に行き、朝鮮にも行こうと考えている。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
フカマヌルとの事が妻のチルーにばれなかったので安心する。
弁ヶ岳に新しい拠点を造っている。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。

・マウシ
山田按司の次男。後の護佐丸。
妻は苗代大親の娘のマカマドゥ。
首里のサムレー。

・ジルムイ
尚巴志の次男。後の尚忠。
妻は勝連按司後見役の娘のユミ。
首里のサムレー。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をして、「ティーダシルの石」があるに違いないと気づく。
ササを連れて、「ティーダシルの石」を探しに行く。

・ユミー
首里のヌル。
馬天ヌルが旅をした時、従者だったヌル。

・クルー
首里のヌル。
馬天ヌルが旅をした時、従者だったヌル。

・奥間大親
ヤキチ。尚巴志を守るために奥間から送られた鍛冶屋。
中山王の重臣。
馬天ヌルたちの護衛として、一緒に旅をする。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。

・勝連ヌル
ウニタキの母違いの姉、マミー。

・山田按司
マチルギの兄。妻は宇座按司の妹。

・山田ヌル
マウシ(護佐丸)の姉、ウトゥタル。



尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 16:51| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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