2018年04月16日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 31.女たちの船出

マチルギたちを乗せた船は馬天浜を船出して、伊平屋島に寄って、島の人たちに歓迎されます。
伊平屋島を出て3日目に徳之島に着いて、風待ちをして、7日目にトカラの宝島に着きます。
翌朝、ササが「嵐が来る」と予言します。
青空が広がっていて、嵐が来る気配はありませんが、馬天ヌルも佐敷ヌルもササを見て、「様子を見た方がいい」と言います。
島の者たちは大丈夫だと言いますが、シンゴとマグサはササの意見を尊重して船出を中止します。
2時間程経って、空は真っ暗になって、雨が勢いよく降って来ました。
風も強くなって、ササが言った通りに嵐がやって来ました。
暴風雨は丸一日続きました。
嵐を予言したササは島の人たちから神様扱いされました。
水浸しになった船の中の水を汲み出し、翌日、出発して、中之島、口之島、口之永良部島と寄って、ようやく薩摩の坊津に着きました。
馬天浜を出てから14日目でした。

マチルギは坊津で、将軍様の父、北山殿(足利義満)が亡くなった事を一文字屋から聞きます。
ヤマトゥで一番力を持っていた人が急に亡くなって、京都で一波乱起きるかもしれないと一文字屋は心配していました。
坊津から甑島、五島、壱岐島に寄って、博多に到着しました。

博多の港には多くの船が泊まっていて、ヒューガがサハチ(尚巴志)と一緒に来た二十年前とはすっかり変わっていました。
マチルギたちは博多の街の賑わいに目を丸くして驚いていました。



登場人物

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
イーカチと一緒にヤマトゥに行く。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。

・ウラマチー
首里の女子サムレー。
浦添出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・イヒャカミー
首里の女子サムレー。
伊平屋島出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・チニンチルー
首里の女子サムレー。
知念出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・チタ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・タカ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・グイクナビー
首里の女子サムレー。
越来出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・チャウサ
島添大里の女子サムレー。
北谷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ニシンジニー
島添大里の女子サムレー
読谷山出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ナグカマ
佐敷の女子サムレー
名護出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ナカウシ
平田の女子サムレー
中グスク出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・シンゴ
早田新五郎。対馬のサイムンタルー(早田左衛門次郎)の弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘が生まれる。

・マグサ
クルシの配下として尚巴志の家臣になる。
クルシが引退したあと、船長になる。
琉球での妻はイチ。
マチルギたちを乗せてヤマトゥに行く。

・カンスケ
対馬島のイトの弟。尚巴志の義弟。

・一文字屋孫三郎
坊津の一文字屋の主人。

・早田左衛門三郎
シンゴの兄。早田氏の五島の拠点を守る。

・早田藤五郎
シンゴの義兄。早田氏の壱岐島の拠点を守る。

・志佐壱岐守
壱岐島の倭寇の大将。
サハチがヤマトゥに行った時にお世話になる。
ジクー禅師を連れて琉球に行く。
壱岐島に来たマチルギたちを歓迎する。



尚巴志伝


ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 18:25| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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