2017年03月06日

尚巴志伝 あらすじと解説 第一部 61.同盟

サハチ(尚巴志)は東方の按司たちと相談して、山南王のシタルーと同盟を結ぶ事に決めます。
佐敷グスクに行って、妹のマチルーに話すとマチルーは驚いて、部屋から飛び出してしまいます。
サハチがあとを追うと、佐敷ヌルの屋敷に入って行きました。
佐敷ヌルの屋敷には、今、馬天ヌルが娘のササと暮らしていました。
マチルーは馬天ヌルに説得させて、山南王の長男、タルムイに嫁ぐ覚悟を決めます。

サハチはウニタキに会うため、城下の「よろずや」に行くと、そこは「まるずや」という古着屋になっていました。
サハチはシタルーから聞いた勝連の事を話します。
勝連では仲のよかったウニタキの二人の兄が喧嘩を始めたようでした。
ウニタキの家族が望月党に殺されてから十年が経っていました。
望月党がいるので、勝連には近づくなとウニタキは配下の者たちに言ってあるそうです。
危険な真似はするなよとサハチはウニタキに言いますが、嫌な予感がしました。

4月の半ば、マチルーは島尻大里グスクに嫁いで行きました。
父も慶良間の島からやって来て、花嫁姿のマチルーを見送りました。
婚礼のあと、タルムイは豊見グスク按司になり、マチルーと一緒に豊見グスクに入りました。

梅雨が明け、今年は島添大里グスクに移ったばかりなので、恒例の旅はやめようかと思っていたら、クマヌが行って来いと言いました。
サハチ夫婦は、ヤグルー夫婦とマタルー夫婦を連れて久高島に行きました。
久高島にはフカマヌルしかいませんでした。
みんな、慶良間の島に行ってしまって寂しい思いをしていたと言って、サハチたちを見ると涙を流して喜びました。
三日間、のんびり過ごしたサハチたちはフカマヌルを連れて帰りました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父はサグルー(東行法師)、母は先代の美里之子の娘。
祖父はサミガー大主、祖母は先々代の大グスク按司の娘。

・マチルギ
尚巴志の妻。
伊波按司の次女。娘たちの剣術の師匠。
サスカサからムムトゥフミアガイ(百度踏揚)という神名を授かる。

・大グスク按司
マナビー(大グスクヌル)の弟。
父が戦死したあと、母と共に小禄のはずれに隠れ住んでいた。
尚巴志から大グスクを譲られ、大グスク按司になる。

・玉グスク按司
南部東方の按司。若按司の妻は尚巴志の妹。

・知念按司
南部東方の按司。若按司の妻は尚巴志の妹。
大グスク按司の叔父。

・垣花按司
南部東方の按司。
大グスク按司の叔父。

・クマヌ
ヤマトゥの山伏。熊野大親。
尚巴志の家臣でサムレー大将。

・マチルー
尚巴志の妹。
山南王の長男、タルムイ(豊見グスク按司)の妻になる。

・馬天ヌル(馬天ノロ)
尚巴志の叔母。神名はティーダシル。
ヒューガと結ばれ、娘のササが生まれる。

・ササ
馬天ヌルとヒューガの娘。

・ウニタキ
先代勝連按司の三男。中山王、察度の孫娘(武寧の娘)を妻に迎える。
今帰仁合戦で、勝連の水軍大将として活躍する。
浜川大親となりヤマトゥとの交易を担当する。
望月党に妻子を殺され、佐敷に逃げてくる。
尚巴志のために裏の組織「三星党」を結成する。

・ナツ
ウニタキの配下。
島添大里グスクの侍女。

・ファイチ(懐機)
明国から逃げて来た道士。
家族を佐敷に連れて来て、尚巴志のために活躍する。

・シンゴ
早田新五郎。サイムンタルーの弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。

・佐敷ヌル(佐敷ノロ)
尚巴志の妹、マシュー。神名はツキシル。
師範代として娘たちに剣術を教えている。
佐敷から島添大里に移る。

・ヤグルー
尚巴志の弟。
平田グスクを任され、平田大親を名乗る。

・ウミチル
ヤグルーの妻。玉グスク按司の娘。

・マタルー
尚巴志の弟。

・マカミー
マタルーの妻。八重瀬按司、タブチの娘。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のフカマヌルの娘でフカマヌルを継ぐ。
父はサグルー。尚巴志の母違いの妹。



尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
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