2018年08月27日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 48.七重の塔と祇園祭り

サハチ(尚巴志)たちは憧れの京都に着きました。
北野天満宮の近くにある「一文字屋」のお世話になりました。
サハチは一文字屋の主人とは二十年振りの再会でした。

一文字屋の娘、まりの案内でサハチたちは京都見物を楽しみます。
北野天満宮に行って、ヤマトゥの王様だった北山殿(足利義満)が暮らしていた北山第という御殿を見に行きます。
高い塀に囲まれていて中は見えませんが、高くそびえる七重の塔は見えました。
その高さにサハチたちは声も出ないくらいに驚き、ヂャンサンフォンも驚いていました。
北山第には黄金に輝く御殿があるのに、将軍様(足利義持)はそこには住まず、三条坊門の御所で暮らしていると、まりは言いました。

今宮神社に行く途中、ササは船岡山を見て、古いウタキがあるから行こうと言い出します。
船岡山は葬送地で、誰も近づかないと、まりは言いますが、ササは行く気満々です。
山頂にはウタキらしい岩があって、そこからの眺めは最高でした。
ササはウタキの前に座り込んでお祈りを捧げます。
ササはスサノオの神様の声を聞きました。

次の日は祇園社のお祭りを見に行きました。
山鉾という大きな御神輿がいくつも街を練り歩き、サハチたちは驚きながらもお祭りを楽しみました。
お祭りは二日間あって、ササたちは二日目もお祭りに行きましたが、サハチたちは街中を散策しました。
天皇が住んでいるという御所を見て、その近くにある勘解由小路殿(斯波義将)の屋敷も見ました。
勘解由小路殿は将軍様に信頼されている重臣なので、サハチは会ってみたいと思いました。



◇七重の塔

1392年、相国寺の伽藍が整う。
1394年9月、相国寺、炎上する。11月に再建を始める。
1394年12月、足利義満は九歳の義持に将軍職を譲る。義満は太政大臣になる。
1395年、義満、出家し、鹿苑院道義と号す。
1397年4月、義満、北山第の普請を始める。
1399年9月、相国寺の七重塔が落成。高さ360尺(111m)。
1402年9月、義満、北山第で明使と会い、日本国王に封じられる。
1403年6月3日、相国寺の七重塔に雷が落ちて焼け落ちる。
1404年4月3日、北山の地に七重塔を建てる儀式を行う。
1407年、北山第内に七重塔が落成。
1408年5月、義満、死す。
1416年1月9日、三度の落雷で七重塔は焼失する。
     義持、相国寺内に七重塔を再建する。高さは13丈(40m)。
1467年、応仁の乱で相国寺のほとんどが焼けてしまったのに、七重塔だけがぽつんと焼け残っていた。
1470年10月3日、相国寺内に再建された七重塔、落雷で焼け落ちる。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
琉球から使者を送るために、できれば将軍様に会いたいと思っている。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
朝鮮は母親の故郷なので、どんな所なのか楽しみにしている。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。
将軍様と会ってヤマトゥと交易し、朝鮮の王様と会って朝鮮とも交易したいと願っている。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
サハチが将軍様と会えるように、知人の禅僧を訪ねようと考えている。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
京都に着いて、船岡山でスサノオの神様の声を聞いて感激する。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
丸太引きのお祭りで若狭町の守護神を務める。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。
サハチのために唐人の通訳を探そう考える。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
ヂャンサンフォンの指導を受けるために琉球に来る。
ヤマトゥに帰って慈恩禅師を見つけ出して、琉球に連れて来ようと考えている。
村上又太郎から慈恩禅師が信濃にいると聞いて喜ぶ。
慈恩禅師の弟子の中条兵庫を探せば、将軍様とも会えると考える。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
妻は今帰仁按司の娘、マハニ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
ヂャンサンフォンに出会えたので、尚巴志の襲撃を中止する。
ヤマトゥから帰って来たヂャンサンフォンを迎えて指導を受ける。
従者として明国に二度、朝鮮にも二度行っている。
武当拳で尚巴志に負け、尚巴志を師兄と敬う。
山南王から許しをもらって、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でシンシンに負け、ササ、シンシン、シズを師姐と敬う。
サハチの真似をして、笛の稽古を始める。
九州探題の渋川道鎮に会えば、勘解由小路殿にも会えると思う。

・イハチ
サハチの三男。
ヤマトゥに来て、驚く事ばかり。

・クサンルー
浦添按司の長男、浦添若按司。
ヤマトゥに来て、驚く事ばかり。

・クム
首里の女子サムレー。
実力で選ばれ、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・ハナ
首里の女子サムレー。
実力で選ばれ、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・アミー
島添大里の女子サムレー。二番組。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行く。
実力で選ばれ、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・一文字屋孫三郎
坊津の一文字屋の主人。
サハチたちと一緒に京都に行く。

・みお
一文字屋孫三郎の三女。
サハチたちと一緒に京都に行く。

・一文字屋次郎左衛門。
京都の一文字屋主人。孫三郎の兄。
サハチとの再会を喜ぶ。

・まり
一文字屋次郎左衛門の三女。



尚巴志伝
ラベル:琉球 尚巴志伝
posted by 酔雲 at 20:00| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月20日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 47.瀬戸内の水軍

博多に着いたサハチ(尚巴志)たちは一文字屋の船に乗って京都に向かいました。
赤闃ヨで大内氏の水軍大将、広中三河守のお世話になり、翌日、潮の流れが変わるのを待って、瀬戸内海に入りました。
初めのうちは快適に走りましたが、潮の流れが変わってしまい、小さな港に入ります。
ンマムイとシンシンが船の上で笛の稽古をしていたら、村の者たちが集まって来て、遠い所からよく来てくれたとサハチたちは村の長老に歓迎されます。
長老の屋敷に招待されて、捕れ立ての魚介や酒の御馳走になり、楽しい一時を過ごします。
長老は屋敷に泊まっていけと勧めましたが、孫三郎が首を振って、サハチたちは船に戻ります。
この辺りの漁師は海賊になる場合もあるので、気をつけなければならないと孫三郎は言います。
夜中にササに起こされ、村人たちが襲って来るとササは言います。
月のない夜中に船を出すのは危険だったが、サハチたちは港から離れます。
港に松明の光が見えましたが、船を出して追って来る事はなく助かりました。

翌日は室積という大きな港に入って、広中三河守の家臣が食事や宿舎の世話をしてくれたので、ゆっくり休めました。
上関では村上水軍の村上又太郎と妹のあやに歓迎されます。
あやは慈恩禅師の弟子で、ササと仲よしになります。
修理亮は慈恩禅師の事を聞いて、慈恩禅師が信濃の国にいるらしいと言う事がわかって喜びます。
そして、慈恩禅師の弟子の中条兵庫助が将軍様の武術指南役を務めている事がわかり、サハチは中条兵庫助と会って、将軍様に近づこうと考えます。

あやが護衛の船を付けてくれたので、サハチたちは安心して東へと向かいます。
瀬戸内海には大小様々な島が散らばっていて、潮の流れも複雑でした。

鞆の浦で潮待ちをして、あやと別れました。
児島の下の津で塩飽水軍の頭領、塩飽三郎入道と会い、牛窓港に着きました。
牛窓には一文字屋の店があって、サハチたちは一文字屋の屋敷でのんびりしました。



◇尚巴志たちの船旅

5月29日、博多から赤闃ヨまで。広中三河守の歓迎を受ける。
6月1日、赤闃ヨから小さな漁港まで。海賊に襲われそうになる。
6月2日、小さな漁港から室積まで。広中三河守の家臣に歓迎される。
6月3日、室積から上関まで。村上又太郎に歓迎される。
6月4日、上関に滞在。ヂャンサンフォンが又太郎とあやに武当拳を指導する。
6月5日、上関から津和地島まで。あやが宿舎を手配してくれる。
6月6日、津和地島から蒲苅三之瀬まで。あやが宿舎を手配してくれる。
6月7日、蒲苅三之瀬から鞆の浦まで。「三星屋」の世話になる。
6月8日、鞆の浦から児島の下の津まで。塩飽三郎入道の世話になる。
6月9日、児島の下の津から牛窓まで。「一文字屋」の屋敷がある。



◇村上水軍

1333年、村上義弘、瀬戸内海で北条時直の水軍を破る。
1349年、能島村上氏が東寺領の弓削庄付近で海上警護を請け負っていた。
1350年、足利義詮は熊野水軍安宅氏に、淡路国沼島以下海賊退治を命じる。
1358年、足利尊氏が没し、足利義詮が二代将軍の座につく。
1361年、征西府軍、少弐氏の太宰府を落とし太宰府を征西府とする。1372年まで存続。
1365年、村上義弘、河野通尭と共に大宰府の懐良親王に謁見する。
1369年、村上長門守義弘、村上山城守、水軍として伊予で活躍する。
1371年、懐良親王、「日本国王良懐」の名で明の冊封を受ける。
1372年、今川了俊が九州探題として派遣される。
     太宰府落城。懐良親王、太宰府から良山に移る。
1374年、村上義弘、行方不明になる。
1377年、村上師清、甥の義胤を連れて信濃から瀬戸内海に進出し、村上義弘の跡を継ぐ。
     伊予水軍頭領村上師清、因島支配者今岡通任と戦い勝利する。
1383年、征西将軍懐良親王没。
1399年、能島の村上山城守師清、死す。甥の義胤が跡を継ぐ。




登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
琉球から使者を送るために、できれば将軍様に会いたいと思っている。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
夜中に、海賊の動きを察知して、襲撃を防ぐ。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
丸太引きのお祭りで若狭町の守護神を務める。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
上関で村上又太郎とあやに武当拳の指導をする。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
ヂャンサンフォンの指導を受けるために琉球に来る。
ヤマトゥに帰って慈恩禅師を見つけ出して、琉球に連れて来ようと考えている。
村上又太郎から慈恩禅師が信濃にいると聞いて喜ぶ。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
妻は今帰仁按司の娘、マハニ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
ヂャンサンフォンに出会えたので、尚巴志の襲撃を中止する。
ヤマトゥから帰って来たヂャンサンフォンを迎えて指導を受ける。
従者として明国に二度、朝鮮にも二度行っている。
武当拳で尚巴志に負け、尚巴志を師兄と敬う。
山南王から許しをもらって、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でシンシンに負け、ササ、シンシン、シズを師姐と敬う。
サハチの真似をして、笛の稽古を始める。

・イハチ
サハチの三男。

・クサンルー
浦添按司の長男、浦添若按司。

・クム
首里の女子サムレー。
実力で選ばれ、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・ハナ
首里の女子サムレー。
実力で選ばれ、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・アミー
島添大里の女子サムレー。二番組。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行く。
実力で選ばれ、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・一文字屋孫三郎
坊津の一文字屋の主人。

・みお
一文字屋孫三郎の三女。

・広中三河守
大内氏の水軍大将。

・村上又太郎
村上水軍の頭領、山城守の長男。

・村上あや
又太郎の妹。

・塩飽三郎入道
塩飽水軍の頭領。



尚巴志伝
ラベル:琉球 尚巴志伝
posted by 酔雲 at 21:23| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月13日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 46.博多の呑碧楼

サハチ(尚巴志)たちを乗せた交易船は伊平屋島で、シンゴとマグサの船と合流して、ヤマトゥを目指して北上しました。
トカラの宝島で大歓迎されて、神様扱いされるササを見て、サハチたちは驚きます。
ンマムイは宝島でササ、シンシン、シズがヂャンサンフォンの弟子だと知って驚き、シンシンに負けて、三人を姉弟子として敬います。

薩摩の坊津に無事に着き、サハチは二十年前との変わり様に驚き、ウニタキとファイチはヤマトゥに着いたと喜びます。
サハチたちは交易船から降りて、マグサの船に移り、博多に向かう交易船を送り出します。
六日間滞在した坊津をあとにして、甑島、五島を通って壱岐島に着きました。
早田藤五郎と志佐壱岐守に歓迎され、藤五郎は通事として一緒に朝鮮に行くと言ってくれました。

博多の港は賑やかに栄えていて、琉球の交易船も泊まっていました。
博多の一文字屋のお世話になって、その晩、歓迎の宴を開いてくれました。
博多座の舞台を見たサハチたちは感激します。
博多座の芸人たちから話を聞きながら酒を飲んでいたサハチは、ササたちがいない事に気づきます。
高い所が好きなササが呑碧楼に登ったに違いないと思ったサハチは、ウニタキとファイチを誘って妙楽寺に行きます。
塀を乗り越えて境内に入り、ウニタキが持っていた鉤縄を使って呑碧楼の二階に登ります。
二階から階段を登って最上階まで行くと、ササ、シンシン、シズがいました。
ササが持って来た酒を回し飲みして、月見酒を楽しみました。



◇博多の呑碧楼は1346年頃、妙楽寺に建てられました。
 高さが30mほどの楼閣だったようです。
 当時、元の国から来た船が博多の港に出入りしていて、呑碧楼は博多のシンボルになっていました。
 1371年、今川了俊が南朝の拠点になっていた太宰府を攻めましたが、その時、呑碧楼は焼け落ちてしまいます。
 若き日のサハチが博多に来た1387年、呑碧楼はありませんでした。
 九州探題になった今川了俊は1390年に呑碧楼を再建します。
 1395年、今川了俊は九州探題を解任され、渋川満頼が九州探題になります。
 ンマムイが博多に来たのは1399年で、呑碧楼を見て、渋川満頼の案内で呑碧楼に登りました。
 1440年頃、呑碧楼は台風で倒壊したようです。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。
ウニタキとファイチと一緒に、ササたちを探すために呑碧楼に登る。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
妻は今帰仁按司の娘、マハニ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
ヂャンサンフォンに出会えたので、尚巴志の襲撃を中止する。
ヤマトゥから帰って来たヂャンサンフォンを迎えて指導を受ける。
従者として明国に二度、朝鮮にも二度行っている。
武当拳で尚巴志に負け、尚巴志を師兄と敬う。
山南王から許しをもらって、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でシンシンに負け、ササ、シンシン、シズを師姐と敬う。
サハチの真似をして、笛の稽古を始める。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
シンシンとシズと一緒に呑碧楼に登り、サハチたちを待つ。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。
トカラの宝島でンマムイに勝ち、ンマムイから師姐と敬われる。
ササを真似して笛の稽古を始める。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
丸太引きのお祭りで若狭町の守護神を務める。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・クム
首里の女子サムレー。
実力で選ばれ、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・ハナ
首里の女子サムレー。
実力で選ばれ、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・アミー
島添大里の女子サムレー。二番組。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行く。
実力で選ばれ、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
ヂャンサンフォンの指導を受けるために琉球に来る。
ヤマトゥに帰って慈恩禅師を見つけ出して、琉球に連れて来ようと考えている。

・チェンヨンジャ(陳永嘉)
進貢船の火長(船長)。
ヂャンサンフォンの孫弟子。

・シンゴ
早田新五郎。対馬のサイムンタルー(早田左衛門次郎)の弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘、マユが生まれる。

・マグサ
クルシの配下として尚巴志の家臣になる。
クルシが引退したあと、船長になる。
琉球での妻はイチ。
坊津からサハチたちを乗せて博多に行く。

・クルシ
早田左衛門太郎の重臣。
倅に跡を譲って隠居し、尚巴志の家臣として船長になる。
マグサに船長の座を譲り、黒瀬大親を名乗り水軍の指南役になる。
ヒューガがヤマトゥ旅に出た時、水軍大将を務める。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・新川大親
中山王の正使。
武寧の正使としてシャムから帰国したが、武寧が滅んだので思紹に仕える。
国子監の官生だった秀才。

・本部大親
中山王の副使。
ンマムイの妻になった今帰仁按司の娘、マハニの従者として浦添に来る。
ンマムイの従者として明や朝鮮に行き、語学を買われて進貢船の従者になる。

・又吉親方
明国から帰ってきた進貢船のサムレー大将。
思紹に仕え、首里七番組のサムレー大将になる。

・外間親方
シラタル。首里五番組のサムレー大将。
久高島出身。
慶良間の島の武術師範、マニウシの長男。

・チョル
倭寇にさらわれて琉球に来て、サミガー大主のもとで20年間働いた鮫皮職人。
通事を務めたあと、朝鮮に帰国する。

・カンスケ
対馬島のイトの弟。尚巴志の義弟。
通事として、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
早田六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・チータイ
武寧の側室だった高麗人。
朝鮮に帰るために交易船に乗る。

・サントゥク
武寧の側室だった高麗人。
朝鮮に帰るために交易船に乗る。

・ウカ
武寧の側室だった高麗人。
朝鮮に帰るために交易船に乗る。
九歳の娘、イカがいる。

・一文字屋孫三郎
坊津の一文字屋の主人。

・みお
一文字屋孫三郎の三女。

・イハチ
サハチの三男。

・クサンルー
浦添按司の長男、浦添若按司。

・早田左衛門三郎
シンゴの兄。早田氏の五島の拠点を守る。

・早田藤五郎
シンゴの義兄。早田氏の壱岐島の拠点を守る。
高麗人。

・志佐壱岐守
壱岐島の倭寇の大将。
サハチがヤマトゥに行った時にお世話になる。
ジクー禅師を連れて琉球に行く。
壱岐島に来たサハチたちを歓迎する。

・一文字屋孫次郎
博多の一文字屋の主人。

・ふさ
一文字屋孫次郎の長女。

・俊阿弥
博多座の座頭。




尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 20:17| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月06日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 45.佐敷のお祭り

4月21日、佐敷グスクでお祭りが行なわれました。
思紹が大グスク按司から佐敷按司に任じられ、佐敷にグスクを築いてから29年の月日が経っていました。
東曲輪が開放されて、舞台では娘たちの踊りや笛の演奏が行なわれ、女子サムレーたちによる剣術の模範試合、シンシンとササの武当拳の模範試合も披露されました。
中グスク按司のクマヌが山伏の格好でやって来て。思紹も東行法師になってやって来ました。

舞台でウニタキが娘のミヨンと三弦を弾きながら歌を歌っている時、久高島のフカマヌルが娘のウニチルを連れてやって来ました。
サハチはまずいと慌てて、二人を屋敷の方に呼びますが、ウニチルはお父さんが歌っていると言って舞台の方に行ってしまいます。
もう無理だとフカマヌルは言いました。
久高島参詣の時、マチルギがウニチルの名前を知ってしまい、ウニタキを問い詰めたと言います。

舞台を降りたウニタキは妻のチルーとフカマヌルを連れて、屋敷に上がりました。
サハチは舞台に上がって、一節切を披露しました。

チルーとフカマヌルが話をしていると言って、縁側でしょんぼりしていたウニタキを連れて、サハチは、かつて、ウニタキの拠点だった裏山の屋敷に行きます。
その屋敷にはイーカチがいて、三人の女子サムレーもいました。
女子サムレーたちが、そろそろ出番だと言って佐敷グスクに向かうと、ウニタキはイーカチに、本物の絵画きになれと言います。
チニンチルーと一緒になって、表の世界で活躍しろと言います。

佐敷グスクに戻ると、佐敷ヌルが笛を吹いていました。
神秘的なその調べに皆が感動していました。
屋敷を覗くとチルーとフカマヌルはいませんでした。
佐敷ヌルの屋敷に行くと、マチルギとナツがチルーとフカマヌルの話を聞いていました。

佐敷のお祭りから六日後、サハチ、ウニタキ、ファイチの三人はわくわくしながらヤマトゥへと旅立ちました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。
笛が得意。マチルギからもらった一節切の稽古に励んでいる。
佐敷のお祭りで一節切を初披露して喝采を浴びる。
梅雨が明け、ウニタキ、ファイチと一緒にヤマトゥと朝鮮の旅に出る。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
読谷山で見つけた赤いガーラダマを身に付ける。
笛が得意。
佐敷のお祭りでシンシンと武当拳の模範試合を演じる。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
読谷山で見つけた青いガーラダマを身に付ける。
佐敷のお祭りでササと武当拳の模範試合を演じる。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・中グスク按司
クマヌ。
ヤマトゥの山伏で、長い間、思紹に仕えて、中グスク按司になる。
佐敷のお祭りに山伏姿でやって来る。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
弁ヶ岳の新しい拠点が完成する。
三弦と歌が得意。
佐敷のお祭りで、フカマヌルとの事がチルーにばれて頭を下げる。
サハチとファイチと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。
突然、ウニチルが妹だと言われて驚く。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
ウニタキとフカマヌルの関係を知って悲しむ。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。
佐敷のお祭りで、マチルギと一緒に、チルーとフカマヌルの話を聞く。

・マカトゥダル
尚巴志の長男、サグルーの妻。
山田按司の三女。
サグルーと一緒に山南王の婚礼に行き、有名になる。
サハチの子供たちを連れて、佐敷のお祭りに行く。

・シンゴ
早田新五郎。対馬のサイムンタルー(早田左衛門次郎)の弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘が生まれる。

・マグサ
クルシの配下として尚巴志の家臣になる。
クルシが引退したあと、船長になる。
琉球での妻はイチ。
マチルギたちを乗せてヤマトゥに行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。
阿波根グスクの洞窟でンマムイを鍛える。
サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
ヂャンサンフォンの指導を受けるために琉球に来る。
ヤマトゥに帰って慈恩禅師を見つけ出して、琉球に連れて来ようと考えている。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
ヂャンサンフォンに出会えたので、尚巴志の襲撃を中止する。
ヤマトゥから帰って来たヂャンサンフォンを迎えて指導を受ける。
従者として明国に二度、朝鮮にも二度行っている。
武当拳で尚巴志に負け、尚巴志を師兄と敬う。
山南王から許しをもらって、サハチたちと一緒に朝鮮とヤマトゥに行く。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬でシンゴの妻に謝り、許してもらう。
ユリの吹く笛に魅了されて、笛を習い始める。
佐敷のお祭りで横笛を披露して喝采を浴びる。

・ユリ
奥間で生まれたヒューガの娘。
武寧の長男、カニムイの側室になり、娘を産む。
浦添グスク炎上時、ウニタキに助けられて佐敷で娘と暮らす。
笛の名手。佐敷ヌルに笛の指導をする。
佐敷のお祭りの準備を佐敷ヌルと一緒にする。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。
佐敷のお祭りでウニタキと一緒にチルーに謝る。

・ウニチル
ウニタキとフカマヌルの娘。
佐敷のお祭りに来て、舞台で歌っているウニタキを見て、お父さんと呼ぶ。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。
チニンチルーに惚れているが、年齢の差を気にして悩んでいる。

・チニンチルー
首里の女子サムレー。
知念出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
イーカチに惹かれている。

・チタ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
笛の名手。

・クニ
首里の女子サムレー。
サハチの従妹。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。
サグルーが山南王の婚礼に出掛けたと聞いて驚き、心配して、島添大里グスクに飛んでくる。
佐敷のお祭りで、チルーとフカマヌルの話を聞く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。
琉球のために、ヤマトゥと朝鮮と交易がしたいと考えている。
サハチ、ウニタキと一緒に朝鮮、ヤマトゥの旅に出る。




尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 18:38| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする