毎夜、同じ夢を見て、汗びっしょりになって真夜中に目を覚まします。
自分が何者かに殺され、子供たちも妻や側室たちも皆、無残に殺されて、天下を奪われる夢です。夢の中では、自分を殺す者が何者かわかって、くそ、おぬしなどにやられるか、と怒鳴りますが、目が覚めると、そいつが誰だったのか、どうしても思い出せません。
すでに、恐れていた武田信玄も上杉謙信も亡くなり、長年、苦しめられた本願寺の一揆も壊滅しました。3月には甲斐に出陣して武田家を滅ぼし、凱旋したばかりです。今の信長には敵対する者などいないはずでした。
悪夢にうなされて眠れない夜が続き、信長は悪夢から解放されるために、とんでもない事を思いつき、それを実行に移します。そして、本能寺の変へ‥‥‥
短編歴史小説「信長の夢」を御覧下さい。
ラベル:武将
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