2018年03月08日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 26.マチルギの御褒美

婚礼の翌日、馬天ヌルは三人の花嫁を連れて、首里グスク内の「キーヌウチ(京の内)」を巡って神様に挨拶をしました。
「ツキシルの石」の前に来た時、ツキシルの石が光りました。
馬天ヌルも花嫁たちも驚きました。
馬天ヌルはなぜ、ツキシルの石が光ったのか考えてみましたが、わかりませんでした。

三姉妹たちは明国に帰りましたが、ヂャンサンフォンとシンシンは残りました。
ヂャンサンフォンは島添大里の城下で暮らし、シンシンは仲よくなったササと一緒に暮らしていました。
三姉妹が帰った翌日、マチルギが怖い顔をして話があるとサハチに言いました。
サハチはメイユーとの事がばれたかと思いましたが、そうではなくて、ナツの事でした。
ナツは妊娠していて、それに気づいたサハチはウニタキに頼んで、ナツを隠していました。
マチルギはウニタキを問い詰めて、ナツと会っていました。
マチルギはサハチを困らせるために、ナツを追い出したと言いましたが、実は許して、サハチの側室に迎えると言います。
その代わり、御褒美として、ヤマトゥ旅に行かせてくれとマチルギは言い出します。
女たちを連れヤマトゥ見物に行くと言います。
サハチは反対しましたが、一度言い出したら聞かない事はわかっていました。
仕方なく、サハチはマチルギのヤマトゥ行きを許します。
マチルギはナツを連れて来て、ここがあなたの居場所よと言って首里に帰って行きました。

サハチは城下の「まるずや」に行って、ウニタキと会います。
ウニタキはのんきに三弦を弾いていました。
ウニタキはメイリンの事を妻のチルーに話すとマチルギに脅されて、ナツの事を話したと言います。
サハチはマチルギがヤマトゥに行く事をウニタキに話して、首里グスクに楼閣を建てたいので、首里天閣を建てた大工を探してくれと頼みます。

一月後、ナツは男の子を産み、ナナルーと名付けられました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。

・サグルー
尚巴志の長男。島添大里の若按司。
妻はマウシの妹のマカトゥダル。

・ジルムイ
尚巴志の次男。後の尚忠。
真面目な性格で、サグルーやササとは付き合わない。
マウシ、シラーと一緒にヤマトゥ旅に行く。
妻は勝連按司後見役の娘のユミ。

・マウシ
山田按司の次男。後の護佐丸。
曾祖父は今帰仁按司だったが、羽地按司に殺され、今帰仁按司の座を奪われる。
祖父は中山王の察度が今帰仁を攻めた時に、今帰仁按司(羽地按司)を殺すが戦死してしまう。
マウシは祖父が戦死した頃に生まれ、祖父の生まれ変わりに違いないと皆から期待されて育つ。
島添大里で苗代大親の娘のマカマドゥに一目惚れする。
ジルムイ、シラーと一緒にヤマトゥ旅に行く。
妻は苗代大親の娘のマカマドゥ。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。

・マカトゥダル
山田按司の三女。マウシの妹。
サグルーの妻。

・マカマドゥ
苗代大親の三女。
幼い頃から父に剣術を習い、自分よりも弱い男には見向きもしない。
マウシが自分と互角の腕を持っていたので、気になる存在になる。
マウシがヤマトゥ旅に出た時、ササと一緒にマウシの無事を祈る。
マウシの妻。

・ユミ
勝連按司後見役サムの長女。
ジルムイの妻。

・メイファン(張美帆)
福州の海賊ヂャンルーチェンの三女。
父と敵対している海賊リンジェンフォンの長男と駆け落ちして琉球に行き、ファイチと出会う。
明国でファイチと再会して、琉球と交易するために琉球に行く。
ファイチの子供を宿す。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
尚巴志が明国に行ったので、女たちを連れてヤマトゥに行こうと考える。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。

・マーミ
ウニタキの配下で、島添大里グスクの侍女。



尚巴志伝


ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 14:33| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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