2018年05月14日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 35.龍の爪

ナツとメイユーは試合のあと、仲よくなってメイユーは度々、島添大里グスクにやって来ました。
サハチはファイチに呼ばれて久米村に行って、先代の中山王が朝鮮に送った使者の事を聞きます。
察度が四回、武寧も四回、朝鮮に使者を送っていますが、詳しい記録が残っていないとファイチは言います。
当時、久米村を支配していたのはアランポーで、アランポーの一族の者が使者として朝鮮に行き、その帰りにヤマトゥと交易をして、その事は中山王には内緒にしていたのではないかとファイチは言いました。

サハチは来年、朝鮮に使者を送る事に決めました。
リェンリーが伊是名親方を連れて帰ってきました。
伊是名親方が五本指の龍を彫っていたので、それはうまくないと言いたいけど、言葉が通じなくて連れて来たとリェンリーは言いました。
ファイチから五本指の龍は明国の皇帝しか使えないと聞いてサハチも驚きました。

大きな台風が来て、馬天浜に被害が出ました。
海辺の家々は壊れ、ヤマトゥから来た船乗りたちが利用する離れの屋敷も壊れていました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。
メイユーと試合をして引き分け、ナツの強さを知った女子サムレーや侍女たちから尊敬される。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
妻のチルーとフカマヌルが一緒にヤマトゥに行ったので、フカマヌルとの事がチルーにばれないかと心配している。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。
伊是名親方に好意を持つ。

・伊是名親方
マウー。首里のサムレー大将。
伊是名島出身。思紹の従弟。

・ラオファン(老黄)
三姉妹の武術の師匠。
リェンリーの父親。

・サミガー大主
尚巴志の叔父、ウミンター。
父、サミガー大主の跡を継ぐ。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。
運玉森のマジムンを退治する。

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女。
佐敷ヌルがヤマトゥに行ったので留守を守る。

・シジマ
島添大里の女子サムレー。

・佐敷大親
尚巴志の弟。マサンルー
妻は奥間大親の娘、キク。



尚巴志伝
ラベル:琉球 尚巴志伝
posted by 酔雲 at 16:04| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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