2021年09月10日

尚巴志伝の第三部を書き始めました。

第二部はササの活躍でかなり長い物語になってしまいました。
第一部が原稿用紙にして1500枚だったので、第二部は2000枚くらいになるかなと思って書き始めたのですが、伸びに伸びて、5000枚を超えてしまいました。

第二部は護佐丸が準主役を務めるような気がして、若き日の護佐丸が叔父の尚巴志に会いに行く場面から書き始めました。馬天ヌルの娘のササを登場させたのは、ちょっと変わった娘で護佐丸と同い年なので丁度いいと思ったからです。それだけで登場させたササが、第二部の主役といってもいいほど重要な人物に成長しました。

ササのお陰で話はどんどんと広がっていき、長い物語となりました。
対馬に行ったササが豊玉姫を知った事によって神話の世界に入り、豊玉姫、スサノオ、玉依姫が登場します。玉依姫を琉球に連れて来た事でササの名は琉球の神様の間に知れ渡り、ササは神様から頼み事をされます。神様の頼まれ事をかなえるためにヤマトゥ(日本)に行って、新宮の十郎と会い、平維盛と会います。
ユンヌ姫から古い神様の事を聞いて、アマミキヨの事を調べるために南の島を探す旅に出て、宮古島(ミャーク)、石垣島(イシャナギ島)、台湾(ターカウ)、マニラ(トンド王国)へと行きます。
ターカウで阿蘇津姫(瀬織津姫)の事を知って、阿蘇津姫に会いにヤマトゥに行き、富士山の樹海の中で瀬織津姫と会います。
笛の調べで瀬織津姫の深い傷を癒やしたササはお礼として、瀬織津姫の勾玉を贈られ、その勾玉によってアキシノが救われ、第二部は終わります。

尚巴志の明国の旅やヤマトゥと朝鮮の旅、山南王死後の南部の戦、冊封使の来琉、今帰仁攻めと尚巴志の活躍もありますが、ササの活躍のお陰で、第二部は厚みのある物語になったと思います。

第三部はクーイの若ヌルの死を伝えるために、サスカサ、シンシン、ナナ、東松田の若ヌル、志慶真ヌルが沖の郡島(古宇利島)に行く場面から始まります。
第三部では誰がどんな活躍をするのか、まだわかりません。
また長い物語になると思いますが、お楽しみ下さい。



尚巴志伝




ラベル:琉球 尚巴志伝
posted by 酔雲 at 10:27| Comment(0) | 琉球王国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする