2018年04月30日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 33.女の闘い

マジムン屋敷が消えた四日後、進貢船が無事に帰って来ました。
明国から帰って来たマサンルーとマタルーは応天府(南京)まで行って、タブチと一緒に富楽院(遊女屋街)に行って来たと言いました。
タブチは明国の言葉もしゃべれて、明国に滞在中、二人はタブチには大変お世話になったようです。

6月の末、三姉妹の船がやって来ました。
メイユーはサハチ(尚巴志)の顔を見て嬉しそうに近づいて来ましたが、急に倒れてしまいました。
メイユーは琉球から帰ると休む間もなく、パレンバンに行き、帰って来るとすぐにまた琉球に来たので、長旅の疲れが溜まっていたのでした。
男の子を産んだメイファンが来ないで、ジォンダオウェンの娘のユンロンが来ました。
歓迎の宴の時、ウニタキが来年、ヤマトゥに行く時、朝鮮にも行かないかと言います。
先代の中山王の武寧は朝鮮に使者を送っていました。
思紹も使者を送った方がいいような気がして、サハチも考えてみる事にしました。

メイユーの看病をしていたサハチをサグルーの妻のマカトゥダルが訪ねて来て、子供たちが熱を出したと言います。
サハチはマカトゥダルと一緒に島添大里グスクに帰ります。
ウニタキの娘も熱を出していて、ウニタキも心配してやって来ます。
次の日、子供たちは元気になりました。
ウニタキは首里の弁ヶ岳に、マジムン屋敷に代わる新しい拠点を作ると言います。
サハチはあそこは重要な拠点だから、ウニタキが守ってくれと頼みます。

メイユーも元気になって島添大里グスクにやって来ました。
佐敷ヌルに会いに来たのでしたが、佐敷ヌルもマチルギと一緒にヤマトゥに行ったと聞いてがっかりします。
サハチはナツを二番目の妻だとメイユーに紹介します。

メイユーがナツと試合をしたいと言い出して、ナツもやると言ったのでサハチは驚きます。
ウニタキの配下だったとはいえ、ナツがメイユーに勝てるとは思えません。
細い竹の棒が武器なら怪我もしないだろうとサハチは見守る事にします。

ナツとメイユーは素早い動きで打ち合い、引き分けました。
見ていた女子サムレーたちはナツの強さに驚き、サハチも驚きました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・佐敷大親
尚巴志の弟。マサンルー
妻は奥間大親の娘、キク。

・マタルー
尚巴志の弟。
妻はタブチの娘、マカミー。

・タブチ
八重瀬按司。
汪英紫の長男。山南王(シタルー)の兄。
中山王の武寧と組んでシタルーを倒し、山南王になるつもりだったが、尚巴志に邪魔される。
尚巴志を恨むが、父も弟も行った事のある明国に行ってみようと考え、中山王に従う。

・ミヌキチ
伊波按司の次男。

・マユミ
「宇久真」の遊女。
サハチに一目惚れするが奥間ヌルに取られてしまい諦めて、中グスク按司の側室になる。
中グスクがサハチに攻められた時、助け出されて奥間に帰り、ナーサの遊女屋の遊女となる。
「宇久真」の開店の日にサハチと出会えて大喜びをする。

・大グスク大親
進貢船の正使。
タブチと喧嘩して首里を飛び出す。

・又吉親方
明国から帰ってきた進貢船のサムレー大将。
思紹に仕え、首里七番組のサムレー大将になる。

・安謝大親
中山王の重臣。三人の大役の一人。

・屋比久大親
島添大里の重臣。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
妻のチルーとフカマヌルが一緒にヤマトゥに行ったので、フカマヌルとの事がチルーにばれないかと心配している。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。

・ラオファン(老黄)
三姉妹の武術の師匠。

・リュウジャジン(劉嘉景)
三姉妹の配下。パレンバンに行っていて助かる。

・ジォンダオウェン(鄭道文)
三姉妹の配下。琉球に行っていて助かる。
山北王と密貿易をするために運天泊に行き、メイファンと再会して連れて帰る。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。

・マカトゥダル
尚巴志の長男、サグルーの妻。
山田按司の三女。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・ウリー
尚巴志の六男。

・マシュー
尚巴志の三女。

・マチ
ウニタキの次女。

・シジマ
島添大里の女子サムレー。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女。
佐敷ヌルがヤマトゥに行ったので留守を守る。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。

・カナビー
島添大里の女子サムレーの総隊長。



尚巴志伝


ラベル:琉球 尚巴志伝
posted by 酔雲 at 19:06| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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