2018年05月07日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 34.対馬の海

博多に着いたマチルギたちは『一文字屋』のお世話になって、博多に滞在しました。
博多でも足利義満の死は噂になっていて、戦が始まらなければいいがと皆が心配していました。
京都でも戦が始まるかもしれないという噂をマチルギも耳にして、京都に行こうとは言い出さず、対馬へと行きました。
博多で出会った飯篠修理亮という若者がヂャンサンフォンの弟子になって、一緒に付いて来ました。

対馬に着いた一行は『琉球館』という屋敷に案内されました。
その屋敷に女子サムレーの格好をしたイトとユキが訪ねて来ました。
イトとユキの突然の出現にマチルギは驚いて、イトに誘われるまま船越に移ります。
シンゴが持って来た食糧を積んだ船の船長はイトで、船乗りたちも皆、女でした。
女たちを指図して船を操っているイトを見て、マチルギは凄いと驚き、イトを尊敬します。

迷路のような浅海湾を船で行き、奥の方にある船越に着きました。
マチルギはイトからサハチとの出会いや船長になったいきさつを聞きます。
マチルギもサハチとの事をイトに話します。
マチルギはイトに船の操縦法を教えてくれと頼み、イトはマチルギに剣術の指導を頼みます。
マチルギたちがイトの船に乗り込んで操縦法を習っている時、ヂャンサンフォンとヒューガ、飯篠修理亮、馬天ヌルとササ、シンシンとシズはイスケの船に乗って対馬一周の旅に出て行きました。
佐敷ヌルとフカマヌルは船越の娘たちに剣術を教えていましたが、土寄浦から娘たちに剣術を教えている女が来て、土寄浦の娘たちにも教えてくれと請われ、土寄浦に移って行きました。



登場人物

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬でイトから船の操縦法を習う。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
土寄浦の娘たちに剣術の指導をする。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。
佐敷ヌルと一緒に土寄浦の娘たちに剣術の指導をする。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
嵐を予言して、宝島の神様になる。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
イーカチと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
博多から京都に行って、様子を調べる。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。
陰ながらマチルギを守っている。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
土寄浦の若い者たちに剣術の指導をする。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
土寄浦の若い者たちに剣術の指導をする。

・ウラマチー
首里の女子サムレー。
浦添出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・イヒャカミー
首里の女子サムレー。
伊平屋島出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・チニンチルー
首里の女子サムレー。
知念出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・チタ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・タカ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・グイクナビー
首里の女子サムレー。
越来出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・チャウサ
島添大里の女子サムレー。
北谷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・ニシンジニー
島添大里の女子サムレー
読谷山出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・ナグカマ
佐敷の女子サムレー
名護出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・ナカウシ
平田の女子サムレー
中グスク出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・シンゴ
早田新五郎。対馬のサイムンタルー(早田左衛門次郎)の弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘が生まれる。

・マグサ
クルシの配下として尚巴志の家臣になる。
クルシが引退したあと、船長になる。
琉球での妻はイチ。
マチルギたちを乗せてヤマトゥに行く。

・カンスケ
対馬島のイトの弟。尚巴志の義弟。

・一文字屋孫次郎
博多の一文字屋の主人。

・飯篠修理亮
念流の創始者、慈恩禅師を探している若い武芸者。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。

・イト
サハチと結ばれ、ユキが生まれる。
早田左衛門太郎が家臣を引き連れて朝鮮に行ってしまい、女たちを引き連れて船長になって活躍する。

・ユキ
サハチとイトの娘。
幼い頃より母から剣術を習っている。
早田左衛門太郎の嫡男、六郎次郎の妻になる。
五歳の娘、ミナミがいる。

・イスケ
イトの父親。
馬天ヌルたちを連れて対馬一周の旅に出る。

・サワ
ヒューガが琉球に行く前に、いい仲になった後家。



尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 16:03| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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