2018年04月02日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 29.丸太引きとハーリー

久高島参詣で、15人の戦死者を出した事に思紹は落ち込んでいました。
皆が落ち込んでいるので、サハチ(尚巴志)は盛大なお祭りをやろうと考えます。
浮島にある5本の太い丸太を競わせて首里まで運ばせようと考えます。
佐敷ヌル、ササ、サスカサ、久米村の娘、波之上権現の巫女が先導役を務めて、勇ましいお祭りは大成功します。
佐敷ヌルは丸太の上に飛び乗って大喝采を浴びました。

5月4日、山南王のシタルーから招待されて、サハチはハーリーを見に行きました。
ヂャンサンフォンとシンシン、ササとクルー夫婦を連れて、サハチは豊見グスクに行きました。
初めて豊見グスクに入ったサハチたちはシタルーと豊見グスク按司夫婦に歓迎されます。

南部の按司たちも来ていて、サハチを白い目で見て、あまり居心地はよくありません。
武寧の次男の兼グスク按司もいて、ヂャンサンフォンがいる事を知ると目の色を変えてやって来ました。
兼グスク按司はヂャンサンフォンに会うために武当山まで行ったと言います。

ハーリーが終わったあと、サハチはシタルーと話をして、中山王の龍舟を来年は出してほしいと頼まれます。
サハチは了解します。

豊見グスクを去る時、兼グスク按司はたった一人でサハチたちに付いて来ました。
帰りに敵の襲撃があるかと思われましたが、何事もなく無事に島添大里グスクに帰りました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
久高島参詣で15人の弟子たちを失って悔やむ。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
久高島参詣でイシムイの攻撃を未然に防げなかった事を悔やむ。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
丸太引きのお祭りで、丸太の上で華麗に舞って大喝采を浴びる。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
丸太引きのお祭りに参加する。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女。
丸太引きのお祭りに参加する。

・ワンルイリー
久米村の長史、王茂の娘。
丸太引きのお祭りに参加する。

・波之上権現の巫女
丸太引きのお祭りに参加する。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・苗代大親
中山王思紹の弟。武術師範。
サムレーたちの総大将。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。

・クルー
尚巴志の弟。
妻は山南王シタルーの三女、ウミトゥク。

・ウミトゥク
クルーの妻。シタルーの娘。

・シタルー
山南王。
妻は察度の娘、トゥイ。

・豊見グスク按司
シタルーの長男、タルムイ。
妻は尚巴志の妹、マチルー

・マチルー
豊見グスクヌルの妻。
尚巴志の妹。

・小禄按司
泰期の長男。

・米須按司
武寧の弟。

・瀬長按司
武寧の弟。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と少林拳を身に付けている。

・マハニ
兼グスク按司の妻。
山北王、攀安知の妹。

・具志頭按司
島添大里按司だったヤフスの義父。

・真壁按司
タブチとシタルーの従兄。

・李仲按司(りーぢょんあじ)
進貢船の正使を務めた事もある唐人。
シタルーの軍師。

・李仲ヌル
李仲按司の次女。



尚巴志伝


ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 16:53| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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