2025年04月08日

尚巴志伝 あらすじと解説 第一部 21.再会

ウニタキとの試合で引き分けたマチルギは佐敷に戻って厳しい修行を続けていました。
約束の二か月後、ウニタキは現れませんでした。ウニタキの父親の勝連按司が急に亡くなってしまったためでした。
マチルギが佐敷に来て五か月が過ぎ、娘たちが武術の教えを請うようになっていました。
武術は男がやるものと思い込んでいた娘たちが、マチルギを見て、女も武術をしてもいいんだと思うようになり、マチルギに憧れます。
佐敷按司の許しが出て、マチルギが娘たちに剣術を教える事になります。
マチルギは自分の修行も途中なのに、人に教える事なんてできないと断りますが、苗代之子は人に教えるのも修行になる。毎日、夕方の二時間だけだからやってくれと頼みます。
マチルギは仕方なく、引き受けます。
初めの頃は面倒くさいと思っていたマチルギも、だんだんと娘たちに教えるのが楽しくなっていきます。
今まで、同年代の娘たちと一緒に遊んだ事もなかったマチルギは、稽古のあとに娘たちから色々な話を聞くのも楽しいと思うようになります。
マチルギの教え子の中には馬天ヌルと佐敷ヌルもいました。馬天ヌルはマチルギよりもかなり年上なのに、マチルギをお師匠と呼んで、真剣に稽古をしていました。
いつものように山の中で修行していたら、サハチ(尚巴志)が帰って来たと教え子の娘が知らせてくれました。
マチルギは馬天浜に向かいます。馬天ヌルと佐敷ヌルも来ていて、三人でサハチを迎えます。
マチルギはサハチを見つめ、知らずに涙がこぼれてきます。
マチルギとサハチは砂浜を歩きながら積もる話を語り合います。
その晩、帰国祝いの宴が開かれ、その宴にはマチルギも呼ばれていました。マチルギが家族たちに歓迎されている事を知ってサハチは喜びます。
次の日の夕方、サハチはマチルギと約束の試合をして、引き分けます。試合を見ていた娘たちが二人に喝采を送っていると、ウニタキがマチルギを訪ねて来ます。
ウニタキはマチルギに幸せになって下さいと言って去って行きます。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
サミガー大主の孫。父は佐敷按司(サグルー)。

・マチルギ
伊波按司の次女。後に尚巴志の妻になる。

・サム
伊波按司の四男。後に尚巴志の家臣になる。

・苗代之子(なーしるぬしぃ)
尚巴志の叔父、佐敷按司の弟。剣術の名人。

・クマヌ
ヤマトゥの山伏。佐敷按司の家臣。

・クマヌの奥さん
島添大里の武将の妻だったが、夫は戦死し、娘と一緒に城下の焼け跡をさまよっていて、クマヌに助けられる。

・マチルー
クマヌの娘。

・美里之子(んざとぅぬしぃ)
佐敷按司の義弟。武術師範。

・佐敷按司
尚巴志の父、サグルー。

・馬天ヌル
尚巴志の叔母、マカマドゥ。

・マシュー
尚巴志の妹。馬天ヌルのもとでヌルの修行中。佐敷ヌル。

・サイムンタルー
中尾左衛門太郎。対馬の倭寇の頭領、早田三郎左衛門の次男。
妻の実家の中尾家を継いでいる。

・クルシ
早田三郎左衛門の重臣。

・ヒューガ
三好日向。武芸者。
サハチにとって重要な人物となる。
「陰の流れ 第一部」に智羅天として登場。愛洲移香斎に気合いの術と彫刻を教える。

・サミガー大主
尚巴志の祖父。伊平屋島出身で、馬天浜で鮫皮作りをしている。

・ウミンター
尚巴志の叔父。鮫皮作りを継ぐ事になっている。

・ウニタキ
勝連按司の三男。勝連に来たマチルギを見初めて嫁に請う。


尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
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