2020年06月30日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 166.神々の饗宴

ナルンガーラのウタキからマッサビの屋敷に戻ったササと安須森ヌルは、ツカサたちと一緒にお酒と料理を持ってウムトゥダギ(於茂登岳)の山頂に向かいました。
日が暮れる前に山頂に着いて、熊野権現の石の祠の前でお祈りをしましたが、スサノオの声は聞こえませんでした。

料理を並べて、ササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹いたら、ウムトゥ姫の声が聞こえて、曲が終わるとまぶしい光に包まれ、ウムトゥ姫とノーラ姫、ノーラ姫の六人の子供たちが現れました。
長女の二代目ウムトゥ姫、次女の二代目ノーラ姫、三女のヤラブ姫、長男のテルヒコ、四女のクバントゥ姫、五女のメートゥリ姫でした。

ササは気軽にウムトゥ姫と話をしていましたが、神様の姿を目の当たりにしたマッサビを始めとしたツカサたちは、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏していました。
若ヌルたちは眠りに就いていて、前回、眠っていたタマミガは神様の姿を見て感激し、ツカサたちを見倣ってひれ伏していました。
玻名グスクヌルはツカサたちを見て、ササたちを見て、どっちに倣ったらいいのか迷っていました。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくださいと言ったので、マッサビがお礼を言って、ツカサたちも恐る恐る顔を上げました。

ウムトゥ姫が始めましょうと言って、皆で乾杯して宴は始まりました。
ササたちはウムトゥ姫からイシャナギ島(石垣島)に祀られている異国の神様の事を聞いて、ノーラ姫から昔の話を聞きました。
登野城の女按司が琉球に行った時、サミガー大主と会って、登野城の若者を馬天浜で修行させて、鮫皮作りを始めたと聞いて、ササたちは驚きました。
祖父の作業場に朝鮮の人たちがいたのは知っていましたが、イシャナギ島の人たちがいたなんて、安須森ヌルもまったく知りませんでした。

安須森ヌルはノーラ姫から話の続きを聞いていましたが、ササはヤラブ姫のもとに行って、アマミキヨ様の事を聞きました。
ヤラブダギの裾野にある赤崎にアマミキヨ様の子孫が住んでいたかもしれないけど、はっきりとわからないとヤラブ姫は言いました。

突然、眩しく光ったと思ったら、ようやく、スサノオの神様が現れました。
ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫も一緒にいましたが、見知らぬ神様も一緒にいました。
スサノオは酒をうまそうに飲むと、見知らぬ神様を見て、「誰だか知らんが、羨ましそうな顔をして、ここを覗いていたんで連れて来た」と言いました。
見知らぬ2人の神様は異国の言葉をしゃべりましたが、ミナクシ様とスンダレ様ですねとノーラ姫が驚いた顔をして神様を見ました。
ミナクシとスンダレは登野城のメートゥリオン(宮鳥御嶽)の神様で、生まれ故郷は滅ぼされてしまい、今は別の国で暮らしているけど、美しい笛の音に誘われてやって来たそうです。

島々を巡っていたスサノオは、どの島にも子孫たちがいるのに驚いて、ウムトゥ姫に感謝しました。
スサノオの事はノーラ姫の娘たちに任せて、ササたちは一人で酒を飲んでいるテルヒコの所に行って昔話を聞きました。
テルヒコからミズシオン(水瀬御嶽)とシィサスオン(白石御嶽)の話を聞いて、石城山のチャコと結ばれた話を聞いていたら、スサノオがササと安須森ヌルの笛が聴きたいと言いました。
ササと安須森ヌルが華やかな饗宴にふさわしい華麗な曲を吹いていると、途中から琴のような美しい調べが加わりました。
サラスワティ様が弾いているのに違いないわとウムトゥ姫が言いました。














登場人物

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に来たシンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行き、ユンヌ姫と会う。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に行き、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会い、豊玉姫とスサノオの事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。
池間島に行き、ウパルズから歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
赤崎ウタキに行き、赤崎姫からアマミキヨ様の事を聞くが、はっきりとした確証は得られない。
上比屋の初代女按司がアキシノの知り合いだったので驚く。
保良の古いウタキで、平泉から来た寿姫と会い、保良が大里按司と交易をしていた事に驚く。
アラウスのウプンマと出会い、アマミキヨ様が上陸したという砂浜に下りる。
アラウスのウプンマの案内で、安須森ヌルと一緒に古いウタキに入り、アマミキヨの子孫の神様から話を聞く。
アマミキヨ様がミャークに来た事がわかって、ミャークに来た甲斐があったと感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の母の事を聞く。
弟子たちも連れて伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。
来間島に行き、来間姫から昔の話を聞く。
多良間島に行って、女按司のスタタンのボウに歓迎され、多良間姫から昔の話を聞く。
イシャナギ島の平久保に上陸し、愛洲ジルーのお陰で、平久保按司に歓迎される。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登り、中腹にあるナルンガーラのウタキでウムトゥ姫に挨拶をする。
ウムトゥダギの山頂で、ウムトゥ姫とノーラ姫、ノーラ姫の子供たち、スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、異国の神様たちと酒盛りを楽しむ。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」と「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、祖神のマツミガからウムトゥ姫の事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、上比屋のムマニャーズに平家の話をする。
ササと一緒に百名、保良と行き、アラウスのウタキで、アマミキヨ様の子孫の神様と会い、感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の父の事を聞く。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。
目黒盛が持っている英祖の宝刀の小太刀を見せてもらう。
来間島に行き、来間姫から昔の話を聞く。
多良間島に行って、女按司のスタタンのボウに歓迎され、多良間姫から昔の話を聞く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎される。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登り、中腹にあるナルンガーラのウタキでウムトゥ姫に挨拶をする。
ウムトゥダギの山頂で、ウムトゥ姫とノーラ姫、ノーラ姫の子供たち、スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、異国の神様たちと酒盛りを楽しむ。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだった事を知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒にササの弟子になった4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋、百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎されるが、平久保按司を警戒して、ナナと一緒に寝ずの番をする。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、ウムトゥ姫とノーラ姫、ノーラ姫の子供たち、スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、異国の神様たちと酒盛りを楽しむ。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
漢城府に来たサハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒にヤマトゥに行き、京都で御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、平家の残党がミャークまで来ていたのに驚く。
ササと一緒に百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。
多良間島の女按司の夫がターカウから来たヤマトゥンチュだったので驚く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎されるが、平久保按司を警戒して、シンシンと一緒に寝ずの番をする。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、ウムトゥ姫とノーラ姫、ノーラ姫の子供たち、スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、異国の神様たちと酒盛りを楽しむ。

・マッサビ
ウムトゥダギのフーツカサ。
池間島の按司の末妹。
久米島から来たグラーと一緒にイシャナギ島に来て、フーツカサを継ぎ、ヤキー退治を続けている。
与那覇勢頭の船に乗って琉球に行く。
ヤキーに罹って死にそうになるが蘇える。
名蔵に来たササたちを歓迎して、ウムトゥダギに連れて行き、ササと安須森ヌルをウムトゥ姫に会わせる。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・ブナシル
名蔵のツカサ(ヌル)で、女按司。
与那覇勢頭の船に乗って琉球に行く。
琉球から帰って按司を名乗るようになる。
名蔵に来たササたちを歓迎し、小舟を出して迎えに行く。
ササたちを連れてウムトゥダギに登り、山頂で神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・ヤラブダギ(屋良部岳)のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・崎枝のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・川平のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・桴海のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・玉取のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・登野城のツカサ
登野城女按司の娘。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・小波本のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・大城のツカサ
大城女按司の次女。
姉と両親がヤキーで亡くなり、村も焼き払われ、マッサビのもとで修行する。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・新城のツカサ
新城女按司の娘。
母がヤキーで亡くなり、マッサビのもとで修行する。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・宮良のツカサ
ヤキーが流行って村は焼き払われ、ブナシルを頼って名蔵に来る。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・白保のツカサ
ヤキーが流行って村は焼き払われ、ブナシルを頼って名蔵に来る。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・サユイ
ウムトゥダギの若ツカサ。
マッサビの長女。
弓矢の名人。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したので、恐れ多くて頭を上げる事ができずにひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。
父がウパルズの神様と話をしているのを見て驚き、父を見直す。
上比屋に行き、腹違いの姉リーミガと再会する。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、明国に行った夢を見ていた。
ササたちと一緒に伊良部島に行く。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗ってターカウに向かう。
来間島でウプンマの娘インミガと再会する。
多良間島でウプンマのトンドとの再会を喜ぶ。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したのを見て、感激してひれ伏す。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
安須森ヌルに従い、愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ササの弟子たちとマユの面倒を見る。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教え、愛洲ジルーと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現したのを見て、感激する。
ウムトゥ姫が普段通りにしてくれと言ったので、神様たちとの酒盛りを楽しむ。

・マユ
安須森ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
母と一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、母がササたちと一緒に旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササの弟子たちと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現した時、眠りに就いて夢を見ている。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現した時、眠りに就いて夢を見ている。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現した時、眠りに就いて夢を見ている。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現した時、眠りに就いて夢を見ている。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの山頂で、神様たちが姿を現した時、眠りに就いて夢を見ている。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭と目黒盛豊見親に会わせる。
漲水のウプンマと一緒にササたちを狩俣に連れて行く。
池間島に行き、ウパルズの神様に呼ばれて、30年前の事を責められるが、戦後処理を認められて許される。
ササたちを上比屋に連れて行き、娘のリーミガとかつて恋仲だったムマニャーズと会わせる。
ササたちを野城に連れて行き、先代の女按司マムヤと会わせる。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、神様と一緒に酒を飲んでいる夢を見ていた。
ササたちを石原スクに連れて行き、妹のチルカマと会わせる。
ササたちを伊良部島に連れて行き、トゥムと会わせる。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗ってターカウに向かう。
多良間島に行き、弟子である多良間島の女按司ボウをササたちに紹介する。
イシャナギ島の平久保に行き、ササたちを平久保按司に会わせる。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの中腹のナルンガーラで、マッサビの夫のグラーと再会する。
マッサビの屋敷で、愛洲ジルーたちと一緒に酒盛りを楽しむ。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ササたちが旅をしている時、玻名グスクヌルと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行く。
多良間島で女按司の夫ハリマから祖父の活躍を聞いて驚き、祖父が当時の事を話さなかった訳がわかる。
イシャナギ島の平久保で、命の恩人、愛洲隼人の孫が来たと按司に歓迎される。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。
ナルンガーラのマッサビの屋敷で、クマラパたちと一緒に酒盛りを楽しむ。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。
ナルンガーラのマッサビの屋敷で、クマラパたちと一緒に酒盛りを楽しむ。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。
ナルンガーラのマッサビの屋敷で、クマラパたちと一緒に酒盛りを楽しむ。

・ミーカナ
与那原の女子サムレー。
寺田源三郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。
ナルンガーラのマッサビの屋敷で、愛洲ジルーたちと一緒に酒盛りを楽しむ。

・アヤー
与那原の女子サムレー。
河合孫次郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。
ナルンガーラのマッサビの屋敷で、愛洲ジルーたちと一緒に酒盛りを楽しむ。

・グラー
マッサビの夫。
久米島の阿嘉村からミャークに来た兄弟の兄。
堂之比屋と一緒に進貢船に乗って明国に行くが、嵐に遭ってミャークに流される。
2年後、弟のトゥムと一緒にミャークに行き、クマラパの世話になる。
池間島のマッサビと一緒にイシャナギ島に行き、ヤキー退治を続けている。
イシャナギ島に来たクマラパを歓迎する。
ウムトゥダギに登るササたちを見送り、クマラパと愛洲ジルーたちを迎えて歓迎の宴を開く。

・マタルー
マッサビとグラーの長男。
クマラパと愛洲ジルーたちの歓迎の宴に参加する。

・ガンジュー
ターカウから来た熊野の山伏、願成坊。
マタルーに武芸を教えている。
クマラパと愛洲ジルーたちの歓迎の宴に参加する。

・フーキチ
奥間の鍛冶屋。
ヤキチの弟子。
イシャナギ島に来て100人以上の弟子を育てて、各地に送り出している。
クマラパと愛洲ジルーたちの歓迎の宴に参加する。

・ウムトゥ姫
クミ姫の姉。
ユンヌ姫に連れられて、妹のクミ姫と一緒に久米島に行く。
久米島からミャークに行き、ネノハ姫と呼ばれる。
ミャークからイシャナギ島に行き、ウムトゥダギの神様になる。
ナルンガーラのウタキに来たササと安須森ヌルを歓迎して、ヤキーの事を2人に話す。
ウムトゥダギの山頂に子供たちを連れて姿を現して、スサノオとササたちの歓迎の宴を開く。


・ノーラ姫
ウムトゥ姫の次女。
池間島のウパルズの妹。
池間島で生まれ、母と一緒にイシャナギ島に来て、島内をまとめる。
スサノオを連れて来たお礼をササたちに言い、今晩、ウムトゥダギの山頂でスサノオの歓迎の宴が行なわれる事を教える。
ウムトゥダギの山頂に母と姉妹たちと一緒に姿を現して、スサノオとササたちの歓迎の宴に参加する。


・二代目ウムトゥ姫
ウムトゥ姫の長女。祖母の跡を継ぐ。
ウムトゥダギの山頂に母と姉妹たちと一緒に姿を現して、スサノオとササたちの歓迎の宴に参加する。


・二代目ノーラ姫
ウムトゥ姫の次女。母の跡を継ぐ。
ウムトゥダギの山頂に母と姉妹たちと一緒に姿を現して、スサノオとササたちの歓迎の宴に参加する。


・ヤラブ姫
ウムトゥ姫の三女。
ウムトゥダギの山頂に母と姉妹たちと一緒に姿を現して、スサノオとササたちの歓迎の宴に参加する。


・テルヒコ
ウムトゥ姫の長男。
ウムトゥダギの山頂に母と姉妹たちと一緒に姿を現して、スサノオとササたちの歓迎の宴に参加する。
ササたちにミズシオン(水瀬御嶽)とシィサスオン(白石御嶽)の話をする。


・クバントゥ姫
ウムトゥ姫の四女。
ウムトゥダギの山頂に母と姉妹たちと一緒に姿を現して、スサノオとササたちの歓迎の宴に参加する。


・メートゥリ姫
ウムトゥ姫の五女。
ウムトゥダギの山頂に母と姉妹たちと一緒に姿を現して、スサノオとササたちの歓迎の宴に参加する。


・スサノオ
ヤマトゥの国の大物主。
豊玉姫の夫。
玉依姫の父。
ユンヌ姫の祖父。
京都船岡山でササと会う。
ユンヌ姫と一緒に琉球に来て、一節切を吹いているサハチに声を掛ける。
豊玉姫と会い、慶良間の島でサハチに声を掛けてヤマトゥに帰る。
サハチが吹く一節切を聞いて、久米島に来て、ユンヌ姫と一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
久米島にいたが安須森ヌルとユリの笛を聞き、島添大里グスクに来て、ヌルたちの舞を見て、麗しいのうと声を掛ける。
ササと安須森ヌルの笛の音を聞いてミャークに来て、ササたちの前に姿を現し、アマン姫の子孫のウパルズと会う。
ユンヌ姫たちと一緒に来間島、多良間島に行き、ササたちより先にイシャナギ島に行く。
ユンヌ姫たちと一緒に島巡りをして、どの島にも子孫たちがいたのに驚き、ウムトゥ姫に感謝する。
異国の神様たちも連れて来る。


・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
与論島に来たササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。
タミーを守るために一緒にヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行っていたがササが吹く笛を聞いて久米島に来る。
スサノオが久米島に来たので、スサノオと一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
琉球に帰り、タミーの事をササに知らせ、アキシノと一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
ミャークで赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。
ササがアマミキヨ様の子孫のウタキを見つけたので喜ぶ。
高腰グスクにスサノオが来て、ウパルズを呼びに行き、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。
スサノオを連れて来間島、多良間島に行き、ササたちより先にイシャナギ島に行く。
イシャナギ島の名蔵に来たササたちを迎える。
スサノオを連れて島々を巡り、ウムトゥダギの山頂にスサノオと一緒に姿を現し、ササたちとの酒盛りを楽しむ。


・アキシノ
厳島神社の内侍。
平維盛と一緒に熊野水軍の船に乗って琉球に行く。
今帰仁にグスクを築き、維盛は今帰仁按司になる。
維盛の妻になり、今帰仁ヌルになる。
厳島神社の弥山でササたちと会い、ササたちを平維盛に会わせる。
ユンヌ姫と一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。
上比屋のウタキで、厳島神社で共に内侍をしていたハツネと再会する。
高腰グスクにスサノオが来て、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。
スサノオを連れて来間島、多良間島に行き、ササたちより先にイシャナギ島に行く。
スサノオを連れて島々を巡り、ウムトゥダギの山頂にスサノオと一緒に姿を現し、ササたちとの酒盛りを楽しむ。


・赤名姫
赤崎姫の次女。
ウパルズの孫。
ユンヌ姫とアキシノを案内して池間島に行き、イシャナギ島まで行く。
30年前、クマラパを助けて、佐田大人の船を座礁させる。
アラウスの古いウタキは馬の神様だと信じていたので、ササの発見に驚く。
高腰グスクにスサノオが来て、母を呼びに行き、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。
来間島に娘がいる事をササに教えて、ササたちを娘の来間姫に会わせる。
ユンヌ姫と一緒にスサノオを連れて多良間島に行き、ササたちより先にイシャナギ島に行く。
スサノオを連れて島々を巡り、ウムトゥダギの山頂にスサノオと一緒に姿を現し、ササたちとの酒盛りを楽しむ。


・ミナクシ
メートゥリオンの女神様。
ウムトゥダギの山頂にスサノオと一緒に姿を現して、酒盛りを楽しむ。


・スンダレ
メートゥリオンの神様。
ミナクシの夫。
ウムトゥダギの山頂にスサノオと一緒に姿を現して、酒盛りを楽しむ。


・サラスワティ
赤崎の神様で、イシャナギ島に来るとヤラブダギの山頂でヴィーナを奏でていた。
ウムトゥダギの山頂でササと安須森ヌルが吹く笛の調べを聴いて、ヴィーナで合奏する。





尚巴志伝
posted by 酔雲 at 09:44| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月29日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 165.ウムトゥ姫とマッサビ

名蔵の女按司ブナシルが出してくれた小舟に乗って、ササたちは名蔵川を遡って名蔵の船着き場に着きました。
ウムトゥダギのフーツカサのマッサビが、ウムトゥ姫の子孫のツカサ(ヌル)たちと一緒にササたちを出迎えました。
ササと同じ位の年頃の弓矢を持った若い娘もいて、マッサビの娘のサユイだとブナシルが教えてくれました。
ブナシルの屋敷に向かう途中、ウタキがあったので、ササたちはマッサビに従って、ノーラ姫に挨拶をしました。

今晩、スサノオの神様の歓迎の宴がウムトゥダギの山頂で行なわれるとノーラ姫から聞いたササたちは、按司の屋敷に寄らず、そのままウムトゥダギに登りました。
集落を抜ける時、ササたちは村人たちに歓迎されましたが、何を言っているのか言葉はまったくわかりませんでした。
ウムトゥダギに登りながら、ササはツカサたちから話を聞いて、ヤキー(マラリア)の恐ろしさを改めて知りました。

1時間ほどでウムトゥダギの中腹にある集落に着いて、マッサビの屋敷で一休みしてから、ササと安須森ヌルはマッサビと一緒にナルンガーラのウタキに行きました。
険しい岩場を抜けると滝がいくつも落ちている場所に出て、綺麗な虹が出ていました。
一番大きな滝の裏側に行くと大きなガマ(洞窟)があって、ガマの中はキラキラ光っていて、その中に古いウタキがありました。
物凄い霊気が漂っているのをササも安須森ヌルも感じて、思わずひざまづいて、両手を合わせました。
ウムトゥ姫の声が聞こえて、スサノオを連れてきてくれたお礼をササと安須森ヌルに言いました。
ササと安須森ヌルはウムトゥ姫からヤキーの話を聞きましたが、続きは山頂でと言われて、ウムトゥ姫と別れました。













登場人物

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に来たシンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行き、ユンヌ姫と会う。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に行き、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会い、豊玉姫とスサノオの事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。
池間島に行き、ウパルズから歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
赤崎ウタキに行き、赤崎姫からアマミキヨ様の事を聞くが、はっきりとした確証は得られない。
上比屋の初代女按司がアキシノの知り合いだったので驚く。
保良の古いウタキで、平泉から来た寿姫と会い、保良が大里按司と交易をしていた事に驚く。
アラウスのウプンマと出会い、アマミキヨ様が上陸したという砂浜に下りる。
アラウスのウプンマの案内で、安須森ヌルと一緒に古いウタキに入り、アマミキヨの子孫の神様から話を聞く。
アマミキヨ様がミャークに来た事がわかって、ミャークに来た甲斐があったと感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の母の事を聞く。
弟子たちも連れて伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。
来間島に行き、来間姫から昔の話を聞く。
多良間島に行って、女按司のスタタンのボウに歓迎され、多良間姫から昔の話を聞く。
イシャナギ島の平久保に上陸し、愛洲ジルーのお陰で、平久保按司に歓迎される。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登り、中腹にあるナルンガーラのウタキでウムトゥ姫に挨拶をする。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだった事を知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒にササの弟子になった4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋、百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎されるが、平久保按司を警戒して、ナナと一緒に寝ずの番をする。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
漢城府に来たサハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒にヤマトゥに行き、京都で御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、平家の残党がミャークまで来ていたのに驚く。
ササと一緒に百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。
多良間島の女按司の夫がターカウから来たヤマトゥンチュだったので驚く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎されるが、平久保按司を警戒して、シンシンと一緒に寝ずの番をする。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」と「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、祖神のマツミガからウムトゥ姫の事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、上比屋のムマニャーズに平家の話をする。
ササと一緒に百名、保良と行き、アラウスのウタキで、アマミキヨ様の子孫の神様と会い、感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の父の事を聞く。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。
目黒盛が持っている英祖の宝刀の小太刀を見せてもらう。
来間島に行き、来間姫から昔の話を聞く。
多良間島に行って、女按司のスタタンのボウに歓迎され、多良間姫から昔の話を聞く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎される。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登り、中腹にあるナルンガーラのウタキでウムトゥ姫に挨拶をする。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭と目黒盛豊見親に会わせる。
漲水のウプンマと一緒にササたちを狩俣に連れて行く。
池間島に行き、ウパルズの神様に呼ばれて、30年前の事を責められるが、戦後処理を認められて許される。
ササたちを上比屋に連れて行き、娘のリーミガとかつて恋仲だったムマニャーズと会わせる。
ササたちを野城に連れて行き、先代の女按司マムヤと会わせる。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、神様と一緒に酒を飲んでいる夢を見ていた。
ササたちを石原スクに連れて行き、妹のチルカマと会わせる。
ササたちを伊良部島に連れて行き、トゥムと会わせる。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗ってターカウに向かう。
多良間島に行き、弟子である多良間島の女按司ボウをササたちに紹介する。
イシャナギ島の平久保に行き、ササたちを平久保按司に会わせる。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。
ウムトゥダギの中腹のナルンガーラで、マッサビの夫のグラーと再会する。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。
父がウパルズの神様と話をしているのを見て驚き、父を見直す。
上比屋に行き、腹違いの姉リーミガと再会する。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、明国に行った夢を見ていた。
ササたちと一緒に伊良部島に行く。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗ってターカウに向かう。
来間島でウプンマの娘インミガと再会する。
多良間島でウプンマのトンドとの再会を喜ぶ。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。

・ムカラー
狩俣生まれの野崎の船乗り。
クマラパの弟子。
水先案内人としてササたちの船に乗り、ターカウを目指す。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
安須森ヌルに従い、愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ササの弟子たちとマユの面倒を見る。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教え、愛洲ジルーと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。

・マユ
安須森ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
母と一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、母がササたちと一緒に旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササの弟子たちと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビに歓迎され、ノーラオンでノーラ姫に挨拶をして、ウムトゥダギに登る。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ササたちが旅をしている時、玻名グスクヌルと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行く。
多良間島で女按司の夫ハリマから祖父の活躍を聞いて驚き、祖父が当時の事を話さなかった訳がわかる。
イシャナギ島の平久保で、命の恩人、愛洲隼人の孫が来たと按司に歓迎される。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。

・ミーカナ
与那原の女子サムレー。
寺田源三郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。

・アヤー
与那原の女子サムレー。
河合孫次郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。
名蔵でマッサビと会い、ササたちと一緒にウムトゥダギに登る。

・ブナシル
名蔵のツカサ(ヌル)で、女按司。
与那覇勢頭の船に乗って琉球に行く。
琉球から帰って按司を名乗るようになる。
名蔵に来たササたちを歓迎し、小舟を出して迎えに行く。

・マッサビ
ウムトゥダギのフーツカサ。
池間島の按司の末妹。
久米島から来たグラーと一緒にイシャナギ島に来て、フーツカサを継ぎ、ヤキー退治を続けている。
与那覇勢頭の船に乗って琉球に行く。
ヤキーに罹って死にそうになるが蘇える。
名蔵に来たササたちを歓迎して、ウムトゥダギに連れて行き、ササと安須森ヌルをウムトゥ姫に会わせる。

・ヤラブダギ(屋良部岳)のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・崎枝のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・川平のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・桴海のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・玉取のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・登野城のツカサ
登野城女按司の娘。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・小波本のツカサ
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・大城のツカサ
大城女按司の次女。
姉と両親がヤキーで亡くなり、村も焼き払われ、マッサビのもとで修行する。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・新城のツカサ
新城女按司の娘。
両親がヤキーで亡くなり、村も焼き払われ、マッサビのもとで修行する。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・宮良のツカサ
ヤキーが流行って村は焼き払われ、ブナシルを頼って名蔵に来る。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・白保のツカサ
ヤキーが流行って村は焼き払われ、ブナシルを頼って名蔵に来る。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・サユイ
ウムトゥダギの若ツカサ。
マッサビの長女。
弓矢の名人。
名蔵に来たササたちを歓迎して、一緒にウムトゥダギに登る。

・ノーラ姫
ウムトゥ姫の次女。
池間島のウパルズの妹。
池間島で生まれ、母と一緒にイシャナギ島に来て、島内をまとめる。
スサノオを連れて来たお礼をササたちに言い、今晩、ウムトゥダギの山頂でスサノオの歓迎の宴が行なわれる事を教える。


・グラー
マッサビの夫。
久米島の阿嘉村からミャークに来た兄弟の兄。
堂之比屋と一緒に進貢船に乗って明国に行くが、嵐に遭ってミャークに流される。
2年後、弟のトゥムと一緒にミャークに行き、クマラパの世話になる。
池間島のマッサビと一緒にイシャナギ島に行き、ヤキー退治を続けている。
イシャナギ島に来たクマラパを歓迎する。

・ウムトゥ姫
クミ姫の姉。
ユンヌ姫に連れられて、妹のクミ姫と一緒に久米島に行く。
久米島からミャークに行き、ネノハ姫と呼ばれる。
ミャークからイシャナギ島に行き、ウムトゥダギの神様になる。
ナルンガーラのウタキに来たササと安須森ヌルを歓迎して、ヤキーの事を2人に話す。





尚巴志伝
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2020年06月28日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 164.平久保按司

雨降りの天気が続いて、三日間、多良間島に滞在したササたちは島人たちに見送られて、イシャナギ島(石垣島)を目指しました。
海も荒れる事はなく快適な船旅で、正午頃にはイシャナギ島の北に細長く飛び出した半島に着きました。
ムカラーの指示で半島の北にあるフージパナリという小島の近くに船を泊めて、小舟に乗ってササたちは平久保に上陸しました。
平久保按司はキクチ殿の配下で、ターカウから来た倭寇だから気を付けろとクマラパは言いました。

スタタンのボウの弟子で、平久保按司の娘のサクラが出迎えてくれました。
ササたちはイシャナギ島で流行っているヤキー(マラリア)の事を平久保按司から聞きました。
島の南部で流行っていて、大城按司と新城按司が亡くなり、村も全滅したと聞いてササたちは驚きました。
平久保按司はヤキーの原因は蚊ではなく、座礁した南蛮の船の呪いだと言いました。
愛洲隼人の孫のジルーが一緒だと知ると平久保按司は驚いて、ジルーを呼びました。
平久保按司は若い頃、愛洲隼人に命を助けられて、恩返しができぬままに別れた事を悔やんでいて、恩返しができると言ってジルーを歓迎しました。
急遽、歓迎の宴が開かれて、ササたちはおいしい牛肉を御馳走になりました。

ササはいつものようにお酒を飲んで、牛肉をたらふく食べましたが、シンシンとナナは平久保按司を警戒して酔う事はできませんでした。
二人は寝ずの番をして、何事もなく夜が明けたので、ホッと胸を撫で下ろしました。
平久保按司はお土産だと言って、たっぷりの牛肉の塩漬けをくれました。
ササたちはお礼にヤマトゥの名刀を贈り、娘のサクラにも名刀を贈ったら、サクラは大喜びしてくれました。
ジルーがいなかったら平久保按司に襲われたかもしれないわねとササはジルーに感謝しました。

船の上からウムトゥダギ(於茂登岳)が見えると、クマラパは40年前に登ったと言いました。
ウムトゥダギに登るには反対側の名蔵から登った方がいいとクマラパが言うので、ササたちは名蔵を目指しました。
ヤラブダギ(屋良部岳)を左に見て、御神崎を見て、名蔵湾に入って赤崎を見て、名蔵川の河口近くまで来たら、多くの小舟が近づいて来ました。



















登場人物

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に来たシンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行き、ユンヌ姫と会う。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に行き、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会い、豊玉姫とスサノオの事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。
池間島に行き、ウパルズから歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
赤崎ウタキに行き、赤崎姫からアマミキヨ様の事を聞くが、はっきりとした確証は得られない。
上比屋の初代女按司がアキシノの知り合いだったので驚く。
保良の古いウタキで、平泉から来た寿姫と会い、保良が大里按司と交易をしていた事に驚く。
アラウスのウプンマと出会い、アマミキヨ様が上陸したという砂浜に下りる。
アラウスのウプンマの案内で、安須森ヌルと一緒に古いウタキに入り、アマミキヨの子孫の神様から話を聞く。
アマミキヨ様がミャークに来た事がわかって、ミャークに来た甲斐があったと感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の母の事を聞く。
弟子たちも連れて伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。
来間島に行き、来間姫から昔の話を聞く。
多良間島に行って、女按司のスタタンのボウに歓迎され、多良間姫から昔の話を聞く。
イシャナギ島の平久保に上陸し、愛洲ジルーのお陰で、平久保按司に歓迎される。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだった事を知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒にササの弟子になった4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋、百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎されるが、平久保按司を警戒して、ナナと一緒に寝ずの番をする。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
漢城府に来たサハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒にヤマトゥに行き、京都で御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、平家の残党がミャークまで来ていたのに驚く。
ササと一緒に百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。
多良間島の女按司の夫がターカウから来たヤマトゥンチュだったので驚く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎されるが、平久保按司を警戒して、シンシンと一緒に寝ずの番をする。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」と「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、祖神のマツミガからウムトゥ姫の事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、上比屋のムマニャーズに平家の話をする。
ササと一緒に百名、保良と行き、アラウスのウタキで、アマミキヨ様の子孫の神様と会い、感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の父の事を聞く。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。
目黒盛が持っている英祖の宝刀の小太刀を見せてもらう。
来間島に行き、来間姫から昔の話を聞く。
多良間島に行って、女按司のスタタンのボウに歓迎され、多良間姫から昔の話を聞く。
愛洲ジルーのお陰で、イシャナギ島の平久保按司に歓迎される。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭と目黒盛豊見親に会わせる。
漲水のウプンマと一緒にササたちを狩俣に連れて行く。
池間島に行き、ウパルズの神様に呼ばれて、30年前の事を責められるが、戦後処理を認められて許される。
ササたちを上比屋に連れて行き、娘のリーミガとかつて恋仲だったムマニャーズと会わせる。
ササたちを野城に連れて行き、先代の女按司マムヤと会わせる。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、神様と一緒に酒を飲んでいる夢を見ていた。
ササたちを石原スクに連れて行き、妹のチルカマと会わせる。
ササたちを伊良部島に連れて行き、トゥムと会わせる。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗ってターカウに向かう。
多良間島に行き、弟子である多良間島の女按司ボウをササたちに紹介する。
イシャナギ島の平久保に行き、ササたちを平久保按司に会わせる。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。
父がウパルズの神様と話をしているのを見て驚き、父を見直す。
上比屋に行き、腹違いの姉リーミガと再会する。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、明国に行った夢を見ていた。
ササたちと一緒に伊良部島に行く。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗ってターカウに向かう。
来間島でウプンマの娘インミガと再会する。
多良間島でウプンマのトンドとの再会を喜ぶ。

・ムカラー
狩俣生まれの野崎の船乗り。
クマラパの弟子。
水先案内人としてササたちの船に乗り、ターカウを目指す。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
安須森ヌルに従い、愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ササの弟子たちとマユの面倒を見る。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教え、愛洲ジルーと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・マユ
安須森ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
母と一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、母がササたちと一緒に旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササの弟子たちと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ササたちが旅をしている時、玻名グスクヌルと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行く。
多良間島で女按司の夫ハリマから祖父の活躍を聞いて驚き、祖父が当時の事を話さなかった訳がわかる。
イシャナギ島の平久保で、命の恩人、愛洲隼人の孫が来たと按司に歓迎される。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・ミーカナ
与那原の女子サムレー。
寺田源三郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・アヤー
与那原の女子サムレー。
河合孫次郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行き、イシャナギ島に行く。

・サクラ
平久保ヌル。
平久保按司の長女。
ヌルになるため、多良間島のスタタンのボウの弟子になる。
夫は仲間按司の弟ムイトゥク。

・平久保按司
キクチ殿の家臣、久保孫四郎。
九州にいた頃、南朝の水軍として明国に出陣して、愛洲隼人に命を助けられる。
キクチ殿に従い、九州を離れてターカウに行く。
イシャナギ島の北部の半島で、牛革を作るために牛の牧場を始める。
ミャークの与那覇勢頭の船に乗って、一度だけ琉球に行く。
琉球から帰り、平久保按司を名乗り、娘のサクラをヌルにするために多良間島のボウに預ける。
ササたちと一緒に愛洲隼人の孫のジルーが来たので、恩返しをすめために歓迎する。

・ムイトゥク
仲間按司の弟。
サクラの夫。
ミャークの与那覇勢頭の船に乗って、琉球に行っている。
仲間按司の先祖は平家の落ち武者。
安須森ヌルから平家の話を聞く。

・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。
タミーを守るために一緒にヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行っていたがササが吹く笛を聞いて久米島に来る。
スサノオが久米島に来たので、スサノオと一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
琉球に帰り、タミーの事をササに知らせ、アキシノと一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
ミャークで赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。
ササがアマミキヨ様の子孫のウタキを見つけたので喜ぶ。
高腰グスクにスサノオが来て、ウパルズを呼びに行き、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。
スサノオを連れて来間島、多良間島に行き、ササたちより先にイシャナギ島に行く。
イシャナギ島の名蔵に来たササたちを迎える。





尚巴志伝
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2020年06月27日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 163.スタタンのボウ

十日間、滞在したミャーク(宮古島)をあとにして、ササたちを乗せた愛洲ジルーの船はイシャナギ島(石垣島)を目指しました。
クマラパと娘のタマミガが一緒に来てくれ、何度もターカウ(台湾の高雄)に行っているムカラーという船乗りも乗ってくれました。
白浜から珊瑚礁に気をつけながら、船は南下して行き、細長く飛び出した百名崎(東平安名崎)とパナリ干瀬の間を抜けて、百名崎を越えて西に向かいました。
その日は赤崎ウタキと対岸にある来間島の間に船を泊めました。
タマミガが来間島のウプンマの娘、インミガに会いたいと言い、赤名姫が娘の来間姫のウタキがあると言ったので、ササたちは来間姫に挨拶をしに行きました。
ウプンマは野崎に行っていて留守でしたが、娘のインミガがササたちを歓迎してくれました。
インミガの案内で森の中にあるウタキに行き、ササたちは来間姫と会い、昔の話を聞きました。

翌日、来間島の島人たちと別れて、多良間島へと行きました。
多良間島の女按司のスタタンのボウはクマラパの弟子で、与那覇勢頭と一緒に琉球に行った事もあるそうです。
ボウの娘のトンドはタマミガと一緒にトンドやターカウに行っていて、再会を喜んでいました。
ササたちはボウの案内で古いウタキに行って、ウパルズの孫の多良間姫に挨拶をしました。
多良間姫は、スサノオの神様を連れて来てくれた事をササたちに感謝して、スサノオがユンヌ姫と一緒にウムトゥ姫に会いにイシャナギ島(石垣島)に行ったと教えてくれました。
ウタキから広場に行くと愛洲ジルーたちや若ヌルたちも上陸していて、島人たちが歓迎の宴を開いてくれました。

ボウの夫のハリマは愛洲ジルーが、愛洲隼人の孫だと聞いて驚き、南朝の水軍大将として活躍した祖父の話をしてくれました。
ハリマの話を聞いて、ジルーは生前、祖父が戦の話をしなかった訳がわかったような気がしました。
この島に来なければ、祖父の本当の気持ちはずっとわからないままだったに違いない。この島に来てよかったとジルーはササに言いました。









登場人物

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に来たシンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行き、ユンヌ姫と会う。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に行き、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会い、豊玉姫とスサノオの事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。
池間島に行き、ウパルズから歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
赤崎ウタキに行き、赤崎姫からアマミキヨ様の事を聞くが、はっきりとした確証は得られない。
上比屋の初代女按司がアキシノの知り合いだったので驚く。
保良の古いウタキで、平泉から来た寿姫と会い、保良が大里按司と交易をしていた事に驚く。
アラウスのウプンマと出会い、アマミキヨ様が上陸したという砂浜に下りる。
アラウスのウプンマの案内で、安須森ヌルと一緒に古いウタキに入り、アマミキヨの子孫の神様から話を聞く。
アマミキヨ様がミャークに来た事がわかって、ミャークに来た甲斐があったと感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の母の事を聞く。
弟子たちも連れて伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。
来間島に行き、来間姫から昔の話を聞く。
多良間島に行って、女按司のスタタンのボウに歓迎され、多良間姫から昔の話を聞く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだった事を知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒にササの弟子になった4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋、百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
漢城府に来たサハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒にヤマトゥに行き、京都で御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、平家の残党がミャークまで来ていたのに驚く。
ササと一緒に百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササと一緒に来間島に行き、多良間島に行く。
多良間島の女按司の夫がターカウから来たヤマトゥンチュだったので驚く。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」と「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、祖神のマツミガからウムトゥ姫の事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、上比屋のムマニャーズに平家の話をする。
ササと一緒に百名、保良と行き、アラウスのウタキで、アマミキヨ様の子孫の神様と会い、感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の父の事を聞く。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。
目黒盛が持っている英祖の宝刀の小太刀を見せてもらう。
来間島に行き、来間姫から昔の話を聞く。
多良間島に行って、女按司のスタタンのボウに歓迎され、多良間姫から昔の話を聞く。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭と目黒盛豊見親に会わせる。
漲水のウプンマと一緒にササたちを狩俣に連れて行く。
池間島に行き、ウパルズの神様に呼ばれて、30年前の事を責められるが、戦後処理を認められて許される。
ササたちを上比屋に連れて行き、娘のリーミガとかつて恋仲だったムマニャーズと会わせる。
ササたちを野城に連れて行き、先代の女按司マムヤと会わせる。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、神様と一緒に酒を飲んでいる夢を見ていた。
ササたちを石原スクに連れて行き、妹のチルカマと会わせる。
ササたちを伊良部島に連れて行き、トゥムと会わせる。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗ってターカウに向かう。
多良間島に行き、弟子である多良間島の女按司ボウをササたちに紹介する。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。
父がウパルズの神様と話をしているのを見て驚き、父を見直す。
上比屋に行き、腹違いの姉リーミガと再会する。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、明国に行った夢を見ていた。
ササたちと一緒に伊良部島に行く。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗ってターカウに向かう。
来間島でウプンマの娘インミガと再会する。
多良間島でウプンマのトンドとの再会を喜ぶ。

・ムカラー
狩俣生まれの野崎の船乗り。
クマラパの弟子。
水先案内人としてササたちの船に乗る。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
安須森ヌルに従い、愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ササの弟子たちとマユの面倒を見る。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教え、愛洲ジルーと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行く。

・マユ
安須森ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
母と一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、母がササたちと一緒に旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササの弟子たちと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行く。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行く。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行く。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行く。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。
来間島に行き、多良間島に行く。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ササたちが旅をしている時、玻名グスクヌルと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行く。
多良間島で女按司の夫ハリマから祖父の活躍を聞いて驚き、祖父が当時の事を話さなかった訳がわかる。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行く。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行く。

・ミーカナ
与那原の女子サムレー。
寺田源三郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行く。

・アヤー
与那原の女子サムレー。
河合孫次郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークを去り、来間島に寄って、多良間島に行く。

・赤名姫
赤崎姫の次女。
ウパルズの孫。
ユンヌ姫とアキシノを案内して池間島に行き、イシャナギ島まで行く。
30年前、クマラパを助けて、佐田大人の船を座礁させる。
アラウスの古いウタキは馬の神様だと信じていたので、ササの発見に驚く。
高腰グスクにスサノオが来て、母を呼びに行き、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。
来間島に娘がいる事をササに教えて、ササたちを娘の来間姫に会わせる。
ユンヌ姫と一緒にスサノオを連れて多良間島に行き、ササたちより先にイシャナギ島に行く。


・インミガ
来間島のウプンマの娘。
8年前、タマミガと一緒に池間島に行き仲良くなる。
来間島に来たタマミガとの再会を喜び、ササたちを歓迎する。

・来間姫
赤名姫の娘。
来間島に来たササたちを歓迎する。
母と一緒にスサノオがいたので驚く。


・スサノオ
ヤマトゥの国の大物主。
豊玉姫の夫。
玉依姫の父。
ユンヌ姫の祖父。
京都船岡山でササと会う。
ユンヌ姫と一緒に琉球に来て、一節切を吹いているサハチに声を掛ける。
豊玉姫と会い、慶良間の島でサハチに声を掛けてヤマトゥに帰る。
サハチが吹く一節切を聞いて、久米島に来て、ユンヌ姫と一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
久米島にいたが安須森ヌルとユリの笛を聞き、島添大里グスクに来て、ヌルたちの舞を見て、麗しいのうと声を掛ける。
ササと安須森ヌルの笛の音を聞いてミャークに来て、ササたちの前に姿を現し、アマン姫の子孫のウパルズと会う。
ユンヌ姫たちと一緒に来間島、多良間島に行き、ササたちより先にイシャナギ島に行く。


・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。
タミーを守るために一緒にヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行っていたがササが吹く笛を聞いて久米島に来る。
スサノオが久米島に来たので、スサノオと一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
琉球に帰り、タミーの事をササに知らせ、アキシノと一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
ミャークで赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。
ササがアマミキヨ様の子孫のウタキを見つけたので喜ぶ。
高腰グスクにスサノオが来て、ウパルズを呼びに行き、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。
スサノオを連れて来間島、多良間島に行き、ササたちより先にイシャナギ島に行く。


・アキシノ
厳島神社の内侍。
平維盛と一緒に熊野水軍の船に乗って琉球に行く。
今帰仁にグスクを築き、維盛は今帰仁按司になる。
維盛の妻になり、今帰仁ヌルになる。
厳島神社の弥山でササたちと会い、ササたちを平維盛に会わせる。
ユンヌ姫と一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。
上比屋のウタキで、厳島神社で共に内侍をしていたハツネと再会する。
高腰グスクにスサノオが来て、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。
スサノオを連れて来間島、多良間島に行き、ササたちより先にイシャナギ島に行く。


・スタタンのボウ
多良間島の女按司。
クマラパの弟子。
クマラパと一緒にターカウ、トンドに行く。
ターカウにいたハリマと結ばれ、トンドを産む。
与那覇勢頭と一緒に琉球に行く。
多良間島に来たササたちを歓迎する。

・ハリマ
播磨の赤松一族。
南朝の水軍大将として活躍していた父が戦死し、キクチ殿に従ってターカウに行く。
ターカウに来たボウに一目惚れして、何度も口説いて、トンドで結ばれる。
多良間島に来た愛洲ジルーに祖父の愛洲隼人の活躍を話して聞かせる。

・トンド
多良間島のウプンマ。
ボウとハリマの娘。
タマミガと一緒にターカウ、トンドに行っている。
多良間島に来たササたちを歓迎し、タマミガとの再会を喜ぶ。

・多良間姫
ウパルズの孫娘。
多良間島に来たササたちを歓迎し、スサノオがイシャナギ島に行ったと教える。





尚巴志伝
posted by 酔雲 at 09:38| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月26日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 162.伊良部島のトゥム

夕方になってしまいましたが、マムヤと別れて、ササたちは高腰グスクに向かいました。
赤崎のウプンマはアラウスのウタキの事を漲水のウプンマに知らせなければならないと言って帰って行き、百名のウプンマも御先祖様に知らせなければと帰って、保良のウプンマも帰りました。
日が暮れる前に高腰グスクに着いて、100頭余りの馬が飼育されている牧場を見て、ササたちは驚きました。

クマラパのお陰でグスクに入る事もでき、女按司とも会えました。
按司の娘のウプンマの案内で、ササたちはグスクのはずれにある熊野権現に行って、お祈りをしました。
神様の声は聞こえませんでしたが、ここで酒盛りをすれば、スサノオの神様がやって来るに違いないとササたちは準備を始めます。

日が沈み、満月が顔を出して、ササと安須森ヌルは笛を吹きました。
荘厳な鎮魂の曲が流れて、「見事じゃのう」と言うスサノオの神様の声が聞こえました。
ササと安須森ヌルは笛を吹きながら、「やった!」と心の中で叫びました。
赤名姫は母親を呼びに行き、ユンヌ姫はウパルズを呼びに行きました。
まぶしい光が起こって、皆が目を閉じて、目を開けると目の前にスサノオの姿がありました。
クマラパ、タマミガ、ツキミガ、高腰のウプンマは眠っていて、わしの姿は誰にでも見せるわけにはいかんのじゃよとスサノオは言いました。
あたしたちは許されたのねとシンシンとナナは喜びました。
賑やかな声が聞こえて来たと思ったら、また光って、ユンヌ姫、アキシノ、ウパルズ、池間姫、赤崎姫、百名姫、漲水姫、赤名姫が現れました。
安須森ヌル、ササ、シンシン、ナナは満月の下で神様たちとの酒盛りを楽しみました。

いつの間にか酔っ払ってしまい、目が覚めたら、夜が明ける頃になっていて、神様たちの姿はなく、皆が熊野権現の前で眠っていました。
寝不足でしたが、そろそろ根間に帰ろうと、ササたちは高腰按司にお礼を言って旅立ちました。
北嶺スクを見て、北銘スク跡地を見て、石原スクに行って、クマラパの妹チルカマと会いました。
チルカマは津堅島にいた頃、馬天浜に行っていて、あの頃、弓矢の稽古をしていたサグルーが中山王になったと聞いて驚いていました。

根間に帰るとササの弟子たちは、一緒に行きたかったのにとぶつぶつ文句を言いました。
明日、みんなで伊良部島に行きましょうとササが言ったら弟子たちも機嫌を直しました。
ササたちが留守中、玻名グスクヌルは愛洲ジルーと一緒に根間グスクに呼ばれて、目黒盛と与那覇勢頭と会って、取り引きの相談をしたそうです。

次の日、ササたちは若ヌルたちも連れて、漲水から小舟に乗って伊良部島に渡りました。
長山の砂浜から上陸して、この島で一番高い牧山に登ると、頂上からの眺めはよく、若ヌルたちはキャーキャー騒いで喜んでいました。
牧山から下り、クマラパの案内で、久米島から来たトゥムと会いました。
トゥムの奥さんは長山のウプンマで、ウプンマの案内で、ササたちはピャーズウタキと長山ウタキに行きました。
ピャーズウタキの神様は南の島から来た御先祖様で言葉が通じませんでした。
長山ウタキの神様は長山甚助という博多の船鍛冶で、久し振りに言葉がわかる者が来たと喜んで、ササたちに延々と話を聞かせました。














登場人物

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
赤崎ウタキに行き、赤崎姫からアマミキヨ様の事を聞くが、はっきりとした確証は得られない。
上比屋の初代女按司がアキシノの知り合いだったので驚く。
30メートルもある崖の上にある百名が大津波にやられたなんて驚く。
保良の古いウタキで、平泉から来た寿姫と会い、保良が大里按司と交易をしていた事に驚く。
アラウスのウプンマと出会い、アマミキヨ様が上陸したという砂浜に下りる。
アラウスのウプンマの案内で、安須森ヌルと一緒に古いウタキに入り、アマミキヨの子孫の神様から話を聞く。
アマミキヨ様がミャークに来た事がわかって、ミャークに来た甲斐があったと感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の母の事を聞く。
弟子たちも連れて伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋、百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、平家の残党がミャークまで来ていたのに驚く。
ササと一緒に百名、保良、野城、高腰と行く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、祖神のマツミガからウムトゥ姫の事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、上比屋のムマニャーズに平家の話をする。
ササと一緒に百名、保良と行き、アラウスのウタキで、アマミキヨ様の子孫の神様と会い、感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。
高腰グスクにスサノオが現れ、ユンヌ姫、アキシノも現れ、ウバルズと娘たちも現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
石原スクで、クマラパの妹チルカマと会い、若い頃の父の事を聞く。
ササたちと伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会い、長山ウタキで、ヤマトゥから来た神様の長話を聞く。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭と目黒盛豊見親に会わせる。
漲水のウプンマと一緒にササたちを狩俣に連れて行く。
池間島に行き、ウパルズの神様に呼ばれて、30年前の事を責められるが、戦後処理を認められて許される。
ササたちを上比屋に連れて行き、娘のリーミガとかつて恋仲だったムマニャーズと会わせる。
ササたちを野城に連れて行き、先代の女按司マムヤと会わせる。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、神様と一緒に酒を飲んでいる夢を見ていた。
ササたちを石原スクに連れて行き、妹のチルカマと会わせる。
ササたちを伊良部島に連れて行き、トゥムと会わせる。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。
父がウパルズの神様と話をしているのを見て驚き、父を見直す。
上比屋に行き、腹違いの姉リーミガと再会する。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、明国に行った夢を見ていた。
ササたちと一緒に伊良部島に行く。

・赤崎のウプンマ
赤崎ウタキのヌル。
漲水のウプンマと仲がよく、ササたちをウタキに案内して、一緒に上比屋まで行く。
漲水のウプンマは上比屋から帰るが、その後もササたちと一緒に行く。
アラウスのウタキの事を漲水のウプンマに知らせなければならないと言って野城から帰って行く。

・百名のウプンマ
ササたちを歓迎して、古いウタキに案内する。
ササたちを案内して保良に行き、その後も一緒に行く。
アラウスのウタキの事を御先祖様に知らせなければならないと言って野城から帰って行く。

・保良のウプンマ
マムヤの姪。
ササたちを古いウタキに案内して、寿姫と会わせる。
ササたちを案内して野城に連れて行く。
アラウスのウタキの事を御先祖様に知らせなければならないと言って野城から帰って行く。

・ツキミガ
上比屋女按司リーミガの娘。
ササたちを案内して百名、保良、野城、高腰へ連れて行く。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、ヤマトゥに行った夢を見ていた。

・高腰女按司
高腰按司の次女。
上比屋の武将に嫁いでいた時、父の高腰按司が佐田大人に攻め滅ぼされる。
佐田大人が目黒盛に倒されたあと、クマラパの助けで高腰を再興して按司になる。

・高腰のウプンマ
高腰女按司の長女。
ササたちをグスク内にある熊野権現に連れて行く。
高腰グスクにスサノオが現れた時、眠りに就いて、遙か昔の御先祖様が南の国からミャークに来た時の夢を見ていた。

・スサノオ
ヤマトゥの国の大物主。
豊玉姫の夫。
玉依姫の父。
ユンヌ姫の祖父。
京都船岡山でササと会う。
ユンヌ姫と一緒に琉球に来て、一節切を吹いているサハチに声を掛ける。
豊玉姫と会い、慶良間の島でサハチに声を掛けてヤマトゥに帰る。
サハチが吹く一節切を聞いて、久米島に来て、ユンヌ姫と一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
久米島にいたが安須森ヌルとユリの笛を聞き、島添大里グスクに来て、ヌルたちの舞を見て、麗しいのうと声を掛ける。
ササと安須森ヌルの笛の音を聞いてミャークに来て、ササたちの前に姿を現し、アマン姫の子孫のウパルズと会う。


・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。
タミーを守るために一緒にヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行っていたがササが吹く笛を聞いて久米島に来る。
スサノオが久米島に来たので、スサノオと一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
琉球に帰り、タミーの事をササに知らせ、アキシノと一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
ミャークで赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。
ササがアマミキヨ様の子孫のウタキを見つけたので喜ぶ。
高腰グスクにスサノオが来て、ウパルズを呼びに行き、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。


・アキシノ
厳島神社の内侍。
平維盛と一緒に熊野水軍の船に乗って琉球に行く。
今帰仁にグスクを築き、維盛は今帰仁按司になる。
維盛の妻になり、今帰仁ヌルになる。
厳島神社の弥山でササたちと会い、ササたちを平維盛に会わせる。
ユンヌ姫と一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。
上比屋のウタキで、厳島神社で共に内侍をしていたハツネと再会する。
高腰グスクにスサノオが来て、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。


・赤名姫
赤崎姫の次女。
ウパルズの孫。
ユンヌ姫とアキシノを案内して池間島に行き、イシャナギ島まで行く。
30年前、クマラパを助けて、佐田大人の船を座礁させる。
アラウスの古いウタキは馬の神様だと信じていたので、ササの発見に驚く。
高腰グスクにスサノオが来て、母を呼びに行き、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。


・ウパルズ
池間島の神様。
ウムトゥ姫の娘。
ナナムイウタキに来たササたちを歓迎するが、クマラパを呼んで30年前の事を責める。
当時の事をクマラパに説明させて、戦後の処理を認めてクマラパを許す。
ヤマトゥに行って、玉依姫(卑弥呼)の跡を継いだ豊姫(台与)に会った事をササたちに話す。
ユンヌ姫に呼ばれてスサノオと会い、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。


・池間姫
ウパルズの長女。
母と一緒にスサノオと会い、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。


・赤崎姫
ウバルズの次女。
古いウタキが大津波に流されてしまって、アマミキヨ様が上陸した痕跡は残されていないとササたちに言う。
娘の赤名姫に呼ばれてスサノオと会い、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。


・百名姫
ウパルズの三女。
ササたちに300年前の大津波の事を話す。
母と一緒にスサノオと会い、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。


・漲水姫
ウパルズの四女。
母と一緒にスサノオと会い、ササたちの前に姿を現して酒盛りを楽しむ。


・チルカマ
クマラパの妹。
石原按司に嫁ぐが、夫は糸数按司に滅ぼされる。
クマラパに夫の敵討ちを頼み、クマラパは糸数按司を殺す。
目黒盛が佐田大人を倒した後、クマラパの助けで石原按司になる。
按司を隠居して、娘に跡を継がせる。

・マユ
安須森ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
母と一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、母がササたちと一緒に旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササの弟子たちと一緒に伊良部島に行く。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教える。
ササと一緒に伊良部島に行く。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
安須森ヌルに従い、愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ササの弟子たちとマユの面倒を見る。
ミャークに着いて、ササたちが旅をしている時、根間の娘たちに武当拳を教え、愛洲ジルーと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。
ササと一緒に伊良部島に行く。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。
ササたちが旅をしている時、玻名グスクヌルと一緒に目黒盛と会って、取り引きをまとめる。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。

・漲水のウプンマ
漲水ウタキのヌル。
目黒盛の従妹。
ササたちを漲水ウタキに案内するが、ササたちが名前だけのヌルだと思い、詳しい事は教えない。
ササたちの歓迎の宴でササの話を聞いて、本物のヌルだとわかり、ササたちを訪ねて、ミャークの神様の事を話す。
ササたちを連れて狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
ササたちと池間島に行き、ウパルズの神様の話を聞く。
ササたちと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋まで行く。
根間に帰ってきたササたちと会い、アラウスの話を聞く。

・ミーカナ
与那原の女子サムレー。
寺田源三郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。

・アヤー
与那原の女子サムレー。
河合孫次郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。

・トゥム
久米島からミャークに来た兄弟の弟。
堂之比屋と一緒に進貢船に乗って明国に行くが、嵐に遭ってミャークに流される。
2年後、兄と一緒にミャークに行き、クマラパの世話になる。
兄は池間のマッサビとイシャナギ島に行ってしまい、長山のウプンマと出会い、結ばれる。

・長山のウプンマ
トゥムの妻。
ササたちをピャーズウタキと長山ウタキに案内する。

・ピャーズウタキの神様
遙か昔に南の島から来た言葉の通じない神様。


・長山ウタキの神様
博多の船鍛冶の長山甚助。
宋の国に向かう西園寺殿の船に乗っていたが、嵐に遭って遭難して、伊良部島に流される。
助けてくれた島の人たちのために農具を作ったりして、死後、神様として祀られる。





尚巴志伝
posted by 酔雲 at 09:28| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月25日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 161.保良のマムヤ

上比屋のムマニャーズの屋敷に泊まった翌朝、漲水のウプンマは娘が心配だと言って帰って行きました。
赤崎のウプンマは大丈夫と言って残り、ムマニャーズの孫娘、クマラパの孫娘でもあるツキミガが一緒に行くと言いました。
ササたちはムマニャーズと別れて、赤崎のウプンマとツキミガの案内で、百名(東平安名)に向かいました。

百名は高さ30メートルはありそうな険しい崖の上にある集落なのに、大津波でやられたなんて信じられませんでした。
百名のウプンマに連れられて険しい崖の中にある細い道を通って、下にある砂浜に降り、ササたちは百名の御先祖様が上陸した海を眺めました。
大津波の後、古いウタキは流されてしまって、わからなくなってしまったようです。
崖を登って集落の奥にある森の中のウタキには、ウパルズの娘の百名姫がいました。
ササたちは百名姫から300年前の大津波の事を聞きます。

百名のウプンマの案内で百名崎(東平安名岬)に行き、保良に行って保良のウプンマと会い、古いウタキで寿姫という神様と会いました。
寿姫は平泉の藤原国衡の娘で、熊野水軍の船に乗ってミャークに来たようです。
上比屋のハツネに言われて、琉球との交易を始めて、保良は栄えていったと寿姫は言いました。
浦添の舜天と交易をしていたのかと思ったら、馬天浜に行って大里按司と取り引きしていたと聞いて、ササたちは驚きました。

保良のウプンマの案内で野城に向かいましたが、途中、古いウタキがあると言うので寄ってみました。
アラウスのウプンマという老婆と会ったササたちは、老婆がアマミキヨ様を知っている事に驚きます。
アマミキヨ様がここの下にある砂浜から上陸したというので、ササたちは老婆の案内で砂浜に下りました。
津波にやられて古いウタキはありませんでしたが、赤崎よりも砂浜は広く、アマミキヨ様が上陸したのかもしれないとササは思いました。
崖の上に戻って、老婆は安須森ヌルとササだけを古いウタキに連れて行きました。
1000年前の大津波の時も300年前の大津波の時も神様に守られてきたウタキでした。

古いウタキの神様は1000年前の大津波の時に生き残ったウプンマでした。
ウプンマの兄が狩俣に行ってマツミガと結ばれたそうです。
南の国からミャークに来たアマミキヨ様はミャークに船の材料となる太い木がなかったので、さらに北上して琉球に落ち着いたようです。
神様と別れてウタキを出た安須森ヌルとササは、山頂に登って海を眺めながら、アマミキヨ様がミャークに来た事がわかって、ミャークに来た甲斐があったと感動していました。

アラウスのウプンマにお礼を言って、ササたちは野崎に行き、隠居している先代の女按司マムやと会いました。
マムヤは70を過ぎた今でも気品があって若々しいですが、若い頃は美人として有名で、クマラパも惚れていたようです。

初代の野崎按司のお墓でササたちがお祈りすると神様の声が聞こえて、神様は英慈の息子の北原按司でした。
弟の玉城に攻められて、馬天浜から保良の船に乗ってミャークに来て、グスクを築いて野城按司になったそうです。
野崎按司はユンヌ姫から故郷に帰る方法を教わって、琉球に帰って行きました。









登場人物

・ムマニャーズ
先代の上比屋女按司。
クマラパと結ばれ、娘リーミガを産む。
ササたちを歓迎して、安須森ヌルから平家の事を聞く。

・漲水のウプンマ
漲水ウタキのヌル。
目黒盛の従妹。
ササたちを漲水ウタキに案内するが、ササたちが名前だけのヌルだと思い、詳しい事は教えない。
ササたちの歓迎の宴でササの話を聞いて、本物のヌルだとわかり、ササたちを訪ねて、ミャークの神様の事を話す。
ササたちを連れて狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
ササたちと池間島に行き、ウパルズの神様の話を聞く。
ササたちと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋まで行く。

・赤崎のウプンマ
赤崎ウタキのヌル。
漲水のウプンマと仲がよく、ササたちをウタキに案内して、一緒に上比屋まで行く。
漲水のウプンマは上比屋から帰るが、その後もササたちと一緒に行く。

・ツキミガ
上比屋女按司リーミガの娘。
ササたちを案内して百名、保良、野城へ連れて行く。

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
赤崎ウタキに行き、赤崎姫からアマミキヨ様の事を聞くが、はっきりとした確証は得られない。
上比屋の初代女按司がアキシノの知り合いだったので驚く。
30メートルもある崖の上にある百名が大津波にやられたなんて驚く。
保良の古いウタキで、平泉から来た寿姫と会い、保良が大里按司と交易をしていた事に驚く。
アラウスのウプンマと出会い、アマミキヨ様が上陸したという砂浜に下りる。
アラウスのウプンマの案内で、安須森ヌルと一緒に古いウタキに入り、アマミキヨの子孫の神様から話を聞く。
アマミキヨ様がミャークに来た事がわかって、ミャークに来た甲斐があったと感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋、百名、保良、野城と行く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、平家の残党がミャークまで来ていたのに驚く。
ササと一緒に百名、保良、野城と行く。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、祖神のマツミガからウムトゥ姫の事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、上比屋のムマニャーズに平家の話をする。
ササと一緒に百名、保良と行き、アラウスのウタキで、アマミキヨ様の子孫の神様と会い、感激する。
野城で先代女按司のマムヤと会い、初代野城按司が英慈の息子だった事に驚く。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭と目黒盛豊見親に会わせる。
漲水のウプンマと一緒にササたちを狩俣に連れて行く。
池間島に行き、ウパルズの神様に呼ばれて、30年前の事を責められるが、戦後処理を認められて許される。
ササたちを上比屋に連れて行き、娘のリーミガとかつて恋仲だったムマニャーズと会わせる。
ササたちを野城に連れて行き、先代の女按司マムヤと会わせる。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。
父がウパルズの神様と話をしているのを見て驚き、父を見直す。
上比屋に行き、腹違いの姉リーミガと再会する。

・百名のウプンマ
ササたちを歓迎して、古いウタキに案内する。
ササたちを案内して保良に行き、その後も一緒に行く。

・百名姫
ウパルズの三女。
ササたちに300年前の大津波の事を話す。


・崎山のウプンマ
滅ぼされた野城按司の子孫。

・保良のウプンマ
マムヤの姪。
ササたちを古いウタキに案内して、寿姫と会わせる。
ササたちを案内して野城に連れて行く。

・寿姫
初代保良女按司。
平泉の藤原国衡の娘。
平泉が源頼朝に滅ぼされた時、熊野水軍の船に乗ってミャークに逃げて来て、女按司になる。
当時の保良は琉球の大里按司と交易をしていて、寿姫も馬天浜に行った事がある。


・アラウスのウプンマ
アラウス女按司の妹。
姉が高腰按司の後妻になったので、ヌルを継いで古いウタキを守ってきた。
神様のお告げがあって、ササたちが来るのを待っていて、アマミキヨ様が上陸した砂浜に連れて行き、ササと安須森ヌルを古いウタキに連れて行く。

・アラウスの神様
1000年前の大津波で生き残ったアマミキヨ様の子孫のアラウスのウプンマ。
兄は狩俣のマツミガと結ばれる。


・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。
タミーを守るために一緒にヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行っていたがササが吹く笛を聞いて久米島に来る。
スサノオが久米島に来たので、スサノオと一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
琉球に帰り、タミーの事をササに知らせ、アキシノと一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
ミャークで赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。
ササがアマミキヨ様の子孫のウタキを見つけたので喜ぶ。


・赤名姫
赤崎姫の娘。
ウパルズの孫。
ユンヌ姫とアキシノを案内して池間島に行き、イシャナギ島まで行く。
30年前、クマラパを助けて、佐田大人の船を座礁させる。
アラウスの古いウタキは馬の神様だと信じていたので、ササの発見に驚く。


・野城女按司
マムヤの姪。

・マムヤ
先代の野城女按司。
保良の女按司の末娘だったが、母が亡くなると初代野崎按司が攻めて来て百名に逃げる。
二代目野崎按司に見初められて妻になるが、野城按司に妻と子がいたので身を引いて隠れる。
野城按司がしつこく追ってくるので、崖から飛び降りて死んだ事にする。
野城按司が大嶽按司に滅ぼされ、保良に戻って村を再建する。
目黒盛が佐田大人を倒した後、クマラパの助けで、野城を再興して三代目野城按司になる。

・マムヤの弟
野崎女按司と保良のウプンマの父親。

・初代野崎按司
琉球の浦添按司英慈の三男、北原按司。
弟の玉城に攻められて、馬天浜にいた保良の船に乗ってミャークに行き、グスクを築いて野城按司を名乗る。
ユンヌ姫から琉球への帰り方を教わり、琉球に帰る。





尚巴志伝
posted by 酔雲 at 09:37| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月24日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 160.上比屋のムマニャーズ

狩俣で一泊したササたちは、翌日、クマラパとタマミガの案内で、アマミキヨ様が上陸したという赤崎のウタキに向かいました。
途中、白浜に寄ったら浜辺に仮小屋がいくつも建っていて、船乗りたちがのんびりとくつろいでいました。

大嶽のグスク跡に寄って、ササたちは熊野権現の祠を見つけました。
祠の周りの草を刈って綺麗にして、ササは笛を吹きました。
ユンヌ姫とアキシノの声が聞こえて、ウムトゥ岳の山頂にも熊野権現があったと教えてくれました。
安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くと、大嶽按司の声が聞こえて、少し話をしましたが大雨が降って来て、ササたちは近くにあったガマ(洞窟)に逃げ込みました。

雨がやんで、赤名ウタキに寄って、ウパルズの孫の赤名姫に挨拶をしました。
赤名姫はすでにユンヌ姫と会っていて、一緒にイシャナギ島まで行ってきたようです。

赤崎のウタキは海に突き出た岩場の近くの森の中にあり、見るからに古いウタキで、霊気がみなぎっていました。
近くの集落に赤崎のウプンマが住んでいて、ササたちは赤崎のウプンマの案内でウタキに入りました。
漲水のウプンマと赤崎のウプンマは同じ位の年齢で、同じ位の娘もいて、仲がいいようです。
ササたちがお祈りをするとウパルズの娘の赤崎姫が歓迎してくれましたが、残念ながらアマミキヨ様がミャークに来たかどうかはわからないと言いました。
一千年前の大津波でウタキも流されてしまって、痕跡が残されていないと言います。

赤崎のウプンマの屋敷で昼食を御馳走になって、ササたちは上比屋グスクに向かいました。
漲水のウプンマに誘われて、赤崎のウプンマも一緒に付いて来ました。

クマラパのお陰で、ササたちは上比屋のグスクに入る事ができ、女按司と会いましたが、驚いた事に女按司はクマラパの娘でした。
先代の女按司ムマニャーズがウタキでお祈りをしているというので、ササたちもウタキに行きました。
ササたちはミャークに来た初代の女按司ハツネの神様と話しましたが、ハツネはアキシノの知り合いでした。
ハツネとアキシノが懐かしそうに昔話をしているので、ササたちは邪魔をしないようにお祈りを終えました。

ササたちはムマニャーズの屋敷に行って、ムマニャーズの話を聞きながら、酒と料理を御馳走になりました。














登場人物

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
赤崎ウタキに行き、赤崎姫からアマミキヨ様の事を聞くが、はっきりとした確証は得られない。
上比屋の初代女按司がアキシノの知り合いだったので驚く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、平家の残党がミャークまで来ていたのに驚く。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、祖神のマツミガからウムトゥ姫の事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。
ササと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行き、上比屋のムマニャーズに平家の話をする。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭と目黒盛豊見親に会わせる。
漲水のウプンマと一緒にササたちを狩俣に連れて行く。
池間島に行き、ウパルズの神様に呼ばれて、30年前の事を責められるが、戦後処理を認められて許される。
ササたちを上比屋に連れて行き、娘のリーミガとかつて恋仲だったムマニャーズと会わせる。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。
父がウパルズの神様と話をしているのを見て驚き、父を見直す。
上比屋に行き、腹違いの姉リーミガと再会する。

・漲水のウプンマ
漲水ウタキのヌル。
目黒盛の従妹。
ササたちを漲水ウタキに案内するが、ササたちが名前だけのヌルだと思い、詳しい事は教えない。
ササたちの歓迎の宴でササの話を聞いて、本物のヌルだとわかり、ササたちを訪ねて、ミャークの神様の事を話す。
ササたちを連れて狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
ササたちと池間島に行き、ウパルズの神様の話を聞く。
ササたちと一緒に大嶽、赤名、赤崎、上比屋と行く。

・マズマラー
ミャークの狩俣の女按司。
再び狩俣に来たササたちをウタキに連れて行き、祖神のマヤヌマツミガに会わせる。

・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。
タミーを守るために一緒にヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行っていたがササが吹く笛を聞いて久米島に来る。
スサノオが久米島に来たので、スサノオと一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
琉球に帰り、タミーの事をササに知らせ、アキシノと一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
ミャークで赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。


・アキシノ
厳島神社の内侍。
平維盛と一緒に熊野水軍の船に乗って琉球に行く。
今帰仁にグスクを築き、維盛は今帰仁按司になる。
維盛の妻になり、今帰仁ヌルになる。
厳島神社の弥山でササたちと会い、ササたちを平維盛に会わせる。
ユンヌ姫と一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。
ミャークで赤名姫と会い、赤名姫の案内で池間島のウパルズと会い、イシャナギ島まで行ってウムトゥ姫と会う。
ササの笛の音を聞いてミャークに戻って来る。
上比屋のウタキで、厳島神社で共に内侍をしていたハツネと再会する。


・大嶽按司
元と交易していた博多の商人だったが、ミャークに流され、船は壊れて、大嶽にグスクを築いて按司になる。
亡くなった後、息子たちが佐田大人に滅ぼされる。
安須森ヌルとササの笛に感動して、二人にお礼を言う。


・赤名姫
赤崎姫の娘。
ウパルズの孫。
ユンヌ姫とアキシノを案内して池間島に行き、イシャナギ島まで行く。
30年前、クマラパを助けて、佐田大人の船を座礁させる。


・赤崎のウプンマ
赤崎ウタキのヌル。
漲水のウプンマと仲がよく、ササたちをウタキに案内して、一緒に上比屋まで行く。

・赤崎姫
ウバルズの娘。
古いウタキが大津波に流されてしまって、アマミキヨ様が上陸した痕跡は残されていないとササたちに言う。


・上比屋の女按司
クマラパとムマニャーズの娘リーミガ。

・ムマニャーズ
先代の上比屋女按司。
クマラパと結ばれ、娘リーミガを産む。
ササたちを歓迎して、安須森ヌルから平家の事を聞く。

・ハツネ
初代上比屋女按司。
厳島神社の内侍で平知盛に仕え、娘の照姫を守ってミャークまで逃げてくるが、辛い船旅が祟って照姫は亡くなってしまい、ハツネが初代按司になる。
ミャークに来たアキシノと再会して、懐かしそうに昔の事を語り合う。





尚巴志伝
posted by 酔雲 at 14:56| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月23日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 159.池間島のウパルズ様

狩俣から小舟に乗ってササたちは池間島に向かいました。
クマラパは池間島の神様は苦手じゃと言って、行くのを渋っていましたが、娘のタマミガに説得されて一緒に来てくれました。
浜辺にいた池間のウプンマの案内でササたちは池間按司と会い、イシャナギ島(石垣島)に行った妹のマッサビの事を聞きました。
マッサビは一緒に行ったグラーと、ヤキー(マラリア)の原因となる蚊の退治をしているようです。

池間のウプンマの案内でナナムイウタキに行ったササたちは、ウムトゥ姫の娘のウパルズの神様と会いました。
ウパルズはユンヌ姫からササたちの事を聞いていて歓迎してくれました。
ユンヌ姫とアキシノはウパルズに会ったあと、イシャナギ島に行ったようです。
ウパルズはタマミガに、クマラパをここに連れて来てと言いました。
ササが久米島のクミ姫に会って来たと言うと、ウパルズは叔母のクミ姫と母親のウムトゥ姫の話をしてくれました。
クマラパが来るとウパルズの口調が険しくなって、ずっと、わたしから逃げていたわねと言いました。

30年前、佐田大人が来た時、ミャークにとって危険な者たちだから早く倒しなさいとウパルズが警告したのに、クマラパは目黒盛にミャークを統一してもらうために佐田大人を利用して、多くの犠牲者を出したとウバルズはクマラパを責めました。
クマラパも反省して、戦の後、野城按司と高腰按司を再興したようです。
亡くなった人たちのためにも、ミャークを平和で住みよい島にしなさいとウパルズは言って、クマラパを許しました。
クマラパは両手を合わせて感謝していました。
クマラパの話が終わるとウパルズは優しい声に戻って、ヤマトゥに行って豊姫に会った時の話をしてくれました。














登場人物

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、祖神のマツミガからウムトゥ姫の事を聞く。
池間島に行き、ウパルズの神様から歓迎されるが、クマラパがウバルズに責められたので驚く。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
目黒盛を助けて、佐田大人を倒す。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭と目黒盛豊見親に会わせる。
漲水のウプンマと一緒にササたちを狩俣に連れて行く。
池間島に行き、ウパルズの神様に呼ばれて、30年前の事を責められるが、戦後処理を認められて許される。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。
父がウパルズの神様と話をしているのを見て驚き、父を見直す。

・漲水のウプンマ
漲水ウタキのヌル。
目黒盛の従妹。
ササたちを漲水ウタキに案内するが、ササたちが名前だけのヌルだと思い、詳しい事は教えない。
ササたちの歓迎の宴でササの話を聞いて、本物のヌルだとわかり、ササたちを訪ねて、ミャークの神様の事を話す。
ササたちを連れて狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。
ササたちと池間島に行き、ウパルズの神様の話を聞く。

・池間のウプンマ
池間島のヌル。
池間按司の娘。
ササたちをナナムイウタキに連れて行き、ウパルズの神様と会わせる。

・池間按司
池間島の按司。
イシャナギ島(石垣島)に行ったマッサビの兄。
池間島に来たササたちを歓迎する。

・ウパルズ
池間島の神様。
ウムトゥ姫の娘。
ナナムイウタキに来たササたちを歓迎するが、クマラパを呼んで30年前の事を責める。
当時の事をクマラパに説明させて、戦後の処理を認めてクマラパを許す。
ヤマトゥに行って、玉依姫(卑弥呼)の跡を継いだ豊姫(台与)に会った事をササたちに話す。





尚巴志伝
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2020年06月22日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 158.漲水のウプンマ

ササたちが泊まった屋敷に朝早く、漲水のウプンマが訪ねて来ました。
昨夜の歓迎の宴で、ササたちが神様の事を調べるためにヤマトゥまで行ったと聞いて驚き、ササから神様の事を教えてもらおうと訪ねて来たと言います。
こちらこそ教えてもらいたいとササは言って、ウプンマを歓迎します。

アマミキヨ様の一族が赤崎に上陸して、その近くで暮らしていましたが、大きな津波がやって来て、アマミキヨ様の一族は全滅したようですとウプンマは言いました。
ササたちは驚き、さらに話を聞くと、池間島にいるウパルズという神様はウムトゥ姫の娘だと言い、狩俣の神様は琉球から来た神様だとウプンマは言いました。
狩俣には行ったけど神様に挨拶をしなかった事を悔やみ、ササたちはウプンマと一緒に狩俣に向かいました。

ウプンマの案内で船立ウタキに寄って、久米島から来たという兄妹の神様と会い、糸数グスク跡を見て、ウプラタスグスクの跡地を見てから狩俣に行きました。

ササたちは女按司のマズマラーと一緒に、石垣で囲まれた集落の北にあるニシヌムイと呼ばれるウタキに入って、マヤヌマツミガという神様と会いました。
マヤヌマツミガはアマン姫にお仕えしていたヌルで、琉球から久米島に行く途中で嵐に遭って、ミャークまで流されてしまったそうです。
マヤヌマツミガはユンヌ姫を知っていて、再会できた事を喜んでいました。
ササたちはマヤヌマツミガからミャークの昔の出来事やアマミキヨの事、ウムトゥ姫の事を聞きました。
琉球の百名からヌルたちがやって来て百名という村を造り、ヤマトゥの平泉から逃げて来たサムレーたちが保良の村を造り、平家の落ち武者たちが上比屋にグスクを築いた事をササたちは知りました。









登場人物

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマからミャークの神様の事を聞いて、狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガからウムトゥ姫の娘のウパルズの事を聞く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。

・漲水のウプンマ
漲水ウタキのヌル。
目黒盛の従妹。
ササたちを漲水ウタキに案内するが、ササたちが名前だけのヌルだと思い、詳しい事は教えない。
ササたちの歓迎の宴でササの話を聞いて、本物のヌルだとわかり、ササたちを訪ねて、ミャークの神様の事を話す。
ササたちを連れて狩俣に行き、狩俣の祖神マツミガから話を聞く。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親と会う。
漲水のウプンマと一緒に狩俣に行き、祖神のマツミガからウムトゥ姫の事を聞く。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭と目黒盛豊見親に会わせる。
漲水のウプンマと一緒にササたちを狩俣に連れて行く。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。

・ウプラタス按司
スーファン(蘇歓)。
福州の商人で戦乱から逃れて宮古島に移住して、ウプラタス按司を名乗る。
佐田大人に滅ぼされる。

・マズマラー
ミャークの狩俣の女按司。
再び狩俣に来たササたちをウタキに連れて行く。

・マヤヌマツミガ
アマン姫に仕えていたヌルで、嵐に遭ってミャークに流されて、狩俣の祖神になる。
ササたちにミャークの歴史とウムトゥ姫の事を話す。


・ティラヌブース
宋の国に行く途中、遭難してミャークに流された平忠盛の家来。
遭難した仲間を弔うためにお寺を建てて、狩俣の人たちに読み書きも教えた。
ティラヌブース(寺の武士)様と呼ばれて、亡くなったあと神様になる。





尚巴志伝
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2020年06月21日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 157.ミャーク

ササたちを狩俣の集落に入れてくれた白髪白髭の老人は、女按司のマズマラーの夫のクマラパという元の国の道士でした。
マズマラーは女按司だけあって威厳のある人で、琉球の言葉がしゃべれました。
30年前、佐田大人という倭寇に襲撃されて、ミャーク(宮古島)はひどい目に遭った事をササたちは知って驚きます。

次の日、ササたちは愛洲ジルーの船に乗って白浜に行きます。
ササたちが上陸するとクマラパが娘のタマミガを連れて待っていました。
クマラパの案内でササたちは与那覇グスクに行って、与那覇勢頭と会い、ミャークがターカウ(台湾の高雄)とトンド王国(マニラ)と交易している事を知ります。

与那覇勢頭の案内でササたちは漲水ウタキに行き、漲水のウプンマと会って、アマミキヨ様の事を聞ききましたが知りませんでした。
根間グスクに行って、ミャークの世の主と言われる目黒盛豊見親と会い、ササたちは歓迎されました。

歓迎の宴にはまだ時間があるので、ササたちは野崎に行って、トンドに行ったというアコーダティ勢頭と会い、トンドの話を聞きました。
アコーダティ勢頭と一緒に根間に帰ると、白浜に置いて来た若ヌルたちが待っていました。



◇宮古島推定年表

前1100年、燕国、建国。タカラガイを求めて倭人が宮古島に来る。
前400年、狩俣の先祖が南の島から来て長浜(後の狩俣)に落ち着く。
前221年、秦が建国。それ以前、通貨はタカラガイだった。
200年、大津波が来て宮古島に住む人たちは全滅する。
205年、マツミガが宮古島に漂着する。狩俣の祖神になる。
246年、マツミガの娘マパルマーが大神島に行き、神様になる。
255年、ウムトゥ姫が久米島から宮古島に来る。
275年、琉球の百名から来た琉球人が南部に住み着き百名(ぴゃんな)と名付ける。
280年、ウムトゥ姫、長女のウパルズに跡を継がせ、イシャナギ島(石垣島)に行き、ウムトゥ岳に登る。
850年、この頃より中国商人が、東シナ海、東南アジア方面に進出して活躍するようになる。
960年、この頃より日宋貿易が始まる。
1100年頃、大津波が来て南部の集落は全滅する。
1136年、平忠盛配下の武士が漂流して狩俣に来る。死後、ティラヌブース(寺の武士)として祀られる。
1105年、熊野水軍がヤコウガイを求めて琉球に来る。
1110年、熊野水軍の山伏が大嶽山頂に熊野権現を勧請して石の祠を建てる。
1185年、平家の残党がやって来て、上比屋にグスクを築く。
1189年、奥州藤原氏の落ち武者が熊野水軍の船でやって来て、保良に落ち着く。
1250年頃、久米島の兄妹がミャークに来て、鍛冶屋をやる。
1358年、この頃より中国大陸に倭寇出現する。
1360年、この頃、ウプラタス按司、戦乱から逃れて福州から宮古島に移住する。
1365年、クマラパが妹を連れて琉球から宮古島に来る。
1366年、クマラパの妹チルカマが石原按司に嫁ぐ。
1373年、目黒盛、イナピギムイ(稲葉森)で七兄弟を倒し、祖父代々の土地を取り戻す。
1374年、キクチ殿が九州からターカウ(台湾の高雄)に来る。
1376年、クマラパ、アコーダティ勢頭と一緒に明国を目指すが、ターカウからトンド王国(マニラ)に行く。
1380年、目黒盛の従弟、飛鳥主が石原按司に殺される。
1382年、アランポーの乗った琉球中山王の進貢船が風に流され、宮古島に漂着する。
1383年、糸数大按司が石原按司を殺し、飛鳥主の敵を討つ。
    与那覇勢頭、目黒盛の代官として稲葉森の与那覇スクを居城として白浜一帯を治める。
    与那覇勢頭、琉球に行くためにウプラタス按司の船を参考にして船を新造する。
1384年、クマラパの妹チルガマの敵の糸数大按司が亡くなる。
    目黒盛、糸数スクを攻めて領地を奪い取る。
    南朝の水軍大将佐田大人、配下1000人を率いて台湾から宮古島に来る。
    赤良友金が久米島より伊良部島に来て、高度な農耕文化、鉄の農具を伝える。
    佐田大主、美野村を攻めて全滅させる。
    佐田大主、野原岳南面中腹の大嶽スクを攻め落とす。
1385年、佐田大主、ウプラタス按司を滅ぼす。
    佐田大主、狩俣村を襲撃。狩俣の女按司アズマラーの甥、前屋のマブクイが追い返す。
    佐田大主、高腰按司の高腰スクを攻め落とす。
    佐田大主、内里按司を滅ぼす。
    佐田大主、川満、浦ノ島、久場嘉を襲撃。
    伊良部の阿嘉ぬグラー、池間島のマッサビを連れてイシャナギ島(石垣島)に行く。
1386年、佐田大人、目黒盛に敗れる。
    目黒盛、宮古島を統一して、目黒盛豊見親と呼ばれる。
1387年、与那覇勢頭、琉球に行く。
1389年、与那覇勢頭、察度から千代金丸の小太刀を賜って宮古に帰る。
1390年、与那覇勢頭、八重山の首長を連れて、中山王察度に朝貢する。
1392年、与那覇勢頭、八重山の首長を連れて、中山王察度に朝貢する。
1394年、与那覇勢頭、八重山の首長を連れて、中山王察度に朝貢する。
1396年、与那覇勢頭、八重山の首長を連れて、中山王武寧に朝貢するが、武寧の態度に朝貢はやめる。
1397年、与那覇勢頭、ターカウに行き、キクチ殿と取り引きをする。
    以後、一年おきに与那覇勢頭はターカウに行っている。
1414年、中山王の娘の安須森ヌルと姪のササが宮古島に来て、再び、琉球との交易が始まる。














登場人物

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親、アコーダティ勢頭と会う。

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でサミガー大主を知っているというクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親、アコーダティ勢頭と会う。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親、アコーダティ勢頭と会う。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。
ミャークの狩俣でクマラパと出会い、クマラパの案内で、与那覇勢頭、目黒盛豊見親、アコーダティ勢頭と会う。

・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
野崎のアコーダティ勢頭と一緒にターカウとトンド王国に行く。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。
ササたちを与那覇勢頭、目黒盛豊見親、アコーダティ勢頭に会わせる。

・マズマラー
ミャークの狩俣の女按司。

・佐田大人
30年前、配下を率いてミャークに来て暴れ回り、目黒盛たちに倒された倭寇。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行き、ミャーク(宮古島)に着く。

・タマミガ
クマラパとマズマラーの娘。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
安須森ヌルに従い、愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。
ササの弟子たちとマユの面倒を見る。

・マユ
安須森ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
母と一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。

・与那覇勢頭
目黒盛の重臣。
イナピキムイの与那覇スクの城主。
20年前、察度が中山王だった頃、琉球に何度も行っていたが、武寧の態度に琉球に行くのをやめる。
ヤマトゥの商品を求めてターカウに行き取り引きをする。
ミャークに来たササたちを歓迎する。

・漲水のウプンマ
漲水ウタキのヌル。
目黒盛の従妹。
ササたちを漲水ウタキに案内するが、ササたちが名前だけのヌルだと思い、詳しい事は教えない。

・目黒盛豊見親
ミャークの世の主。
根間スクの城主。
ミャークを荒らし回った佐田大人を倒して、ミャークを統一する。
ミャークに来たササたちを歓迎する。

・アコーダティ勢頭
野崎の船頭。
ルソン島のトンド王国(マニラ)と交易している。
ミャークに来たササたちを歓迎する。

・ミーカナ
与那原の女子サムレー。
寺田源三郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。

・アヤー
与那原の女子サムレー。
河合孫次郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。




尚巴志伝
posted by 酔雲 at 14:38| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 156.南の島を探しに

十五夜の宴のあと、大里ヌルは二階堂右馬助と一緒にどこかに行ってしまい、三日後に島添大里グスクに戻って来て、右馬助を連れて久高島に帰って行きました。
8月の末、旅芸人たちが慶良間の島に行き、ササたち、シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちも一緒に行きました。
もうすぐササたちは南の島を探しに行くので、シーハイイェンたちとのお別れの旅でした。

慶良間の島から帰って来たササから、アミーのお腹が大きくなっていると聞いてサハチは驚きます。
アミーの相手が修行者だったら放ってはおけないと思い、サハチはウニタキに相談しました。
アミーの相手は俺だとウニタキは白状しました。
正月にウニタキは慶良間の島に行って、アミーを三星党に入れようとしましたが断られ、ユーナだけ連れて帰ってきました。
その時、アミーは子供が欲しいと言い出してウニタキを誘い、ウニタキには断る事ができませんでした。
どうするつもりだとサハチに言われて、ウニタキは悩みます。

9月になって、ササたちはビンダキ(弁ヶ岳)に行き、ビンダキ姫の神様にイシャナギ島(石垣島)のウムトゥ姫を呼んでほしいと頼みました。
ウムトゥ姫の案内で、イシャナギ島に行こうとササたちは考えていましたが、ウムトゥ姫は来ませんでした。
ウムトゥ姫が来てくれないので、ミャーク(宮古島)に行くサシバを頼りに行かなければなりません。
一緒に行ってくれるユンヌ姫とアキシノが活躍してくれるだろうとササは思いました。

9月8日の朝、ササたちを乗せた愛洲ジルーの船はサシバを追って、ミャークを目指して浮島を船出しました。
ササと一緒に行ったのはシンシン、ナナ、ササの弟子のチチーとウミとミミとマサキ、安須森ヌルと若ヌルのマユ、玻名グスクヌル、与那原の女子サムレーのミーカナとアヤー、愛洲ジルーとその家臣たち、そして、ユンヌ姫とアキシノでした。

三日目の正午近く、島が見えてきて、ササたちは上陸します。
言葉が通じませんでしたが、20年近く前まで、与那覇勢頭と一緒に琉球に行っていたというガーラという男が現れて話をする事ができました。
対岸に見える狩俣にマズマラーという女按司がいる事をガーラから聞いて、ササたちは狩俣に向かいます。

狩俣の集落は高い石垣で囲まれていました。
入口の門を探しているとガジュマル木陰にいた老人に声を掛けられました。
老人は琉球の言葉がしゃべれ、驚いた事にサミガー大主を知っていました。
ササと安須森ヌルがサミガー大主の孫だというと老人は驚いて、歓迎すると言って石垣の中の集落に連れて行きました。













登場人物

・大里ヌル
久高島の月の神様を祀るヌル。
太陽を見た事がないので、色白で妖艶。
久高島参詣に来た小渡ヌルが久高ヌルを継ぐ事になり、初めて太陽を拝んで感激する。
ヌルたちの安須森参詣に参加するために初めて久高島を出て首里に行き、何を見ても驚き、まるで夢の世界にいるようだと感激する。
サスカサと一緒に島添大里グスクに行き、十五夜の儀式を執り行なう。
島添大里グスクでマレビト神である二階堂右馬助と出会う。
右馬助を連れて久高島に帰る。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。
佐敷のお祭りでウニタキと一緒にチルーに謝る。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
久高島参詣に来た小渡ヌルが久高ヌルを継ぐ事になって喜ぶ。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・二階堂右馬助
二階堂流の開祖。
三河の国で慈恩禅師と出会い弟子となり、琉球に一緒に行く。
ヂャンサンフォンの弟子になり、与那原で修行に励む。
大きな壁にぶつかり、気分転換のため安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ヂャンサンフォンと一緒に山グスクに移る。
慈恩寺の開眼供養の日、ヂャンサンフォンと武当拳の模範試合を披露する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加して、大里ヌルに魂を奪われる。
大里ヌルを連れてどこかに行き、大里ヌルと一緒に久高島に行く。

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
首里の武術道場の隣りに慈恩寺が完成する。
ウニタキ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
チヌムイの案内で、ウニタキ、ファイチと一緒に久米島を散策する。
ウニタキに連れられてクイシヌと会い、一瞬にして魂を奪われたサハチはクイシヌと一緒にニシタキに登って、一節切を吹く。
一節切を聴いたスサノオがやって来て、ユンヌ姫と一緒に現れ、クミ姫も現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
久米島から帰り、ナツが女たちを連れて津堅島に行くのを許す。
今年もメイユーは来なかったが、ソンウェイが鉄炮付きの武装船を持って来てくれたので感謝する。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚く。
ウニタキが首里に連れて来たリュウインと会い、ヂャンサンフォンと会わせる。
アミーのお腹が大きくなったとササから聞いて驚き、アミーの相手がウニタキだと知って呆れる。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。
山グスクを攻める準備のため山グスクに行く。
山グスクを攻め落とすために配下の者たちに崖登りの訓練をさせる。
島尻大里グスクが落城したあと、石屋の者たちを寝返らせるために當銘蔵グスクに行く。
三星党と赤丸党の活躍で、山グスクを攻め落とす。
湧川大主の妻が倒れて、鬼界島攻めが延期になったとサハチに知らせる。
サハチ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
堂ヌルと出会い、魂を奪われる。
堂ヌルと一緒に、サハチをクイシヌに会わせる。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚き、今帰仁に行く。
山北王の軍師リュウインと会い、首里に連れて行き、思紹、サハチ、ファイチに会わせる。
サハチと一緒にリュウインを山グスクに連れて行き、ヂャンサンフォンと会わせる。
アミーのお腹が大きくなったとサハチから言われ、相手は自分だと白状する。
チルーには知られたくないし、どうしたらいいか悩む。

・旅芸人たち
ウニタキの配下。
仲順でお芝居「舜天」を演じて喜ばれる。
今帰仁で「小松の中将様」を演じて大評判になる。
キラマの島に行って、「瓜太郎」と「舜天」を演じる。
手登根グスクで山南王妃に「察度」を観せる。
ササたちとシーハイイェンたちと一緒に慶良間の島に行く。

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちを連れ、旅芸人たちと一緒に慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒にシーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたち、旅芸人たちを連れて慶良間の島に行く。
愛洲ジルーの船に乗って、ササと一緒に南の島を探しに行く。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行き、愛洲ジルーの船に乗って南の島を探しに行く。

・シーハイイェン(施海燕)
パレンバンの宣慰司、施進卿の娘。
施二姐とも呼ばれる。
シュミンジュンの弟子。
琉球に来てササと仲良くなる。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でパレンバンの舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・ツァイシーヤオ(蔡希瑶)
シーハイイェンの親友。
後にパレンバンの使者となる蔡陽泰の妹。
シュミンジュンの弟子。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でパレンバンの舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・スヒター
マジャパイト王国の女王クスマワルダニの娘。
プンチャックの名手。
京都でササたちと出会って仲良くなり、一緒に琉球に行く。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でジャワの歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・シャニー
スヒターの親友。
プンチャックの名手。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でジャワの歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・ラーマ
スヒターの親友。
サドゥグ(巫女)。
プンチャックの名手。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でジャワの歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。
メイユーと一緒にパレンバンまで行く。
伊是名親方に好意を持つ。
与那原に行きヂャンサンフォンの弟子になる。
パレンバンまで行き、パレンバンの船とジャワの船を連れて明国に帰り、一緒に琉球に行く。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴で明国の歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。
慶良間之子に好意を持つ。
一緒に旅をしてクルーに好意を持つ。
与那原に行きヂャンサンフォンの弟子になる。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴で明国の歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・スーヨン(張思永)
メイリンの娘。
母と一緒に琉球に行く。
シビーと一緒にお祭りの準備を手伝う。
与那原に行きヂャンサンフォンの弟子になる。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴で明国の歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・リンシァ(林霞)
ソンウェイの妻。
リンジェンフォンの姪。
リンジョンシェンを毛嫌いしている。
ソンウェイと一緒に琉球に来る。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴で明国の歌と舞を披露する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・アミー
シタルー配下の刺客。
中山王が首里グスクを奪い取った時、武寧を殺す。
粟国島で娘たちを鍛えている。
妹を心配して島添大里グスクに現れる。
妹のユーナと一緒に慶良間の島に隠れる。
シタルーが亡くなってユーナは島添大里に戻るが、島に残って娘たちの指導をしている。
ウニタキが島に来て、何となく気まずい雰囲気になる。
ササたちが島に来て、お腹が大きい事を知られるが、相手の事は内緒にする。

・チミー
イハチの妻。
先代具志頭按司の妹。
母親は佐敷出身でマチルギの弟子ナカー。
弓矢の名人。
マグルーに弓矢を教える。
イハチが具志頭按司になり、城下の人たちに「お嬢様が帰ってきた」と喜ばれる。
男の子を産み、跡継ぎが生まれてよかったと具志頭の人たちに祝福される。

・ビンダキ姫
ウムトゥ姫とクミ姫の母。
ササに頼まれてウムトゥ姫を呼ぶが、ウムトゥ姫は来ない。


・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。
タミーを守るために一緒にヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行っていたがササが吹く笛を聞いて久米島に来る。
スサノオが久米島に来たので、スサノオと一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
琉球に帰り、タミーの事をササに知らせ、アキシノと一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。


・タミー
慶良間の島のヌル。
佐敷生まれで、佐敷ヌルに憧れてヌルになる。
旅芸人のフクと同期。
初めて神様の声を聞いて喜び、サハチが神人だと知って驚く。
ユンヌ姫とスサノオの声を聞いてから、ヤカビムイの神様の声も聞こえるようになって、島の歴史を教わる。
サハチとササが島に来て、ヤマトゥ旅に行けと言われて、喜ぶ。
ササに言われた通り、豊玉姫のお墓に行くが玉依姫には会えず、京都の船岡山でもスサノオには会えない。
毎日、ハマと一緒に船岡山に通って、一か月余り後、ようやく、スサノオの声を聞く。
高橋殿に連れられて御台所様と会い、歓迎される。
高橋殿と一緒に将軍様の伊勢の神宮参詣に従う。

・越来ヌル
越来按司の娘、ハマ。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
米須攻めに出陣して米須ヌルと交渉する。
交易船に乗ってヤマトゥに行く。
タミーに従って船岡山通いを続け、神様の声が聞こえるようになる。
タミーと一緒に御台所様と会い、将軍様の伊勢の神宮参詣に従う。

・高橋殿
足利義満の側室。道阿弥の娘。
父親譲りの舞の名人。
博多に来たマチルギの噂を聞いて琉球に興味を持つ。
琉球の事を調べるために配下の山伏を琉球に送る。
サハチの一節切を聴いて、思わず舞ってしまう。
サハチたちを連れて七重の塔に登り、将軍様が現れたので驚く。
鞍馬山に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
鎌倉の御所に不穏な動きがあり、反乱を阻止するために鎌倉に行く。
京都に来たササたちを迎えに行って、御台所様と会わせる。
ササたちと御台所様を連れて熊野に行く。
ササたちを大原寂光院に連れて行き、平維盛と一緒に舞う。
ササたちと御台所様を連れて再び熊野に行く。
船岡山でお祈りを続けているタミーとハマを自分の屋敷に移す。
タミーとハマがスサノオの声を聞いたと言うので、御台所様と会わせる。
タミーが戦が起こると予言したので、将軍様に伊勢の神宮参詣をさせて、北畠氏の様子を探る。

・御台所様
日野栄子。足利義持の正室。
義量の母。
ササたちが来るのを楽しみに待っている。
ササたちを連れて伊勢の神宮参詣に行く。
ササたちと一緒に熊野に二度行く。
妊娠中でササたちと旅ができないのを悔しがる。
ササが来ないのでがっかりするが、タミーとハマからササの事を聞いて喜ぶ。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行く。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行く。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。
ササたちを船に乗せて南の島を探しに行く。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。
ササたちと一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。

・マユ
安須森ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
母と一緒に愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
安須森ヌルに従い、愛洲ジルーの船に乗って、南の島を探しに行く。

・ミーカナ
与那原の女子サムレー。
寺田源三郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。

・アヤー
与那原の女子サムレー。
河合孫次郎と仲良くなり、ササたちと一緒に南の島を探しに行く。

・アキシノ
厳島神社の内侍。
平維盛と一緒に熊野水軍の船に乗って琉球に行く。
今帰仁にグスクを築き、維盛は今帰仁按司になる。
維盛の妻になり、今帰仁ヌルになる。
厳島神社の弥山でササたちと会い、ササたちを平維盛に会わせる。
ユンヌ姫と一緒にササたちの南の島を探す旅に出る。


・ガーラ
船乗りとして、与那覇勢頭と一緒に琉球に行き琉球の言葉を覚える。
大神島に来たササたちに、与那覇勢頭がターカウ(台湾の高雄)に行って取り引きをしていると教える。

・大神島のウプンマ
大神島のヌル。
ササたちを警戒して、言葉がわからない振りをする。

・大神島の神様
マヤヌマツミガの娘マパルマー。
大神島に来たササたちの話を聞いて歓迎する。


・クマラパ
元国の道士。
クマラパーズとも呼ばれる。
元の国が滅びる頃、妹を連れて琉球に逃げ、津堅島で暮らす。
馬天浜でサミガー大主と会い、カマンタ捕りをする。
妹を連れてミャークに行き、妹は石原按司に嫁ぐ。
狩俣のマズマラーと出会い、狩俣に落ち着く。
琉球から来たササたちがサミガー大主の孫だと知って驚き、歓迎する。




尚巴志伝
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2020年06月20日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 155.大里ヌルの十五夜

ウニタキが山北王の軍師リュウインを首里に連れて来て、サハチは思紹とファイチと一緒に龍天閣でリュウインと会いました。
リュウインはファイチと会って、ファイチの事を思い出し、まさか、琉球にいたなんてと驚きました。
リュウインの話を聞いて、思紹は材木や米の代価として、明国の商品を先に送る事を承諾しました。
その夜、ジォンダオウェンとリュウジャジンも呼んで、遊女屋「宇久真」で、リュウインの歓迎の宴を開きました。
サハチはマユミから、トゥイがナーサに会いに来たと知らされます。
トゥイとナーサは昔の事を懐かしく話して、ナーサが奥間の話をしたら、今度、一緒に奥間に行く事になったと言います。

次の日、サハチとウニタキはリュウインを連れて山グスクに行き、ヂャンサンフォンと会わせました。
自分と同年配にしか見えないヂャンサンフォンを見てリュウインは驚き、師匠だったフーシュの事をヂャンサンフォンから聞きました。
ヂャンサンフォンに会って感激したリュウインは浮島に行って、久米村の役人たちと進貢船の相談をして、二日後、明国の商品を山積みにした油屋の船に乗って帰って行きました。

8月8日、与那原のお祭りが行なわれて、シビーとハルの新作のお芝居「武当山の仙人」が、ササたちと女子サムレーたちによって演じら、シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちによる「瓜太郎」も演じられました。

与那原のお祭りの6日後、サスカサが久高島から大里ヌルを連れて来て、十五夜の儀式の準備を始めました。
翌日、日が暮れると厳かな儀式が始まり、東の空に満月が顔を出しました。
サハチたちは月に向かって両手を合わせてお祈りを捧げ、ヌルたちはウタキでお祈りを捧げました。
ヌルたちが神歌を歌いながら二の曲輪に現れ、笛の調べが変わると、ヌルたちが華麗に舞い始めました。
スサノオの声が聞こえたので、サハチたちは不思議に思って空を見上げました。
儀式が終わって宴が始まり、子供たちの笛の合奏から始まって、リェンリー、ユンロン、スーヨン、リンシァによる明国の歌と舞、シーハイイェンとツァイシーヤオのパレンバンの舞、スヒター、シャニー、ラーマのジャワの舞が披露されました。
でれっとした二階堂右馬助が大里ヌルが注いでくれた酒を嬉しそうに飲んでいるのを見て、奴も男だったなとサハチとウニタキは笑い、右馬助は大里ヌルのマレビト神だわとササたちは言っていました。









登場人物

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。
山グスクを攻める準備のため山グスクに行く。
山グスクを攻め落とすために配下の者たちに崖登りの訓練をさせる。
島尻大里グスクが落城したあと、石屋の者たちを寝返らせるために當銘蔵グスクに行く。
三星党と赤丸党の活躍で、山グスクを攻め落とす。
湧川大主の妻が倒れて、鬼界島攻めが延期になったとサハチに知らせる。
サハチ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
堂ヌルと出会い、魂を奪われる。
堂ヌルと一緒に、サハチをクイシヌに会わせる。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚き、今帰仁に行く。
山北王の軍師リュウインと会い、首里に連れて行き、思紹、サハチ、ファイチに会わせる。
サハチと一緒にリュウインを山グスクに連れて行き、ヂャンサンフォンと会わせる。

・リュウイン(劉瑛)
攀安知の軍師。
永楽帝の弟に仕えていた軍師だったが、主人が殺されて密貿易船に乗って今帰仁に逃げて来る。
密貿易船との通訳を務める。
若い頃、ヂャンサンフォンの弟子のフーシュから武当拳を習っていた。
妻は仲尾大主の娘チルー。
訪ねて来たウニタキと会い、ヂャンサンフォンが琉球にいると聞いて驚く。
ウニタキと一緒に首里に行き、思紹、サハチ、ファイチと会う。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンと会う。
中山王から前借りした明国の商品を積んだ油屋の船に乗って今帰仁に帰る。

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
首里の武術道場の隣りに慈恩寺が完成する。
ウニタキ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
チヌムイの案内で、ウニタキ、ファイチと一緒に久米島を散策する。
ウニタキに連れられてクイシヌと会い、一瞬にして魂を奪われたサハチはクイシヌと一緒にニシタキに登って、一節切を吹く。
一節切を聴いたスサノオがやって来て、ユンヌ姫と一緒に現れ、クミ姫も現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
久米島から帰り、ナツが女たちを連れて津堅島に行くのを許す。
今年もメイユーは来なかったが、ソンウェイが鉄炮付きの武装船を持って来てくれたので感謝する。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚く。
ウニタキが首里に連れて来たリュウインと会い、ヂャンサンフォンと会わせる。

・思紹
中山王。サハチの父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。
ヂャンサンフォンと一緒に明国に行き、武当山、華山に登る。
琉球に来た慈恩禅師を歓迎する。
伊平屋島と伊是名島を守るために与論島を奪い取れと命じる。
山北王の書状を読んで、重臣たちと話し合い、山北王との同盟を了承する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチからシタルーの死を聞いて驚き、重臣たちと今後の対策を練る。
タルムイが王印を持っているという噂を聞いて、王妃は大した女だと感心する。
照屋大親が進貢船を手に入れるために島尻大里グスクに残っていた事を知り、山南王妃はなかなかの策士だと感心する。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、重臣たちを集めて今後の作戦を練る。
与那原大親のマタルーを八重瀬按司にして、サグルーを与那原大親にする事に決める。
島尻大里グスクに抜け穴があった事に驚く。
孫のイハチを具志頭按司に任命する。
テーラーとイシムイが築いているグスクに、三星党の者を人足として入れるように命じる。
山北王の兵が南部に来ると聞いて、手登根グスクにいる山南王妃と会い、中山王の介入を認めてもらう。
八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。
サハチが玻名グスクを攻め落とし、奥間大親を玻名グスク按司に任命する。
八重瀬グスクの本陣に来た波平大親と会い、波平グスク攻めを中止して、波平グスクを波平大親に返す。
山グスクを見て、サグルーたちをここに移して、今帰仁攻めのための特訓をさせようと決める。
サグルーを山グスク大親に、伊是名親方を与那原大親に任命する。
側室や侍女たちが騒ぎ、女たちを連れて一月遅れの久高島参詣に行く。
ソンウェイが持って来た鉄炮付きの武装船を見に行き、鉄炮は今帰仁グスク攻めに使えると思う。
ウニタキが首里に連れて来たリュウインと会い、材木や米の代価として、明国の商品を先に送る事を承諾する。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うためにサハチと一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
将軍様と会ってヤマトゥと交易し、朝鮮の王様と会って朝鮮とも交易したいと願っている。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷で陳外郎の娘の平方蓉と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でヘグムを手に入れる。
息子のファイテを国子監に留学させる。
メイァンが産んだ息子のチョンチと会う。
長男ファイテの嫁にウニタキの娘ミヨンをもらう。
長女ファイリンを佐敷大親の長男シングルーに嫁がせる。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹と一緒に八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。
玻名グスクの捕虜たちは鳥島に送って硫黄堀りをさせればいいと言う。
サハチ、ウニタキと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
久米島で新垣ヌルのマレビト神になる。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚く。
ウニタキが首里に連れて来たリュウインと会う。

・ジォンダオウェン(鄭道文)
三姉妹の配下。琉球に行っていて助かる。
山北王と密貿易をするために運天泊に行き、メイファンと再会して連れて帰る。
三姉妹と一緒に琉球に行く。
ウニタキが首里に連れて来たリュウインと再会する。

・リュウジャジン(劉嘉景)
三姉妹の配下。パレンバンに行っていて助かる。
三姉妹と一緒に琉球に行く。
ウニタキが首里に連れて来たリュウインと会う。

・ナーサ
首里の遊女屋「宇久真」の女将。
先代の中山王、武寧の王妃の侍女として、浦添グスクに入り、御内原の侍女たちを仕切っていた。
ウニタキの殺された先妻ウニョンの実の母親。
ウニョンの敵を討つために望月党の事を調べていて、ウニョンの夫だったウニタキと再会する。
生まれ故郷の奥間のために生きようと決心して、サハチの味方となり、浦添の重臣たちを寝返らせる。
先代中山王妃のウシと再会する。
タブチの書状を託された小渡ヌルを連れて今帰仁に行く。
宇久真に訪ねて来たトゥイと会い、奥間に一緒に行く事を約束する。

・マユミ
「宇久真」の遊女。
サハチに一目惚れするが奥間ヌルに取られてしまい諦めて、中グスク按司の側室になる。
中グスクがサハチに攻められた時、助け出されて奥間に帰り、ナーサの遊女屋の遊女となる。
「宇久真」の開店の日にサハチと出会えて大喜びをする。
ナーサと一緒に毎年、奥間に里帰りする。
トゥイが宇久真に訪ねて来た事をサハチに知らせる。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷に呼ばれ、鞍馬山に行き、高橋殿に武当拳の指導をする。
対馬で早田六郎次郎たちと再会する。
サハチたちと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でテグムを手に入れる。
博多で弟子のシュミンジュンと再会する。
運玉森ヌルと仲良くなり、与那原の運玉森ヌルの屋敷で暮らす。
思紹と一緒に明国に行き、武当山で弟子たちに再会する。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
運天泊で湧川大主に武当拳の指導をする。
島添大里グスクの十五夜の宴でテグムを披露する。
安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササに連れられて玻名グスクの陣地に行き、兵たちに武当拳を指導する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ササの弟子たちとマユの修行中だったが、ササの弟子たちとマユを連れて久高島参詣に行く。
運玉森ヌルと二階堂右馬助を連れて山グスクに移る。
慈恩寺の開眼供養の日、右馬助と武当拳の模範試合を披露する。
山グスクに来たリュウインと会い、弟子のフーシュの事を懐かしく語る。

・ハル
山南王からサハチに贈られた側室。
粟国島で女子サムレーになるためにアミーの指導を受けていた。
武当拳の修行に夢中になる。
シビーと一緒にお祭りの準備を手伝う。
ヤマトゥから帰って来たササたち、サスカサと会う。
島添大里グスクのお祭りのお芝居「かぐや姫」で、かぐや姫を演じる。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルの留守中、シビーと一緒にお祭りの準備に励み、進行役も務める。
島添大里グスクに簡単に侵入して、サハチを驚かせる。
島添大里グスクに侵入してきたアミーと再会する。
島添大里グスクのお祭りでシビーと一緒に作ったお芝居「ウナヂャラ」を上演して喝采を浴びる。
佐敷グスクのお祭りでシビーと一緒に作ったお芝居「馬天ヌル」を上演して喝采を浴びる。
ナツと一緒に津堅島に行く。
手登根グスクのお祭りでシビーと一緒に作ったお芝居「王妃様」を上演して喝采を浴びる。
与那原グスクのお祭りでシビーと一緒に作ったお芝居「武当山の仙人」を上演して喝采を浴びる。
島添大里グスクの十五夜の宴でかぐや姫を演じ、シンシンが演じるチャンオーと共演する。

・シビー
サハチの叔母マチルーの娘。
メイユーの弟子になる。
メイユーと一緒にお祭りの準備を手伝う。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
お祭りの準備を手伝って、これが自分のやるべき仕事だと思う。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルの留守中、ハルと一緒にお祭りの準備に励み、進行役も務める。
島添大里グスクのお祭りでハルと一緒に作ったお芝居「ウナヂャラ」を上演して喝采を浴びる。
佐敷グスクのお祭りでハルと一緒に作ったお芝居「馬天ヌル」を上演して喝采を浴びる。
ナツと一緒に津堅島に行く。
手登根グスクのお祭りでハルと一緒に作ったお芝居「王妃様」を上演して喝采を浴びる。
与那原グスクのお祭りでハルと一緒に作ったお芝居「武当山の仙人」を上演して喝采を浴びる。

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でヂャンサンフォンを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でチャンオーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。
島添大里グスクの十五夜の宴でチャンオーを演じ、ハルが演じるかぐや姫と共演する。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「武当山の仙人」でフーイーを演じる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・シーハイイェン(施海燕)
パレンバンの宣慰司、施進卿の娘。
施二姐とも呼ばれる。
シュミンジュンの弟子。
琉球に来てササと仲良くなる。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でパレンバンの舞を披露する。

・ツァイシーヤオ(蔡希瑶)
シーハイイェンの親友。
後にパレンバンの使者となる蔡陽泰の妹。
シュミンジュンの弟子。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でパレンバンの舞を披露する。

・スヒター
マジャパイト王国の女王クスマワルダニの娘。
プンチャックの名手。
京都でササたちと出会って仲良くなり、一緒に琉球に行く。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でジャワの歌と舞を披露する。

・シャニー
スヒターの親友。
プンチャックの名手。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でジャワの歌と舞を披露する。

・ラーマ
スヒターの親友。
サドゥグ(巫女)。
プンチャックの名手。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴でジャワの歌と舞を披露する。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。
メイユーと一緒にパレンバンまで行く。
伊是名親方に好意を持つ。
与那原に行きヂャンサンフォンの弟子になる。
パレンバンまで行き、パレンバンの船とジャワの船を連れて明国に帰り、一緒に琉球に行く。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴で明国の歌と舞を披露する。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。
慶良間之子に好意を持つ。
一緒に旅をしてクルーに好意を持つ。
与那原に行きヂャンサンフォンの弟子になる。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴で明国の歌と舞を披露する。

・スーヨン(張思永)
メイリンの娘。
母と一緒に琉球に行く。
シビーと一緒にお祭りの準備を手伝う。
与那原に行きヂャンサンフォンの弟子になる。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴で明国の歌と舞を披露する。

・リンシァ(林霞)
ソンウェイの妻。
リンジェンフォンの姪。
リンジョンシェンを毛嫌いしている。
ソンウェイと一緒に琉球に来る。
与那原グスクのお祭りで、お芝居「瓜太郎」を演じる。
島添大里グスクの十五夜の宴で明国の歌と舞を披露する。

・サスカサ
島添大里ヌル。
サハチの長女、ミチ。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行き、有名になる。
丸太引きのお祭りで島添大里の守護神を務める。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
交易船に乗って、ササたちと一緒にヤマトゥに行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ヤマトゥから帰って来たらサハチが自分よりも若いハルを側室に迎えていたので怒って、サハチと口を利かない。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、ササたちと久高島に行く。
島添大里グスクで十五夜の宴を始める。
島添大里グスクでスサノオの声を聞いて驚き、サハチがスサノオの声を聞いた事にも驚く。
スサノオを連れてセーファウタキに行き、スサノオと豊玉姫を会わせる。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
いやな予感がして佐敷ヌルと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
安須森ヌルと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
安須森ヌルとササたちが久米島に行くので、安須森ヌルの娘のマユとササの4人の弟子たちを預かる。
ナツと一緒に女子サムレーたちを連れて津堅島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
十五夜の儀式のため久高島に大里ヌルを迎えに行く。
島添大里グスクで大里ヌルを中心に十五夜の儀式を執り行なう。

・大里ヌル
久高島の月の神様を祀るヌル。
太陽を見た事がないので、色白で妖艶。
久高島参詣に来た小渡ヌルが久高ヌルを継ぐ事になり、初めて太陽を拝んで感激する。
ヌルたちの安須森参詣に参加するために初めて久高島を出て首里に行き、何を見ても驚き、まるで夢の世界にいるようだと感激する。
サスカサと一緒に島添大里グスクに行き、十五夜の儀式を執り行なう。
マレビト神である二階堂右馬助と出会う。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。
佐敷のお祭りでウニタキと一緒にチルーに謝る。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
久高島参詣に来た小渡ヌルが久高ヌルを継ぐ事になって喜ぶ。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・ウニチル
ウニタキとフカマヌルの娘。
佐敷のお祭りに来て、舞台で歌っているウニタキを見て、お父さんと呼ぶ。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。
大里ヌルを迎えて、サスカサと一緒に十五夜の儀式を執り行なう。

・ユリ
奥間で生まれたヒューガの娘。
武寧の長男、カニムイの側室になり、娘を産む。
浦添グスク炎上時、ウニタキに助けられて佐敷で娘と暮らす。
笛の名手。佐敷ヌルに笛の指導をする。
佐敷のお祭りの準備を佐敷ヌルと一緒にする。
佐敷ヌルを助けて、お芝居の音楽を担当する。
佐敷ヌルと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
サハチたちと一緒に慶良間の島に行く。
島添大里グスクに来た奥間ヌルと再会する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
ハルとシビーを連れて、ナツと一緒に津堅島に行く。
島添大里グスクの十五夜の儀式で笛を吹く。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、サハチの側室になる。
マチルギが首里にいるので、島添大里グスクを任される。
サハチの七男、ナナルーを産む。
佐敷のお祭りで、マチルギと一緒に、チルーとフカマヌルの話を聞く。
側室になったメイユーに色々と教える。
側室になったハルに色々と教える。
子供たちを連れてサハチと一緒に津堅島に帰郷する。
島添大里グスクに来た奥間ヌルと会い、サハチとの関係を見破る。
サハチの五女マカマドゥを産む。
サハチと安須森ヌルが久米島に行ったので島添大里の留守をサスカサと守る。
サハチが久米島から帰り、女たちと子供たちを連れて津堅島に行く。
サハチと一緒に十五夜の宴に参加する。

・佐敷大親
尚巴志の弟。マサンルー
妻は奥間大親の娘、キク。
従者として明国に行く。
ヤマトゥと朝鮮に行く交易船の総責任者になる。
首里大通りからグスクまで、マナビーの花嫁行列を先導する。
中山王の代理としてハーリーに行く。
長男シングルーの嫁にファイチの娘ファイリンを迎える。
奥間のサジルーが息子だと聞いて驚く。
東方の按司たちと玻名グスクを攻め落とす。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・キク
佐敷大親マサンルーの妻。
ヤキチの娘。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・平田大親
尚巴志の弟、ヤグルー。
妻は玉グスク按司の娘ウミチル。
従者として明国に行く。
交易船の責任者としてヤマトゥに行く。
首里大通りからグスクまで、マナビーの花嫁行列を先導する。
東方の按司たちと玻名グスクを攻め落とす。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・ウミチル
ヤグルー(平田大親)の妻。
玉グスク按司の娘。
笛と琴ができ、舞も舞う。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・ウミトゥク
クルーの妻。
山南王シタルーとトゥイの娘。
豊見グスク按司の妹。
手登根グスクの女子サムレーたちを育てる。
クルーの留守に手登根グスクのお祭りを成功させる。
サハチの代わりに父の葬儀に出る。
幼馴染みのアミーとユーナが死んだと聞いて驚き、サハチから事情を聞く。
思紹の書状を持って豊見グスクに行き、母の山南王妃に渡す。
サハチの書状を持って豊見グスクに行き、母の山南王妃に渡す。
新年の挨拶に豊見グスクに行き、母親を手登根グスクに連れて来て休ませる。
ハルとシビーの新作お芝居「王妃様」を観せるために、母親を手登根グスクのお祭りに呼ぶ。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・チューマチ
サハチの四男。
慈恩禅師たちの通訳として一緒に旅に出る。
シンゴの船に乗ってヤマトゥ旅に出る。
ヤマトゥから帰ると、お前の嫁は山北王の娘だと言われて驚く。
山北王の娘マナビーを妻に迎えて、島添大里のミーグスクに入り、ミーグスク大親を名乗る。
進貢船に乗って唐旅に出る。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・マナビー
攀安知の次女。
母はンマムイの妹マアサ。
幼い頃から馬術と弓矢の稽古に励んでいる。
5人の侍女を連れて首里に行き、サハチの四男チューマチの妻になる。
ミーグスクに来たササたちに圧倒される。
マグルーに馬術を教え、ミーグスクでマグルーとマウミを会わせる。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと会う。
首里グスクの御内原で娘チルギガニを産む。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
ウニタキとフカマヌルの関係を知って悲しむ。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・ヂャンウェイ(張唯)
ファイチの妻。
父は龍虎山の天師の一族。
三姉妹の船に乗って里帰りをする。
長男ファイテの嫁にウニタキの娘ミヨンをもらう。
長女ファイリンを佐敷大親の長男シングルーに嫁がせる。
佐敷ヌルに頼まれて、「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直す。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。
突然、ウニチルが妹だと言われて驚く。
ファイチの息子ファイテの妻になる。
佐敷ヌルに頼まれて、義母のヂャンウェイと一緒に「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直す。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
妻は山北王の妹、マハニ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
従者として明国に二度、朝鮮にも二度行っている。
豊見グスクでヂャンサンフォンに出会えたので、サハチの襲撃を中止する。
ヤマトゥから帰って来たヂャンサンフォンを迎えて指導を受ける。
武当拳でサハチに負け、サハチを師兄と敬う。
山南王から許しをもらって、サハチたちと一緒に中山王の船に乗って朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でシンシンに負け、ササ、シンシン、シズを師姐と敬う。
サハチの真似をして、笛の稽古を始める。
サハチたちと一緒に京都に行き、対馬に行き、朝鮮の漢城府、開京まで行く。
対馬で左衛門太郎の妹、サキ母子と仲良くなる。
山南王に頼まれて、家族を連れて今帰仁に行く。
奥間でナーサと出会い、姉のウニョンの本当の母がナーサだと知らされる。
ウニョンの夫は生きていて、ウニタキだと聞いて驚く。
名護の山中で山南王の刺客に襲われるがウニタキに助けられる。
サハチに従おうと決心する。
再び、山南王の書状を持って今帰仁に行き、山南王と山北王の同盟をまとめる。
家族と家臣を連れて阿波根グスクから脱出して新グスクに移る。
本部のテーラーを会同館に連れて来て、ヂャンサンフォンに会わせる。
南風原に兼グスクが完成して新グスクから移る。
中山王の書状を持って、今帰仁に行き山北王と会う。
今帰仁にできた「まるずや」の主人マイチをヤンバルの按司たちに会わせて取り引きを成功させる。
チューマチとマナビーの婚礼で山北王の代理を務める。
浮島に来たソンウェイを兼グスクに迎え、与那原に連れて行きヂャンサンフォンと会わせる。
娘のマウミとサハチの息子のマグルーの事をサハチに相談する。
タブチから出陣要請が来て、サハチに相談しに来る。
タブチに頼まれて、チヌムイとミカを島添大里グスクに連れて行き、サハチと会わせる。
喜屋武グスクを攻めるが、島尻大里ヌルが開城する。
島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だったので驚いて、サハチに知らせる。
米須グスク攻めに加わり、出撃してきた米須按司を倒す。
山グスク攻撃に加わり、山グスクを攻め落とす。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・マハニ
兼グスク按司の妻。
山北王攀安知の妹。
16年振りに故郷の今帰仁に帰る。
チューマチとマナビーの婚礼で山北王妃の代理を務める。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・マウミ
ンマムイの長女。
名護の山中で襲撃された後、今帰仁でマナビーから馬術と弓矢を習う。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
具志頭グスクに通い、チミーから弓矢を習う。
自分よりも弱い男は相手にしないと言って、マグルーに勝つが、二年後、腕を上げたマグルーに負ける。
ヤマトゥ旅に出たマグルーから、待っていてくれと言われて、うなづく。
マグルーの事を心配しながら武芸の修行に励む。
帰国したマグルーと再会して婚約する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加する。

・二階堂右馬助
二階堂流の開祖。
三河の国で慈恩禅師と出会い弟子となり、琉球に一緒に行く。
ヂャンサンフォンの弟子になり、与那原で修行に励む。
大きな壁にぶつかり、気分転換のため安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ヂャンサンフォンと一緒に山グスクに移る。
慈恩寺の開眼供養の日、ヂャンサンフォンと武当拳の模範試合を披露する。
島添大里グスクの十五夜の宴に参加して、大里ヌルに魂を奪われる。

・佐敷ヌル
佐敷大親の長女マチ。
佐敷ヌルになるために運玉森ヌルのもとで修行中。
運玉森ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
佐敷の若ヌルとして、サスカサと一緒に新年の儀式を行なう。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
セーファウタキで儀式をして佐敷ヌルを継ぐ。
首里の丸太引きのお祭りに、ナナに代わって佐敷の守護神を務める。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・平田ヌル
平田大親の長女サチ。
平田ヌルになるために運玉森ヌルのもとで修行中。
運玉森ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
平田の若ヌルとして、平田のフカマヌルと一緒に新年の儀式を行なう。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
セーファウタキで儀式をして平田ヌルになる。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・マユ
佐敷ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。
山グスクに行き、ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
島添大里グスクの十五夜の儀式に参加する。

・スサノオ
ヤマトゥの国の大物主。
豊玉姫の夫。
玉依姫の父。
ユンヌ姫の祖父。
京都船岡山でササと会う。
ユンヌ姫と一緒に琉球に来て、一節切を吹いているサハチに声を掛ける。
豊玉姫と会い、慶良間の島でサハチに声を掛けてヤマトゥに帰る。
サハチが吹く一節切を聞いて、久米島に来て、ユンヌ姫と一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。
久米島にいたが安須森ヌルとユリの笛を聞き、島添大里グスクに来て、ヌルたちの舞を見て、麗しいのうと声を掛ける。





尚巴志伝
posted by 酔雲 at 09:16| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月19日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 154.武装船

三姉妹の船がパレンバンの船とジャワの船を連れてやって来ましたが、メイユーは今年も来ませんでした。
娘のロンジェンは健やかに育っていると聞いて、サハチは会いに行きたいと思いました。
ソンウェイは約束を守って、鉄炮を積んだ武装船を持って来てくれました。
これで武装船を持っている山北王と対抗できます。
ササたちもやって来て、シーハイイェンたち、スヒターたちと再会を喜んでいました。

サハチはメイファンから、明国の海賊リンジョンシェンの戦死を聞いて驚きます。
永楽帝が送った宦官にやられたようです。
リンジョンシェンが来ないと山北王は困った立場になります。
ウニタキは山北王の様子を見に今帰仁に行きました。

今帰仁の「まるずや」の主人マイチに、山北王の軍師であるリュウインの事を聞き、ウニタキはリュウインに会いに行きました。
会うのはお互いに初めてでしたが、ウニタキの事は油屋から聞いて知っているとリュウインは言いました。
リュウインはリンジョンシェンの戦死も知っていて、リンジョンシェンが来ないと明国の商品が足らなくて、ヤマトゥンチュたちと取り引きができないと困った顔で言いました。
ウニタキは中山王に頼めば材木の代価として、明国の商品を今のうちに運ぶ事ができるかもしれないと言います。
酒を飲みながら話をしていくと、リュウインは三姉妹の父親のヂャンルーチェンの船に乗って今帰仁に来た事がわかり、さらに、リュウインの師匠がヂャンサンフォンの弟子だった事もわかります。
ヂャンサンフォンが琉球にいるとウニタキが言うとリュウインは驚いて、是非とも会いたいと言います。
案内するとウニタキは言い、その夜、ウニタキとリュウインはヂャンサンフォンの話をして楽しい夜を過ごしました。









登場人物


・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
首里の武術道場の隣りに慈恩寺が完成する。
ウニタキ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
チヌムイの案内で、ウニタキ、ファイチと一緒に久米島を散策する。
ウニタキに連れられてクイシヌと会い、一瞬にして魂を奪われたサハチはクイシヌと一緒にニシタキに登って、一節切を吹く。
一節切を聴いたスサノオがやって来て、ユンヌ姫と一緒に現れ、クミ姫も現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
久米島から帰り、ナツが女たちを連れて津堅島に行くのを許す。
今年もメイユーは来なかったが、ソンウェイが鉄炮付きの武装船を持って来てくれたので感謝する。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚く。

・メイファン(張美帆)
福州の海賊ヂャンルーチェンの三女。
父と敵対している海賊リンジェンフォンの長男と駆け落ちして琉球に行き、ファイチと出会う。
明国でファイチと再会して、琉球と交易するために琉球に行く。
ファイチの子供チョンチを連れて琉球に来る。
杭州に来た思紹とヂャンサンフォンを迎える。
明国の海賊リンジョンシェンの戦死をサハチたちに知らせる。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。
ヂャンサンフォンを連れて琉球に行く。
杭州に来た思紹とヂャンサンフォンを迎える。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。
メイユーと一緒にパレンバンまで行く。
伊是名親方に好意を持つ。
与那原に行きヂャンサンフォンの弟子になる。
パレンバンまで行き、パレンバンの船とジャワの船を連れて明国に帰り、一緒に琉球に行く。

・ソンウェイ(松尾)
明国の海賊リンジェンフォンの配下。
五島の松浦党だが、リンジェンフォンに助けられて配下になる。
リンジョンシェンの補佐役として運天泊に来る。
リンジェンフォンが亡くなり、三姉妹に寝返って琉球に来る。
ンマムイと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの弟子になる。
鉄炮の付いた武装船を琉球に持って来て、サハチに贈る。

・リンシァ(林霞)
ソンウェイの妻。
リンジェンフォンの姪。
リンジョンシェンを毛嫌いしている。
ソンウェイと一緒に琉球に来る。

・リンジョンシェン(林正賢)
明国の海賊リンジェンフォンの次男。
運天泊に来て山北王と密貿易をしている。
父が亡くなり跡を継ぐ。
山北王に鉄炮を積んだ船を贈る。
永楽帝が送った宦官と戦い戦死する。

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。
琉球に来たシーハイイェンたち、スヒターたちと再会して喜ぶ。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。

・シーハイイェン(施海燕)
パレンバンの宣慰司、施進卿の娘。
施二姐とも呼ばれる。
シュミンジュンの弟子。
琉球に来てササと仲良くなる。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。

・ツァイシーヤオ(蔡希瑶)
シーハイイェンの親友。
後にパレンバンの使者となる蔡陽泰の妹。
シュミンジュンの弟子。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。

・シュミンジュン(徐鳴軍)
ヂャンサンフォンの弟子。
広州の海賊、梁道明と意気投合してパレンバンに行く。
梁道明が広州に帰ったあと施進卿の護衛役としてパレンバンに残る。
博多で師匠のヂャンサンフォンと再会する。
京都でササたちと出会い、一緒に熊野まで行く。
パレンバンに来たメイユーの船と一緒に琉球に行く。

・ワカサ
鳥羽喜次郎。パレンバンの通事。
若狭出身の松浦党。
平戸にいた頃、慈恩禅師の弟子になる。
広州の海賊、梁道明に助けられて一緒にパレンバンに行く。
梁道明が広州に帰ったあと通事として日本に行く。
琉球で慈恩禅師と再会して喜ぶ。
勝連に行き、琉球に来ていた息子と再会する。

・スヒター
マジャパイト王国の女王クスマワルダニの娘。
プンチャックの名手。
京都でササたちと出会って仲良くなり、一緒に琉球に行く。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。

・シャニー
スヒターの親友。
プンチャックの名手。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。

・ラーマ
スヒターの親友。
サドゥグ(巫女)。
プンチャックの名手。
ササたちと一緒に久高島に行く。
与那原に行きヂャンサンフォンの指導を受ける。
琉球に来たらササはいなかったが、シーハイイェンたちと仲良くなる。
琉球に来て、ササたちがいたので再会を喜ぶ。

・マチルギ
サハチの妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。
サグルーが山南王の婚礼に出掛けたと聞いて驚き、心配して、島添大里グスクに飛んでくる。
佐敷のお祭りで、チルーとフカマヌルの話を聞く。
メイユーをサハチの側室にする。
山北王との同盟に反対するが、思紹に説得されて同盟しようと言う。
山南王から贈られたハルをサハチの側室に迎える。
琉球に来たイトたちを歓迎する。
今帰仁から嫁いできたマナビーを歓迎する。
首里に来た奥間ヌルを迎え、一緒に酒を飲み語る。
ユーナが山南王の間者だったと知って、もっとよく調べるべきだったと後悔する。
マグルーがマウミの心を捕らえたとサハチから聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したと聞いて驚く。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
ジルムイを与那原大親にするように提案するが、サグルーを与那原大親にする事に納得する。
教え子のナカーと相談して、イハチを具志頭按司にする。
サハチが出陣中なので、安須森ヌルと一緒にシンゴたちを出迎える。
突然の甥の戦死を悲しむ。
一か月遅れの久高島参詣に行く。
三姉妹の船がパレンバンの船とジャワの船を連れてきたので、女子サムレーたちと思紹の側室たちを連れて浮島に手伝いに行く。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。
山グスクを攻める準備のため山グスクに行く。
山グスクを攻め落とすために配下の者たちに崖登りの訓練をさせる。
島尻大里グスクが落城したあと、石屋の者たちを寝返らせるために當銘蔵グスクに行く。
三星党と赤丸党の活躍で、山グスクを攻め落とす。
湧川大主の妻が倒れて、鬼界島攻めが延期になったとサハチに知らせる。
サハチ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
堂ヌルと出会い、魂を奪われる。
堂ヌルと一緒に、サハチをクイシヌに会わせる。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚き、今帰仁に行く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うためにサハチと一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
将軍様と会ってヤマトゥと交易し、朝鮮の王様と会って朝鮮とも交易したいと願っている。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷で陳外郎の娘の平方蓉と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でヘグムを手に入れる。
息子のファイテを国子監に留学させる。
メイァンが産んだ息子のチョンチと会う。
長男ファイテの嫁にウニタキの娘ミヨンをもらう。
長女ファイリンを佐敷大親の長男シングルーに嫁がせる。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹と一緒に八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。
玻名グスクの捕虜たちは鳥島に送って硫黄堀りをさせればいいと言う。
サハチ、ウニタキと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
久米島で新垣ヌルのマレビト神になる。
メイファンからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚く。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヂャンサンフォンの指導のもと修行に励む。
琉球に来た慈恩禅師と再会する。
伊平屋島と伊是名島を守るために水軍を率いて出陣する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチたちを船に乗せて慶良間の島に行く。
ヌルたちを船に乗せて安須森に行く。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹たちを乗せて、一月遅れの久高島参詣に行く。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
サハチたちを久米島まで連れて行く。
ヌルたちを船に乗せて安須森まで行く。
サハチたちを座間味島まで連れて行き、武装船に乗り換えて沖に出て、鉄炮の試し撃ちをする。

・思紹
中山王。サハチの父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。
ヂャンサンフォンと一緒に明国に行き、武当山、華山に登る。
琉球に来た慈恩禅師を歓迎する。
伊平屋島と伊是名島を守るために与論島を奪い取れと命じる。
山北王の書状を読んで、重臣たちと話し合い、山北王との同盟を了承する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチからシタルーの死を聞いて驚き、重臣たちと今後の対策を練る。
タルムイが王印を持っているという噂を聞いて、王妃は大した女だと感心する。
照屋大親が進貢船を手に入れるために島尻大里グスクに残っていた事を知り、山南王妃はなかなかの策士だと感心する。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、重臣たちを集めて今後の作戦を練る。
与那原大親のマタルーを八重瀬按司にして、サグルーを与那原大親にする事に決める。
島尻大里グスクに抜け穴があった事に驚く。
孫のイハチを具志頭按司に任命する。
テーラーとイシムイが築いているグスクに、三星党の者を人足として入れるように命じる。
山北王の兵が南部に来ると聞いて、手登根グスクにいる山南王妃と会い、中山王の介入を認めてもらう。
八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。
サハチが玻名グスクを攻め落とし、奥間大親を玻名グスク按司に任命する。
八重瀬グスクの本陣に来た波平大親と会い、波平グスク攻めを中止して、波平グスクを波平大親に返す。
山グスクを見て、サグルーたちをここに移して、今帰仁攻めのための特訓をさせようと決める。
サグルーを山グスク大親に、伊是名親方を与那原大親に任命する。
側室や侍女たちが騒ぎ、女たちを連れて一月遅れの久高島参詣に行く。
ソンウェイが持って来た鉄炮付きの武装船を見に行き、鉄炮は今帰仁グスク攻めに使えると思う。

・苗代大親
中山王思紹の弟。武術師範。
サムレーたちの総大将。
勝連若按司と一緒に山グスクを攻める。
兼グスク按司、北谷按司、浦添若按司が山グスク攻めに加わる。
ウニタキたちの活躍で山グスクを攻め落とす。
今帰仁攻めの後、山グスク按司になる事に決まる。
ソンウェイが持って来た鉄炮付きの武装船を見に行く。

・油屋のウクヌドー(奥堂)
博多筥崎八幡宮の油屋。
今帰仁、島尻大里、首里に店を持ち、油を売っている。
攀安知のために各地の情報を集めている。
パレンバンの船乗りからリンジョンシェンの戦死を聞いて驚き、山北王に知らせる。

・マイチ
今帰仁の「まるずや」の主人。
ウニタキにリュウインの事を教える。

・サラ
今帰仁の「まるずや」の売り子。
ウニタキをリュウインの屋敷に連れて行く。

・リュウインの妻
仲尾大主の娘チルー。
琉球に来たリュウインの侍女だったが妻に迎えられる。

・リュウイン(劉瑛)
攀安知の軍師。
永楽帝の弟に仕えていた軍師だったが、主人が殺されて密貿易船に乗って今帰仁に逃げて来る。
密貿易船との通訳を務める。
若い頃、ヂャンサンフォンの弟子のフーシュから武当拳を習っていた。
妻は仲尾大主の娘チルー。
訪ねて来たウニタキと会い、ヂャンサンフォンが琉球にいると聞いて驚く。




尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 08:55| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月18日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 153.神懸り

久米島から帰ると、ナツが女たちを連れて津堅島に行くと言い出し、サハチは許しました。
サハチと安須森ヌルが留守番をして、ナツとサスカサ、ユリとハルとシビー、侍女と女子サムレーが子供たちを連れて、津堅島に出掛けました。

6月24日、手登根のお祭りが行なわれて、先代の山南王妃のトゥイがお忍びで、マアサたちと一緒にやって来ました。
ウミトゥクからの知らせで、サハチは手登根グスクに行って、トゥイと会いました。
初めて見るトゥイは噂通りの美人で、サハチよりも十歳近く年上のはずなのに、そんな年齢には見えまんでした。
サハチがナーサの事を話したら驚き、これからは気ままに旅をしたいとトゥイは言いました。
お芝居はハルとシビーの新作で、トゥイを主役にした「王妃様」でした。

7月7日、去年に引き続いて、ヌルたちの安須森参詣が行なわれ、南部のヌルたちが勢揃いして、ヒューガの船に乗って安須森に向かいました。
6日後、安須森から帰ってきたササは、玻名グスクヌルが神憑りにあったと言いました。
玻名グスクヌルは宴の最中、突然倒れて、立ち上がったと思ったらフラフラした足取りで村はずれまで行き、「ここよ」と言ってまた倒れます。
玻名グスクヌルが示した所を掘ると、安須森が滅ぼされた時に亡くなったシヌクシヌルの白骨が出て来たそうです。
玻名グスクヌルは白骨の首の所にあった勾玉を身に付けて、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたようです。









登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
首里の武術道場の隣りに慈恩寺が完成する。
ウニタキ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
チヌムイの案内で、ウニタキ、ファイチと一緒に久米島を散策する。
ウニタキに連れられてクイシヌと会い、一瞬にして魂を奪われたサハチはクイシヌと一緒にニシタキに登って、一節切を吹く。
一節切を聴いたスサノオがやって来て、ユンヌ姫と一緒に現れ、クミ姫も現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。
久米島から帰り、ナツが女たちを連れて津堅島に行くのを許す。

・クイシヌ
ニシタキのヌル。
古くから久米島を治めているヌル。
タブチの娘ミカを跡継ぎにしようと考えている。
安須森ヌルとササたちを連れてニシタキに登り、クミ姫様に会わせる。
ウニタキに頼んでサハチと会わせてもらい、思っていた通り、サハチがマレビト神だったので、一緒にニシタキに登る。
サハチの一節切を聴いて、スサノオの神様とユンヌ姫様が現れたので驚く。
サハチと一緒に神様たちと酒盛りを楽しむ。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うためにサハチと一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
将軍様と会ってヤマトゥと交易し、朝鮮の王様と会って朝鮮とも交易したいと願っている。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷で陳外郎の娘の平方蓉と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でヘグムを手に入れる。
息子のファイテを国子監に留学させる。
メイァンが産んだ息子のチョンチと会う。
長男ファイテの嫁にウニタキの娘ミヨンをもらう。
長女ファイリンを佐敷大親の長男シングルーに嫁がせる。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹と一緒に八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。
玻名グスクの捕虜たちは鳥島に送って硫黄堀りをさせればいいと言う。
サハチ、ウニタキと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
久米島で新垣ヌルのマレビト神になる。

・新垣ヌル
久米島の北目村のヌル。
久米島に来たファイチと会い、ようやくマレビト神に出会えたと思う。
1人でニシタキから下りてきて、ファイチを連れて北目村に帰る。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。
山グスクを攻める準備のため山グスクに行く。
山グスクを攻め落とすために配下の者たちに崖登りの訓練をさせる。
島尻大里グスクが落城したあと、石屋の者たちを寝返らせるために當銘蔵グスクに行く。
三星党と赤丸党の活躍で、山グスクを攻め落とす。
湧川大主の妻が倒れて、鬼界島攻めが延期になったとサハチに知らせる。
サハチ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
堂ヌルと出会い、魂を奪われる。
堂ヌルと一緒に、サハチをクイシヌに会わせる。

・堂ヌル
堂之比屋の娘。
久米島に来たウニタキと会い、ようやくマレビト神に出会えたと思う。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
去年に引き続き、ヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
辺戸村で玻名グスクヌルが神憑りになって、シヌクシヌルを継ぐ決心をしたので喜ぶ。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、サハチの側室になる。
マチルギが首里にいるので、島添大里グスクを任される。
サハチの七男、ナナルーを産む。
佐敷のお祭りで、マチルギと一緒に、チルーとフカマヌルの話を聞く。
側室になったメイユーに色々と教える。
側室になったハルに色々と教える。
子供たちを連れてサハチと一緒に津堅島に帰郷する。
島添大里グスクに来た奥間ヌルと会い、サハチとの関係を見破る。
サハチの五女マカマドゥを産む。
サハチと安須森ヌルが久米島に行ったので島添大里の留守をサスカサと守る。
サハチが久米島から帰り、女たちと子供たちを連れて津堅島に行く。

・サスカサ
島添大里ヌル。
サハチの長女、ミチ。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行き、有名になる。
丸太引きのお祭りで島添大里の守護神を務める。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
交易船に乗って、ササたちと一緒にヤマトゥに行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ヤマトゥから帰って来たらサハチが自分よりも若いハルを側室に迎えていたので怒って、サハチと口を利かない。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、ササたちと久高島に行く。
島添大里グスクで十五夜の宴を始める。
島添大里グスクでスサノオの声を聞いて驚き、サハチがスサノオの声を聞いた事にも驚く。
スサノオを連れてセーファウタキに行き、スサノオと豊玉姫を会わせる。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
いやな予感がして佐敷ヌルと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
安須森ヌルと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
安須森ヌルとササたちが久米島に行くので、安須森ヌルの娘のマユとササの4人の弟子たちを預かる。
ナツと一緒に女子サムレーたちを連れて津堅島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。

・ユリ
奥間で生まれたヒューガの娘。
武寧の長男、カニムイの側室になり、娘を産む。
浦添グスク炎上時、ウニタキに助けられて佐敷で娘と暮らす。
笛の名手。佐敷ヌルに笛の指導をする。
佐敷のお祭りの準備を佐敷ヌルと一緒にする。
佐敷ヌルを助けて、お芝居の音楽を担当する。
佐敷ヌルと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
サハチたちと一緒に慶良間の島に行く。
島添大里グスクに来た奥間ヌルと再会する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
ハルとシビーを連れて、ナツと一緒に津堅島に行く。

・ハル
山南王からサハチに贈られた側室。
粟国島で女子サムレーになるためにアミーの指導を受けていた。
武当拳の修行に夢中になる。
シビーと一緒にお祭りの準備を手伝う。
ヤマトゥから帰って来たササたち、サスカサと会う。
島添大里グスクのお祭りのお芝居「かぐや姫」で、かぐや姫を演じる。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルの留守中、シビーと一緒にお祭りの準備に励み、進行役も務める。
島添大里グスクに簡単に侵入して、サハチを驚かせる。
島添大里グスクに侵入してきたアミーと再会する。
島添大里グスクのお祭りでシビーと一緒に作ったお芝居「ウナヂャラ」を上演して喝采を浴びる。
佐敷グスクのお祭りでシビーと一緒に作ったお芝居「馬天ヌル」を上演して喝采を浴びる。
ナツと一緒に津堅島に行く。
手登根グスクのお祭りでシビーと一緒に作ったお芝居「王妃様」を上演して喝采を浴びる。

・シビー
サハチの叔母マチルーの娘。
メイユーの弟子になる。
メイユーと一緒にお祭りの準備を手伝う。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
お祭りの準備を手伝って、これが自分のやるべき仕事だと思う。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルの留守中、ハルと一緒にお祭りの準備に励み、進行役も務める。
島添大里グスクのお祭りでハルと一緒に作ったお芝居「ウナヂャラ」を上演して喝采を浴びる。
佐敷グスクのお祭りでハルと一緒に作ったお芝居「馬天ヌル」を上演して喝采を浴びる。
ナツと一緒に津堅島に行く。
手登根グスクのお祭りでハルと一緒に作ったお芝居「王妃様」を上演して喝采を浴びる。

・旅芸人たち
ウニタキの配下。
仲順でお芝居「舜天」を演じて喜ばれる。
今帰仁で「小松の中将様」を演じて大評判になる。
キラマの島に行って、「瓜太郎」と「舜天」を演じる。
手登根グスクで山南王妃に「察度」を観せる。

・トゥイ
前山南王妃。
シタルーの妻。
察度の娘。母親は高麗人で武寧の同母妹。
豊見グスクヌル、タルムイ、ウミトゥク、ジャナムイ、マジニ、グルムイの母。
摩文仁大主は異母兄、瀬長按司は異母弟。
シタルーがタブチに殺され、重臣たちがタブチを山南王にしようと企むのを知って、島尻大里グスクから逃げて豊見グスクに行く。
石屋のテハを使って、島尻大里グスクの様子を探る。
石屋のテハを使って、王印を持っているタルムイが山南王だという噂を流す。
中山王の書状を読み、保栄茂按司家族を豊見グスクに移す。
進貢船を手に入れるために照屋大親と糸満大親を島尻大里グスクに残らせる。
サハチの書状を読んで、八重瀬グスクを攻めている兵を撤収させ、テハにタブチ暗殺を命じる。
サハチから送られたタブチとチヌムイの首を見る。
他魯毎が勝手に保栄茂按司を保栄茂グスクに戻してしまったので怒る。
年が明けて、自分は身を引き、今後の事は他魯毎とマチルーに任せようと決心する。
宅間之子が「山南志」を完成させて持って来たので喜び、抜け穴の図面まで書いてきたので感謝する。
新年の挨拶に来たウミトゥクと一緒に手登根グスクに行って休養する。
手登根グスクに来た思紹と会い、中山王の介入を許可する。
島添大里グスクに行き、ユーナと会い、豊見グスクに連れて行って父と会わせる。
島尻大里グスクに戻って、王妃のマチルーを補佐する。
手登根グスクのお祭りに行き、サハチと会い、お芝居「王妃様」を観る。

・マアサ
山南王シタルーの娘。
具志頭若按司に嫁ぐが、若按司が亡くなり実家に帰る。
女子サムレーになるためンマムイの阿波根グスクに通って剣術を習う。
娘たちを鍛えて女子サムレーにする。
女子サムレーを連れて、月に一度、兼グスクの武術道場に通う。
タブチが山南王になったので、女子サムレーを連れて、王妃のいる豊見グスクに移る。
王妃を守るために、女子サムレーたちを率いて手登根グスクに行く。

・ウミトゥク
クルーの妻。
山南王シタルーとトゥイの娘。
豊見グスク按司の妹。
手登根グスクの女子サムレーたちを育てる。
クルーの留守に手登根グスクのお祭りを成功させる。
サハチの代わりに父の葬儀に出る。
幼馴染みのアミーとユーナが死んだと聞いて驚き、サハチから事情を聞く。
思紹の書状を持って豊見グスクに行き、母の山南王妃に渡す。
サハチの書状を持って豊見グスクに行き、母の山南王妃に渡す。
新年の挨拶に豊見グスクに行き、母親を手登根グスクに連れて来て休ませる。
ハルとシビーの新作お芝居「王妃様」を観せるために、母親を手登根グスクのお祭りに呼ぶ。

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。
サハチがスサノオとユンヌ姫の姿を見たと言ったので、わたしはまだ拝んでいないと悔しがる。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、玻名グスクヌルが神憑りになったのを見る。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。

・シングルー
佐敷大親の長男。
奥間のサタルーと一緒にヤマトゥに行く。
ササたちと一緒に熊野に行く。
ファイチの娘ファイリンを妻に迎える。
手登根グスクのお祭りで妻のファイリンと一緒に歌と三弦を披露する。

・ファイリン(懐玲)
ファイチの長女。
佐敷大親の長男シングルーの妻になる。
手登根グスクのお祭りでシングルーと一緒に歌と三弦を披露する。

・久高ヌル
マチルー。越来の若ヌル→小渡ヌル。
父は中山王察度の三男の越来按司、母は山北王aの妹。
越来按司が滅んだあと、母と一緒に伯父の米須按司を頼り、小渡に落ち着く。
敵討ちのために佐敷ヌルから剣術を習い、ヂャンサンフォンのもとで修行をする。
米須按司の次男のクグルーと結ばれ、娘ユイを産む。
タブチの使者として、母を連れ、ナーサと一緒に今帰仁に行く。
今帰仁から戻り、首里の「まるずや」でサハチと会い、一緒に島添大里グスクに行く。
島添大里グスクで佐敷ヌルたちに歓迎され、父の敵は望月党だったとサハチから教えられる。
首里のお祭りに娘を連れて来て、安須森ヌルと一緒に島添大里グスクに行き、お祭りの準備を手伝う。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
安須森ヌルと一緒に久高島参詣に行き、キーダカ姫から久高ヌルを継げと言われる。
セーファウタキの神様たちに歓迎されて、久高ヌルを継ぐ。
ヌルたちの安須森参詣に参加するため、大里ヌルを連れて首里に行く。

・大里ヌル
久高島の月の神様を祀るヌル。
太陽を見た事がないので、色白で妖艶。
久高島参詣に来た小渡ヌルが久高ヌルを継ぐ事になり、初めて太陽を拝んで感激する。
ヌルたちの安須森参詣に参加するために初めて久高島を出て首里に行き、何を見ても驚き、まるで夢の世界にいるようだと感激する。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。
ヌルたちの安須森参詣に参加して、辺戸村で神憑りになり、シヌクシヌルの白骨を見つけて、シヌクシヌルを継ぐ決心を固める。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヂャンサンフォンの指導のもと修行に励む。
琉球に来た慈恩禅師と再会する。
伊平屋島と伊是名島を守るために水軍を率いて出陣する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチたちを船に乗せて慶良間の島に行く。
ヌルたちを船に乗せて安須森に行く。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹たちを乗せて、一月遅れの久高島参詣に行く。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
サハチたちを久米島まで連れて行く。
ヌルたちを船に乗せて安須森まで行く。

・マナビー
攀安知の次女。
母はンマムイの妹マアサ。
幼い頃から馬術と弓矢の稽古に励んでいる。
5人の侍女を連れて首里に行き、サハチの四男チューマチの妻になる。
ミーグスクに来たササたちに圧倒される。
マグルーに馬術を教え、ミーグスクでマグルーとマウミを会わせる。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと会う。
首里グスクの御内原で娘チルギガニを産む。




尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
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2020年06月17日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 152.クイシヌ

安須森ヌル、ササ、シンシン、ナナはクイシヌ様と一緒にニシタキ(宇江城岳)に登り、サハチ、ウニタキ、ファイチの三人は馬を借りて、チヌムイの案内で島内を巡りました。
サハチたちはウミンチュの舟に乗って御願干瀬(はての浜)に行って、海に潜ったりして遊びました。

具志川ヌルの屋敷で昼食を御馳走になって、サハチたちは若ヌルと会いました。
若ヌルと出会って、チヌムイはマアサの事を諦める事ができたと言いました。

久米島を一周してタブチの屋敷に帰りましたが、ヌルたちはまだ帰っていませんでした。
酒を飲みながら待っていると新垣ヌルだけが帰って来て、みんなはウタキに籠もるそうです。
新垣ヌルはファイチを連れて北目村に帰って行きました。

翌日の正午頃、ササたちが帰って来て、クミ姫の神様に豊玉姫様とスサノオ様の話を一晩中していて、くたびれたと言いました。
ウニタキは堂ヌルと仲良くなって、どこかに行ってしまい、独り取り残されたサハチはやけ酒を飲みます。

ササたちが一眠りしたあと、サハチはササたちと一緒にミーフガーを見てから具志川森に行きます。
ササたちが具志川森に入っている時、サハチは若ヌルに武当拳の指導をしました。

翌日、堂ヌルの案内で、ササたちはウムトゥ姫様がいたというアーラタキに行きました。
サハチとウニタキも一緒に行きましたが、ウニタキは久米島は最高だとニヤニヤしていて、サハチは面白くありませんでした。

アーラタキから帰ってチヌムイの武術道場でサハチが若い者たちを鍛えていたら、ウニタキが堂ヌルと一緒にやって来ました。
お前に会いたいという人がいると言って、ウニタキたちはサハチをクイシヌ様の屋敷に連れて行きました。
サハチがクイシヌ様に会った瞬間、サハチはクイシヌ様に魂を奪われ、気がついたら星空の下、ニシタキの山頂で一節切を吹いていました。
スサノオの神様とユンヌ姫が現れて、クミ姫も現れて、サハチとクイシヌは神様たちとの酒盛りを楽しみました。









登場人物

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島(石垣島)に行った事を知る。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会い、豊玉姫様とスサノオ様の事を一晩中話して聞かせる。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様と会う。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。
クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫様の声が聞こえたので喜ぶ。

・クイシヌ
ニシタキのヌル。
古くから久米島を治めているヌル。
タブチの娘ミカを跡継ぎにしようと考えている。
安須森ヌルとササたちを連れてニシタキに登り、クミ姫様に会わせる。
ウニタキに頼んでサハチと会わせてもらい、思っていた通り、サハチがマレビト神だったので、一緒にニシタキに登る。
サハチの一節切を聴いて、スサノオの神様とユンヌ姫様が現れたので驚く。
サハチと一緒に神様たちと酒盛りを楽しむ。

・新垣ヌル
久米島の北目村のヌル。
久米島に来たファイチと会い、ようやくマレビト神に出会えたと思う。
1人でニシタキから下りてきて、ファイチを連れて北目村に帰る。

・堂ヌル
堂之比屋の娘。
久米島に来たウニタキと会い、ようやくマレビト神に出会えたと思う。

・ミカ
タブチの娘。チヌムイの姉。
八重瀬若ヌル。
武寧の四男シナムイに嫁ぐが、浦添グスクが焼け落ち、一月で戻って来る。
ヌルになるための修行を始める。
佐敷ヌルに憧れて、具志頭グスクのチミーの母親ナカーから弓矢を習う。
チヌムイと一緒にンマムイの阿波根グスクに通って武芸を習う。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
ンマムイの兼グスクが完成して、兼グスクの武術道場に通う。
弓矢でチヌムイの敵討ちを助ける。
チヌムイは敵を討ったが、父親がどう思うか心配になる。
ブラゲー大主に匿われていたが、タブチの書状を持って、チヌムイと一緒にサハチに会いに行く。
父と一緒にブラゲー大主の船に乗って久米島へ逃げる。
久米島の堂村に落ち着き、クイシヌに気に入られて、クイシヌに仕えている。

・八重瀬ヌル
タブチの妹。シタルーの姉。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
タブチと一緒にシタルーの遺体を運んで島尻大里グスクに行く。
察度の御神刀はタルムイを守るに違いないと言い、タブチに山南王の座を諦めさせる。
タブチと一緒にブラゲー大主の船に乗って久米島へ逃げる。
久米島の堂村に落ち着き、クイシヌに仕える。

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
首里の武術道場の隣りに慈恩寺が完成する。
ウニタキ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
チヌムイの案内で、ウニタキ、ファイチと一緒に久米島を散策する。
ウニタキに連れられてクイシヌと会い、一瞬にして魂を奪われたサハチはクイシヌと一緒にニシタキに登って、一節切を吹く。
一節切を聴いたスサノオがやって来て、ユンヌ姫と一緒に現れ、クミ姫も現れて、神様たちと酒盛りを楽しむ。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。
山グスクを攻める準備のため山グスクに行く。
山グスクを攻め落とすために配下の者たちに崖登りの訓練をさせる。
島尻大里グスクが落城したあと、石屋の者たちを寝返らせるために當銘蔵グスクに行く。
三星党と赤丸党の活躍で、山グスクを攻め落とす。
湧川大主の妻が倒れて、鬼界島攻めが延期になったとサハチに知らせる。
サハチ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
堂ヌルと出会い、魂を奪われる。
堂ヌルと一緒に、サハチをクイシヌに会わせる。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うためにサハチと一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
将軍様と会ってヤマトゥと交易し、朝鮮の王様と会って朝鮮とも交易したいと願っている。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷で陳外郎の娘の平方蓉と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でヘグムを手に入れる。
息子のファイテを国子監に留学させる。
メイァンが産んだ息子のチョンチと会う。
長男ファイテの嫁にウニタキの娘ミヨンをもらう。
長女ファイリンを佐敷大親の長男シングルーに嫁がせる。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹と一緒に八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。
玻名グスクの捕虜たちは鳥島に送って硫黄堀りをさせればいいと言う。
サハチ、ウニタキと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
久米島で新垣ヌルのマレビト神になる。

・チヌムイ
タブチの息子。
8歳の時、母親が叔父のシタルーに殺される。
浦添に嫁いだ姉のミカが戻って来て、一緒に武芸の修行を始める。
父が具志頭を攻めた時、救い出したマアサと出会う。
マアサがンマムイの阿波根グスクに通っていると聞いて、ミカと一緒に阿波根グスクに通って武芸の修行を積む。
ンマムイの配下の武芸者から抜刀術を習う。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
山の中で抜刀術を工夫しながら修行に励む。
ンマムイの兼グスクが完成して、兼グスクの武術道場に通う。
ミカと一緒に敵のシタルーを倒す。
敵は討ったが相手は山南王、今後の事が心配で不安になる。
ブラゲー大主に匿われていたが、タブチの書状を持って、ミカと一緒にサハチに会いに行く。
父と一緒にブラゲー大主の船に乗って久米島へ逃げる。
久米島の堂村に落ち着き、若い者たちに武芸を教える。
久米島に来たサハチたちを案内して、具志川の若ヌルと会わせる。

・具志川若ヌル
具志川ヌルの娘。
久米島に来たチヌムイと結ばれる。
久米島に来たサハチから武当拳の指導を受ける。

・タブチ(達勃期)
八重瀬按司→山南王。
汪英紫の長男。シタルーの兄。
中山王の武寧と組んでシタルーを倒し、山南王になるつもりだったが、尚巴志に邪魔される。
尚巴志を恨むが、父も弟も行った事のある明国に行ってみようと考え、中山王に従う。
具志頭グスクを攻めて、按司を入れ替える。
従者として、四度、唐旅に出る。
サハチに新グスクを貸す約束をする。
サハチに頼まれ、中山王の副使を務める。
米須按司と玻名グスク按司を明国に連れて行く。
明国から獅子舞を持ってくる。
中山王の正使として明国に行く。
明国の文人たちと付き合うようになり、漢詩を始めたり、ヂャンサンフォンから笛を習ったりしている。
チヌムイがシタルーを討ったと聞いて驚くが、命懸けで戦ったチヌムイを守らなければならないと覚悟を決める。
チヌムイの身代わりとして死を覚悟で、シタルーの遺体を運んで島尻大里グスクに行く。
重臣たちの反応に驚き、山南王になる決心をする。
摩文仁大主、山グスク大主、ナーグスク大主、中座大主を呼んで、今後の作戦を練りながら祝い酒を飲む。
出て行きたい者たちは島尻大里グスクから出て行かせる。
山南王として、中山王と山北王に南部の事に介入しないように頼む書状を送る。
王妃が流した噂を聞いて、王印がない事に気づく。
照屋大親と糸満大親が裏切って、進貢船をタルムイに奪われ怒る。
豊見グスクに総攻撃を掛けるが待ち伏せに遭って敗れ、甥の具志頭大親と200の兵を失う。
八重瀬ヌルから察度の御神刀はタルムイを守るに違いないと言われ、山南王になるのを諦めて島尻大里グスクから去る。
八重瀬ヌルと島尻大里ヌルを連れて喜屋武グスクに行く。
書状を持たせて、チヌムイとミカをサハチのもとに送る。
ナーグスク大主と一緒にブラゲー大主の船に乗って久米島へ逃げる。
久米島の堂村に落ち着き、李白法師を名乗って、子供たちに読み書きを教える。
久米島に来たサハチたちと再会を喜ぶ。

・大岳ヌル
クイシヌに仕えるヌル。
久米島に来たタブチの次男ウシャと結ばれる。

・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。
タミーを守るために一緒にヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行っていたがササが吹く笛を聞いて久米島に来る。
スサノオが久米島に来たので、スサノオと一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。


・具志川ヌル
クイシヌに仕えるヌル。
ササたちと一緒にニシタキに登り、ササの話に感心する。

・アーラヌル
アーラタキのヌル。
アーラタキに来たササたちを案内する。

・スサノオ
ヤマトゥの国の大物主。
豊玉姫の夫。
玉依姫の父。
ユンヌ姫の祖父。
京都船岡山でササと会う。
ユンヌ姫と一緒に琉球に来て、一節切を吹いているサハチに声を掛ける。
豊玉姫と会い、慶良間の島でサハチに声を掛けてヤマトゥに帰る。
サハチが吹く一節切を聞いて、久米島に来て、ユンヌ姫と一緒にサハチとクイシヌの前に姿を現す。


・クミ姫
ニシタキのヌル。
ビンダキ姫の娘。
姉はイシャナギ島(石垣島)に行ったウムトゥ姫。
ユンヌ姫は大叔母。
スサノオがニシタキに来たので、サハチとクイシヌの前に姿を現す。





尚巴志伝
posted by 酔雲 at 12:32| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月16日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 151.久米島

戦騒ぎで半年遅れた進貢船が船出して行き、マグルーとウニタキの長男のウニタルが唐旅に出ました。
2人とも唐旅から帰って来たら、マグルーはンマムイの長女のマウミと、ウニタルはサハチの次女のマチルーと婚礼を挙げる事になっていました。
飯篠修理亮も浦添のサムレーたちを率いて明国に行きました。

進貢船を見送ったあと、サハチはウニタキ、ファイチと一緒に久米島に行きました。
タブチの様子を見るためとタブチの奥さんを送り届けるためでしたが、島内も散策するつもりです。
安須森ヌルとササたちも一緒に行きました。
久米島にはアマン姫様の曽孫のクミ姫様がいらっしゃるので挨拶に行かなければならないとササは言いました。

慶良間の島に寄った時、ウニタキとアミーの様子が変だったので、ウニタキがアミーを口説いて、ふられたのかもしれないとサハチは思いました。

久米島に着いた一行はナーグスク大主と再会し、北目之大主から久米島の事を色々と聞きました。
クイシヌ様という古くから久米島を治めているヌルがいて、タブチの娘のミカが跡継ぎになったと聞いてサハチたちは驚きました。
ササは新垣ヌルと一緒に新垣森のウタキに行って、クミ姫様が姉のウムトゥ姫様と一緒に琉球から来て、しばらくしてからウムトゥ姫様がイシャナギ島(石垣島)に行った事を知ります。
久米島からイシャナギ島に行ける事がわかって、ササは喜びます。

堂の村でタブチは子供たちに読み書きを教えていて、サハチたちを見ると驚き、歓迎してくれました。
安須森ヌルとササたちは新垣ヌルの案内でクイシヌ様に会いに行きました。
新垣ヌルのマレビト神がファイチだったらしく、ファイチはでれっとした顔で新垣ヌルと楽しそうに話をしながら酒を飲んでいます。
あんなファイチを見るのは初めてだと安須森ヌルは呆れていました。









登場人物

・サングルミー
与座大親。中山王の正使。
山南王のシタルーと一緒に明国の国士監に留学して、帰国後、中山王武寧の正使となる。
明国から帰国すると武寧は亡くなっていて、思紹が中山王になっていたが、思紹に仕える。
明国で手に入れた二胡を演奏して、皆から喝采を浴びる。
島添大里グスクの十五夜の宴で二胡を披露する。

・韓完義
久米村の唐人。
中山王の副使。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
早田六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
従者として進貢船に乗って五度目の唐旅に出る。

・シタルー
サミガー大主(ウミンター)の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
早田六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。
宇座按司の娘マジニを妻に迎える。
従者として進貢船に乗って五度目の唐旅に出る。

・マグルー
サハチの五男。
後の尚金福。
ンマムイの娘マウミに惚れて、弓矢の修行に励んで、マウミの心を捕らえる。
サングルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
帰国してンマムイの娘マウミと婚約する。
ウニタルと一緒に唐旅に出る。

・ウニタル
ウニタキの長男。
奥間のサタルーと一緒にヤマトゥに行く。
ササたちと一緒に熊野に行く。
マグルーと一緒に唐旅に出る。

・苗代之子
苗代大親の長男、マガーチ。
島添大里のサムレー大将から首里十番組のサムレー大将になる。
配下のサムレーたちを率いて与論島を奪い取るために出陣する。
十番組を率いて進貢船の護衛として明国に行く。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
ヂャンサンフォンの指導を受けるために琉球に来る。
ヤマトゥに帰って慈恩禅師を見つけ出して、琉球に連れて来ようと考えている。
サハチたちと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
信濃の国で慈恩禅師と出会い、琉球に連れて行くため京都に行き、鞍馬山でササたちと再会する。
慈恩禅師を琉球に連れて行く。
浦添ヌルのカナと仲良くなって、浦添グスクで暮らす。
安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
慈恩寺の開眼供養の日、慈恩禅師と念流の模範試合を披露する。
浦添のサムレーを率いて、進貢船の護衛として明国に行く。

・カナ
浦添ヌル。
浦添按司になった當山親方の娘。
浦添ヌルになるために馬天ヌルのもとで修行。
馬天ヌルがヤマトゥ旅に出たあと、運玉森ヌルのもとで修行する。
セーファウタキで運玉森ヌルによって、厳かな儀式をして浦添ヌルに就任する。
丸太引きのお祭りで浦添の守護神を務めて、見事に優勝する。
極楽寺跡地で古い鉄の剣を発見する。
浦添グスクのお祭りのために女子サムレーたちとお芝居の稽古に励む。
浦添の神様からヤマトゥに行った英祖の父親の事を調べてくれと頼まれる。
馬天ヌルと一緒に南部のウタキ巡りをする。
玉グスクで英祖の父親が志喜屋大主の次男だった事を知る。
与那原に行きヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
英祖の父親の事を調べるため、ササと一緒にヤマトゥに行く。
児島で英祖の父親グルーを見つけ出して話を聞く。
明国に行く修理亮を心配そうに見送る。

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
首里の武術道場の隣りに慈恩寺が完成する。
ウニタキ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。
山グスクを攻める準備のため山グスクに行く。
山グスクを攻め落とすために配下の者たちに崖登りの訓練をさせる。
島尻大里グスクが落城したあと、石屋の者たちを寝返らせるために當銘蔵グスクに行く。
三星党と赤丸党の活躍で、山グスクを攻め落とす。
湧川大主の妻が倒れて、鬼界島攻めが延期になったとサハチに知らせる。
サハチ、ファイチと一緒にタブチに会いに久米島に行く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うためにサハチと一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
将軍様と会ってヤマトゥと交易し、朝鮮の王様と会って朝鮮とも交易したいと願っている。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷で陳外郎の娘の平方蓉と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でヘグムを手に入れる。
息子のファイテを国子監に留学させる。
メイァンが産んだ息子のチョンチと会う。
長男ファイテの嫁にウニタキの娘ミヨンをもらう。
長女ファイリンを佐敷大親の長男シングルーに嫁がせる。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹と一緒に八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。
玻名グスクの捕虜たちは鳥島に送って硫黄堀りをさせればいいと言う。
サハチ、ウニタキと一緒にタブチに会いに久米島に行く。
久米島で新垣ヌルのマレビト神になる。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。
サハチと一緒に久米島に行き、クイシヌと会い、サハチに会わせないようにしようと思う。

・ササ
馬天若ヌル→運玉森ヌル。
父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。
サハチと一緒に久米島に行き、クミ姫の姉のウムトゥ姫が久米島からイシャナギ島に行った事を知る。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。
ササと一緒に久米島に行く。

・サスカサ
島添大里ヌル。
サハチの長女、ミチ。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行き、有名になる。
丸太引きのお祭りで島添大里の守護神を務める。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
交易船に乗って、ササたちと一緒にヤマトゥに行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ヤマトゥから帰って来たらサハチが自分よりも若いハルを側室に迎えていたので怒って、サハチと口を利かない。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、ササたちと久高島に行く。
島添大里グスクで十五夜の宴を始める。
島添大里グスクでスサノオの声を聞いて驚き、サハチがスサノオの声を聞いた事にも驚く。
スサノオを連れてセーファウタキに行き、スサノオと豊玉姫を会わせる。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
いやな予感がして佐敷ヌルと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
安須森ヌルと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
安須森ヌルとササたちが久米島に行くので、安須森ヌルの娘のマユとササの4人の弟子たちを預かる。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、サハチの側室になる。
マチルギが首里にいるので、島添大里グスクを任される。
サハチの七男、ナナルーを産む。
佐敷のお祭りで、マチルギと一緒に、チルーとフカマヌルの話を聞く。
側室になったメイユーに色々と教える。
側室になったハルに色々と教える。
子供たちを連れてサハチと一緒に津堅島に帰郷する。
島添大里グスクに来た奥間ヌルと会い、サハチとの関係を見破る。
サハチの五女マカマドゥを産む。
サハチと安須森ヌルが久米島に行ったので島添大里の留守をサスカサと守る。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヂャンサンフォンの指導のもと修行に励む。
琉球に来た慈恩禅師と再会する。
伊平屋島と伊是名島を守るために水軍を率いて出陣する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチたちを船に乗せて慶良間の島に行く。
ヌルたちを船に乗せて安須森に行く。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹たちを乗せて、一月遅れの久高島参詣に行く。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
サハチたちを久米島まで連れて行く。

・マニウシ
慶良間の島の武術師範。
久高島のフカマヌルの叔父。
新たな十年の計のため、1000人の若者たちを鍛えなければならない。
島に来たサイムンタルーと再会する。
そろそろ引退して久高島に帰りたいとサハチに相談する。
久米島に行く途中、サハチが島に寄って、長男の外間親方が今帰仁攻めが終わったら、島に来てマニウシの跡を継ぐと言ったと聞いて喜ぶ。

・アミー
シタルー配下の刺客。
中山王が首里グスクを奪い取った時、武寧を殺す。
粟国島で娘たちを鍛えている。
妹を心配して島添大里グスクに現れる。
妹のユーナと一緒に慶良間の島に隠れる。
シタルーが亡くなってユーナは島添大里に戻るが、島に残って娘たちの指導をしている。
ウニタキが島に来て、何となく気まずい雰囲気になる。

・翁長之子
久米島の役人。

・兼グスク之比屋
久米島の兼グスク村の長老。
島に来たナーグスク大主たちの世話をする。

・ナーグスク大主の妻
山グスク大主の妹。タブチの従妹。
タブチと一緒に久米島に逃げ、兼グスク村に落ち着く。

・ナーグスク大親の妻
玻名グスク按司の娘。
タブチの妻カヤの姪。
タブチと一緒に久米島に逃げ、兼グスク村に落ち着く。
久米島に来た安須森ヌルから玻名グスクの落城を聞いて泣き叫ぶ。

・カヤ
タブチの妻。
玻名グスク按司の妹。
サハチに連れられて久米島にいるタブチのもとへ行く。

・北目之大主
先代の北目之比屋。
久米島の歴史に詳しい。

・新垣ヌル
久米島の北目村のヌル。
久米島に来たファイチと会い、ようやくマレビト神に出会えたと思う。

・堂之比屋
久米島の堂村の長老。
30年前、進貢船に乗って明国に行く。
島に来たタブチたちの世話をする。

・タブチ(達勃期)
八重瀬按司→山南王。
汪英紫の長男。シタルーの兄。
中山王の武寧と組んでシタルーを倒し、山南王になるつもりだったが、尚巴志に邪魔される。
尚巴志を恨むが、父も弟も行った事のある明国に行ってみようと考え、中山王に従う。
具志頭グスクを攻めて、按司を入れ替える。
従者として、四度、唐旅に出る。
サハチに新グスクを貸す約束をする。
サハチに頼まれ、中山王の副使を務める。
米須按司と玻名グスク按司を明国に連れて行く。
明国から獅子舞を持ってくる。
中山王の正使として明国に行く。
明国の文人たちと付き合うようになり、漢詩を始めたり、ヂャンサンフォンから笛を習ったりしている。
チヌムイがシタルーを討ったと聞いて驚くが、命懸けで戦ったチヌムイを守らなければならないと覚悟を決める。
チヌムイの身代わりとして死を覚悟で、シタルーの遺体を運んで島尻大里グスクに行く。
重臣たちの反応に驚き、山南王になる決心をする。
摩文仁大主、山グスク大主、ナーグスク大主、中座大主を呼んで、今後の作戦を練りながら祝い酒を飲む。
出て行きたい者たちは島尻大里グスクから出て行かせる。
山南王として、中山王と山北王に南部の事に介入しないように頼む書状を送る。
王妃が流した噂を聞いて、王印がない事に気づく。
照屋大親と糸満大親が裏切って、進貢船をタルムイに奪われ怒る。
豊見グスクに総攻撃を掛けるが待ち伏せに遭って敗れ、甥の具志頭大親と200の兵を失う。
八重瀬ヌルから察度の御神刀はタルムイを守るに違いないと言われ、山南王になるのを諦めて島尻大里グスクから去る。
八重瀬ヌルと島尻大里ヌルを連れて喜屋武グスクに行く。
書状を持たせて、チヌムイとミカをサハチのもとに送る。
ナーグスク大主と一緒にブラゲー大主の船に乗って久米島へ逃げる。
久米島の堂村に落ち着き、李白法師を名乗って、子供たちに読み書きを教える。
久米島に来たサハチたちと再会を喜ぶ。

・チヌムイ
タブチの息子。
8歳の時、母親が叔父のシタルーに殺される。
浦添に嫁いだ姉のミカが戻って来て、一緒に武芸の修行を始める。
父が具志頭を攻めた時、救い出したマアサと出会う。
マアサがンマムイの阿波根グスクに通っていると聞いて、ミカと一緒に阿波根グスクに通って武芸の修行を積む。
ンマムイの配下の武芸者から抜刀術を習う。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
山の中で抜刀術を工夫しながら修行に励む。
ンマムイの兼グスクが完成して、兼グスクの武術道場に通う。
ミカと一緒に敵のシタルーを倒す。
敵は討ったが相手は山南王、今後の事が心配で不安になる。
ブラゲー大主に匿われていたが、タブチの書状を持って、ミカと一緒にサハチに会いに行く。
父と一緒にブラゲー大主の船に乗って久米島へ逃げる。
久米島の堂村に落ち着き、若い者たちに武芸を教える。

・ミカ
タブチの娘。チヌムイの姉。
八重瀬若ヌル。
武寧の四男シナムイに嫁ぐが、浦添グスクが焼け落ち、一月で戻って来る。
ヌルになるための修行を始める。
佐敷ヌルに憧れて、具志頭グスクのチミーの母親ナカーから弓矢を習う。
チヌムイと一緒にンマムイの阿波根グスクに通って武芸を習う。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
ンマムイの兼グスクが完成して、兼グスクの武術道場に通う。
弓矢でチヌムイの敵討ちを助ける。
チヌムイは敵を討ったが、父親がどう思うか心配になる。
ブラゲー大主に匿われていたが、タブチの書状を持って、チヌムイと一緒にサハチに会いに行く。
父と一緒にブラゲー大主の船に乗って久米島へ逃げる。
久米島の堂村に落ち着き、クイシヌに気に入られて、クイシヌに仕えている。

・ミカの母親
タブチの側室だったトゥム。
チヌムイが敵を討ったのは嬉しいが、今後の事を思うと恐ろしくなる。
タブチと一緒にミカとチヌムイを連れて久米島に逃げる。
久米島の堂村に落ち着き、ミカとチヌムイと一緒に暮らす。

・八重瀬ヌル
タブチの妹。シタルーの姉。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
タブチと一緒にシタルーの遺体を運んで島尻大里グスクに行く。
察度の御神刀はタルムイを守るに違いないと言い、タブチに山南王の座を諦めさせる。
タブチと一緒にブラゲー大主の船に乗って久米島へ逃げる。
久米島の堂村に落ち着き、クイシヌに仕える。

・クイシヌ
ニシタキのヌル。
古くから久米島を治めているヌル。
タブチの娘ミカを跡継ぎにしようと考えている。




尚巴志伝
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2020年06月15日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 150.慈恩寺

ヒューガの船からハーリーを見て、サハチはルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを連れて、慶良間の島に行きました。
サハチとササは島ヌルのタミーと会って、ミャークを探しに行くササの代わりにヤマトゥに行ってくれと言います。
タミーは驚いて、ヤマトゥに行くなんて、まるで夢のようだと喜びます。

進貢船が帰って来て、チューマチと浦添按司の次男のクジルーが無事に帰国しました。
その夜の会同館での帰国祝いの宴は、タブチを忍ぶ宴になりました。
サハチは悲しんでいる人たちを見て、嘘を突き通すのは辛い事でした。

五月の半ば、ルクルジルーたちはヤマトゥに帰って行きましたが、愛洲ジルーたちはササと一緒にミャークに行くため残りました。
同じ日、ヤマトゥへ行く交易船と朝鮮に行く勝連船も船出しました。
タミーはササから、博多の近くにある豊玉姫様のお墓と京都の船岡山の場所を教わって、この二つは絶対に行ってねと言われました。

馬天浜でルクルジルーたちを見送ったあと、サハチは八代法師と会って、慈恩禅師の代わりに島添大里で子供たちに読み書きを教えてくれと頼みました。
八代法師はすでに70歳を過ぎていましたが、引き受けてくれました。

首里グスクの北にある武術道場の隣りに慈恩寺が完成して、慈恩禅師、ソウゲン禅師、ナンセン禅師によって開眼供養が行なわれ、集まって来た人たちに餅と酒が配られました。
ヂャンサンフォンと二階堂右馬助による武当拳の模範試合が行なわれ、慈恩禅師と飯篠修理亮による念流の模範試合も行なわれました。














登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。
首里の武術道場の隣りに慈恩寺が完成する。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヂャンサンフォンの指導のもと修行に励む。
琉球に来た慈恩禅師と再会する。
伊平屋島と伊是名島を守るために水軍を率いて出陣する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチたちを船に乗せて慶良間の島に行く。
ヌルたちを船に乗せて安須森に行く。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹たちを乗せて、一月遅れの久高島参詣に行く。
ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちを慶良間の島に連れて行く。

・早田六郎次郎
ルクルジルー。
早田左衛門太郎の嫡男。
妻はユキ。
シンゴたちと一緒に琉球に来てサハチと再会する。
ササと愛洲ジルーたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、愛洲ジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。

・早田左衛門次郎
サイムンジルー。
和田浦の左衛門次郎の遺児。
六郎次郎の従兄弟。
幼い頃より六郎次郎と共に育つ。
シンゴたちと一緒に琉球に来てサハチと再会する。
ササと愛洲ジルーたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、愛洲ジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。

・早田小三郎
クサンルー。
早田兵衛左衛門の三男。
六郎次郎の義弟。
シンゴたちと一緒に琉球に来てサハチと再会する。
ササと愛洲ジルーたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、愛洲ジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。
ヒューガの船に乗って、ルクルジルーたちと一緒に慶良間の島に行って感激する。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。
サハチと一緒に慶良間の島に行き、タミーにヤマトゥ旅に行くように頼む。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
ササと一緒に慶良間の島に行く。

・ジニー
平田のサムレーの娘。
佐敷グスクに通ってササから剣術を習い、ササに憧れる。
平田のフカマヌルの勧めで、首里のヌルになるための修行を始める。
ヤマトゥに行くタミーの代わりに慶良間の島に行く。

・マニウシ
慶良間の島の武術師範。
久高島のフカマヌルの叔父。
新たな十年の計のため、1000人の若者たちを鍛えなければならない。
島に来たサイムンタルーと再会する。
そろそろ引退して久高島に帰りたいとサハチに相談する。

・タミー
慶良間の島のヌル。
佐敷生まれで、佐敷ヌルに憧れてヌルになる。
旅芸人のフクと同期。
初めて神様の声を聞いて喜び、サハチが神人だと知って驚く。
ユンヌ姫とスサノオの声を聞いてから、ヤカビムイの神様の声も聞こえるようになって、島の歴史を教わる。
サハチとササが島に来て、ヤマトゥ旅に行けと言われて、喜ぶ。

・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。
タミーを守るために一緒にヤマトゥに行く。


・レイ
慶良間の島の女師範。
クムとイヒャカミーと同期。

・アミー
シタルー配下の刺客。
中山王が首里グスクを奪い取った時、武寧を殺す。
粟国島で娘たちを鍛えている。
妹を心配して島添大里グスクに現れる。
妹のユーナと一緒に慶良間の島に隠れる。
シタルーが亡くなってユーナは島添大里に戻るが、島に残って娘たちの指導をしている。

・チューマチ
サハチの四男。
慈恩禅師たちの通訳として一緒に旅に出る。
シンゴの船に乗ってヤマトゥ旅に出る。
ヤマトゥから帰ると、お前の嫁は山北王の娘だと言われて驚く。
山北王の娘マナビーを妻に迎えて、島添大里のミーグスクに入る。
進貢船に乗って唐旅に出る。

・クジルー
浦添按司の次男。
クサンルーの弟。
シンゴの船に乗ってヤマトゥに行く。
チューマチと一緒に進貢船に乗って唐旅に出る。

・南風原大親
中山王の副使。
正使として明国に行き、帰国してタブチの死を聞いて悲しむ。

・ヤキチ
佐敷大親の次男。
マジルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。

・マジルー
中グスク按司の長男。
ヤキチと一緒にヤマトゥ旅に出る。

・クレー
シビーの兄。
美里之子の道場の師範代。
マグルーとサングルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
無精庵と一緒に山グスクに行き、山グスクに閉じ込められる。
山グスク按司の命で抜け穴を通って山グスクから脱出して、無精庵を連れて中山王の陣地に行く。
ヤキチとマジルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。

・手登根大親
尚巴志の弟クルー。
妻は山南王シタルーの三女、ウミトゥク。
従者として明国に行く。
思紹とヂャンサンフォンと一緒に明国に行く。
一緒に旅をしてユンロンに好意を持つ。
中山王の使者として山南王と会い、同盟をまとめる。
手登根にグスクを築いて手登根大親を名乗る。
交易船の総責任者としてヤマトゥに行く。
ササから琉球の一大事を知り、一月早く帰国する。
東方の按司たちと一緒に玻名グスク攻めに加わり、玻名グスクを攻め落とす。
交易船の総責任者として二度目のヤマトゥに行く。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
サハチたちと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
陳外郎の屋敷で使者としての務めを学ぶ。
ヤマトゥへの正使を務める。

・クルシ
早田左衛門太郎の重臣。
倅に跡を譲って隠居し、尚巴志の家臣として船長になる。
マグサに船長の座を譲り、黒瀬大親を名乗り水軍の指南役になる。
ヒューガがヤマトゥ旅に出た時、水軍大将を務める。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
ヤマトゥへの副使を務める。

・外間之子
グルータ。首里九番組のサムレー大将。
久高島出身。
慶良間の島の武術師範、マニウシの次男。

・古堅之子
島添大里の二番組サムレー大将。
副大将だったが、大将の兼久之子が父親の跡をついで首里のサムレー大将になったので、大将に昇進する。

・ユミー
首里のヌル。
馬天ヌルが旅をした時、従者だったヌル。
交易船に乗ってヤマトゥに行く。

・クルー
首里のヌル。
馬天ヌルが旅をした時、従者だったヌル。
交易船に乗ってヤマトゥに行く。

・越来ヌル
越来按司の娘、ハマ。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
米須攻めに出陣して米須ヌルと交渉する。
交易船に乗ってヤマトゥに行く。

・アサカヌル
首里のヌル。
交易船に乗ってヤマトゥに行く。

・タマカジヌル
首里のヌル。
交易船に乗ってヤマトゥに行く。

・佐敷大親
尚巴志の弟。マサンルー
妻は奥間大親の娘、キク。
従者として明国に行く。
ヤマトゥと朝鮮に行く交易船の総責任者になる。
首里大通りからグスクまで、マナビーの花嫁行列を先導する。
中山王の代理としてハーリーに行く。
長男シングルーの嫁にファイチの娘ファイリンを迎える。
奥間のサジルーが息子だと聞いて驚く。
東方の按司たちと玻名グスクを攻め落とす。

・八代大親
ヤシルーの長男。
父の跡を継いで、佐敷のサムレー大将になる。

・八代法師
ヤシルー。
サハチの弓矢の師匠。
隠居して頭を丸め、八代法師と名乗る。
慈恩禅師に代わって島添大里の読み書きの師匠になる。

・慈恩禅師
念流の開祖。
三好日向、阿蘇弥太郎、中条兵庫助の師匠。
信州波合村に長福寺を建立して住職になるが、飯篠修理亮が訪ねて来て、一緒に琉球に行く。
琉球を知るために飯篠修理亮と二階堂右馬助を連れて旅に出る。
越来ヌルと仲良くなって島添大里の城下で共に暮らし、子供たちに読み書きを教える。
首里に慈恩寺が完成して、住職になる。
慈恩寺の開眼供養の日、飯篠修理亮と念流の模範試合を披露する。

・ソウゲン禅師
ヤマトゥの禅僧で、島添大里の城下に住んで、子供たちに読み書きを教えている。
首里にできた大聖寺の住職になる。
大聖寺で盂蘭盆会と施餓鬼会の法会を行なう。

・ナンセン禅師
ヤマトゥの禅僧。
察度に仕えて、察度の子供たちに読み書きを教えていた。
思紹に仕え、首里のナンセン寺で、子供たちに読み書きを教えている。
首里にできた報恩寺の住職になる。
報恩寺の書庫に来た佐敷ヌルを見て感心する。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷に呼ばれ、鞍馬山に行き、高橋殿に武当拳の指導をする。
対馬で早田六郎次郎たちと再会する。
サハチたちと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でテグムを手に入れる。
博多で弟子のシュミンジュンと再会する。
運玉森ヌルと仲良くなり、与那原の運玉森ヌルの屋敷で暮らす。
思紹と一緒に明国に行き、武当山で弟子たちに再会する。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
運天泊で湧川大主に武当拳の指導をする。
島添大里グスクの十五夜の宴でテグムを披露する。
安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササに連れられて玻名グスクの陣地に行き、兵たちに武当拳を指導する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ササの弟子たちとマユの修行中だったが、ササの弟子たちとマユを連れて久高島参詣に行く。
運玉森ヌルと二階堂右馬助を連れて山グスクに移る。
慈恩寺の開眼供養の日、右馬助と武当拳の模範試合を披露する。

・二階堂右馬助
二階堂流の開祖。
三河の国で慈恩禅師と出会い弟子となり、琉球に一緒に行く。
ヂャンサンフォンの弟子になり、与那原で修行に励む。
大きな壁にぶつかり、気分転換のため安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ヂャンサンフォンと一緒に山グスクに移る。
慈恩寺の開眼供養の日、ヂャンサンフォンと武当拳の模範試合を披露する。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
ヂャンサンフォンの指導を受けるために琉球に来る。
ヤマトゥに帰って慈恩禅師を見つけ出して、琉球に連れて来ようと考えている。
サハチたちと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
信濃の国で慈恩禅師と出会い、琉球に連れて行くため京都に行き、鞍馬山でササたちと再会する。
慈恩禅師を琉球に連れて行く。
浦添ヌルのカナと仲良くなって、浦添グスクで暮らす。
安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
慈恩寺の開眼供養の日、慈恩禅師と念流の模範試合を披露する。




尚巴志伝
posted by 酔雲 at 09:38| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月14日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 149.シヌクシヌル

佐敷グスクのお祭りの三日後、ササの弟子たちとマユの一か月の修行が終わりました。
ヂャンサンフォンは運玉森ヌルと二階堂右馬助を連れて山グスクに移り、ルクルジルーたちと愛洲ジルーたちも山グスクに移動しました。
与那原を去る時、運玉森ヌルは「今日からあなたが運玉森ヌルよ」とササに言いました。
ササは驚きますが、運玉森ヌルを継ぐ決心をして、山グスクヌルを名乗るという運玉森ヌルを送り出しました。

翌日、ササたちは四人の弟子たちとマユを連れてセーファウタキ(斎場御嶽)に行きました。
久手堅ヌルと一緒に豊玉姫様が降臨する大岩の入り口にあるイリヌムイに行くと先客がいました。
喜屋武ヌルと慶留ヌルと玻名グスクヌルがお祈りをしていて、山南王のヌルたちがどうして、ここにいるのだろうとササは不思議に思いました。
ササが運玉森ヌルになる儀式をすると久手堅ヌルが言うと、喜屋武ヌルがその儀式に参加させてくれと言います。
久手堅ヌルが許可して、儀式が始まりました。
豊玉姫様の声が聞こえて、ササたちはその声に従って神歌を歌いました。

儀式が終わると喜屋武ヌルと慶留ヌルと玻名グスクヌルは夢から覚めたかのような顔をして祭壇を見つめ、ナナは初めて豊玉姫様の声を聞いて感激していました。
アマン姫様に報告するためにササたちは喜屋武ヌルたちを連れて、アガリムイに行きます。
アマン姫様はササを祝福してから、玻名グスクヌルの勾玉を見て驚きます。
その勾玉はアマン姫が孫の垣花姫に贈った勾玉で、代々垣花ヌルに伝わっていたのに、いつの間にか行方不明になっていたものでした。
今は途絶えてしまっているシヌクシヌルを継げば、曾祖母も喜ぶだろうとアマン姫様は玻名グスクヌルに言いました。
玻名グスクヌルはシヌクシヌルを継ぎたいと思いますが、敵討ちができなくなると言われて悩みます。

久手堅ヌルの屋敷に戻ると喜屋武ヌル、慶留ヌル、玻名グスクヌルは疲れがどっと出てきて、すぐに休んでしまいました。

翌朝、喜屋武ヌル、慶留ヌル、玻名グスクヌルと若ヌルたちは目を覚まさなかったので、ササ、シンシン、ナナはアマン姫様に会いに行きます。
シンシンもナナもヌルとしての名前がないので、アマン姫様に付けてもらおうと思ったのです。
シンシンの勾玉はアキシノが持っていた勾玉なので、今帰仁ヌルを名乗ればいいとアマン姫様が言ったので、ササたちは驚きます。
ナナの勾玉はクーイ姫のものだからクーイヌルを名乗りなさいと言います。
シンシンもナナも山北王に関係するヌルになるなんて驚きでした。

久手堅ヌルと別れて、ササたちは喜屋武ヌルたちを連れて垣花のウタキに行きました。
お祈りをすると、玻名グスクヌルの曾祖母の声が聞こえて、玻名グスクヌルがシヌクシヌルを継ぐのは運命だと言います。
シヌクシヌルは安須森ヌルにお仕えしていたヌルで、お前は安須森ヌルを助けて、安須森を守らなければならないと言います。
敵である安須森ヌルを助けるなんてできないと玻名グスクヌルは勾玉をはずそうとしましたが、はずす事はできませんでした。

ササたちは島添大里グスクに行き、玻名グスクヌルの事を安須森ヌルに話します。
「敵討ちをするなら強くなりなさい。あたしが鍛えてやるわ」と安須森ヌルは言って、玻名グスクヌルを預かりました。














登場人物

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。

・マユ
佐敷ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。
ササと一緒にセーファウタキに行き、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷に呼ばれ、鞍馬山に行き、高橋殿に武当拳の指導をする。
対馬で早田六郎次郎たちと再会する。
サハチたちと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でテグムを手に入れる。
博多で弟子のシュミンジュンと再会する。
運玉森ヌルと仲良くなり、与那原の運玉森ヌルの屋敷で暮らす。
思紹と一緒に明国に行き、武当山で弟子たちに再会する。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
運天泊で湧川大主に武当拳の指導をする。
島添大里グスクの十五夜の宴でテグムを披露する。
安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササに連れられて玻名グスクの陣地に行き、兵たちに武当拳を指導する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ササの弟子たちとマユの修行中だったが、ササの弟子たちとマユを連れて久高島参詣に行く。
運玉森ヌルと二階堂右馬助を連れて山グスクに移る。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。
運玉森のマジムンを退治する。
マチとサチの指導をする。
ヂャンサンフォンと仲良くなる。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
サスカサと一緒に島添大里グスクの十五夜の宴の準備をする。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ヂャンサンフォンと一緒に一か月遅れの久高島参詣に行く。
ササに運玉森ヌルを譲り、ヂャンサンフォンと一緒に山グスクに移り、山グスクヌルを名乗る。

・二階堂右馬助
二階堂流の開祖。
三河の国で慈恩禅師と出会い弟子となり、琉球に一緒に行く。
ヂャンサンフォンの弟子になり、与那原で修行に励む。
大きな壁にぶつかり、気分転換のため安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ヂャンサンフォンと一緒に山グスクに移る。

・早田六郎次郎
ルクルジルー。
早田左衛門太郎の嫡男。
妻はユキ。
シンゴたちと一緒に琉球に来てサハチと再会する。
ササと愛洲ジルーたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。

・早田左衛門次郎
サイムンジルー。
和田浦の左衛門次郎の遺児。
六郎次郎の従兄弟。
幼い頃より六郎次郎と共に育つ。
シンゴたちと一緒に琉球に来てサハチと再会する。
ササと愛洲ジルーたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。

・早田小三郎
クサンルー。
早田兵衛左衛門の三男。
六郎次郎の義弟。
シンゴたちと一緒に琉球に来てサハチと再会する。
ササと愛洲ジルーたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。
ヂャンサンフォンを追って山グスクに行く。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
セーファウタキで儀式を行ない、運玉森ヌルに就任する。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をする。
アマン姫から今帰仁ヌルを継げと言われて驚く。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式をして、豊玉姫の声を聞いて喜ぶ。
アマン姫からクーイヌルを継げと言われる。

・久手堅ヌル
佐宇次ヌルと一緒にセーファウタキを守っている。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
セーファウタキでササの運玉森ヌル就任の儀式に立ち会う。

・喜屋武ヌル
先代の島尻大里ヌル。
タブチの妹、ウミカナ。
大グスク按司の側室になるが、大グスク按司が滅んだあと、ヌルの修行を始め、大グスクヌルになる。
父が山南王になって島尻大里グスクに行き、兄のヤフスが島添大里按司になり、島添大里ヌルになる。
島添大里グスクをサハチに奪われ、捕まるが馬天ヌルに命を救われる。
父親が殺した大勢の人たちを弔わなければならないと悟り、父親に滅ぼされた八重瀬按司の一族、島添大里按司の一族、大グスク按司の一族、島尻大里按司の一族たちを弔う。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
シタルーの死後、山南王になったタブチを助ける。
久米島に逃げるタブチたちを見送り、喜屋武グスクに残る。
喜屋武グスクを攻めて来たヤタルー師匠と涙の再会する。
喜屋武ヌルを名乗り、他魯毎の山南王就任の儀式でヌルたちを指導する。
ヤタルー師匠を連れて、戦場となった島尻大里グスクの周辺で、戦死した兵たちの供養する。
玻名グスクヌルと慶留ヌルを連れてセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。

・慶留ヌル
前島尻大里ヌル。
山南王シタルーの従妹。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
真壁按司と結ばれ、2人の子供がいる。
豊見グスクにいたが李仲按司に命じられて、山南王就任の儀式をするために島尻大里グスクに行く。
李仲按司の作戦を真壁按司に話す。
汪英紫が作った抜け穴を見つける。
島尻大里グスクの東曲輪に攻めて来た他魯毎に捕まる。
豊見グスクヌルに許されて、子供に会うため山グスクに行く。
山グスク按司の命で抜け穴を通って山グスクから脱出して島尻大里グスクに行き、他魯毎の山南王就任の儀式に参加する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。

・玻名グスクヌル
玻名グスク按司の娘、マフー。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
摩文仁の山南王就任の儀式に参加する。
玻名グスクが東方の按司たちに包囲される。
二ヶ月半の籠城の末、父と兄を殺されて、玻名グスクを奪われ、安須森ヌルに連れられて、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。
八重瀬グスクを出て、喜屋武ヌルと一緒に戦死した兵たちの供養する。
喜屋武ヌルと一緒にセーファウタキに行き、ササたちと出会い、ササの運玉森ヌル就任の儀式に参加する。
アマン姫からシヌクシヌルを継げと言われる。
垣花のウタキで、曾祖母からシヌクシヌルになって安須森ヌルを助けて安須森を守れと言われる。
ササに島添大里グスクに連れて行かれ、敵討ちのために、敵である安須森ヌルのもとで武術を身に付けようと決心する。

・豊玉姫
スサノオの妻。
セーファーウタキの大岩の上に来たササと会う。
ササが連れて来た娘の玉依姫と再会する。
琉球に来たスサノオを歓迎する。
忘れ去られてしまっている古いウタキを復活させなさいとササに言う。
ササを運玉森ヌルに就任させる。


・アマン姫
スサノオと豊玉姫の娘。
玉依姫の妹。
玻名グスクヌルにシヌクシヌルを継ぎなさいと言う。
シンシンは今帰仁ヌル、ナナはクーイヌルを継ぎなさいと言う。


・玻名グスクヌルの曾祖母
垣花ヌル。
具志頭の若按司に嫁ぐ娘ハニに勾玉を贈る。
ハニの娘は勾玉を持って玻名グスクの若按司に嫁ぐ。
曽孫のマフーに敵討ちなんかやめて、シヌクシヌルを継げと言う。


・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。
ササが島添大里グスクに連れて来た玻名グスクヌルを預かる。




尚巴志伝
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2020年06月13日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 148.山北王が惚れたヌル

中山王が久高島参詣をしていた頃、島尻大里グスクでは山北王の代理として本部のテーラーが、山南王の他魯毎に戦勝を祝福して、援軍を送った事に対する報酬として、二つの条件を提示していました。
一つは島添大里のミーグスクにいる仲尾大主を山南王の重臣として迎える事。二つめは山北王の長男のミンを他魯毎の婿として迎えて、世子とする事でした。
四年前、先代の山南王のシタルーが山北王の攀安知と同盟した時、ミンと他魯毎の妹のママチーの婚約が決まって、ママチーは母親と一緒に今帰仁に行っていました。
一つめの条件は受けられますが、二つめは難しい問題でした。
他魯毎には十一歳の長男、シタルーがいて、シタルーはサハチの娘のマカトゥダルと婚約していました。
シタルーが世子になる予定なのに、妹婿のミンを世子にするわけにはいきません。
他魯毎はサハチに書状を送って相談しますが、サハチは3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと返事を送りました。

その頃、山北王の攀安知は沖の郡島(古宇利島)でクーイの若ヌルと会っていました。
一月前に攀安知は妻や側室、侍女たちを連れて沖の郡島に来ていて、クーイの若ヌルに一目惚れしたのでした。
攀安知はクーイヌルの許可を得て、若ヌルを今帰仁に連れて行きます。
島から出た事のなかった若ヌルは何を見ても驚いていました。

戦の間、ほったらかしだったルクルジルーたちと愛洲ジルーたちに会うためにサハチは与那原グスクに行きました。
サグルーたちが山グスクに移って、首里のサムレー大将だった伊是名親方が与那原大親になっていました。

佐敷のお祭りではハルとシビーの新作のお芝居「馬天ヌル」が上演されました。
サハチはウニタキから、湧川大主の妻が倒れたため、鬼界島攻めが延期になったと知らされました。









登場人物

・タルムイ(他魯毎)
豊見グスク按司→山南王。
シタルーの長男。
妻は尚巴志の妹マチルー。
チューマチとマナビーの婚礼で山南王の代理を務める。
父が義兄のサハチに刺客を送ったと聞いて驚く。
島添大里グスクにサハチを訪ねて、刺客の事を確認する。
父が叔父のタブチに殺された事を知り敵討ちを誓う。
兵を率いて島尻大里グスクに行き、父の遺体を引き取る。
豊見グスクで、山南王として、先代の葬儀を執り行なう。
李仲按司の作戦で摩文仁方の按司たちを島尻大里グスクに閉じ込めようとするが失敗する。
摩文仁が使用できないように糸満港を封鎖する。
山南王として国場川と糸満港で、ヤマトゥから来た商人たちと取り引きをする。
山南王になったのに、何もかも母親が決めてしまうので反感を抱いている。
母から王印を譲られて、正式に山南王になる。
島尻大里グスクの抜け穴の出口を塞いで、島尻大里グスクに総攻撃を掛ける。
山南王の兵が来て、共に島尻大里グスクを包囲する。
3月10日、すでに兵糧は尽きたものと判断して、島尻大里グスクに総攻撃を掛けて攻め落とす。
生き残っていた波平大親にお礼を言う。
裏切った者たちを処刑して、山南王になる。
本部のテーラーが示した山北王の条件を飲み、山北王の若按司ミンを世子として迎える事に決める。

・本部のテーラー
今帰仁のサムレー大将。
マハニの幼馴染み。
進貢船の護衛のサムレーとして何度も明国に行っている。
湧川大主と一緒に兵を率いて奄美大島を攻め、北半分を支配下に組み込む。
山北王の怒りを買って謹慎中。
謹慎が解け、花嫁の護衛として島尻大里グスクに行く。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
ハーリーで山北王の龍舟を優勝させる。
山北王の書状を持って首里グスクに行き中山王と会う。
奄美大島攻めの大将として出陣する。
中山王の孫チューマチに嫁ぐ山北王の娘マナビーの護衛をして首里に行く。
山伏姿になって中南部を旅して、各地の様子を探る。
山南王妃の使者として今帰仁に行く。
保栄茂按司家族と一緒に豊見グスクに移る。
賀数グスクが敵の手に落ちたので、豊見グスクと保栄茂グスクの中程にある山の上にグスクを築き始める。
兵を率いて南部に来た諸喜田大主から山北王の作戦を聞いて驚き、総大将を務める。
他魯毎と一緒に島尻大里グスクを攻め落とし、摩文仁を殺す。
他魯毎の山南王就任の儀式に立ち会う。
山北王の条件を他魯毎に示して、承諾を得る。

・仲尾大主
羽地按司の弟。
山北王の重臣だったが、マナビーの護衛役として島添大里のミーグスクに来る。
山南王の重臣として、島尻大里グスクに入る。

・ミン
攀安知の長男。
他魯毎の妹のママチーと婚約している。

・ママチー
攀安知の長男ミンと婚約し、母と一緒に今帰仁グスクで暮らしている。

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
高橋殿の屋敷で一節切を吹くと美女が現れて華麗に舞う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
増阿弥の一節切を聴いて感激する。
対馬でイトと再会し、娘のユキと、孫娘のミナミと会う。
朝鮮の都、漢城府に行く。
開京に行き、早田左衛門太郎と再会する。
漢城府で李芸と会う。
思紹が明国に行き、留守を守る。
ンマムイを東方に寝返らせる。
メイユーを側室に迎える。
タブチを進貢船の副使に任命する。
ウニタキと一緒に伊平屋島に行く。
琉球に来た慈恩禅師と二階堂右馬助を伊平屋島で迎える。
ササたちを連れて与論島に行く。
シタルーからハルを側室として贈られる。
琉球に来たサイムンタルーとイトたちを歓迎する。
四男のチューマチの妻に山北王の娘マナビーを迎える。
サイムンタルーとイトたちを連れて慶良間の島に行く。
首里に来た奥間ヌルに驚く。
三姉妹と一緒に来たソンウェイと再会する。
島添大里グスクの十五夜の宴で一節切と横笛を吹く。
ユーナのお陰でシタルーが送った20人の刺客を倒す。
琉球に来たマツとトラを歓迎する。
首里グスクのお祭りで一節切を吹いて、スサノオの声を聞く。
慶良間の島に行って、スサノオとユンヌ姫の声を聞く。
マグルーとマウミが恋仲だと知って驚き、喜ぶ。
メイユーが女の子を産んだと聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、思紹に知らせるために首里に行く。
タブチの要請で東方の按司たちと一緒にサグルーを出陣させる。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
島添大里グスクに来たチヌムイとミカと会い、タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚く。
首里に行き思紹に知らせて、今後の作戦を練る。
ウニタキと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
佐敷ヌルとサスカサを連れて八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見届ける。
タブチとチヌムイとエータルーの首を山南王妃に送る。
具志頭グスクを開城して、イハチを具志頭按司にする。
東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
ササたちが鎧姿でやって来たので、具志頭グスクに連れて行く。
ユンヌ姫の案内で、ササたちを古いウタキに連れて行く。
首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行き、父親の敵は望月党だったと教える。
玻名グスクに来たンマムイから、島尻大里ヌルのマレビト神がヤタルー師匠だと聞いて驚く。
琉球に来た愛洲ジルーを歓迎し、愛洲ジルーがササのマレビト神だったらいいと思う。
玻名グスクを攻め落として、奥間大親を玻名グスク按司にする。
島添大里グスクのお祭りで、東方の按司たちを労う。
米須グスクの開城に立ち合い、若按司のマルクを米須按司にする。
山グスクの様子を見に行く。
八重瀬の本陣に来た波平大親と会う。
三星党と赤丸党の活躍で山グスクを攻め落とす。
甥の勝連若按司の戦死を悲しむ。
思紹を山グスクに連れて行き、ここで今帰仁攻めのための特訓をやらせようと提案する。
他魯毎から山北王の条件を知らされ、3年後には世の中も変わっているだろうから心配するなと言う。

・攀安知(はんあんち)
山北王。
父はa、母は名護按司の娘。童名はハーン。
祖父は初代山北王の帕尼芝(はにじ)。
妻は武寧(ぶねい)の娘、マアサ。
奄美大島攻めを失敗した腹いせに伊平屋島を攻める。
中山王に奪われた与論島を取り戻すために中山王と同盟する。
娘婿の保栄茂按司を助けるために南部に兵を送る。
若按司のミンを山南王の世子として送り込み、山南王を倒そうとたくらむ。
女たちを連れて沖の郡島に行き、クーイの若ヌルと出会い、一目惚れをして側室に迎える。

・クーイの若ヌル
マナビダル。
沖の郡島に来た攀安知と結ばれて側室になる。

・クン
国頭按司の娘。
攀安知の側室。
保栄茂按司の妻になったマサキの母。
久し振りに攀安知と一緒に沖の郡島に行く。

・今帰仁ヌル
攀安知の姉。
いつまでも敵討ちにこだわっている先代の浦添ヌルを追い出す。
山北王と一緒に沖の郡島に行く。

・勢理客(じっちゃく)ヌル
攀安知の叔母。神名はアオリヤエ。
運天泊に来た馬天ヌルたちを歓迎する。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
山北王と一緒に沖の郡島に行く。

・クーイヌル
沖の郡島のヌル。
母は帕尼芝によって沖の郡島に流された今帰仁若ヌル。
マチルギの従姉。
島に流れ着いたヤマトゥンチュと結ばれ、マナビダルを産む。
島に来た山北王と会い、若ヌルが今帰仁に行く事を許す。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷に呼ばれ、鞍馬山に行き、高橋殿に武当拳の指導をする。
対馬で早田六郎次郎たちと再会する。
サハチたちと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でテグムを手に入れる。
博多で弟子のシュミンジュンと再会する。
運玉森ヌルと仲良くなり、与那原の運玉森ヌルの屋敷で暮らす。
思紹と一緒に明国に行き、武当山で弟子たちに再会する。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
運天泊で湧川大主に武当拳の指導をする。
島添大里グスクの十五夜の宴でテグムを披露する。
安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササに連れられて玻名グスクの陣地に行き、兵たちに武当拳を指導する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ササの弟子たちとマユの修行中だったが、ササの弟子たちとマユを連れて久高島参詣に行く。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。
運玉森のマジムンを退治する。
マチとサチの指導をする。
ヂャンサンフォンと仲良くなる。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
サスカサと一緒に島添大里グスクの十五夜の宴の準備をする。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ヂャンサンフォンと一緒に一か月遅れの久高島参詣に行く。

・早田六郎次郎
ルクルジルー。
早田左衛門太郎の嫡男。
妻はユキ。
シンゴたちと一緒に琉球に来てサハチと再会する。
ササと愛洲ジルーたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。

・早田左衛門次郎
サイムンジルー。
和田浦の左衛門次郎の遺児。
六郎次郎の従兄弟。
幼い頃より六郎次郎と共に育つ。
シンゴたちと一緒に琉球に来てサハチと再会する。
ササと愛洲ジルーたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。

・早田小三郎
クサンルー。
早田兵衛左衛門の三男。
六郎次郎の義弟。
シンゴたちと一緒に琉球に来てサハチと再会する。
ササと愛洲ジルーたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。

・愛洲ジルー
愛洲水軍の大将、愛洲隼人の次男。
愛洲移香斎の曾祖父の弟。
京都に行った時、琉球のお姫様の噂を聞いて、博多で琉球の事を調べ、対馬に行って、シンゴの船と一緒に琉球に来る。
琉球に着いたら、噂のお姫様が出迎えてくれたので感激する。
ササたちと一緒に琉球一周の旅に出る。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積み、家臣たちにも修行させる。

・寺田源三郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。

・河合孫次郎
愛洲ジルーの家臣。
旅から帰って、ヂャンサンフォンのもとで修行を積む。

・二階堂右馬助
二階堂流の開祖。
三河の国で慈恩禅師と出会い弟子となり、琉球に一緒に行く。
ヂャンサンフォンの弟子になり、与那原で修行に励む。
大きな壁にぶつかり、気分転換のため安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。

・伊是名親方
マウー。首里のサムレー大将。
伊是名島出身。思紹の従弟。
伊是名島を守るために兵を率いて行く。
サグルーが山グスク大親になったので、与那原大親に任命される。

・思紹
中山王。サハチの父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。
ヂャンサンフォンと一緒に明国に行き、武当山、華山に登る。
琉球に来た慈恩禅師を歓迎する。
伊平屋島と伊是名島を守るために与論島を奪い取れと命じる。
山北王の書状を読んで、重臣たちと話し合い、山北王との同盟を了承する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチからシタルーの死を聞いて驚き、重臣たちと今後の対策を練る。
タルムイが王印を持っているという噂を聞いて、王妃は大した女だと感心する。
照屋大親が進貢船を手に入れるために島尻大里グスクに残っていた事を知り、山南王妃はなかなかの策士だと感心する。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、重臣たちを集めて今後の作戦を練る。
与那原大親のマタルーを八重瀬按司にして、サグルーを与那原大親にする事に決める。
島尻大里グスクに抜け穴があった事に驚く。
孫のイハチを具志頭按司に任命する。
テーラーとイシムイが築いているグスクに、三星党の者を人足として入れるように命じる。
山北王の兵が南部に来ると聞いて、手登根グスクにいる山南王妃と会い、中山王の介入を認めてもらう。
八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。
サハチが玻名グスクを攻め落とし、奥間大親を玻名グスク按司に任命する。
八重瀬グスクの本陣に来た波平大親と会い、波平グスク攻めを中止して、波平グスクを波平大親に返す。
山グスクを見て、サグルーたちをここに移して、今帰仁攻めのための特訓をさせようと決める。
サグルーを山グスク大親に、伊是名親方を与那原大親に任命する。
側室や侍女たちが騒ぎ、女たちを連れて一月遅れの久高島参詣に行く。

・カナ
浦添ヌル。
浦添按司になった當山親方の娘。
浦添ヌルになるために馬天ヌルのもとで修行。
馬天ヌルがヤマトゥ旅に出たあと、運玉森ヌルのもとで修行する。
セーファウタキで運玉森ヌルによって、厳かな儀式をして浦添ヌルに就任する。
丸太引きのお祭りで浦添の守護神を務めて、見事に優勝する。
極楽寺跡地で古い鉄の剣を発見する。
浦添グスクのお祭りのために女子サムレーたちとお芝居の稽古に励む。
浦添の神様からヤマトゥに行った英祖の父親の事を調べてくれと頼まれる。
馬天ヌルと一緒に南部のウタキ巡りをする。
玉グスクで英祖の父親が志喜屋大主の次男だった事を知る。
与那原に行きヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
英祖の父親の事を調べるため、ササと一緒にヤマトゥに行く。
児島で英祖の父親グルーを見つけ出して話を聞く。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
ヂャンサンフォンの指導を受けるために琉球に来る。
ヤマトゥに帰って慈恩禅師を見つけ出して、琉球に連れて来ようと考えている。
サハチたちと一緒に高橋殿の屋敷に滞在する。
信濃の国で慈恩禅師と出会い、琉球に連れて行くため京都に行き、鞍馬山でササたちと再会する。
慈恩禅師を琉球に連れて行く。
浦添ヌルのカナと仲良くなって、浦添グスクで暮らす。
安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。

・ハル
山南王からサハチに贈られた側室。
粟国島で女子サムレーになるためにアミーの指導を受けていた。
武当拳の修行に夢中になる。
シビーと一緒にお祭りの準備を手伝う。
ヤマトゥから帰って来たササたち、サスカサと会う。
島添大里グスクのお祭りのお芝居「かぐや姫」で、かぐや姫を演じる。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルの留守中、シビーと一緒にお祭りの準備に励み、進行役も務める。
島添大里グスクに簡単に侵入して、サハチを驚かせる。
島添大里グスクに侵入してきたアミーと再会する。
島添大里グスクのお祭りでシビーと一緒に作ったお芝居「ウナヂャラ」を上演して喝采を浴びる。
佐敷グスクのお祭りでシビーと一緒に作ったお芝居「馬天ヌル」を上演して喝采を浴びる。

・シビー
サハチの叔母マチルーの娘。
メイユーの弟子になる。
メイユーと一緒にお祭りの準備を手伝う。
ヂャンサンフォンの弟子になる。
お祭りの準備を手伝って、これが自分のやるべき仕事だと思う。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルの留守中、ハルと一緒にお祭りの準備に励み、進行役も務める。
島添大里グスクのお祭りでハルと一緒に作ったお芝居「ウナヂャラ」を上演して喝采を浴びる。
佐敷グスクのお祭りでハルと一緒に作ったお芝居「馬天ヌル」を上演して喝采を浴びる。

・旅芸人たち
ウニタキの配下。
仲順でお芝居「舜天」を演じて喜ばれる。
今帰仁で「小松の中将様」を演じて大評判になる。
キラマの島に行って、「瓜太郎」と「舜天」を演じる。
手登根グスクで山南王妃に「察度」を観せる。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、サハチの側室になる。
マチルギが首里にいるので、島添大里グスクを任される。
サハチの七男、ナナルーを産む。
佐敷のお祭りで、マチルギと一緒に、チルーとフカマヌルの話を聞く。
側室になったメイユーに色々と教える。
側室になったハルに色々と教える。
子供たちを連れてサハチと一緒に津堅島に帰郷する。
島添大里グスクに来た奥間ヌルと会い、サハチとの関係を見破る。
サハチの五女マカマドゥを産む。

・マカトゥダル
サハチの四女。
母はマチルギ。
他魯毎の長男シタルーと婚約している。
お芝居「馬天ヌル」を観て、馬天ヌルになりたいと言う。

・マシュー
サハチの三女。
母はマチルギ。
旅芸人のお芝居「小松の中将様」を観て、アキシノになりたいと言う。

・マカマドゥ
サハチの五女。
母はナツ。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻はサハチの叔母のチルー。
サハチを守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。
高橋殿の屋敷で対御方と会う。
高橋殿に連れられて登った七重の塔で将軍様と会う。
サハチと一緒に対馬に行く。
サハチと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京の楽器工房で持って来た三弦を手放すが、妓楼で妓女から古い三弦を贈られる。
配下のリリーがウニタキの子供を産んでしまい悩んでいる。
娘のミヨンがファイチの息子のファイテと仲がいいので、嫁に出したくないと悩んでいる。
ンマムイを守るために今帰仁に行く。
娘のミヨンをファイチの息子ファイテに嫁がせる。
サハチと一緒に伊平屋島に行く。
与論島を奪い取る準備のために与論島に行き、従妹の麦屋ヌルと再会する。
苗代之子と一緒に与論按司を倒して与論島を奪い取る。
中山王が山北王と同盟したあと、今帰仁に「まるずや」を開いてヤンバルの按司たちと取り引きを始める。
配下の旅芸人たちに今帰仁グスクで、お芝居「小松の中将様」を演じさせる。
アカーからシタルーが行方不明になったと聞くが、明日になればひょっこり現れるだろうと思う。
チヌムイがシタルーを殺したという噂を聞いて驚き、配下の者たちに真相を探らせる。
山北王の動きを探るために今帰仁に行く。
小渡ヌルからタブチ宛てと摩文仁大主宛ての山北王の書状を預かり、思紹に見せる。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
サハチと一緒に喜屋武グスクに行き、久米島に逃げるタブチとナーグスク大主を見送る。
摩文仁方の按司たちが島尻大里グスクに閉じ込められたと思紹に報告する。
山北王の様子を探りに今帰仁に行く。
山グスクを攻める準備のため山グスクに行く。
山グスクを攻め落とすために配下の者たちに崖登りの訓練をさせる。
島尻大里グスクが落城したあと、石屋の者たちを寝返らせるために當銘蔵グスクに行く。
三星党と赤丸党の活躍で、山グスクを攻め落とす。
湧川大主の妻が倒れて、鬼界島攻めが延期になったとサハチに知らせる。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。
突然、ウニチルが妹だと言われて驚く。
ファイチの息子ファイテの妻になる。
佐敷ヌルに頼まれて、義母のヂャンウェイと一緒に「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直す。

・辰阿弥
時宗の武芸者。
慈恩禅師を探して琉球に来る。
福寿坊と一緒に首里グスクのお祭りで、念仏踊りを披露する。
佐敷ヌルたちと一緒に旅に出て、各地で念仏踊りを披露する。
大聖寺の盂蘭盆会で念仏踊りを披露する。
首里グスクの十五夜の宴で、幻想的な念仏踊りを披露する。
大聖寺の盂蘭盆会で、念仏踊りをする。
ササと一緒に玻名グスクの陣地に行き、新年の祝宴で念仏踊りを行なう。
攻め落とした玻名グスクの戦死者を弔う。
キンタと一緒に山グスクに行き、念仏踊りをする。

・福寿坊
児島の山伏で那智で修行していた。
色川村でササたちと会い、一緒に琉球に行く。
辰阿弥と一緒に首里グスクのお祭りで、念仏踊りを披露する。
佐敷ヌルたちと一緒に旅に出て、各地で念仏踊りを披露する。
児島に帰り、ササたちを案内する。
ササと一緒に玻名グスクの陣地に行き、新年の祝宴で念仏踊りを行なう。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
キンタと一緒に山グスクに行き、念仏踊りをする。




尚巴志伝

ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 09:20| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月12日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 147.久高ヌル

戦後処理も片付いた四月の三日、一月遅れの久高島参詣が行なわれました。
ヂャンサンフォンのもとで修行していたササの弟子たちとマユもヂャンサンフォンと一緒に行き、マチルギ、馬天ヌル、運玉森ヌル、麦屋ヌルとカミー、安須森ヌル、小渡ヌルと娘のユイ、ササたちも加わっていました。

久高島に着くと思紹と女たちはフカマヌルの屋敷に向かい、ヌルたちはアカラムイのウタキに行って神様に挨拶をしました。
アカラムイの神様はアマン姫の孫のキーダカ姫で、ササと馬天ヌルを歓迎してくれましたが、小渡ヌルを見て、あなたは誰なのと聞きました。
小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞く事ができるので、ササたちは驚きました。

小渡ヌルが小渡の海の底で見つけて身に付けていた勾玉は、300年前に津波に呑み込まれて行方知れずになった久高ヌルの勾玉でした。
キーダカ姫は小渡ヌルに久高ヌルを継ぎなさいと言って、ササたちをスベーラムイという古いウタキに連れて行きました。

神様たちと別れた小渡ヌルはササたちに連れられて、フカマヌルと大里ヌルと会いました。
久高ヌルが復活したので、大里ヌルは太陽を拝む事ができるようになったと喜びます。

翌朝、大里ヌルは初めて太陽を拝み、感激して涙を流しました。
フボーヌムイに行くと、神様たちも歓迎して小渡ヌルを迎え、小渡ヌルは久高ヌルに就任しました。









登場人物

・思紹
中山王。サハチの父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。
ヂャンサンフォンと一緒に明国に行き、武当山、華山に登る。
琉球に来た慈恩禅師を歓迎する。
伊平屋島と伊是名島を守るために与論島を奪い取れと命じる。
山北王の書状を読んで、重臣たちと話し合い、山北王との同盟を了承する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチからシタルーの死を聞いて驚き、重臣たちと今後の対策を練る。
タルムイが王印を持っているという噂を聞いて、王妃は大した女だと感心する。
照屋大親が進貢船を手に入れるために島尻大里グスクに残っていた事を知り、山南王妃はなかなかの策士だと感心する。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、重臣たちを集めて今後の作戦を練る。
与那原大親のマタルーを八重瀬按司にして、サグルーを与那原大親にする事に決める。
島尻大里グスクに抜け穴があった事に驚く。
孫のイハチを具志頭按司に任命する。
テーラーとイシムイが築いているグスクに、三星党の者を人足として入れるように命じる。
山北王の兵が南部に来ると聞いて、手登根グスクにいる山南王妃と会い、中山王の介入を認めてもらう。
八重瀬グスクを本陣として、戦の指揮を執る。
サハチが玻名グスクを攻め落とし、奥間大親を玻名グスク按司に任命する。
八重瀬グスクの本陣に来た波平大親と会い、波平グスク攻めを中止して、波平グスクを波平大親に返す。
山グスクを見て、サグルーたちをここに移して、今帰仁攻めのための特訓をさせようと決める。
側室や侍女たちが騒ぎ、女たちを連れて一月遅れの久高島参詣に行く。

・中山王妃
ミチ。サハチの母親。
越来按司の姉。
側室たちを連れて久高島参詣に行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
京都で陳外郎という医者と魏天という通事と会う。
高橋殿の屋敷に呼ばれ、鞍馬山に行き、高橋殿に武当拳の指導をする。
対馬で早田六郎次郎たちと再会する。
サハチたちと一緒に朝鮮の漢城府まで行く。
開京でテグムを手に入れる。
博多で弟子のシュミンジュンと再会する。
運玉森ヌルと仲良くなり、与那原の運玉森ヌルの屋敷で暮らす。
思紹と一緒に明国に行き、武当山で弟子たちに再会する。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
運天泊で湧川大主に武当拳の指導をする。
島添大里グスクの十五夜の宴でテグムを披露する。
安須森参詣に行くヌルたちを護衛する。
ササに連れられて玻名グスクの陣地に行き、兵たちに武当拳を指導する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ササの弟子たちとマユの修行中だったが、ササの弟子たちとマユを連れて久高島参詣に行く。

・マユ
佐敷ヌルの娘。
父親は早田新五郎(シンゴ)。
ミナミと仲良くなる。
母と一緒に安須森参詣に参加する。
ヌルになるための修行を始める。
母と一緒に八重瀬グスクに行き、新年の儀式をする。
母と一緒に玻名グスクを清める。
母と一緒に山グスクに行く。
ササの弟子たちと一緒にヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。

・チチー
マタルーの長女。
ササの弟子になり、八重瀬ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。

・マサキ
ンマムイの次女。
ササの弟子になり、兼グスクヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。

・ミミ
クルーの長女。
ササの弟子になり、手登根ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。

・ウミ
ヤグルーの三女。
ササの弟子になり、運玉森ヌルになるための修行を始める。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヂャンサンフォンと一緒に久高島参詣に参加する。

・マチルギ
サハチの妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。
サグルーが山南王の婚礼に出掛けたと聞いて驚き、心配して、島添大里グスクに飛んでくる。
佐敷のお祭りで、チルーとフカマヌルの話を聞く。
メイユーをサハチの側室にする。
山北王との同盟に反対するが、思紹に説得されて同盟しようと言う。
山南王から贈られたハルをサハチの側室に迎える。
琉球に来たイトたちを歓迎する。
今帰仁から嫁いできたマナビーを歓迎する。
首里に来た奥間ヌルを迎え、一緒に酒を飲み語る。
ユーナが山南王の間者だったと知って、もっとよく調べるべきだったと後悔する。
マグルーがマウミの心を捕らえたとサハチから聞いて喜ぶ。
チヌムイがシタルーを殺したと聞いて驚く。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
ジルムイを与那原大親にするように提案するが、サグルーを与那原大親にする事に納得する。
教え子のナカーと相談して、イハチを具志頭按司にする。
サハチが出陣中なので、安須森ヌルと一緒にシンゴたちを出迎える。
突然の甥の戦死を悲しむ。
一か月遅れの久高島参詣に行く。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をして、「ティーダシルの石」があるに違いないと気づく。
ササを連れて、「ティーダシルの石」を探しに行くが見つからず、その時が来るまで待とうと思う。
ササに連れられてセーファウタキで豊玉姫と会い、ティーダシルは石ではなく、鏡だと知る。
チューマチとマナビーの婚礼の儀式を執り行なう。
しゃべれるようになったカミーを連れて、ヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
屋嘉比のお婆と一緒に安須森に登り、神様からお礼を言われる。
浦添で朝盛法師のウタキを見つけて、仲順で舜天の声を聞く。
浦添ヌルのカナを連れて南部のウタキ巡りの旅をする。
サスカサと一緒に島添大里グスクの十五夜の宴の準備をする。
各地のヌルたちに声を掛けて安須森参詣を行なう。
首里グスクで十五夜の宴を行なう。
シタルーの死を聞いて驚き、ウミトゥクに知らせなければと思う。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
マチルギと一緒に具志頭の奥方ナカーと話し合う。
安須森ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。
運玉森のマジムンを退治する。
マチとサチの指導をする。
ヂャンサンフォンと仲良くなる。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
サスカサと一緒に島添大里グスクの十五夜の宴の準備をする。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
ササたち、愛洲ジルーたち、ルクルジルーたちと一緒に旅に出る。
ヂャンサンフォンと一緒に一か月遅れの久高島参詣に行く。

・麦屋ヌル
マトゥイ。前与論ヌル。ウニタキの従妹。
山北王に攻められて家族を殺されるが、与論按司の娘を与論ヌルに育てるために生かされる。
死んだと思っていたウニタキと再会する。
与論島にいるのは危険なので、サハチと一緒に首里に行く。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
運天泊で敵の湧川大主と出会って驚く。
馬天ヌルと一緒に南部のウタキ巡りの旅をする。
与那原に行きヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
首里グスクで十五夜の宴を行なう。
馬天ヌルと一緒に一か月遅れの久高島参詣に行く。

・カミー
ヤンバルの山の中で慈恩禅師に拾われた口のきけない娘。
佐敷ヌルが安須森の封印を解くとしゃべれるようになる。
アフリヌルの孫娘で、アフリヌルを継ぐために馬天ヌルのもとに来ていた。
馬天ヌルと一緒にヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。
辺戸村に帰って両親と再会する。
馬天ヌルと一緒に南部のウタキ巡りの旅をする。
与那原に行きヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をする。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
麦屋ヌルと一緒に一か月遅れの久高島参詣に行く。

・安須森ヌル
先代の佐敷ヌル。
サハチの妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。
久高島の神様から「英祖の宝刀」を探せと言われる。
平田のお祭りで、お芝居「浦島之子」を上演する。
首里のお祭りで、お芝居「察度」を上演する。
島添大里のお祭りで、お芝居「サミガー大主」を上演する。
佐敷のお祭りで、お芝居「瓜太郎」「舜天」を上演する。
ユリと一緒にヂャンサンフォンの指導を受ける。
平田のお祭りで、お芝居「かぐや姫」を上演する。
安須森ヌルを継ぐために、ササたちと一緒に安須森に行く。
安須森の封印を解いて、安須森の神様たちに喜ばれる。
小松の中将様を調べるためにヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
熊野の新宮神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。
奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
ササと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
手登根のお祭りで、お芝居「小松の中将様」を上演する。
各地のヌルたちを連れて安須森参詣を行なう。
「瓜太郎」の台本を明国の言葉に直すようにヂャンウェイに頼む。
いやな予感がしてサスカサと一緒にサハチの所に来ると、シタルーが行方不明になったと知らせが来る。
サタルーが連れて来たサンルーを見て、クマヌにそっくりだと驚く。
サハチと一緒に八重瀬グスクに行き、エータルーの最期を見る。
島添大里グスクに来た小渡ヌルと再会する。
新年の儀式をするためにマユを連れて八重瀬グスクに行く。
平田のフカマヌルと一緒にマチとサチを連れてセーファウタキに行き、儀式を行なってマチを佐敷ヌルに、サチを平田ヌルにする。
豊玉姫様によって安須森ヌルに任命されて、アオリヤエの神名を名乗る事を許される。
マチルギと一緒にシンゴたちを出迎える。
首里のお祭りで、お芝居「豊玉姫」を上演する。
サスカサと玻名グスクに行き、攻め落としたグスクを清める。
玻名グスクヌルを八重瀬グスクに連れて行く。
馬天ヌルと一緒に山グスクにいる真壁ヌルと名嘉真ヌルと交渉する。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。

・小渡ヌル
マチルー。越来の若ヌル。
父は中山王察度の三男の越来按司、母は山北王aの妹。
越来按司が滅んだあと、母と一緒に伯父の米須按司を頼り、小渡に落ち着く。
敵討ちのために佐敷ヌルから剣術を習い、ヂャンサンフォンのもとで修行をする。
米須按司の次男のクグルーと結ばれ、娘ユイを産む。
タブチの使者として、母を連れ、ナーサと一緒に今帰仁に行く。
今帰仁から戻り、首里の「まるずや」でサハチと会い、一緒に島添大里グスクに行く。
島添大里グスクで佐敷ヌルたちに歓迎され、父の敵は望月党だったとサハチから教えられる。
首里のお祭りに娘を連れて来て、安須森ヌルと一緒に島添大里グスクに行き、お祭りの準備を手伝う。
首里の丸太引きのお祭りで、シーハイイェンから贈られた立派な馬に乗りこなす。
安須森ヌルと一緒に久高島参詣に行き、キーダカ姫から久高ヌルを継げと言われる。
セーファウタキの神様たちに歓迎されて、久高ヌルを継ぐ。

・ユイ
小渡ヌルの娘。
父親は摩文仁大親。
母と一緒に久高島参詣に参加する。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、サハチと懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。
スサノオの神様を調べるために鞍馬山に登り、サハチたちと会う。
高橋殿と一緒に鞍馬山で修行する。
将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
対馬でミナミと再会する。
サハチたちと朝鮮に行き、スサノオの神様の事を調べる。
壱岐島でシーハイイェンたちと出会い仲良くなる。
ヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで首里の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で瓜太郎を演じる。
京都に行って御台所様と再会し、スサノオの神様から豊玉姫の事を聞く。
博多の近くにある豊玉姫のお墓で、玉依姫から豊玉姫の事を聞く。
セーファウタキで豊玉姫とアマン姫に会う。
久高島のフボーヌムイの神様から舜天の誤解を解いてくれと頼まれる。
サハチと一緒に与論島に行く。
新宮の十郎の事を調べに熊野に行く。
京都でジャワから来たスヒターたちと出会い仲良くなる。
新宮の十郎の事を神様に伝えるために、サスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
佐敷ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山でアキシノの声を聞く。
京都大原寂光院で笛を吹き、平維盛の華麗な舞を見る。
佐敷ヌルと一緒に奄美大島で平家の事を調べてから琉球に帰る。
佐敷ヌルと一緒に浦添で朝盛法師と会い、仲順で舜天と会う。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
カナと一緒にヤマトゥに行き、児島で英祖の父親グルーと会う。
対馬の船越に滞在していた時、シタルーがチヌムイに殺される場面を見て、早く帰ろうとクルーに言う。
琉球に帰り、佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、マウシたちと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
ユンヌ姫の案内で古いウタキを巡り、アマミキヨ様の事を知る。
セーファウタキに行き豊玉姫から古いウタキの事を聞く。
祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
チチーとマサキとミミとウミ、四人の娘をヌルに育てるために弟子にする。
マレビト神がやって来る場面を見て、馬天浜に来て、愛洲ジルーを迎える。
愛洲ジルーとルクルジルーを連れて、忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
安須森の麓にある義本のウタキを見つける。
旅の途中、愛洲ジルーと剣術の試合をして勝ち、ジルーはマレビト神ではないと思う。
キンタと一緒に山グスクに行き、海岸近くでミャークのウタキを見つける。
泊の黄金森に行き、ミャークの事を調べ、首里の安謝大親からミャークの事を詳しく聞く。
首里の丸太引きのお祭りで、五年振りに優勝する。
一か月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルがキーダカ姫の声を聞いたので驚く。
小渡ヌルが久高ヌルに就任するのを立ち会う。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。
ササと一緒にスサノオの神様の事を調べていて鞍馬山に登る。
高橋殿に武当拳を披露して、高橋殿はヂャンサンフォンの指導を受ける事になる。
ササと一緒に将軍様の屋敷に呼ばれて、御台所様(日野栄子)と会う。
サハチたちと朝鮮に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで久米村の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」でサシバを演じる。
京都の船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
明国から帰って来たシラーと再会を喜ぶ。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
厳島神社の弥山で、アキシノに声を掛けられて、シンシンのガーラダマがアキシノのものだったと知る。
今帰仁のクボーヌムイで平維盛とアキシノに再会する。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。

・ナナ
早田次郎左衛門の娘。
イトの弟子で、ヂャンサンフォンの弟子でもある。
サハチたちを開京に連れて行く。
ササと気が合い、一緒に琉球に行く。
ササと一緒にヤンバルや久高島に行ってスサノオの神様の事を調べる。
丸太引きのお祭りで佐敷の守護神を務める。
佐敷のお祭りのお芝居「瓜太郎」で犬を演じる。
ササたちと一緒に御台所様と会う。
ササと一緒にセーファウタキに行く。
ササと一緒に与論島に行く。
ササと一緒に熊野に行く。
ササとサスカサと一緒に久高島に行く。
ジャワのスヒターたちと一緒に与那原に行き、ヂャンサンフォンの指導を受ける。
佐敷ヌルと一緒に安須森に行く。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
琉球に帰り、ササと一緒に佐敷から与那原グスクに移る。
鎧を身に着けて、ササと一緒に玻名グスク攻めの陣地に行く。
サハチに連れられて、ササと一緒に古いウタキを巡る。
ササと一緒に祝い酒と料理を持って玻名グスクの陣地に行き、新年の儀式を行なう。
ササと一緒に4人の娘たちを指導する。
ササと一緒に忘れ去られたウタキを探しに旅に出る。
ササと一緒に一月遅れの久高島参詣に行き、小渡ヌルの久高ヌル就任に立ち会う。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヂャンサンフォンの指導のもと修行に励む。
琉球に来た慈恩禅師と再会する。
伊平屋島と伊是名島を守るために水軍を率いて出陣する。
琉球に来たサイムンタルーと再会する。
サハチたちを船に乗せて慶良間の島に行く。
ヌルたちを船に乗せて安須森に行く。
山南王の死を聞いて驚き、思紹と今後の対策を練る。
タブチが山南王の座から降りたと聞いて驚き、思紹たちと今後の作戦を練る。
思紹たちを乗せて、一月遅れの久高島参詣に行く。

キーダカ姫
アマン姫の孫娘。
アカラムイに来た小渡ヌルの勾玉を見て驚き、小渡ヌルに久高ヌルを継げと言う。
小渡ヌルをスベーラムイに連れて行く。


・ユンヌ姫
アマン姫の娘。
スサノオの孫娘。
ササの勾玉に憑いてヤマトゥに行き、祖父のスサノオと会う。
ササのために新宮十郎を探して、ササと会わせる。
ササのためにスサノオと一緒に鳥居禅尼を探す。
スサノオと慶良間の島に行き、タミーとサハチに声を掛ける。
児島のグルーを琉球に連れて行く。
サハチたちが包囲した玻名グスクの様子を見ている。
サハチに声を掛けて、ササたちを古いウタキに連れて行く。
ササたちと一緒に古いウタキを探す。
小渡ヌルの事を調べて、小渡ヌルの母親の先祖が津波で亡くなった久高ヌルの双子の妹だった事を知る。
久高島参詣に付いてきて、姪のキーダカ姫と会う。


・久高ヌル
300年前に津波で亡くなった久高ヌル。
小渡ヌルに久高ヌルを継いでもらおうと時々、声を掛けていた。
スベーラムイに来た小渡ヌルに、久高ヌルになってスベーラムイを守ってくれと言う。


・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。
佐敷のお祭りでウニタキと一緒にチルーに謝る。
ヌルたちの安須森参詣に参加する。
久高島参詣に来た小渡ヌルが久高ヌルを継ぐ事になって喜ぶ。

・ウニチル
ウニタキとフカマヌルの娘。
佐敷のお祭りに来て、舞台で歌っているウニタキを見て、お父さんと呼ぶ。
母と一緒に安須森参詣に参加する。

・大里ヌル
久高島の月の神様を祀るヌル。
太陽を見た事がないので、色白で妖艶。
久高島参詣に来た小渡ヌルが久高ヌルを継ぐ事になり、初めて太陽を拝んで感激する。




尚巴志伝
posted by 酔雲 at 09:40| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする