2017年07月10日

尚巴志伝 あらすじと解説 第一部 79.包囲陣崩壊

中部の按司たちの兵が、島尻大里グスクの包囲陣から引き上げて行った事を知った、八重瀬按司のタブチは鬼のような顔をして怒鳴っていました。
豊見グスク按司の兵が攻めて来ると、小禄按司、瀬長按司、兼グスク按司が陣を引き払って撤収して行きました。
やがて、タブチのもとに中山王の若按司か率いていた中部の按司たちの兵が全滅したとの知らせが入ります。
タブチは悪態をついて、包囲陣を解除して、引き上げます。

島尻大里グスク内にいた山南王のシタルーは急に包囲していた敵兵が引き上げて行ったので、何事かと驚きます。
豊見グスク按司から事情を聞いたシタルーは、さらに詳しい情報を得るために石屋の者たちを各地に飛ばしました。

シタルーは石屋から中山王の若按司の戦死と中部の按司たちの戦死を聞いて驚きます。
さらに、久米村からアランポーの一族がいなくなったと聞いて驚きます。

サハチ(尚巴志)の思い通りにはさせないとシタルーは首里に向かって出陣します。
抜け穴を利用して、首里グスクを奪い取るつもりでしたが、抜け穴の入り口は見つかりませんでした。

その頃、首里グスクでは浦添グスクから運んできた明国の酒で祝杯を上げていました。



登場人物

・タブチ
八重瀬按司。
汪英紫の長男、シタルーの兄。
中山王の武寧と組んで、シタルーを倒すつもりだったが、尚巴志に邪魔される。

・奥間大親
ナーサの甥。タブチに仕える。

・豊見グスク按司
シタルーの長男、タルムイ。
妻は尚巴志の妹、マチルー

・小禄按司
武寧の従兄。
宇座の御隠居、泰期の長男。

・瀬長按司
武寧の弟。妻はシタルーの妹。

・兼グスク按司。
武寧の次男。妻は山北王攀安知の妹、マハニ。

・米須按司
武寧の弟。察度の次男。
タブチの味方をして、山南王と戦う。

・山南王、汪応祖
シタルー。汪英紫の次男。島尻大里按司。
山南王の官生として明国に留学する。
兄タブチとの争いに勝ち山南王になる。
首里グスクを奪い取るつもりだったが、尚巴志に奪われる。

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父はサグルー(東行法師)、母は先代の美里之子の娘。
祖父はサミガー大主、祖母は先々代の大グスク按司の娘。
首里グスクを攻め落とし、首里に攻めて来るカニムイを倒す。

・東行法師
尚巴志の父、サグルー。
佐敷按司をサハチに譲り、東行法師を名乗って旅に出る。
慶良間の無人島で若い者たちを鍛え、『師匠』と呼ばれる。
首里攻めの総大将として指揮を執る。

・ウニタキ
先代勝連按司の三男。先代の中山王、察度の孫娘(武寧の娘)、ウニョンを妻に迎える。
今帰仁合戦で、勝連の水軍大将として活躍する。
浜川大親となりヤマトゥとの交易を担当する。
望月党に妻子を殺され、佐敷に逃げてくる。
尚巴志のために裏の組織「三星党」を結成する。
尚巴志の叔母、チルーを妻に迎える。
久高島のフカマヌルと結ばれ、娘が生まれる。
望月党を壊滅させ、妻と娘の敵を討つ。
首里グスクの抜け穴を利用して、グスク内に潜入して、尚巴志の兵をグスク内に入れる。
浦添グスクに潜入して、火を付けて炎上させる。

・ファイチ(懐機)
明国から逃げて来た道士。
家族を佐敷に連れて来て、尚巴志のために活躍する。
久米村を仕切っているアランポーを倒すため、風水師として久米村に住む。
浦添グスクの炎上と同時に、アランポーの一族を抹殺する。

・シンゴ
早田新五郎。サイムンタルーの弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘が生まれる。

・クルシ
早田左衛門太郎の重臣。
倅に跡を譲って隠居し、尚巴志の家臣になる。



尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
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