2016年09月26日

尚巴志伝 あらすじと解説 第一部 37.旅の収穫

東行法師となった父と弟のマサンルーが旅から帰って来たのは12月の半ばでした。
サハチ(尚巴志)は奥間にサハチの子がいたと聞いて驚きます。
サハチの子はサタルーと名付けられ、神様のお告げがあって、奥間の長老が育てているといいます。
東行法師は勝連で、勝連按司の三男が山賊に襲われて殺されたという噂を聞いていました。
サハチはウニタキが生きていて、今、裏の組織を作っている事を父に話します。
サハチが望月党の事も説明すると佐敷にも裏の組織は必要だと父は言い、様子を見て十年の計の事をウニタキに話すと言います。
今帰仁にも行って来た父は、焼け落ちた城下を再建している最中で、今帰仁グスクも拡張していると言いました。

年が明けると父は一人で久高島に行き、東行法師に扮した祖父が弟のヤグルーを連れて旅に出て行きました。
正月の半ばには、ヤマトゥからサイムンタルーがやって来ました。
五年振りの再会でした。
サイムンタルーから、四年前に対馬が高麗の襲撃に遭って、土寄浦一帯が全滅したと聞いてサハチは驚きます。
ようやく村の再建も終わって、琉球に来たのだという。
そして、イトがサハチの娘を産んだと聞いて、サハチはさらに驚きます。
娘はユキと名付けられました。


登場人物

・サハチ(尚巴志)
父が隠居し、21歳で佐敷按司になる。
父は佐敷按司(東行法師)、母は先代の美里之子の娘。
祖父はサミガー大主、祖母は先々代の大グスク按司の娘。

・東行法師
尚巴志の父、サグルー。
佐敷按司をサハチに譲り、東行法師を名乗って旅に出る。

・マサンルー
尚巴志の弟。父と一緒に旅に出る。

・サミガー大主
サハチの祖父。鮫皮造りを隠居して、東行法師に扮して旅に出る。

・ヤグルー
尚巴志の弟。祖父と一緒に旅に出る。

・サイムンタルー
中尾左衛門太郎。対馬の倭寇の頭領、早田三郎左衛門の次男。
妻の実家の中尾家を継いでいる。

・クルシ
早田三郎左衛門の重臣。

・ウミンター
尚巴志の叔父。サミガー大主を継ぎ、鮫皮造りの親方になる。

・クマヌ
ヤマトゥの山伏。佐敷按司の家臣。熊野大親。

・ヒューガ
三好日向。武芸者。サハチの師匠。
尚巴志にとって重要な人物となる。
「陰の流れ 第一部」に智羅天として登場。愛洲移香斎に気合いの術と彫刻を教える。


尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
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