2017年12月25日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 16.真武神の奇跡

「酔夢楼」で永楽帝に会ったあと、サハチ(尚巴志)たちは「桃香楼」に行って、ヂュヤンジンとリィェンファの婚約のお祝いをして一晩中騒いでいました。
夜が明けた頃、ヂュヤンジンの屋敷に帰り、ヂュヤンジンが出仕して行ったあと、ファイチは永楽帝と話した事をサハチたちに教えてくれました。

60万の官軍に対して、永楽帝の兵は800人しかいなかったそうです。
永楽帝は800人の兵で北京周辺の兵を攻略して兵を集めたようです。
皇帝に叛旗をひるがえした永楽帝は賊軍にされてしまい、南から運ばれて来る食糧も止められてしまいます。
戦に勝利して、皇帝になれたのは、まさに奇跡のような信じられない事でした。

ファイチは永楽帝に進貢船の下賜と冊封使の延期を頼みました。
進貢船の下賜はもう少し待ってくれと言われ、冊封使は送らないと言ったようです。
サハチとしてもまだ首里の都が完成していないのに、冊封使が来たら困るので、それでいいと納得します。

一眠りして、サハチが起きると、ウニタキが荷造りをしていました。
サハチは三姉妹に会いに行こうとしていた事を思い出します。
ファイチが起きて、三姉妹に会いに行く前に行くべき所があると言います。
永楽帝は今、有名な道士を探していて、その道士はファイチの師匠で、その道士を探しに武当山に行くとファイチは言いました。
武術が盛んだという武当山にはサハチもウニタキも行ってみたいと思っていました。
次の日、サハチたちは武当山を目指して旅立ちます。



◇永楽帝の挙兵
1360年4月17日、永楽帝、洪武帝の四男に生まれる。
1368年、洪武帝、明を建国。
1380年、永楽帝、燕王として北平(北京)に赴く。
1390年、永楽帝、北伐に勝利する。
1392年5月12日、洪武帝の長男の皇太子、死す。
1395年3月20日、洪武帝の次男、泰王、死す。
1396年、永楽帝、北伐に勝利する。
1398年3月30日、洪武帝の三男、晋王、死す。
1398年閏5月10日、洪武帝、死す。孫の建文帝が即位。
1398年7月、洪武帝の五男、周王、身分を剥奪され、雲南に流刑される。
1399年1月、洪武帝の13男、代王、身分を剥奪され、応天府に監禁される。
1399年2月、燕王、建文帝に呼ばれて応天府に行く
1399年3月、洪武帝の七男、斉王、身分を剥奪され、応天府に監禁される。
1399年5月26日、洪武帝の12男、湘王、建文帝の兵に攻められ戦死する。
1399年6月、洪武帝の18男、雲南王、身分を剥奪され、漳州(福建省)に流罪。
1399年7月4日、永楽帝、北平で挙兵する。
1399年8月15日、永楽帝、南京からの討伐軍を雄県の会戦で撃破する。
1399年11月、永楽帝、北平城下で50万の官軍に大勝する。
1400年1月、永楽帝、蔚州と大同を攻撃する。
1400年4月、永楽帝、白溝河の戦いで60万の官軍に勝利する。
1400年12月、永楽帝、東昌の会戦に敗れる。
1401年3月、永楽帝、コダ河の戦いに勝利する。
1401年12月、永楽帝、一気に応天府(南京)を攻め落とすため、北平を出陣する。
1401年1月、永楽帝、コダ川で官軍を撃破する。
1401年4月、永楽帝、霊壁の戦いで官軍に勝利する。各地の武将たちも永楽帝に寝返る。
1401年5月、永楽帝、泗州、揚州を制圧。
1401年6月、永楽帝、長江を渡河。
1401年6月13日、永楽帝、応天府を攻撃。建文帝は逃亡し、永楽帝が即位する。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。

・ヂュヤンジン(朱洋敬)
科挙に合格して、ファイチと一緒に宮廷に仕えたファイチの親友。
政策を批判して、宮廷から追放されるが、永楽帝が皇帝になると宮廷に戻り、永楽帝に仕える。

・リィェンファ(蓮華)
富楽院の妓楼「桃香楼」の女将。
富楽院で一、二を争う有名な妓女で、偉い文人の妾になる予定だったが、その文人は建文帝に殺される。
内乱のあと、富楽院に戻ると屋敷は無事で、ファイチが植えた桃の木も無事だった。
亡くなったタオファのためにも妓楼の女将になって、ファイチが帰って来るのを待とうと決心する。
妓楼の名を「春香楼」から「桃香楼」に変える。



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2017年12月18日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 15.応天府の夢に酔う

ファイチは再会した友人、ヂュヤンジンと一晩中、語り合っていました。
お陰でサハチ(尚巴志)とウニタキは妓楼「桃香楼」に泊まる事になりました。
富楽院の妓女たちは皆、一流の芸を身に付けていて、お客も一流の者たちでした。
どんなに金持ちでも、一流の男でなければ相手にはされません。
一流の男というのは、うまい詩が作れたり、うまい字や絵が描けたり、文学や歴史に詳しかったり、とにかく、何か人よりも優れたものを持っている人の事です。
俺たちには縁がない話だなとサハチもウニタキも思っていましたが、そうでもありませんでした。

ウニタキが部屋にあった三弦を弾いて歌を歌ったら、言葉がわからないのに妓女たちは褒めてくれました。
サハチも負けずに横笛を見つけて吹きました。
吹き終わると妓女たちのサハチを見る目が変わっていました。
少しは一流に近づいたかなとサハチは嬉しくなりました。

夜が明けると妓楼を出て、宿屋に行って馬と荷物を受け取ってヂュヤンジンの屋敷に行きました。
ヂュヤンジンの屋敷は国子監のさらに先の方にあって、広い敷地を持った立派な屋敷でした。
ヂュヤンジンが仕事に行ったあと、ファイチはヂュヤンジンの事を話してくれました。

洪武帝が亡くなったあと、孫の建文帝が即位しましたが、ヂュヤンジンは政策に反対して宮廷を追放されてしまいます。
ヂュヤンジンは武当山に行って道士の修行を積みます。
永楽帝が建文帝を倒して即位すると、永楽帝のために働かなければと思い、山を下りて応天府に行きます。
永楽帝はヂュヤンジンを覚えていて、すぐに役職に就けました。

一眠りしたあと、サハチたちは会同館に向かいましたが、途中で、以前にファイチが住んでいた屋敷に寄りました。
草ぼうぼうの荒れ地に建つ朽ちかけた屋敷をファイチは呆然と見つめていました。
両親がここで殺され、二人の兄は永楽帝に仕えて戦死したとファイチは言いました。
ファイチが昔話をしている時、屋敷の天井から木箱が落ちてきて、開けてみると木彫りの人形が入っていました。
真武神という武術の神様の人形でした。
永楽帝がいる宮殿は高い城壁に囲まれていて、会同館はその城壁の近くにありました。
中山王の使者たちはまだ到着していませんでした。

サハチたちは都見物を楽しみましたが、それに飽きると杭州にいる三姉妹に会いに行こうと考えます。
ヂュヤンジンの屋敷に帰ると、これから富楽院に行くとヂュヤンジンが言います。
ヂュヤンジンがリィェンファを口説きに行くに違いないと思って、サハチたちは富楽院に行きます。
ヂュヤンジンは「桃香楼」を素通りして、「酔夢楼」という富楽院でも一番高級な妓楼に入って行きました。
「酔夢楼」には富楽院一といわれるリュウイェンウェイという妓女がいて、そして、永楽帝がいました。
永楽帝はお忍びで、ファイチに会いに来たのでした。
サハチもウニタキも緊張して、すっかり堅くなってしまいます。
ファイチは永楽帝と話をしていましたが、朽ち果てた自宅の天井から落ちてきた人形を永楽帝に見せました。
永楽帝はその人形をじっと見つめていました。
ファイチはその人形を永楽帝に贈りました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。

・ヂュヤンジン(朱洋敬)
科挙に合格して、ファイチと一緒に宮廷に仕えたファイチの親友。
政策を批判して、宮廷から追放されるが、永楽帝が皇帝になると宮廷に戻り、永楽帝に仕える。

・リィェンファ(蓮華)
富楽院の妓楼「桃香楼」の女将。
富楽院で一、二を争う有名な妓女で、偉い文人の妾になる予定だったが、その文人は建文帝に殺される。
内乱のあと、富楽院に戻ると屋敷は無事で、ファイチが植えた桃の木も無事だった。
亡くなったタオファのためにも妓楼の女将になって、ファイチが帰って来るのを待とうと決心する。
妓楼の名を「春香楼」から「桃香楼」に変える。

・リーファ(梨華)
「桃香楼」の妓女。

・ランファ(蘭華)
「桃香楼」の妓女。

・ジュファ(菊華)
「桃香楼」の妓女。

・リュウイェンウェイ(劉媛維)
「酔夢楼」の最高級の妓女。

・永楽帝
明国の皇帝。
洪武帝の四男。甥の建文帝を倒して皇帝になる。



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2017年12月11日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 14.富楽院の桃の花

サハチ(尚巴志)たちは三姉妹と一緒に杭州に向かいます。
明国は思っていたよりもずっと広く、杭州まで14日も掛かりました。
宋の時代に首都だった杭州は、元の時代には貿易港として栄え、人口が百万を超えた大都市でした。
街は城壁に囲まれていて、その城壁は百年ほど前に、三姉妹の祖父であるヂャンシーチォン(張士誠)が再建したのよと三姉妹は自慢します。

三姉妹と別れたサハチたちは明国の首都、応天府(南京)を目指します。
城壁に囲まれた応天府の都は広く、ファイチは故郷に帰って来たと感慨深げです。
サハチも景色を眺めながら、明国のも都に来たと感動しています。

宿屋に荷物と馬を預けて、サハチたちは「富楽院」という有名な歓楽街に行きます。
大通りを挟んで妓楼がいくつも並んでいます。
サハチとウニタキはどこかの妓楼から美人の妓女が出て来ないかとキョロキョロしています。
ファイチが急に立ち止まって、妓楼の前にある桃の木を見つめました。
その桃の木はファイチが八年前に植えたものだと思うけど、妓楼の名前が違っていると言います。
ファイチが首を傾げて去ろうとした時、妓楼から女が出て来て、ファイチに声を掛けました。
ファイチもその女も驚いているようですが、サハチとウニタキには何を話しているのかわかりません。

女に誘われて、サハチたちはその妓楼に上がります。
その妓楼は以前、ファイチが通っていた妓楼で、馴染みだった妓女のタオファは五年前に病死してしまったようです。
妓楼から出て来た女はリィェンファといって、当事、富楽院で一、二を争っていた有名な妓女で、今はこの妓楼の女将をしていて、タオファのためにファイチが帰って来るのを待っていたと言います。
サハチたちはおいしい料理を御馳走になり、若い妓女たちも現れます。
サハチとウニタキは片言の明国の言葉で妓女たちと話をしながらお酒を飲みます。
ファイチは亡くなったタオファが残した詩を読んで涙ぐんで、返事の詩を書きます。
ファイチがサハチとウニタキに、タオファとの思い出を話していると男が入って来ました。
その男とファイチは驚いた顔をして見つめ合い、再会を喜びました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。

・メイファン(張美帆)
福州の海賊ヂャンルーチェンの三女。
父と敵対している海賊リンジェンフォンの長男と駆け落ちして琉球に行き、ファイチと出会う。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。

・スンリー(孫里)
三姉妹の配下。

・ファンボ(范波)
三姉妹の配下。

・シュルン(徐輪)
三姉妹の配下。

・リィェンファ(蓮華)
富楽院の妓楼「桃香楼」の女将。
富楽院で一、二を争う有名な妓女で、偉い文人の妾になる予定だったが、その文人は建文帝に殺される。
内乱のあと、富楽院に戻ると屋敷は無事で、ファイチが植えた桃の木も無事だった。
亡くなったタオファのためにも妓楼の女将になって、ファイチが帰って来るのを待とうと決心する。
妓楼の名を「春香楼」から「桃香楼」に変える。

・タオファ(桃華)
「春香楼」の妓女。
ファイチの馴染みだったが、ファイチが行方知れずになってしまい、心配しすぎて病になる。
内乱の時、避難した蘇州で亡くなる。

・リーファ(梨華)
「桃香楼」の妓女。

・ランファ(蘭華)
「桃香楼」の妓女。

・ジュファ(菊華)
「桃香楼」の妓女。

・ヂュヤンジン(朱洋敬)
科挙に合格して、ファイチと一緒に宮廷に仕えたファイチの親友。
政策を批判して、宮廷から追放されるが、永楽帝が皇帝になると宮廷に戻り、永楽帝に仕える。



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2017年12月05日

◇尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 13.首里のお祭り

思紹王が首里グスクに入って一年が経った2月9日、首里でお祭りが行なわれました。
ヤマトゥ旅から帰って来たマウシとシラーは首里の城下に屋敷をもらい、ジルムイは首里にできた島添大里按司の屋敷で暮らし、午前中はナンセン寺で読み書きを習い、午後は武術道場に通っていました。
サグルーは島添大里の若按司として、按司になるための修行を始め、一緒に遊べなくなっていました。

今日はお祭りなので、読み書きも武術の修行も休みです。
マウシは苗代大親の娘のマカマドゥを誘って、お祭り見物を楽しもうとウキウキしています。
出掛けようとしたらササが訪ねて来ました。
庶民の格好をして、お祭りの警固をするとササは言います。
マウシとシラーはぶつぶつ文句を言いながらも、ジルムイを誘って、ササと一緒に首里グスクに行きます。

首里グスクは朝早くから賑わっていました。
普段は入れないグスクの中に入って、噂の宮殿が見られるというので、城下に住む者は勿論の事、佐敷や島添大里からも見物に来ていました。
広い西曲輪内には舞台が作られ、あちこちに炊き出しの屋台が置かれて、酒や食べ物が振る舞われていました。
シラーの父親のマサルーが屋台で酒を配りながら怪しい者がいないか見張っていました。
マカマドゥも餅を配りながら見張りをしていました。
舞台ではヤマトゥの着物を着た佐敷ヌルが開演の準備をしていて、娘のマユとその父親のシンゴも一緒にいました。

正午まで、見回りを続けたましたが怪しい者は見つかりませんでした。
西曲輪の中は人であふれていますが、武器らしい物を持っている者はいないし、怪しい素振りを見せる者もいませんでした。
舞台では村娘たちが陽気に踊っています。
ササは王様の側室たちがいる御内原が危険なような気がすると言って、マウシとジルムイを連れて御内原に向かいます。
マチルギと会って、ササたちは百浦添御殿(正殿)に入ります。
女子サムレーがあちこちにいて見張りをしていました。
一人のヌルが二階に行くのを見届けていたら、二階から「誰か来てくれ」と声がしました。
マチルギとササたちが二階に行くと、囲碁をしていた王様が倒れていて、ヌルも倒れていました。
馬天ヌルがやって来て、大変な事になったと慌てます。
マチルギが倒れている王様の顔を上げると王様によく似ていますが、王様ではありませんでした。

王様の思紹はとにかくグスクから外に出たかったのです。
ウニタキに頼んで身代わりを見つけて、今日はお祭りで政務はないので、外に出てもわかるまいと外に出たのでした。
この事を知っているのはウニタキの配下のイーカチとマチルギ、偽者と囲碁をしていた志佐壱岐守だけでした。

ササたちは馬天浜に行きました。
思紹はヤマトゥンチュの船乗りたちと一緒に楽しそうに酒を飲んでいました。



登場人物

・マウシ
山田按司の次男。後の護佐丸。
曾祖父は今帰仁按司だったが、羽地按司に殺され、今帰仁按司の座を奪われる。
祖父は中山王の察度が今帰仁を攻めた時に、今帰仁按司(羽地按司)を殺すが戦死してしまう。
マウシは祖父が戦死した頃に生まれ、祖父の生まれ変わりに違いないと皆から期待されて育つ。
島添大里で苗代大親の娘のマカマドゥに一目惚れする。
ジルムイ、シラーと一緒にヤマトゥ旅に行く。

・シラー
久良波のマサルーの次男。
マウシの幼馴染みで、マウシと一緒に首里で修行する事になる。
マウシ、ジルムイと一緒にヤマトゥ旅に行く。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをする。

・ジルムイ
尚巴志の次男。後の尚忠。
真面目な性格で、サグルーやササとは付き合わない。
マウシ、シラーと一緒にヤマトゥ旅に行く。

・久良波のマサルー
山田按司の家臣。マウシの武術の師匠。
マウシの供をして首里に行く。

・マカマドゥ
苗代大親の三女。
幼い頃から父に剣術を習い、自分よりも弱い男には見向きもしない。
マウシが自分と互角の腕を持っていたので、気になる存在になる。
マウシがヤマトゥ旅に出た時、ササと一緒にマウシの無事を祈る。

・苗代之子
苗代大親の長男。
島添大里のサムレー大将。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。

・シンゴ
早田新五郎。対馬のサイムンタルー(早田左衛門次郎)の弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘が生まれる。

・ウミチル
ヤグルー(平田大親)の妻。
玉グスク按司の娘。笛と琴ができ、舞も舞う。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
尚巴志が明国に行くと言い出したので、女たちを連れてヤマトゥに行こうと考える。

・スズナリ
首里のヌル。
以前は浦添のヌルだった。
中山王を殺して、自害する。

・志佐壱岐守
壱岐島の倭寇の大将。
サハチがヤマトゥに行った時にお世話になった。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
新年の儀式のために先代の中山王に仕えていたヌルたちを集めて指導する。

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
ウニタキの留守を守っている。




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