2018年07月02日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 40.ササの強敵

正月の末、進貢船が船出して、伊是名親方と一緒にシラーが明国に行きました。
サハチ(尚巴志)の弟の平田大親とクルー、従弟のシタルーも明国に行きました。
八重瀬按司のタブチも乗っていて、タブチは三度目の唐旅でした。

ヤマトゥから帰って来た馬天ヌルは「ティーダシルの石」を見つけなければならないと思い、ササと一緒に「ツキシルの石」があった佐敷周辺を探し回りますが、見つける事はできませんでした。
佐敷ヌルはユリと一緒に、首里のお祭りの準備に追われていました。
ウニタキはフカマヌルから、妻のチルーにはばれていないと聞いて安心します。
運玉森ヌルのもとで、ヌルになるための修行に励んでいたカナは、修理亮と出会っても何とも思いませんでしたが、修理亮はカナに惹かれます。

ヂャンサンフォンの帰りをずっと待っていた兼グスク按司は、ヂャンサンフォンから指導を受けるために阿波根グスクに連れて行きました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
ヤマトゥの京都に行き、朝鮮にも行こうと考えている。

・サングルミー
与座大親。中山王の正使。
山南王のシタルーと一緒に明国の国士監に留学して、帰国後、中山王武寧の正使となる。
明国から帰国すると武寧は亡くなっていて、思紹が中山王になっていたが、思紹に仕える。

・中グスク大親
中山王の副使。
祖父は中グスク按司の家臣で、人質となった娘の護衛として浦添に来て、察度に仕える。

・宜野湾親方
明国から帰ってきた進貢船のサムレー大将。
思紹に仕え、首里のサムレー大将になる。

・伊是名親方
マウー。首里のサムレー大将。
伊是名島出身。思紹の従弟。
進貢船のサムレー大将として明国に行く。

・シラー
山田按司の家臣、久良波のマサルーの次男。
首里のサムレー。
ササを諦めて、シンシンとつき合う。
進貢船の守備兵として明国に行く。

・ヤグルー
尚巴志の弟。
平田グスクを任され、平田大親を名乗る。
従者として明国に行く。

・クルー
尚巴志の弟。
妻は山南王シタルーの三女、ウミトゥク。
従者として明国に行く。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
早田六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。
従者として明国に行く。

・タブチ
八重瀬按司。
汪英紫の長男。山南王(シタルー)の兄。
中山王の武寧と組んでシタルーを倒し、山南王になるつもりだったが、尚巴志に邪魔される。
尚巴志を恨むが、父も弟も行った事のある明国に行ってみようと考え、中山王に従う。
従者として、三度目の唐旅に出る。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をして、「ティーダシルの石」があるに違いないと気づく。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
仁位のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。

・ユリ
奥間で生まれたヒューガの娘。
武寧の長男、カニムイの側室になり、娘を産む。
浦添グスク炎上時、ウニタキに助けられて佐敷で娘と暮らす。
笛の名手。
佐敷ヌルと一緒にお祭りの準備をする。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
フカマヌルとの事が妻のチルーにばれなかったので安心する。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
ヂャンサンフォンの指導を受けるために琉球に来る。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。
運玉森のマジムンを退治する。

・カナ
浦添按司になった當山親方の娘。
浦添ヌルになるために馬天ヌルのもとで修行。
馬天ヌルがヤマトゥ旅に出たあと、運玉森ヌルのもとで修行する。
早く幼馴染みのササのようなヌルになりたいと頑張っている。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
ヂャンサンフォンに出会えたので、尚巴志の襲撃を中止する。
ヤマトゥから帰って来たヂャンサンフォンを迎えて指導を受ける。



尚巴志伝
ラベル:琉球 尚巴志伝
posted by 酔雲 at 16:06| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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