2018年04月23日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 32.落雷

マチルギたちが博多に着いた頃、サハチ(尚巴志)は島添大里グスクでウニタキと明国のお茶を飲んでいました。
サハチが明国から持って来たお茶は、初めの頃は誰もが変な味だと言っていましたが、今ではみんなが一休みする時に飲んでいました。
島添大里グスクにはサハチの子供8人とウニタキの子供4人と佐敷ヌルの娘がいました。
女の子の中で年長のウニタキの娘のミヨンが幼い子供たちの面倒を見てくれているので、ナツも助かっていました。
山南王のシタルーが長嶺の山の上にグスクを築き始め、山北王は徳之島を攻めに行ったとウニタキはサハチに知らせます。

首里グスクに行ったサハチは西曲輪に建てている楼閣を見て、彫刻に熱中している思紹と会います。
その後、浦添に行って綺麗に片付けられた浦添グスクの跡地を見て、浦添按司になった當山親方とグスク内に建てる屋敷の事を相談します。

6月12日、島添大里グスクにいたサハチが首里に行こうとした時、突然、大雨が降ってきて雷も鳴り始めます。
サスカサがやって来て、何か異変が起こると言います。
30分ほどで雨はやんで、日も差して来ました。
サハチはグスクの周辺を調べさせて異常がない事を確認して首里に向かいます。
途中でウニタキと出会い、運玉森のマジムン屋敷が消えてしまったと言います。
サハチにはウニタキの言う事が信じられませんでしたが、一緒に運玉森に行きます。

マジムン屋敷はなくなっていました。
太い柱が立っていた礎石だけが草に埋もれて残っていました。
屋敷が建っていた所には草が茫々と生えていて、中央にウタキがありました。
ウタキには運玉森ヌルと修行中の浦添の若ヌルがいました。
マジムン屋敷はマジムンによって作り出された幻だったと運玉森ヌルは言いました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
妻のチルーとフカマヌルが一緒にヤマトゥに行ったので、フカマヌルとの事がチルーにばれないかと心配している。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。

・カナビー
島添大里の女子サムレーの総隊長。

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。

・トゥラ
首里の女子サムレーの総隊長。
マチルギに代わって首里グスクの留守を守る。

・浦添按司
越来按司(美里之子)の弟。當山親方。
中山王のサムレー大将から浦添按司になる。

・アミー
島添大里の女子サムレー。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女。
佐敷ヌルがヤマトゥに行ったので留守を守る。

・トゥミ
ウニタキの配下で、先代島添大里按司の側室になる。

・ルク
トゥミの息子。父は先代島添大里按司のヤフス。

・カマ
トゥミの母親役として、トゥミと一緒に与那原で暮らし、任務が終えたあともトゥミ母子と暮らしている。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。
運玉森のマジムンを退治する。

・カナ
浦添按司になった當山親方の娘。
浦添ヌルになるために馬天ヌルのもとで修行。
馬天ヌルがヤマトゥ旅に出たあと、運玉森ヌルのもとで修行する。



尚巴志伝


ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 16:53| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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