2018年02月05日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 22.清ら海、清ら島

サハチ(尚巴志)たちは明国から帰って来ました。
久し振りに見た琉球の景色の美しさをサハチは再認識して、この国をもっと素晴らしい国にしなければならないと思います。

首里グスクは変わっていました。
グスクの北側に土塁で囲まれた新しい曲輪ができていました。
サハチは思紹と会って、留守の間に起きた出来事を聞きます。
サハチたちに遅れて三日後、三姉妹がヂャンサンフォンとシンシンを連れて琉球にやって来ます。
ヒューガはヂャンサンフォンと出会って感激し、武術の事をしきりに聞いていました。

マチルギは馬天ヌルから三姉妹の事を聞いて、サハチに会わせてくれと迫ります。
サハチは仕方なく会わせます。
マチルギは三姉妹と意気投合して、慶良間の島に連れて行きます。

ウニタキは留守中の出来事を配下の者たちから聞いてサハチに知らせます。
山北王が油屋と材木屋を使って情報を集めていると聞いて驚きます。
山南王はタブチの留守中に、米須按司、具志頭按司、玻名グスク按司、真壁按司、伊敷按司、与座按司を寝返られたようです。

ヂャンサンフォンとシンシンは琉球を知るために、ジクー禅師、サグルー、ササを連れて旅に出ました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
尚巴志が明国に行ったので、女たちを連れてヤマトゥに行こうと考える。

・メイファン(張美帆)
福州の海賊ヂャンルーチェンの三女。
父と敵対している海賊リンジェンフォンの長男と駆け落ちして琉球に行き、ファイチと出会う。
明国でファイチと再会して、琉球と交易するために琉球に行く。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
シンシンを連れて琉球に行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。

・ナツ
ウニタキの配下。佐敷の重臣、津堅大親の娘。
尚巴志の妹のマカマドゥと一緒に剣術の稽古に励む。
尚巴志に憧れ、尚巴志を守るために「三星党」に入る。
島添大里グスクの侍女になって、尚巴志とウニタキの連絡役を務める。
侍女を辞めて、島添大里城下の「まるずや」を任される。
尚巴志が明国に行くと聞いて、もう二度と会えないかもしれないと思い、自分の気持ちを打ち明ける。

・サグルー
尚巴志の長男。島添大里の若按司。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。




尚巴志伝


ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 15:02| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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