2017年11月20日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 11.裏切り者の末路

サハチ(尚巴志)たちは三姉妹と一緒に福州の街に行きました。
福州の街も泉州と同じように城壁に囲まれていました。
三姉妹の敵であるチェンイージュンは三姉妹の父親から奪い取った立派な店の主人になっていました。
ファイチが店内の様子を探り、サハチとウニタキは店の周囲を探りました。
サハチがキョロキョロしながら歩いていると刀を腰に差した男に声を掛けられました。
勿論、サハチには言葉がわかりません。
ヤマトゥの刀を差しているので日本人かと思って、日本語で話し掛けたら相手は驚きました。
男は五島の松浦党の者で、松尾と名乗り、ある人に命を救われて、今はその人のために働いていると言いました。

チェンイージュンの店の偵察のあと、サハチたちは福州の街を見物します。
サハチはメイユーから明国の言葉を教わりながら楽しい時を過ごします。
ウニタキはメイリンと、ファイチはメイファンと楽しくやっていました。

明日の夜、チェンイージュンが密貿易をするので、そのあとに襲撃しようと決めました。
チェンイージュンが隠れ家に使っているのは以前、三姉妹が暮らしていた屋敷でした。

次の日、サハチとウニタキは三姉妹から明国の言葉を教わって必死になって覚えていましたが、ファイチは何かをじっと考えていました。
日が暮れて、いよいよ、襲撃の時が迫って来ましたが、ファイチは「おかしい」と言いました。
チェンイージュンは利用されただけで黒幕がいて、その黒幕が今夜、チェンイージュンを殺すかもしれないと言います。
サハチたちはファイチの意見に賛成して、もう少し様子を見る事にしました。

ラオファンという三姉妹の武術の師匠が偵察に行き、やはり、リンジェンフォンの襲撃があったと知らせます。
夜が明ける前、サハチたちはチェンイージュンの隠れ家に向かいます。
隠れ家の中はまるで地獄絵のように、血の臭いが充満していて死体の山となっていました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。

・メイファン(張美帆)
福州の海賊ヂャンルーチェンの三女。
父と敵対している海賊リンジェンフォンの長男と駆け落ちして琉球に行き、ファイチと出会う。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。

・ソンフェイ(松尾)
リンジェンフォンに助けられた五島の倭寇、松尾新三郎。
リンジェンフォンの配下になり、チェンイージュンを見張っている。

・ラオファン(老黄)
三姉妹の武術の師匠。

・チェンイージュン(陳依俊)
ヂャンルーチェンの配下。
ヂャンルーチェンを裏切って、役人に密告して、ヂャンルーチェンの店を手に入れる。

・リンジェンフォン(林剣峰)
ヂャンルーチェンと敵対していた福州の海賊。
チェンイージュンを利用して、ヂャンルーチェンを滅ぼす。



尚巴志伝


ラベル:琉球 尚巴志伝
posted by 酔雲 at 17:28| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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