2020年09月01日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 225.祝い酒

ミーグスクでヤンバルの長老たちの歓迎の宴をしていた頃、島添大里グスクの一の曲輪の屋敷の二階で、サハチとウニタキが、キンタと真喜屋之子の話を肴に酒を飲んでいました。

旅芸人たちと一緒にヤンバルに行った真喜屋之子は今帰仁の城下でお芝居を上演していた時、奥間炎上の噂を聞きました。
その翌日、「まるずや」の主人から国頭に行けと言われて、国頭の「まるずや」に行ってクミと相談して喜如嘉の長老と会いました。
国頭按司は鬼界島攻めで多くの兵を戦死させてしまい、じっと我慢していましたが、山北王が奥間を焼いたと聞いて我慢の限界を超え、山北王を倒そうと考えていました。
国頭按司から内密に相談を受けていた喜如嘉の長老は、中山王が山北王を倒してくれるのなら、喜んで、それに乗ろうと言いいました。
真喜屋之子は喜如嘉の長老と一緒に国頭按司と会い、国頭按司もうなづいてくれましたが、屋嘉比のお婆の許しを得なければならないと言いました。
屋嘉比のお婆はヌルたちを連れてウタキに入り、お婆の許しが出て、国頭按司の離反は決まりました。

喜如嘉の長老の孫、喜如嘉之子と一緒に羽地に行った真喜屋之子は、喜如嘉の長老の義弟、我部祖河の長老と会い、国頭按司が山北王から離反した事を告げます。
羽地按司の母親は奥間出身なので、皆、怒ってはいるが、山北王を裏切る事ができるかどうかは難しいと我部祖河の長老は言いました。
羽地按司も最後の決断はヌルに頼り、仲尾ヌルと羽地ヌルがウタキに籠もりましたが結論が出せず、羽地ヌルが国頭まで行って、屋嘉比のお婆にお伺いを立て、羽地按司の離反も決まりました。

我部祖河の長老と仲尾ヌルと一緒に名護に行った真喜屋之子は松堂と会い、中山王が山北王を倒すのなら、勿論、大賛成だと松堂は言いました。
名護按司は国頭按司と羽地按司が山北王を見限ったのなら、話に乗らないわけにはいかないと言い、一応、ヌルにお伺いを立てて、話はまとまりました。

屋嘉比のお婆はアキシノの子孫なので、アキシノが「中山王と一緒に山北王を攻めろ」と言ってくれたのかもしれないとサハチは思い、うまく行ってよかったと、みんなで祝杯を挙げました。

その頃、山北王の攀安知は沖の郡島(古宇利島)でクーイの若ヌルを相手に酒を飲んでいました。
奥間ヌルの娘の父親が島添大里按司だと知らされて、かっとなって奥間を焼いた攀安知は、中山王が攻めて来ないかと不安になって義弟の愛宕之子を首里に送って、中山王の様子を探らせました。
奥間とつながっている玻名グスク按司は戦の準備をしてはいないし、中山王は朝鮮から来た使者たちを迎えて忙しそうだし、会同館の近くでは人足たちが大きな池を造るために穴を掘っているし、首里のお祭りも例年通りに賑やかだったし、戦を始めるような気配はどこにもなかったと愛宕之子は報告しました。
安心した攀安知はクーイの若ヌルと会い、「来年の今頃は首里にいて、お前は中山王になった俺の正妻だよ」と嬉しそうに言って祝杯を挙げました。。

その頃、湧川大主は玉グスク村の玉グスクヌルの屋敷の庭で、村人たちに囲まれて、楽しそうに祝い酒を飲んでいました。
奥間炎上の噂を聞いて、兄貴が怒りに任せて、やっちまったかと嘆いた湧川大主は、羽地、名護、国頭の三人の按司たちの動きを探らせ、中山王の様子も探らせました。
去年、首里見物をした松堂夫婦が喜如嘉の長老夫婦と我部祖河の長老夫婦を連れて、「まるずや」の船に乗って首里見物に出掛けた事も知っていましたが、三人は義兄弟の間柄なので、別に気にする事もないと思いました。
10年前に出会った玉グスクヌルのユカの事を思い出した湧川大主は、ユカに会いに行きました。
ユカには10歳くらいの娘がいて、父親が自分だと知って湧川大主は驚きました。




登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
首里の武術道場の隣りに慈恩寺が完成する。
ウニタキ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
チヌムイの案内で、ウニタキ、ファイチと一緒に久米島を散策する。
ウニタキに連れられてクイシヌと会い、一瞬にして魂を奪われたサハチはクイシヌと一緒にニシタキに登って、一節切を吹く。
一節切を聴いたスサノオがやって来て、ユンヌ姫と一緒に現れ、クミ姫も現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
久米島から帰り、ナツが女たちを連れて津堅島に行くのを許す。
今年もメイユーは来なかったが、ソンウェイが鉄炮付きの武装船を持って来てくれたので感謝する。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚く。
ウニタキが首里に連れて来たリュウインと会い、ヂャンサンフォンと会わせる。
アミーのお腹が大きくなったとササから聞いて驚き、アミーの相手がウニタキだと知って呆れる。
苗代大親が南の島から来たヌルと結ばれて、娘が南の島にいると馬天ヌルから聞いて驚く。
苗代大親はヂャンサンフォンが琉球に来る以前から武当拳を知っていた事に驚き、苗代大親の武当拳を見て、改めて苗代大親の強さを思い知る。
ビンダキに登り、ユンヌ姫からササたちの様子を聞く。
遊女屋「宇久真」でのヂャンサンフォンと山グスクヌルの送別の宴に参加する。
馬天浜のお祭りをヂャンサンフォンの送別の宴にして、弟子たちに別れを告げさせる。
琉球を去るヂャンサンフォンと山グスクヌルを見送る。
タムンと一緒にヂャンサンフォンが始めた孤児院に行き、我謝ヌルと会い、孤児院は中山王が面倒を見ると言う。
キラマの島から帰ってきたマチルギが血相を変えて、アミーが産んだ娘の父親がサハチだと問い詰める。
当時、玻名グスクを攻めていたのでキラマの島に行けるはずはないと言うとマチルギも納得する。
研ぎ師のジルキチを連れて来たサタルーから、奥間の長老の奥さんがトゥイの姉で、奥間ヌルの母親が泰期の娘だったと聞いて驚く。
島尻大里ヌルのマレビト神がマガーチだったと座波ヌルから聞いて驚く。
サスカサに頼まれてヤマトゥまで行ってきたギリムイ姫から交易船が無事に博多にいる事を聞いて安心する。
山北王の正使として浮島に来たリュウインを迎え、久米村の遊女屋で送別の宴を開く。
五男のマグルーにンマムイの娘マウミを嫁に迎え、次女のマチルーをウニタキの長男ウニタルに嫁がせる。
ウニタルとマチルー、マグルーとマウミを旅に出し、ウニタキに守るように頼む。
今帰仁のお祭りから帰って来たウニタキから、名護按司の死と新しい海賊が運天泊に来た事を聞く。
中山王世子として進貢船を送る事に決まり、「尚巴志」という明国名をファイチが考える。
島尻大里グスクのお祭りに行き、ンマムイの女子サムレーの隊長フニと再会し、フニを連れて首里に行きマチルギに会わせる。
苗代大親を手伝って、最初の武科挙を執り行なう。
ビンダキに登り、ササたちが無事に帰国するとユンヌ姫から知らされ、帰国祝いの準備をする。
浮島でササたちを迎え、南の島から来た人たちを歓迎する。
歓迎の宴でンマムイから、山北王の弟を殺したという真喜屋之子の事を聞く。
ンマムイと一緒に慈恩寺に行き、真喜屋之子と会う。
アンアンたちを連れて島添大里グスクに来たササから瀬織津姫の事を聞き、瀬織津姫が妹の知念姫を贈ったという勾玉を見せてもらう。
島添大里グスクに来たクマラパを歓迎し、慈恩寺に連れて行って師範を頼み、ササと一緒にヤマトゥに行ってくれとヤタルー師匠に頼む。
玻名グスクヌルと一緒に島添大里グスクに来たミワから、お父さんと呼ばれて、ミワの父親がサハチだったとばれてしまう。
マチルギが血相を変えてやって来て、サハチに刀で斬り付ける芝居をして、この借りは後で返してもらうと言う。
ミワがササと一緒にヤマトゥ旅に行く事になり、心配して、飯篠修理亮とカナに一緒に行ってくれと頼む。
今帰仁から帰ってきたウニタキから真喜屋之子の事を詳しく聞き、真喜屋之子の兄が材木屋の主人なら寝返らせようと思う。
安須森参詣から帰って来た安須森ヌルから、サスカサが山北王の娘の今帰仁若ヌルと湧川大主の娘の勢理客若ヌルに武当拳を教え、佐敷ヌルと平田ヌルが仲間はずれにされていたクーイの若ヌルと仲良くなったと聞いて驚く。
冊封使が来る前にパレンバンとジャワの船が来たので、重ならなくてよかったとホッとする。
冊封使を迎えるのは山南王とファイチに任せて、ウニタキと一緒に陰ながら見守る。
永楽帝の娘、リーポー姫が島添大里グスクに来たので驚き、ファイチを呼んで確認させ、本物とわかって歓迎する。
与那原に行くリーポー姫たちを見送り、チウヨンフォンを連れて慈恩寺に行き、シュミンジュンと会わせる。
島尻大里ヌルに頼まれて、安須森ヌルと一緒に島尻大里グスクに滞在して、冊封の宴の準備を手伝う。
冊封の儀式が無事に終わり、他魯毎が正式に山南王になる。
山南王に会いに来たリーポー姫たちを山南王に会わせ、思紹に会わせるために首里に連れて行く。
リーポー姫に恋をしたウリーを連れて平田グスクのお祭りに行き、メイユーの活躍を描いたお芝居「女海賊」を観る。
ヒューガにリーポー姫たちを名護まで連れて行くように頼み、ンマムイに一緒に行くように頼み、ウニタキに守るように頼む。
ユンヌ姫からミャークの船が無事に帰った事を聞き、台風が近づいて来る事を知り、他魯毎にも知らせて台風に備えさせる。
明国から帰って来たテーラーを会同館に迎えて、リュウインが明国に残った事を知り、密かに喜ぶ。
テーラーから材木屋の主人のナコータルーとその弟の真喜屋之子の事を聞く。
ヤンバルから無事に帰ってきた王女たちを迎え、名護の長老、松堂と会い、リュウインの家族を預かる。
会同館でンマムイから旅の様子を聞き、山北王も奥間ヌルの娘の父親がサハチだという噂を聞いたかもしれないと言われ、奥間が危険だと心配する。
松堂から山北王が初めて進貢船を出した時の苦労話を聞き、真喜屋之子の事も聞く。
ウニタキから、真喜屋之子とクミを会わせた事と、クーイヌルがマチルギの従姉だと聞く。
山北王が奥間ヌルの娘の父親がサハチだと知ると、奥間が危険なので、サタルーに気を付けるように伝えてくれとウニタキに頼む。
島尻大里グスクの餞別の宴を手伝い、安須森ヌルと一緒に一節切を吹き、冊封使たちに呼ばれて酒盃を交わし、色々な事を聞かれ、李仲按司に助けられる。
馬天浜のお祭りでヂャンサンフォンを忍び、翌日、帰国するパレンバン、ジャワ、トンドの船を見送る。
島添大里グスクの東曲輪で行なわれた娘たちの武当拳の勝ち抜き試合を見て、サスカサの強さに驚く。
安須森ヌルの屋敷でリーポー姫の送別の宴を開き、ツイイーの通訳でチウヨンフォン、チャイシャンと酒を酌み交わす。
ジクー寺の完成祝いの宴で、幹部たちが集まり、今帰仁攻めの相談をする。
今帰仁攻めが終わったら隠居すると言う思紹を思いとどめさせようとする。
島尻大里ヌルが娘を産んだという噂を聞いて、ヤマトゥに行ったトゥイが一番喜ぶだろうと思う。
材木屋のナコータルーと会い、首里の遊女屋「喜羅摩」でナコータルーと弟の真喜屋之子を会わせる。
お芝居の台本を書いている油屋の娘のユラを島添大里グスクに連れて行き、安須森ヌルに会わせる。
国頭按司の材木を運んできたサタルーに松堂夫婦を名護まで送ってくれと頼み、ハルとシビーも一緒に行かせる。
旅から帰って来たシジマが神人になったので驚き、シジマが志慶真ヌルになれば、今帰仁攻めが有利になると思う。
今帰仁から帰ってきたウニタキから、湧川大主の鬼界島攻めが失敗に終わった事を聞く。
5年間の留学を終えて帰って来たファイテとジルークを迎えて、話を聞く。
正月3日、龍天閣の身内だけのお祝いの宴で、幹部たちが集まり、今帰仁攻めの相談をする。
安須森ヌル、サスカサと飲んでいたら、ウニタキが奥間炎上を知らせたので驚く。
ウニタキ、安須森ヌル、サスカサと一緒に首里に行き、「まるずや」の裏の屋敷で幹部会議を開いて対策を練る。
ヤマトゥに行った交易船と一緒に朝鮮から李芸が来たので、安須森ヌルを連れて浮島の「那覇館」に行き、李芸と一緒に来た早田五郎左衛門と再会を喜び、歓迎する。
アキシノからシジマがアキシノの子孫で、今の志慶真ヌルが病気なので、亡くなってから志慶真ヌルを継げばいいと言われて驚く。
アキシノに中山王が山北王を滅ぼしても大丈夫かと聞いたら、マチルギはアキシノの子孫だから、マチルギの息子が今帰仁按司になれば何の問題もないと言われて驚く。
マチルギと一緒に浮島から首里に行進して、見物人たちに騒がれ、ファイチの考えに従った事を後悔する。
李芸と早田五郎左衛門を思紹に会わせ、シンゴたちに会いに馬天浜に行く。
ササとサタルーを加えての「まるずや」の幹部会議で、キラマから連れて来た若者たちに庭園造りをさせればいいとファイチが言ったので、庭園は是非とも造らなければならないと賛成する。
ナナが本物のクーイヌルだとササが言ったので驚く。
ファイチと一緒に庭園を造る場所の下見をする。
首里のお祭りの日、百浦添御殿で幹部会議が開かれ、真喜屋之子が国頭按司、名護按司、羽地按司を寝返らせたとウニタキから聞いて驚く。
ファイチの言う通りチューマチ夫婦を今帰仁に送るのがいいと言う。
島添大里グスクに来たヤンバルの長老たちを歓迎し、屋賀ヌルと恩納ヌルを連れて来た真喜屋之子とキンタから話を聞く。
ヤンバルの按司たちが寝返ったのは屋嘉比のお婆のお陰だったと知って、凄いヌルだと改めて思う。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。
山グスクを攻める準備のため山グスクに行く。
山グスクを攻め落とすために配下の者たちに崖登りの訓練をさせる。
島尻大里グスクが落城したあと、石屋の者たちを寝返らせるために當銘蔵グスクに行く。
三星党と赤丸党の活躍で、山グスクを攻め落とす。
湧川大主の妻が倒れて、鬼界島攻めが延期になったとサハチに知らせる。
サハチ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
堂ヌルと出会い、魂を奪われる。
堂ヌルと一緒に、サハチをクイシヌに会わせる。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚き、今帰仁に行く。
山北王の軍師リュウインと会い、首里に連れて行き、思紹、サハチ、ファイチに会わせる。
サハチと一緒にリュウインを山グスクに連れて行き、ヂャンサンフォンと会わせる。
アミーのお腹が大きくなったとサハチから言われ、相手は自分だと白状する。
チルーには知られたくないし、どうしたらいいか悩む。
遊女屋「宇久真」でのヂャンサンフォンと山グスクヌルの送別の宴に参加する。
馬天浜のヂャンサンフォンの送別の宴にシズを連れて参加する。
旅に出たトゥイを見守っていて、無事に島尻大里グスクに帰ったので、サハチに報告する。
旅芸人たちを連れて南部を巡り、帰って来てサハチから、アミーが娘を産んだ事を聞く。
息子のウニタルに跡を継がせたらいいか、サハチに相談する。
伊波に「まるずや」を開き、材木の処分に困っていた金武按司から材木を買う。
山北王の正使として浮島に来たリュウインを迎え、久米村の遊女屋で送別の宴を開く。
長男ウニタルにサハチの娘マチルーが嫁ぐ。
旅に出たウニタル夫婦、マグルー夫婦、シングルー夫婦、サングルーを陰ながら守るが、玻名グスクの残党が若夫婦たちを襲撃したので、姿を現して敵を倒し、若夫婦たちに三星党の事を話す。
若夫婦たちが無事に帰京した後、旅芸人たちを連れて今帰仁に行き、お祭りに参加する。
お祭りの後、鬼界島攻めに行った湧川大主を見送り、名護按司の急死を知り、運天泊に新しい海賊がやって来た事を知る。
ササたちが連れて来た南の島の人たちの歓迎の宴で、ンマムイから真喜屋之子の事を聞き、奴は使えそうだとサハチに言う。
真喜屋之子の事を調べるため、旅芸人たちを連れて今帰仁に行く。
今帰仁から帰り、真喜屋之子の兄が材木屋の主人だったとサハチに知らせる。
冊封使が来て、ヂャンサンフォンを探しに来た宦官を見張る。
サハチに呼ばれ、ファイチと一緒に島添大里グスクに行き、永楽帝の娘リーポー姫と会う。
諭祭の儀式の様子をサハチに話し、宦官が久米村を調べているが、探しているのはヂャンサンフォンではなさそうだと言う。
リーポー姫の護衛をウニタルとマチルーに命じる。
冊封使を招待した首里グスクの中秋の宴で、ミヨンと一緒に歌と三弦を披露する。
リーポー姫が山北王に会いたいと言い出し、サハチから相談されて、お忍びで行くのは無理だから中山王の護衛を付けて堂々と行かせろと言う。
今帰仁に行くリーポー姫たちを密かに守る。
真喜屋之子を国頭に連れて行き、サンルータの妻のクミと会わせる。
配下のシズがヌルに扮して沖の郡島に行き、クーイヌルがマチルギの従姉だった事を探り出す。
島添大里グスクに帰り、真喜屋之子とクミを会わせた事をサハチに知らせ、クーイヌルの事も教える。
馬天浜のヂャンサンフォンを忍ぶお祭りに参加する。
安須森ヌルの屋敷でリーポー姫の送別の宴が開かれ、ツイイーの通訳でチウヨンフォン、チャイシャンと酒を酌み交わす。
ジクー寺の完成祝いの宴で、幹部たちが集まり、今帰仁攻めの相談をする。
首里の遊女屋「喜羅摩」でナコータルーと弟の真喜屋之子を会わせる。
12月になり、そろそろ湧川大主が鬼界島攻めから帰って来るだろうと今帰仁に行く。
湧川大主の鬼界島攻めが失敗に終わった事を知り、各地の反応を見て、島添大里に帰る。
サハチと相談して、真喜屋之子を離間策に使うため、旅芸人たちと一緒に今帰仁に送る。
正月3日、龍天閣の身内だけのお祝いの宴で、幹部たちが集まり、今帰仁攻めの相談をする。
湧川大主が鬼界島攻めを失敗した後のヤンバルの様子と、志慶真村の事を皆に話す。
山北王とヤンバルの按司たちを離間させるために、奥間から贈られた側室とヤンバルの按司たちの関係を調べると言う。
配下の者から奥間炎上を聞き、島添大里グスクに行って、サハチ、安須森ヌル、サスカサに知らせる。
サハチ、安須森ヌル、サスカサと一緒に首里に行き、「まるずや」の裏の屋敷で幹部会議を開いて対策を練る。
キンタと一緒に奥間に行き、辺土名に避難している奥間ヌルと会い、側室たちの記録を見せてもらう。
辺土名に来たササたちに、具合の悪そうな年寄りと幼い子供たちを交易船と愛洲ジルーの船に乗せて首里に送ってもらう。
サタルーを連れて首里に帰り、「まるずや」の幹部会議で、奥間の様子を話し、真喜屋之子が国頭にいて、国頭按司を寝返らせようとしていると言う。
クーイヌルがマチルギの従姉だと皆に教え、敵同士の山北王とクーイの若ヌルが出会ったのは何か訳があるような気がするという。
ササの土産の琵琶を弾いて歌を歌い、琵琶が気に入る。
首里のお祭りの日、百浦添御殿で幹部会議が開かれ、真喜屋之子が国頭按司、名護按司、羽地按司を寝返らせ、人質としてヤンバルの長老たちが按司たちの書状を持ってくると言う。
ヤンバルの長老たちを連れて島添大里グスクに行き、サハチと会わせる。
屋賀ヌルと恩納ヌルを連れて来た真喜屋之子とキンタから話を聞く。

・奥間大親
奥間大親(ヤキチ)の長男、キンタ。
ンマムイを守るためにウニタキと一緒に今帰仁に行く。
クジルーが義兄の佐敷大親の息子だと知って驚く。
ウニタキと一緒にグスク攻めの下準備をする。
山北王の本陣で極秘に何かを作っているとサハチに知らせる。
山グスクに辰阿弥と福寿坊、ササたちも連れて行く。
父親が玻名グスク按司になったので、奥間大親を継ぐ。
玻名グスクに来たサハチとサタルーを迎える。
ジクー寺の完成祝いの宴で、幹部たちが集まり、今帰仁攻めの相談をする。
正月3日、龍天閣の身内だけのお祝いの宴で、幹部たちが集まり、今帰仁攻めの相談をする。
奥間から贈られた側室とヤンバルの按司たちの関係を調べれば寝返らせる事もできるだろうと言う。
「まるずや」の裏の屋敷に呼ばれ、奥間炎上を聞いて驚き、今後の対策を練る。
ウニタキと一緒に奥間に行き、辺土名に避難している奥間ヌルと会い、側室たちの記録を見せてもらう。
辺土名に来たササたちに、具合の悪そうな年寄りと幼い子供たちを交易船と愛洲ジルーの船に乗せ、奥間の状況を知らせるために首里に帰る。
奥間の避難民たちが入った「那覇館」に来たサハチとファイチに、奥間の様子を知らせる。
首里の「まるずや」の幹部会議にササとサタルーが加わり、今後の作戦を練る。
ヤンバルに行き、羽地で真喜屋之子と会い、湧川大主が羽地に来ている事を教える。
真喜屋之子と一緒に屋賀ヌルと恩納ヌルを連れて島添大里グスクに行き、サハチとウニタキと一緒に真喜屋之子の話を聞く。

・真喜屋之子
仲尾大主の次男。
修行の旅に出て、馬天浜のサミガー大主の離れに寝泊まりして美里之子の道場に通う。
武芸の腕を認められて、山北王の三男サンルータの護衛役として明国に行く。
永良部按司の娘マナビーを妻に迎える。
明国から帰り、マナビーとサンルータが一緒にいる所を目撃し、カッとなって2人を斬り捨てる。
倭寇の船に乗ってヤマトゥに逃げ、慈恩禅師の弟子、賀来内蔵助と出会い指導を受ける。
1年半後、帰国して、三春羽之助を名乗り、ンマムイの阿波根グスクに居候する。
ンマムイが阿波根グスクにヂャンサンフォンを連れて来て、ヂャンサンフォンの弟子になる。
ンマムイがサハチとヤマトゥ旅に出て、マハニに正体を気づかれそうになって阿波根グスクを去り、若狭町の遊女屋の用心棒になる。
慈恩禅師が琉球に来て慈恩寺を開いたという噂を聞いて、慈恩禅師に会いに行き、ンマムイと出会ってしまう。
慈恩禅師とヤタルー師匠に頼まれて師範を務める。
ンマムイと一緒に慈恩寺に来たサハチと会う。
ウニタキと一緒に国頭に行き、「まるずや」でサンルータの妻だったクミと会う。
ウニタキと一緒にミーグスクに行き、明国に行く姉のチルーと再会して語り合う。
首里の遊女屋「喜羅摩」で兄のナコータルーと9年振りの再会をして語り合う。
ウニタキから中山王の今帰仁攻めの話を聞き、ヤンバルの按司たちを山北王から離間させるために旅芸人たちと一緒に今帰仁に行く。
旅芸人たちが今帰仁城下でお芝居を上演中、山北王によって奥間が焼かれたという噂を聞く。
「まるずや」の主人マイチから国頭に行けと言われて国頭に行き、クミと相談して喜如嘉の長老と会う。
喜如嘉の長老と一緒に国頭按司と会い、屋嘉比のお婆の許しが出て、国頭按司の山北王からの離反が決まる。
喜如嘉の長老の孫の喜如嘉之子と一緒に羽地に行き、喜如嘉の長老の義弟の我部祖河の長老と会い、ヌルの許しが出て、羽地按司の山北王からの離反が決まる。
我部祖河の長老と一緒に名護に行き、松堂と会い、ヌルの許しが出て、名護按司の山北王からの離反が決まる。
金武按司と恩納按司と会い、屋賀ヌルと恩納ヌルを連れて島添大里グスクに行く。
サハチとウニタキにヤンバルの按司たちを寝返らせた経緯を話す。

・喜如嘉之子
喜如嘉の長老の孫。
真喜屋之子と一緒に明国に行く。
突然現れた真喜屋之子を見て、生きていたのかと驚き、喜如嘉の長老の所に連れて行く。
真喜屋之子を連れて羽地に行き、我部祖河の長老と会わせる。

・喜如嘉の長老
国頭按司の叔父。マナビーの叔父。
国頭の水軍の大将だったが隠居する。
孫娘のサラがお芝居の主役を務めたのが自慢。
国頭に来た王女たちを歓迎し、ンマムイに千代松の事を話す。
国頭に来た松堂とユラ、ハルとシビーを歓迎し、千代松と志慶真のウトゥタルの話を聞かせ、屋嘉比のお婆に会えと言う。
喜如嘉之子が連れて来た真喜屋之子を見て、よく生きていてくれたと言う。
真喜屋之子が中山王の書状を見せて、中山王が山北王を攻める事を伝えると驚くが、国頭按司も山北王を攻めようとしていたので、中山王が動いてくれるのなら、喜んで、それに乗ろうと言う。
真喜屋之子を連れて国頭按司と会い、屋嘉比のお婆の許しが出て、山北王から離反する事に決める。
国頭按司の書状を持って、ヤンバルの長老たちと一緒に島添大里グスクに行き、サハチと会う。

・国頭按司
攀安知の叔父。
国頭に来た王女たちを歓迎する。
国頭グスクに来て頭を下げ、来年、鬼界島の御所殿と話を付けると言う湧川大主に、そなたを信じようと言う。
山北王が奥間を焼き討ちにしたので、もう我慢ができないと怒り、喜如嘉の長老に内密に山北王を攻める事を相談する。
喜如嘉の長老が真喜屋之子を連れて来て、中山王が山北王を攻める事を知り、その話に乗るが、屋嘉比のお婆の許しを得なければならないと言う。
屋嘉比のお婆の許しが出て、山北王から離反する事に決め、喜如嘉の長老に書状を持たせて首里に送る。

・屋嘉比のお婆
先々代の屋嘉比ヌル。
初代今帰仁ヌルのアキシノの子孫。
霊力が高く、ヤンバルのヌルたちから尊敬されている。
シジマを連れて屋嘉比に来たナハーピャーのお婆と会う。
安須森の封印が解けたと聞いて、馬天ヌルと一緒に安須森に登る。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
訪ねて来たハルたちに志慶真のウトゥタルの事を話し、シジマを見て、20年近く前の事を話す。
シジマに志慶真ヌルを継ぐべき正当な血筋だと教え、こんなにも長生きしたのは、お前に会うためだったのかもしれんと言う。
国頭按司から、中山王と一緒に山北王を攻めてもいいかと聞かれ、ヌルたちを連れて屋嘉比森のウタキに入ってお祈りをする。
アキシノから、中山王に従って山北王を攻めなさいと言われ、国頭按司に伝える。

・我部祖河の長老
羽地按司の大叔父。
喜如嘉の長老の義弟で、松堂の義弟でもある。
羽地のサムレーたちの総大将を務めていたが辞任して隠居する。
喜如嘉之子と一緒に来た真喜屋之子と会い、国頭按司の寝返りを聞いて驚き、羽地按司の母親は奥間出身なので、皆、怒ってはいるが、山北王を裏切る事ができるかどうかは難しいと言う。
羽地按司に真喜屋之子の事を話すと、羽地按司は寝返る決心を固めて、ヌルの許しを得る。
真喜屋之子、仲尾ヌルと一緒に名護に行き、松堂と会い、国頭按司と羽地按司が中山王と一緒に山北王を攻める事を伝える。
羽地按司の書状を持って、ヤンバルの長老たちと一緒に島添大里グスクに行き、サハチと会う。

・羽地按司
妻は恩納按司の姉。
名護按司の義兄。
羽地に来た王女たちを歓迎する。
羽地グスクに来て頭を下げる湧川大主に、戦だから仕方がないと言う。
山北王が奥間を焼いたので母が怒り、悲しむ。
我部祖河の長老から国頭按司の寝返りを知り、山北王を倒す決心を固めて、ヌルの許しを得る。
我部祖河の長老に書状を持たせて首里に送る。

・シマ
羽地按司の母親。
奥間から贈られた側室だったが後妻に納まる。
羽地ヌルと一緒に王女たちの昼食を準備する。
山北王が奥間を焼いた事に怒り、悲しむ。

・仲尾ヌル
羽地按司の叔母。
シマと一緒に王女たちの昼食を準備する。
羽地按司から、中山王と一緒に山北王を攻めてもいいかと聞かれ、羽地ヌルと一緒にウタキに籠もるが結論が出ず、羽地ヌルを国頭に送って屋嘉比のお婆を頼る。
真喜屋之子、我部祖河の長老と一緒に名護に行き、屋嘉比のお婆の許しを名護ヌルに伝える。

・羽地ヌル
羽地按司の妹。母は奥間の後妻シマ。
羽地按司から、中山王と一緒に山北王を攻めてもいいかと聞かれ、仲尾ヌルと一緒にウタキに籠もるが結論が出ず、国頭に行き屋嘉比のお婆を頼る。
屋嘉比のお婆の許しを得て、羽地按司に伝える。

・松堂
名護按司の大叔父。
前兼久大主。母は奥間の側室。
山北王が初めて進貢した時、正使を務め、以後、五回明国に行く。
隠居して、長男に兼久大主を譲り、松堂と称して轟の滝近くに屋敷を建てて隠棲する。
名護に来た王女たちを明国の言葉で歓迎する。
ンマムイに昔の事を話し、ンマムイから中山王やサハチの事を聞いて首里に行ってみたくなる。
王女たちと一緒に油屋の船に乗って首里に行き、サハチと会い、島尻大里グスクに行って仲尾大主と会う。
サタルーと一緒に名護に帰るが、久し振りに母親の故郷の奥間に行ってみたくなり、一緒に奥間まで行く。
国頭で喜如嘉の長老に歓迎され、奥間で長老に歓迎される。
山北王が奥間を焼いた事に怒り、名護按司に山北王と手を切れと言う。
真喜屋之子と我部祖河の長老と会い、中山王が山北王を倒すのなら、勿論、大賛成だと言う。
名護按司の書状を持って、ヤンバルの長老たちを連れて島添大里グスクに行き、サハチと再会する。

・名護按司
妻は羽地按司の妹。
父が急死して、按司を継ぐ。
名護に来た王女たちを歓迎する。
松堂が連れて来た真喜屋之子と会い、国頭按司と羽地按司が山北王を見限ったのなら、話に乗らないわけにはいかないと言う。
松堂に書状を持たせて首里に送る。

・名護ヌル
名護按司の娘。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
仲尾ヌルから屋嘉比のお婆の許しを聞いて、父の按司に伝える。

・攀安知(はんあんち)
山北王。
父はa、母は名護按司の娘。童名はハーン。
祖父は初代山北王の帕尼芝(はにじ)。
妻は武寧(ぶねい)の娘、マアサ。
奄美大島攻めを失敗した腹いせに伊平屋島を攻める。
中山王に奪われた与論島を取り戻すために中山王と同盟する。
娘婿の保栄茂按司を助けるために南部に兵を送る。
若按司のミンを山南王の世子として送り込み、山南王を倒そうとたくらむ。
女たちを連れて沖の郡島に行き、クーイの若ヌルと出会い、一目惚れをして側室に迎える。
今帰仁のお祭りにクーイの若ヌルを呼び、城下に屋敷を用意して入り浸る。
湧川大主が鬼界島攻めに行った後、クーイの若ヌルに会うため沖の郡島に行くが、新しい海賊がやって来たので、慌てて運天泊に行き、海賊を歓迎する。
今帰仁に来た王女たちと会い、歓迎する。
お寺も三つ建って首里は都として完成しつつあるし、浮島には南蛮の船も来ている。そろそろ首里を奪い取る時期が来たのかもしれないと琉球の絵地図を眺めながら首里グスクを攻める作戦を練る。
新しい進貢船は下賜されたが、リュウインを明国に置いて来たテーラーを怒鳴り、高価な茶碗を投げつける。
鬼界島攻めに失敗した湧川大主を怒鳴って追い返す。
新年に挨拶に来た湧川大主とテーラーを追い返し、新年の行事を終えると沖の郡島に行ってクーイの若ヌルと会う。
機嫌良く今帰仁に帰ってきたが、クンから奥間ヌルのマレビト神が島添大里按司だと聞いて、抑えていた怒りを爆発させ、奥間を攻め滅ぼせと諸喜田大主に命じる。
奥間を焼き払った後、中山王が攻めて来ないかと不安になり、義弟の愛宕之子を首里に送って中山王の様子を探らせる。
中山王に戦を始める気配がないという報告を受け、安心してクーイの若ヌルに会いに行く。

・クーイの若ヌル
マナビダル。
祖母は今帰仁ヌルで、攀安知の祖父、帕尼芝によって沖の郡島に流されるが、マナビダルは知らない。
沖の郡島に来た攀安知と結ばれて側室になる。
攀安知が築いた豪華な御殿に移り、侍女たちに囲まれて暮らす。
安須森参詣に参加して、佐敷ヌルと平田ヌルと仲良くなる。
新年の行事を終えた攀安知が島に来て、新年を祝う。
奥間を攻めた一月後、攀安知が来たので、王妃のマアサを追い出してと言うが、攀安知が中山王になった時の王妃はお前だと言われて満足する。

・湧川大主
攀安知の弟。
妻は羽地按司の娘、ミキ。
テーラーと一緒に兵を率いて奄美大島を攻め、北半分を支配下に組み込む。
明国の海賊リンジョンシェンを迎える。
与論島を奪い返すために、中山王と同盟するように山北王に勧める。
与論島に行き、按司を入れ替える。
運天泊に来たヂャンサンフォンから武当拳の指導を受ける。
鉄炮を積んだ武装船で鬼界島を攻め取る。
マジニを奄美大島の赤木名に送り、あとの事を鬼界按司に任せて、今帰仁に帰る。
鬼界按司が全滅したとの知らせを受けて愕然となり、来年こそは必ず鬼界島を奪い取る決心する。
妻が亡くなり、鬼界島攻めは中止となる。
今帰仁のお祭りが終わると鬼界島を攻めるために出陣する。
琉球に来ていた鬼界島の船を永良部島沖で沈める。
鬼界島を攻めるが敵の罠にやられて失敗し、やけ酒を食らう。
万屋から赤木名に移動して、山北王に援軍を依頼する。
援軍が来て、総攻撃を掛けるが敵の罠にやられて敗北する。
初めて味わう屈辱感にさいなまれて酒に逃げ、酔い潰れる。
マジニのお陰で立ち直り、山北王に怒鳴られる覚悟を決め、山北王の弟ではなく、自分らしく生きようと決める。
鬼界島攻めを中止して、近在の若者たちに武当拳を教え、マジニと楽しく暮らす。
台風が来て、4隻の船が座礁してしまい嘆く。
根謝銘大主を奄美大島に残して運天泊に帰り、今帰仁に行き山北王に報告して怒鳴られる。
今帰仁の屋敷に滞在して、戦死した兵の家族に頭を下げて回る。
運天泊に帰り、割目之子から留守中の事を聞き、戦死した配下の家族に頭を下げて回り、それなりの褒美を与える。
羽地に行き、羽地按司に頭を下げ、国頭に行き、国頭按司に頭を下げる。
割目之子から奥間炎上を聞き、兄貴がとうとう、やっちまったかと頭を抱えて嘆く。
ヤンバルの按司たちの様子や中山王の様子を探る。
松堂夫婦が喜如嘉の長老夫婦と我部祖河の長老夫婦を連れて首里見物に出掛けたが、3人は義兄弟の間柄なので、別に気にする事もないと思う。
玉グスクヌルのユカを思い出して会いに行くと、自分の娘がいたので驚く。

・ユカ
スムチナムイの玉グスクヌル。
12歳の娘が母を訪ねてきて、ヌルの修行を積んで屋賀ヌルになって屋賀に帰る。
湧川大主が訪ねて来て、真喜屋之子の行方を聞かれ、結ばれる。
跡継ぎの娘ミサキを産む。
東松田の若ヌルが訪ねて来て、スムチナムイのウタキに連れて行く。
10年振りに湧川大主が訪ねて来て、ミサキを紹介する。

・ミサキ
ユカの娘。父親は湧川大主。
父親に会えたのが嬉しくて、村中に触れ回る。




尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 09:21| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする