2017年10月16日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 6.宇座の古酒

攻め落とした中グスクにはクマヌが入って、中グスク按司になりました。
越来グスクには美里之子が入って、越来按司になりました。
勝連グスクは8歳の若按司が成人するまで、サムが後見役として入りました。
クマヌは娘婿のサムが勝連に行ってしまったので、サムの弟のムタを養子に迎えて跡継ぎとしました。

宇座按司は御隠居(泰期)の次男で、2月の戦の時、兵を引き連れて山田から宇座に寄った時、サハチ(尚巴志)は初めて会いました。
使者として明国に何回か行っていて、サハチが御隠居と会っていた頃は浦添にいたようです。
今は隠居して、牧場で馬を育てているので、サハチは叔父の苗代大親を誘って会いに行ってみました。

宇座按司はサハチたちを歓迎してくれ、御隠居がサハチと飲もうと思っていたという高級な酒を出してくれました。
サハチは宇座按司から話を聞いて、宇座按司が山南王の使者だった事を知って驚きます。
宇座按司の息子たちは山南王に仕えているとの事でした。

12月になって、ヤマトゥの商人たちが続々と浮島にやって来ました。
その中に懐かしい顔がありました。
サハチがヤマトゥに行った時にお世話になった志佐壱岐守でした。
思紹の話し相手に丁度いいと思って、サハチは志佐壱岐守を首里グスクに連れて行きます。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に行こうと考えている。

・思紹
中山王。サハチの父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。

・ソウゲン
ヤマトゥの禅僧で、島添大里の城下に住んで、子供たちに読み書きを教えている。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
思紹の初めての進貢船を出すために忙しい。

・安謝大親
中山王の重臣。三人の大役の一人。

・嘉数大親
中山王の重臣。三人の大役の一人。

・与那嶺大親
中山王の重臣。三人の大役の一人。

・苗代大親
中山王思紹の弟。武術師範。
サムレーたちの総大将。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。

・クマヌ
中グスク按司。
ヤマトゥの山伏で、長い間、思紹に仕えて、中グスク按司になる。

・美里之子
越来按司。尚巴志の叔父。

・サム
勝連の後見役。マチルギの兄。クマヌの娘婿。

・ムタ
先代の伊波按司の五男。マチルギの弟。
クマヌの養子となる。

・宇座按司
泰期の次男。
中山王の正使、山南王の正使を務め、今は隠居して牧場で馬を育てている。

・マジニ
宇座按司の三女。

・ハリマ
ヤマトゥの山伏。
浮島の宿屋の主人。

・志佐壱岐守
壱岐島の倭寇の大将。
サハチがヤマトゥに行った時にお世話になった。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。




尚巴志伝


ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 16:14| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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