2016年10月10日

尚巴志伝 あらすじと解説 第一部 39.運玉森

山賊になる決心をしたヒューガはサハチたちに別れを告げ、ヤマトゥに帰る振りをして、浮島にいるサイムンタルーの船に乗り込みます。
ヒューガを見送りに来たサハチとクマヌは、島尻大里の城下に行って「よろずや」という小さな店に行きます。
「よろずや」は山賊になったヒューガが奪い取った品々を久高島に送る拠点となる店です。
「よろずや」の店主は、サミガー大主のもとで働いていたキラマでした。

後に、「よろずや」はウニタキの「三星党」の拠点として各地に店を開きますが、その最初の店は島尻大里の城下にできた小さな店でした。

密かにサイムンタルーの船を降りたヒューガは、浮島の宿屋の主人のハリマを訪ね、山賊の事を聞きます。
与那原の運玉森(うんたまむい)に山賊がいるらしいと聞いて、ヒューガは運玉森に向かいます。
佐敷に近すぎるなと思いながら山を登ると山の中に立派な屋敷が建っているのを見て驚きます。
ヒューガがその屋敷に近づこうとすると、弓を構えた男が現れ、「その屋敷はマジムン(化け物)屋敷だから近づくな」と言います。
ヒューガは構わず進み、飛んできた弓をかわし、斬りつけてきた男を簡単に捕まえてしまいます。
男を捕まえたまま屋敷に入ると、山賊たちが隠れていました。
ヒューガは山賊の頭と戦いますが、頭は降参してしまいます。
ヒューガが山賊たちから話を聞くと、彼らは島添大里按司に倒された、先代の島添大里按司の残党と大グスク按司の残党で、島添大里按司を倒すことを夢見て細々と暮らしていると言います。
ヒューガは彼らの頭となり、山賊となって暴れ回る事になります。


登場人物

・サハチ(尚巴志)
父が隠居し、21歳で佐敷按司になる。
父は佐敷按司(東行法師)、母は先代の美里之子の娘。
祖父はサミガー大主、祖母は先々代の大グスク按司の娘。

・マチルギ
尚巴志の妻。
伊波按司の次女。娘たちの剣術の師匠。
サスカサからムムトゥフミアガイ(百度踏揚)という神名を授かる。

・ヒューガ
三好日向。武芸者。サハチの師匠。
サハチのために山賊になる。

・マサンルー
尚巴志の弟。

・馬天ヌル(馬天ノロ)
尚巴志の叔母。神名はティーダシル。
マチルギから剣術を習っている。
ヒューガと結ばれ、娘のササが生まれる。

・ササ
馬天ヌルとヒューガの娘。

・クマヌ
ヤマトゥの山伏。熊野大親。
佐敷按司の家臣でサムレー大将。

・キラマ
馬天浜のウミンチュ。カマンタ(エイ)捕りの名人。
島尻大里の「よろずや」の主人になる。

・ハリマ
ヤマトゥの山伏。浮島の宿屋の主人。

・シマブク
運玉森の山賊の頭。島添大里の残党。

・サチョー
運玉森の山賊。島添大里の残党。

・ウムン
運玉森の山賊。島添大里の残党。

・グルータ
運玉森の山賊。島添大里の残党。

・タムン
運玉森の山賊。大グスクの残党。

・ウーマ
運玉森の山賊。大グスクの残党。

・シルー
運玉森の山賊。大グスクの残党。


尚巴志伝
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/442684100
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック