2014年06月29日

『尚巴志伝』が完成しました

予定では尚巴志(しょうはし)の一生を書くつもりでしたが、尚巴志が中山王の武寧(ぶねい)を倒すまでの話となってしまいました。
登場人物たちが自由気ままに動き出したお陰で、思っていたよりもずっと長い話になってしまい、一旦、ここで切る事にしました。

1372年、志喜屋(しちゃ)の大主(うふぬし)は『月代の石』の光に導かれて、佐敷の山の中の小屋で生まれた赤ん坊を見つけます。その赤ん坊が尚巴志です。尚巴志が9歳の時、佐敷の近くの島添大里(しましいうふざとぅ)グスクが汪英紫(おーえーじ)に攻められて落城し、父は佐敷按司となります。五年後には、大(うふ)グスクも落城して、佐敷グスクは孤立してしまいます。尚巴志が21歳になった時、父は宿敵の汪英紫を倒すための十年の計を立てて隠居します。佐敷按司となった尚巴志は十年間、佐敷グスクを守り通し、計画通りに島添大里グスクを奪い取り、島添大里按司となります。そして、その四年後に、中山王の武寧を倒して、父を中山王にします。

山伏のクマヌは予想通りの動きをしてくれましたが、予想外な動きをした人物がかなりいました。
ウニタキはただの恋敵として登場させたのでしたが、兄たちに恨まれて殺されそうになり、尚巴志のもとに逃げてきた事によって、重要な登場人物になりました。
ヒューガもサハチの剣術の師匠として登場させたのでしたが、「山賊になる」と言い出してからは、船を盗んで海賊となり、重要な登場人物になりました。このヒューガは『陰の流れ・第一部』で愛洲移香斎に、気合いの術を教えた智羅天の若き日の姿です。
尚巴志の叔母の馬天ヌルも、久高島に行ってから、自由気ままに動き出して、重要な登場人物になりました。
汪英紫が八重瀬(えーじ)グスクを落とす時に使った絶世の美女のナーサも、後半になって、重要な登場人物になりました。
汪英紫は勿論の事、三人の息子のタブチ(達勃期)、シタルー(汪応祖)、ヤフス(屋富祖)も重要な登場人物です。

長い物語ですか、お楽しみ下さい。


尚巴志伝
posted by 酔雲 at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球王国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする