2016年11月07日

尚巴志伝 あらすじと解説 第一部 44.察度の死

久高島から帰ったサハチ(尚巴志)はヤキチから山北王の死と奥間の長老の死を知らされます。
山北王のミンは病死で、跡を継いだ若按司のハーンはまだ20歳でした。
奥間の長老の跡は息子のヤザイムが継ぎました。
佐敷グスクに帰ると東曲輪から笛の音が聞こえてきました。
笛を吹いていたのはウミチルで、サハチは妹たちに笛を教えてくれと頼みます。

6月になってウニタキが帰って来ました。
どこに行っていたと聞くと、慶良間の島に行っていたと言います。
慶良間の無人島ではサハチの父によって新しい村造りが始まっていました。

7月には明国に留学していた豊見グスク按司のシタルーが帰って来ました。
父が山南王になったと聞いて、一年早く帰って来たとシタルーは言います。
サハチはシタルーから明国の話を聞いて驚き、いつの日か、明国に行ってみたいと思います。

9月に台風がやって来て、10月に中山王の察度が亡くなりました。
サハチはウニタキと察度の話をしながら、一つの時代が終わったように気がしていました。


察度の略歴


登場人物

・サハチ(尚巴志)
父が隠居し、21歳で佐敷按司になる。
父は佐敷按司(東行法師)、母は先代の美里之子の娘。
祖父はサミガー大主、祖母は先々代の大グスク按司の娘。

・マチルギ
尚巴志の妻。
伊波按司の次女。娘たちの剣術の師匠。
サスカサからムムトゥフミアガイ(百度踏揚)という神名を授かる。

・ヤキチ
奥間の鍛冶屋。サハチを守るために佐敷に送られる。

・ヤグルー
尚巴志の弟。

・ウミチル
玉グスク按司の娘。尚巴志の弟、ヤグルーの妻。

・マサンルー
尚巴志の弟。

・キク
ヤキチの娘。マサンルーの妻。

・尚巴志の母、ミチ
先代の美里之子の長女。

・マカマドゥ
尚巴志の妹。

・マチルー
尚巴志の妹。

・ウニタキ
先代勝連按司の三男。中山王、察度の孫娘(武寧の娘)を妻に迎える。
今帰仁合戦で、勝連の水軍大将として活躍する。
浜川大親となりヤマトゥとの交易を担当する。
望月党に妻子を殺され、佐敷に逃げてくる。
サハチのために裏の組織「三星党」を結成する。

・マチ
ウニタキの配下。

・シタルー
豊見グスク按司。
島添大里按司の次男。のちの山南王、汪応祖。
山南王の官生として明国に留学する。


・山北王
今帰仁按司ミン。帕尼芝(はにじ)の次男。

・ハーン
山北王の長男。武寧の娘、マアサを妻に迎える。
父ミンの跡を継いで山北王になる。攀安知。

・ヤザイム
奥間の長老の息子。奥間鍛冶屋の親方。
奥間の長老を継ぐ。

・東行法師
尚巴志の父、サグルー。
佐敷按司をサハチに譲り、東行法師を名乗って旅に出る。
慶良間の無人島で若い者たちを鍛える。

・ヒューガ
三好日向。武芸者。尚巴志の師匠。
尚巴志のために山賊になる。
山南王の船を奪い取って海賊になる。



尚巴志伝
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