2018年06月18日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 39.娘からの贈り物

マチルギと話したい事がいっぱいあったのに、サハチ(尚巴志)は飲み過ぎてしまい、朝起きたら、マチルギは首里に行ってしまって、いませんでした。
サハチが首里グスクに行くとマチルギは御内原で、王妃たちに旅の話をしていました。
サハチは、夕方、屋敷で待っていると言って、浮島に行ってファイチと会います。

浮島から帰って首里の屋敷に行くと思紹の側室のユイが留守番をしていました。
ユイと碁を打っているとマチルギが帰って来て、ユイは首里グスクに帰りました。
御内原の侍女たちが酒と料理を持って来て、サハチはマチルギから旅の話を聞きます。
対馬で思い切り船に乗ったので、もう気が済んで、女の水軍は作らないとマチルギが言ったので、サハチは安心します。

マチルギのお土産は、一節切(ひとよぎり)という竹の縦笛でした。
イトからのお土産は、手作りの着物でした。
ユキからのお土産は、龍の彫刻のある短刀でした。

サハチとマチルギは酒を飲みながら夜遅くまで語り合いました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。

・ユミ
勝連按司後見役サムの長女。
ジルムイの妻。

・ジタルー
ジルムイの長男。後の尚思達

・中山王妃
ミチ。サハチの母親。
越来按司の姉。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をして、「ティーダシルの石」があるに違いないと気づく。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
嵐を予言して、宝島の神様になる。
仁位のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
徳之島に異変に気づいて、徳之島には寄らずに帰国する。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。

・伊是名親方
マウー。首里のサムレー大将。
伊是名島出身。思紹の従弟。

・ラオファン(老黄)
三姉妹の武術の師匠。
リェンリーの父親。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。

・シラー
山田按司の家臣、久良波のマサルーの次男。
首里のサムレー。
ササを諦めて、シンシンとつき合う。

・ユイ
思紹の側室。
奥間生まれで、碁が得意。



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2018年06月11日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 38.マチルギの帰還

12月になって浮島にヤマトゥの商人たちが続々とやって来ました。
その商人たちからヤマトゥの王様だった北山殿(足利義満)が亡くなった事をサハチ(尚巴志)は知らされます。
ヤマトゥで戦が起こって、マチルギたちが巻き込まれなければいいがと心配します。
それと、徳之島が山北王に奪われた事も知らされました。
マチルギたちがヤマトゥからの帰りに徳之島に寄って、捕まってしまうかもしれないと心配します。

年が明けて1409年になりました。
馬天ヌル、佐敷ヌル、ササはいませんが、新年の儀式も運玉森ヌルやサスカサによって無事に終わり、マチルギたちが帰って来ました。
飯篠修理亮はヂャンサンフォンの指導を受けたいと言って琉球までやって来ました。
真面目そうな若者でヒューガのように琉球に居着いてくれればいいとサハチは思いました。
子供たちが迎えに行ってマチルギがやって来ました。
久し振りに見るマチルギは若返ったかのように生き生きしていました。
シンゴにお礼を言うと、ササに二度も助けられたと言いました。
サハチはシンゴたちを新しく建てた「対馬館」に案内して喜ばれます。
その晩は「対馬館」で歓迎の宴が開かれ、サハチはシンゴから、マチルギたちが京都には行かずに対馬に行った事を知ります。
シンゴから朝鮮の事を聞いたサハチは、来年、朝鮮に使者を送るつもりだとシンゴに言います。

シンゴと別れて島添大里グスクに帰ると、帰国祝いの宴は始まっていました。
ササのお陰で徳之島には寄らなかったとサハチはウニタキから聞きます。
サハチはイーカチから対馬の様子を聞き、マチルギがイトから船の操縦法を習って朝鮮まで行って来たと聞いて驚きます。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・安謝大親
中山王の重臣。三人の大役の一人。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。
運玉森のマジムンを退治する。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女。
佐敷ヌルがヤマトゥに行ったので留守を守る。

・平田のフカマヌル
久高島のフカマヌルの母親。
シラタル親方の長女。

・ユミー
首里のヌル。
馬天ヌルが旅をした時、従者だったヌル。

・クルー
首里のヌル。
馬天ヌルが旅をした時、従者だったヌル。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
妻のチルーとフカマヌルが一緒にヤマトゥに行ったので、フカマヌルとの事がチルーにばれないかと心配している。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
博多から京都に行って、様子を調べる。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
ヂャンサンフォンの指導を受けるために琉球に来る。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
早田六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
早田六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。
陰ながらマチルギを守っている。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の船越の山の中でヂャンサンフォンの指導のもと修行に励む。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をして、「ティーダシルの石」があるに違いないと気づく。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
嵐を予言して、宝島の神様になる。
対馬の仁位のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。
徳之島に異変に気づいて、徳之島には寄らずに帰国する。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
イーカチと一緒にヤマトゥに行く。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・マカトゥダル
尚巴志の長男、サグルーの妻。
山田按司の三女。

・シンゴ
早田新五郎。対馬のサイムンタルー(早田左衛門次郎)の弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘が生まれる。

・マグサ
クルシの配下として尚巴志の家臣になる。
クルシが引退したあと、船長になる。
琉球での妻はイチ。
マチルギたちを乗せてヤマトゥに行く。

・アキ
ナツの妹。
サミガー大主の長男、ハチルーの妻。

・ユリ
奥間で生まれたヒューガの娘。
武寧の長男、カニムイの側室になり、娘を産む。
浦添グスク炎上時、ウニタキに助けられて佐敷で娘と暮らす。
笛の名手。



尚巴志伝
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2018年05月28日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 37.初孫誕生

台風の復興も終わった十月に、ジルムイの妻、ユミが元気な男の子を産みました。
サハチ(尚巴志)は37歳の若さで、お爺ちゃんになってしまいました。
それから五日後、三姉妹たちが帰り、その船にファイチの妻と子が里帰りをするために乗って行きました。

その頃、対馬では船の操縦法を習ったマチルギたちは朝鮮に向かっていました。
ヒューガと修理亮は船越の山の中でヂャンサンフォンのもとで厳しい修行をしていました。

対馬一周の旅で仁位のワタツミ神社に行って、森の中にある豊玉姫のお墓でお祈りをした時、ササは何かを感じます。
海の神様、スサノオは南の島に行って、豊玉姫と出会い、豊玉姫は対馬に来て、娘を産んだとササは言います。
ヂャンサンフォンの指導のもと、山の中で一か月の修行を積んだササは、自分でも知らないうちに強い霊力を身に付けて、豊玉姫が南の島から来た事がわかったのでした。
でも、南の島が琉球だったのかはまだわかりません。
それを調べる事が、ササの生きがいになっていきます。

馬天ヌルもヂャンサンフォンのもとでの修行で、ある事に気づきます。
真玉添には『ツキシルの石』だけでなく、『ティーダシルの石』もあったに違いないと気づいて、琉球に帰ったら必ず探しだそうと決心します。

12月になって対馬に雪が降り、マチルギたちは感激しました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・ジルムイ
尚巴志の次男。後の尚忠。
妻は勝連按司後見役の娘のユミ。
首里のサムレー。

・ユミ
勝連按司後見役サムの長女。
ジルムイの妻。

・ジタルー
ジルムイの長男。後の尚思達

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。

・伊是名親方
マウー。首里のサムレー大将。
伊是名島出身。思紹の従弟。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。
伊是名親方に好意を持つ。

・慶良間之子
苗代大親の次男、サンダー。
島添大里のサムレー大将。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。
慶良間之子に好意を持つ。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
妻のチルーとフカマヌルが一緒にヤマトゥに行ったので、フカマヌルとの事がチルーにばれないかと心配している。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。

・ヂャンウェイ(張唯)
ファイチの妻。父は龍虎山の天師の一族。

・ファイテ(懐徳)
ファイチの長男。

・ファイリン(懐玲)
ファイチの長女。

・ユリ
奥間で生まれたヒューガの娘。
武寧の長男、カニムイの側室になり、娘を産む。
浦添グスク炎上時、ウニタキに助けられて佐敷で娘と暮らす。
笛の名手。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・アキ
ナツの妹。
サミガー大主の長男、ハチルーの妻。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。

・イト
サハチと結ばれ、ユキが生まれる。
早田左衛門太郎が家臣を引き連れて朝鮮に行ってしまい、女たちを引き連れて船長になって活躍する。
マチルギに船の操縦法を指導する。

・ユキ
サハチとイトの娘。
幼い頃より母から剣術を習っている。
早田左衛門太郎の嫡男、六郎次郎の妻になる。
五歳の娘、ミナミがいる。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
嵐を予言して、宝島の神様になる。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。
仁位のワタツミ神社で豊玉姫とスサノオを知る。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
イーカチと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。
旅から帰って船越の山の中でヒューガと修理亮を鍛える。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。
旅から帰って船越の山の中でヂャンサンフォンの指導のもと修行に励む。

・飯篠修理亮
念流の創始者の慈恩禅師を探している若い武芸者。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。
旅から帰って船越の山の中でヂャンサンフォンの指導のもと修行に励む。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の土寄浦で娘たちの剣術の指導をする。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の土寄浦で娘たちの剣術の指導をする。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。
ヂャンサンフォンのもとで一か月の修行をして、「ティーダシルの石」があるに違いないと気づく。

・イスケ
イトの父親。
馬天ヌルたちを連れて対馬一周の旅に出る。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
土寄浦の若い者たちに剣術の指導をする。
六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
土寄浦の若い者たちに剣術の指導をする。
六郎次郎と一緒に朝鮮に行き、漢城府まで行く。

・早田五郎左衛門
早田左衛門太郎の叔父。
朝鮮の富山浦に住み、「津島屋」を営む商人。

・浦瀬小次郎
早田五郎左衛門の次女の夫。
富山浦の「津島屋」を任されている。

・早田丈太郎
早田五郎左衛門の長男。
漢城府の「津島屋」の主人。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
博多から京都に行って、様子を調べる。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。
陰ながらマチルギを守っている。



尚巴志伝
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2018年05月21日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 36.笛の調べ

台風の被害にあった馬天浜の復興に付きっきりだったサハチ(尚巴志)が首里に行くと、ジルムイの妻のユミのお腹が大きくなっていました。
マチルギの留守に何かあったら大変だとサハチはユミを首里グスクの御内原に入れます。
馬天浜に戻ったサハチはヤマトゥの船乗りたちが滞在する「対馬館」と名付けた二階建ての屋敷を新築するための準備を始めます。
一日の作業を終えたサハチがメイユーと一緒に佐敷グスクに行くと、ヒューガの娘のユリが避難民たちのために笛を吹いていました。

サハチがユリを初めて見たのは数日前で、炊き出しをしていたユリは噂通りの美人で可愛い女の子を連れていました。
奥間で育ったユリは、武寧の長男のカニムイの側室として贈られて娘を産み、浦添グスクが炎上した時、ウニタキに助けられて佐敷の新里にある馬天ヌルの屋敷で暮らしていました。
奥間にいた時、読み書きなどと一緒に剣術も身に付けていて、ヒューガの娘なので素質もあり、佐敷グスクで師範代として娘たちの指導もしていました。

ユリの曲が終わったあと、サハチは拍手をして、今度、子供たちに聞かせてくれと頼みます。
ユリはサハチに笛を吹いてくれと頼み、避難民たちも聞きたいと言うので、久し振りに笛を吹きます。
サハチは無心になって笛を吹きました。
明国で耳にした異国の調べも混ざった独創的な曲は喝采を浴びました。

その頃、対馬に行ったマチルギは女子サムレーたちと一緒に船の操縦に熱中していました。
対馬一周の旅に出たササたちは山の中で、ヂャンサンフォンの指導のもと、武当拳の修行をしていました。


登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・ジルムイ
尚巴志の次男。後の尚忠。
妻は勝連按司後見役の娘のユミ。
首里のサムレー。

・ユミ
勝連按司後見役サムの長女。
ジルムイの妻。

・中山王妃
ミチ。サハチの母親。
越来按司の姉。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・伊是名親方
マウー。首里のサムレー大将。
伊是名島出身。思紹の従弟。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。
伊是名親方に好意を持つ。

・慶良間之子
苗代大親の次男、サンダー。
島添大里のサムレー大将。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。
慶良間之子に好意を持つ。

・ユリ
奥間で生まれたヒューガの娘。
武寧の長男、カニムイの側室になり、娘を産む。
浦添グスク炎上時、ウニタキに助けられて佐敷で娘と暮らす。
笛の名手。

・マキク
ユリの娘。

・マタルー
尚巴志の弟。
妻はタブチの娘、マカミー。
与那原大親になる。

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬で船の操縦に熱中する。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。

・チタ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。
笛の名手。

・イト
サハチと結ばれ、ユキが生まれる。
早田左衛門太郎が家臣を引き連れて朝鮮に行ってしまい、女たちを引き連れて船長になって活躍する。
マチルギに船の操縦法を指導する。

・ユキ
サハチとイトの娘。
幼い頃より母から剣術を習っている。
早田左衛門太郎の嫡男、六郎次郎の妻になる。
五歳の娘、ミナミがいる。

・イスケ
イトの父親。
馬天ヌルたちを連れて対馬一周の旅に出る。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
嵐を予言して、宝島の神様になる。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・飯篠修理亮
念流の創始者、慈恩禅師を探している若い武芸者。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
イーカチと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・早田六郎次郎
早田左衛門次郎の嫡男。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
土寄浦の若い者たちに剣術の指導をする。
六郎次郎と一緒に朝鮮に行く。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
土寄浦の若い者たちに剣術の指導をする。
六郎次郎と一緒に朝鮮に行く。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の土寄浦で娘たちの剣術の指導をする。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。
対馬の土寄浦で娘たちの剣術の指導をする。

・ウメ
シンゴの妻。
サハチが和田浦にいた頃、ヒューガから剣術を習っていた。

・フミ
シンゴの娘。



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2018年05月14日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 35.龍の爪

ナツとメイユーは試合のあと、仲よくなってメイユーは度々、島添大里グスクにやって来ました。
サハチはファイチに呼ばれて久米村に行って、先代の中山王が朝鮮に送った使者の事を聞きます。
察度が四回、武寧も四回、朝鮮に使者を送っていますが、詳しい記録が残っていないとファイチは言います。
当時、久米村を支配していたのはアランポーで、アランポーの一族の者が使者として朝鮮に行き、その帰りにヤマトゥと交易をして、その事は中山王には内緒にしていたのではないかとファイチは言いました。

サハチは来年、朝鮮に使者を送る事に決めました。
リェンリーが伊是名親方を連れて帰ってきました。
伊是名親方が五本指の龍を彫っていたので、それはうまくないと言いたいけど、言葉が通じなくて連れて来たとリェンリーは言いました。
ファイチから五本指の龍は明国の皇帝しか使えないと聞いてサハチも驚きました。

大きな台風が来て、馬天浜に被害が出ました。
海辺の家々は壊れ、ヤマトゥから来た船乗りたちが利用する離れの屋敷も壊れていました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。
メイユーと試合をして引き分け、ナツの強さを知った女子サムレーや侍女たちから尊敬される。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
妻のチルーとフカマヌルが一緒にヤマトゥに行ったので、フカマヌルとの事がチルーにばれないかと心配している。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。
伊是名親方に好意を持つ。

・伊是名親方
マウー。首里のサムレー大将。
伊是名島出身。思紹の従弟。

・ラオファン(老黄)
三姉妹の武術の師匠。
リェンリーの父親。

・サミガー大主
尚巴志の叔父、ウミンター。
父、サミガー大主の跡を継ぐ。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。
運玉森のマジムンを退治する。

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女。
佐敷ヌルがヤマトゥに行ったので留守を守る。

・シジマ
島添大里の女子サムレー。

・佐敷大親
尚巴志の弟。マサンルー
妻は奥間大親の娘、キク。



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2018年05月07日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 34.対馬の海

博多に着いたマチルギたちは『一文字屋』のお世話になって、博多に滞在しました。
博多でも足利義満の死は噂になっていて、戦が始まらなければいいがと皆が心配していました。
京都でも戦が始まるかもしれないという噂をマチルギも耳にして、京都に行こうとは言い出さず、対馬へと行きました。
博多で出会った飯篠修理亮という若者がヂャンサンフォンの弟子になって、一緒に付いて来ました。

対馬に着いた一行は『琉球館』という屋敷に案内されました。
その屋敷に女子サムレーの格好をしたイトとユキが訪ねて来ました。
イトとユキの突然の出現にマチルギは驚いて、イトに誘われるまま船越に移ります。
シンゴが持って来た食糧を積んだ船の船長はイトで、船乗りたちも皆、女でした。
女たちを指図して船を操っているイトを見て、マチルギは凄いと驚き、イトを尊敬します。

迷路のような浅海湾を船で行き、奥の方にある船越に着きました。
マチルギはイトからサハチとの出会いや船長になったいきさつを聞きます。
マチルギもサハチとの事をイトに話します。
マチルギはイトに船の操縦法を教えてくれと頼み、イトはマチルギに剣術の指導を頼みます。
マチルギたちがイトの船に乗り込んで操縦法を習っている時、ヂャンサンフォンとヒューガ、飯篠修理亮、馬天ヌルとササ、シンシンとシズはイスケの船に乗って対馬一周の旅に出て行きました。
佐敷ヌルとフカマヌルは船越の娘たちに剣術を教えていましたが、土寄浦から娘たちに剣術を教えている女が来て、土寄浦の娘たちにも教えてくれと請われ、土寄浦に移って行きました。



登場人物

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。
対馬でイトから船の操縦法を習う。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
土寄浦の娘たちに剣術の指導をする。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。
佐敷ヌルと一緒に土寄浦の娘たちに剣術の指導をする。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。
嵐を予言して、宝島の神様になる。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
イーカチと一緒にヤマトゥに行く。
イスケの船に乗って、対馬一周の旅に出る。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。
博多から京都に行って、様子を調べる。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。
陰ながらマチルギを守っている。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
土寄浦の若い者たちに剣術の指導をする。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。
土寄浦の若い者たちに剣術の指導をする。

・ウラマチー
首里の女子サムレー。
浦添出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・イヒャカミー
首里の女子サムレー。
伊平屋島出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・チニンチルー
首里の女子サムレー。
知念出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・チタ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・タカ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・グイクナビー
首里の女子サムレー。
越来出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・チャウサ
島添大里の女子サムレー。
北谷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・ニシンジニー
島添大里の女子サムレー
読谷山出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・ナグカマ
佐敷の女子サムレー
名護出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・ナカウシ
平田の女子サムレー
中グスク出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。
マチルギと一緒に船の操縦法を習う。

・シンゴ
早田新五郎。対馬のサイムンタルー(早田左衛門次郎)の弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘が生まれる。

・マグサ
クルシの配下として尚巴志の家臣になる。
クルシが引退したあと、船長になる。
琉球での妻はイチ。
マチルギたちを乗せてヤマトゥに行く。

・カンスケ
対馬島のイトの弟。尚巴志の義弟。

・一文字屋孫次郎
博多の一文字屋の主人。

・飯篠修理亮
念流の創始者、慈恩禅師を探している若い武芸者。
ヒューガが慈恩禅師の弟子だと知り、一緒に対馬に行く。
のちに長威斎と号し、天真正伝神道流を編み出す。

・イト
サハチと結ばれ、ユキが生まれる。
早田左衛門太郎が家臣を引き連れて朝鮮に行ってしまい、女たちを引き連れて船長になって活躍する。

・ユキ
サハチとイトの娘。
幼い頃より母から剣術を習っている。
早田左衛門太郎の嫡男、六郎次郎の妻になる。
五歳の娘、ミナミがいる。

・イスケ
イトの父親。
馬天ヌルたちを連れて対馬一周の旅に出る。

・サワ
ヒューガが琉球に行く前に、いい仲になった後家。



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2018年04月30日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 33.女の闘い

マジムン屋敷が消えた四日後、進貢船が無事に帰って来ました。
明国から帰って来たマサンルーとマタルーは応天府(南京)まで行って、タブチと一緒に富楽院(遊女屋街)に行って来たと言いました。
タブチは明国の言葉もしゃべれて、明国に滞在中、二人はタブチには大変お世話になったようです。

6月の末、三姉妹の船がやって来ました。
メイユーはサハチ(尚巴志)の顔を見て嬉しそうに近づいて来ましたが、急に倒れてしまいました。
メイユーは琉球から帰ると休む間もなく、パレンバンに行き、帰って来るとすぐにまた琉球に来たので、長旅の疲れが溜まっていたのでした。
男の子を産んだメイファンが来ないで、ジォンダオウェンの娘のユンロンが来ました。
歓迎の宴の時、ウニタキが来年、ヤマトゥに行く時、朝鮮にも行かないかと言います。
先代の中山王の武寧は朝鮮に使者を送っていました。
思紹も使者を送った方がいいような気がして、サハチも考えてみる事にしました。

メイユーの看病をしていたサハチをサグルーの妻のマカトゥダルが訪ねて来て、子供たちが熱を出したと言います。
サハチはマカトゥダルと一緒に島添大里グスクに帰ります。
ウニタキの娘も熱を出していて、ウニタキも心配してやって来ます。
次の日、子供たちは元気になりました。
ウニタキは首里の弁ヶ岳に、マジムン屋敷に代わる新しい拠点を作ると言います。
サハチはあそこは重要な拠点だから、ウニタキが守ってくれと頼みます。

メイユーも元気になって島添大里グスクにやって来ました。
佐敷ヌルに会いに来たのでしたが、佐敷ヌルもマチルギと一緒にヤマトゥに行ったと聞いてがっかりします。
サハチはナツを二番目の妻だとメイユーに紹介します。

メイユーがナツと試合をしたいと言い出して、ナツもやると言ったのでサハチは驚きます。
ウニタキの配下だったとはいえ、ナツがメイユーに勝てるとは思えません。
細い竹の棒が武器なら怪我もしないだろうとサハチは見守る事にします。

ナツとメイユーは素早い動きで打ち合い、引き分けました。
見ていた女子サムレーたちはナツの強さに驚き、サハチも驚きました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・佐敷大親
尚巴志の弟。マサンルー
妻は奥間大親の娘、キク。

・マタルー
尚巴志の弟。
妻はタブチの娘、マカミー。

・タブチ
八重瀬按司。
汪英紫の長男。山南王(シタルー)の兄。
中山王の武寧と組んでシタルーを倒し、山南王になるつもりだったが、尚巴志に邪魔される。
尚巴志を恨むが、父も弟も行った事のある明国に行ってみようと考え、中山王に従う。

・ミヌキチ
伊波按司の次男。

・マユミ
「宇久真」の遊女。
サハチに一目惚れするが奥間ヌルに取られてしまい諦めて、中グスク按司の側室になる。
中グスクがサハチに攻められた時、助け出されて奥間に帰り、ナーサの遊女屋の遊女となる。
「宇久真」の開店の日にサハチと出会えて大喜びをする。

・大グスク大親
進貢船の正使。
タブチと喧嘩して首里を飛び出す。

・又吉親方
明国から帰ってきた進貢船のサムレー大将。
思紹に仕え、首里七番組のサムレー大将になる。

・安謝大親
中山王の重臣。三人の大役の一人。

・屋比久大親
島添大里の重臣。

・メイユー(張美玉)
福州の海賊ヂャンルーチェンの次女。
広州の海賊に嫁ぐが、敵討ちのため離縁して戻って来る。
尚巴志といい仲になる。

・メイリン(張美玲)
福州の海賊ヂャンルーチェンの長女。
杭州の海賊に嫁ぐが夫は戦死して、息子を嫁ぎ先に残し、娘を連れて帰る。
ウニタキといい仲になる。

・ファイチ(懐機)
中山王の客将。
久米村からアランポー一族を追い出し、長史のワンマオと一緒に新しい久米村を造っている。
旧友に会うために尚巴志と一緒に明国に行く。
明国で旧友と再会し、永楽帝とも再会し、師匠のヂャンサンフォンとも再会する。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
妻のチルーとフカマヌルが一緒にヤマトゥに行ったので、フカマヌルとの事がチルーにばれないかと心配している。

・リェンリー(黄怜麗)
ラオファンの次女。
三姉妹の仲間に加わる。

・ラオファン(老黄)
三姉妹の武術の師匠。

・リュウジャジン(劉嘉景)
三姉妹の配下。パレンバンに行っていて助かる。

・ジォンダオウェン(鄭道文)
三姉妹の配下。琉球に行っていて助かる。
山北王と密貿易をするために運天泊に行き、メイファンと再会して連れて帰る。

・ユンロン(鄭芸蓉)
ジォンダオウェンの娘。

・マカトゥダル
尚巴志の長男、サグルーの妻。
山田按司の三女。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・ウリー
尚巴志の六男。

・マシュー
尚巴志の三女。

・マチ
ウニタキの次女。

・シジマ
島添大里の女子サムレー。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女。
佐敷ヌルがヤマトゥに行ったので留守を守る。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。

・カナビー
島添大里の女子サムレーの総隊長。



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2018年04月23日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 32.落雷

マチルギたちが博多に着いた頃、サハチ(尚巴志)は島添大里グスクでウニタキと明国のお茶を飲んでいました。
サハチが明国から持って来たお茶は、初めの頃は誰もが変な味だと言っていましたが、今ではみんなが一休みする時に飲んでいました。
島添大里グスクにはサハチの子供8人とウニタキの子供4人と佐敷ヌルの娘がいました。
女の子の中で年長のウニタキの娘のミヨンが幼い子供たちの面倒を見てくれているので、ナツも助かっていました。
山南王のシタルーが長嶺の山の上にグスクを築き始め、山北王は徳之島を攻めに行ったとウニタキはサハチに知らせます。

首里グスクに行ったサハチは西曲輪に建てている楼閣を見て、彫刻に熱中している思紹と会います。
その後、浦添に行って綺麗に片付けられた浦添グスクの跡地を見て、浦添按司になった當山親方とグスク内に建てる屋敷の事を相談します。

6月12日、島添大里グスクにいたサハチが首里に行こうとした時、突然、大雨が降ってきて雷も鳴り始めます。
サスカサがやって来て、何か異変が起こると言います。
30分ほどで雨はやんで、日も差して来ました。
サハチはグスクの周辺を調べさせて異常がない事を確認して首里に向かいます。
途中でウニタキと出会い、運玉森のマジムン屋敷が消えてしまったと言います。
サハチにはウニタキの言う事が信じられませんでしたが、一緒に運玉森に行きます。

マジムン屋敷はなくなっていました。
太い柱が立っていた礎石だけが草に埋もれて残っていました。
屋敷が建っていた所には草が茫々と生えていて、中央にウタキがありました。
ウタキには運玉森ヌルと修行中の浦添の若ヌルがいました。
マジムン屋敷はマジムンによって作り出された幻だったと運玉森ヌルは言いました。



登場人物

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
妻のチルーとフカマヌルが一緒にヤマトゥに行ったので、フカマヌルとの事がチルーにばれないかと心配している。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・ミヨン
ウニタキの長女。
三弦が得意。

・カナビー
島添大里の女子サムレーの総隊長。

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築いている楼閣に飾る彫刻作りに熱中している。

・トゥラ
首里の女子サムレーの総隊長。
マチルギに代わって首里グスクの留守を守る。

・浦添按司
越来按司(美里之子)の弟。當山親方。
中山王のサムレー大将から浦添按司になる。

・アミー
島添大里の女子サムレー。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女。
佐敷ヌルがヤマトゥに行ったので留守を守る。

・トゥミ
ウニタキの配下で、先代島添大里按司の側室になる。

・ルク
トゥミの息子。父は先代島添大里按司のヤフス。

・カマ
トゥミの母親役として、トゥミと一緒に与那原で暮らし、任務が終えたあともトゥミ母子と暮らしている。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。
運玉森のマジムンを退治する。

・カナ
浦添按司になった當山親方の娘。
浦添ヌルになるために馬天ヌルのもとで修行。
馬天ヌルがヤマトゥ旅に出たあと、運玉森ヌルのもとで修行する。



尚巴志伝
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2018年04月16日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 31.女たちの船出

マチルギたちを乗せた船は馬天浜を船出して、伊平屋島に寄って、島の人たちに歓迎されます。
伊平屋島を出て3日目に徳之島に着いて、風待ちをして、7日目にトカラの宝島に着きます。
翌朝、ササが「嵐が来る」と予言します。
青空が広がっていて、嵐が来る気配はありませんが、馬天ヌルも佐敷ヌルもササを見て、「様子を見た方がいい」と言います。
島の者たちは大丈夫だと言いますが、シンゴとマグサはササの意見を尊重して船出を中止します。
2時間程経って、空は真っ暗になって、雨が勢いよく降って来ました。
風も強くなって、ササが言った通りに嵐がやって来ました。
暴風雨は丸一日続きました。
嵐を予言したササは島の人たちから神様扱いされました。
水浸しになった船の中の水を汲み出し、翌日、出発して、中之島、口之島、口之永良部島と寄って、ようやく薩摩の坊津に着きました。
馬天浜を出てから14日目でした。

マチルギは坊津で、将軍様の父、北山殿(足利義満)が亡くなった事を一文字屋から聞きます。
ヤマトゥで一番力を持っていた人が急に亡くなって、京都で一波乱起きるかもしれないと一文字屋は心配していました。
坊津から甑島、五島、壱岐島に寄って、博多に到着しました。

博多の港には多くの船が泊まっていて、ヒューガがサハチ(尚巴志)と一緒に来た二十年前とはすっかり変わっていました。
マチルギたちは博多の街の賑わいに目を丸くして驚いていました。



登場人物

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
イーカチと一緒にヤマトゥに行く。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。

・ウラマチー
首里の女子サムレー。
浦添出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・イヒャカミー
首里の女子サムレー。
伊平屋島出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・チニンチルー
首里の女子サムレー。
知念出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・チタ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・タカ
首里の女子サムレー。
佐敷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・グイクナビー
首里の女子サムレー。
越来出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・チャウサ
島添大里の女子サムレー。
北谷出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ニシンジニー
島添大里の女子サムレー
読谷山出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ナグカマ
佐敷の女子サムレー
名護出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ナカウシ
平田の女子サムレー
中グスク出身。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・シンゴ
早田新五郎。対馬のサイムンタルー(早田左衛門次郎)の弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘が生まれる。

・マグサ
クルシの配下として尚巴志の家臣になる。
クルシが引退したあと、船長になる。
琉球での妻はイチ。
マチルギたちを乗せてヤマトゥに行く。

・カンスケ
対馬島のイトの弟。尚巴志の義弟。

・一文字屋孫三郎
坊津の一文字屋の主人。

・早田左衛門三郎
シンゴの兄。早田氏の五島の拠点を守る。

・早田藤五郎
シンゴの義兄。早田氏の壱岐島の拠点を守る。

・志佐壱岐守
壱岐島の倭寇の大将。
サハチがヤマトゥに行った時にお世話になる。
ジクー禅師を連れて琉球に行く。
壱岐島に来たマチルギたちを歓迎する。



尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
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2018年04月09日

尚巴志伝 あらすじと解説 第二部 30.浜辺の酒盛り

五月十日、マチルギ、馬天ヌル、ササ、佐敷ヌル、フカマヌル、ウニタキの妻のチルー、そして、ヒューガ、ジクー禅師、ヂャンサンフォンとシンシン、三星党のイーカチとシズ、十人の女子サムレーを乗せたマグサの船は馬天浜を出帆しました。
サミガー大主の次男のシタルーと宇座の御隠居の息子のクグルーもシンゴの船に乗ってヤマトゥ旅に出ました。

その二日前、サハチ(尚巴志)はマグサと一緒に馬天浜の浜辺で酒を飲みながら話をしました。
叔母のマチルーが来て、ウミンチュたちを呼んで楽しい酒盛りが始まりました。

マチルギたちを見送って島添大里グスクに帰ると、グスクの門の前に兼グスク按司が一人でいました。
ヂャンサンフォンがヤマトゥに行った事を知ると兼グスク按司は帰って行きました。
ウニタキが調べた所によると、兼グスク按司は武芸者を集めていて、久高島参詣からの帰りにサハチを衝撃しようとしていたが急遽、中止になったとの事です。
ヂャンサンフォンと出会った事で、兼グスク按司の武芸好きが、父親の敵討ちよりも勝ったようでした。

首里グスクの楼閣造りも始まりました。
思紹は楼閣に龍の彫刻を飾ろうと、彫刻に熱中しています。

マチルギ、馬天ヌル、佐敷ヌルがいないので、サハチは首里と島添大里を行ったり来たりの生活になりました。



登場人物

・マチルギ
尚巴志の妻。伊波按司の妹。
女子サムレーたちの総大将。
島添大里按司の奥方だが、首里にいる事が多い。
女たちを連れてヤマトゥに行く。

・馬天ヌル
中山王思紹の妹。
霊力が高く、各地のヌルたちに慕われている。
娘のササも霊力が高い。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・ササ
馬天若ヌル。父親は水軍大将のヒューガ、母親は馬天ヌル。
幼い頃から母親に剣術を習い、娘たちの師範代を務めるほとの腕を持っている。
ヌルとしても強い霊力を持っていて、尚巴志と懐機を出会わせたのもササだった。
山田に行って、久良波のマサルーの息子、シラーに一目惚れをするが、その熱も下がる。
シンシンと仲よくなる。
ヒューガ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。

・佐敷ヌル
尚巴志の妹。シンゴと結ばれて、マユという娘がいる。
娘たちの剣術の師範で、女子サムレーたちの師範でもある。
強い霊力を持っているが、本人はまだ気づいていない。
マチルギ、馬天ヌルと一緒にヤマトゥに行く。

・フカマヌル(外間ノロ)
久高島のヌル。尚巴志の母違いの妹、ウミチル。
ウニタキの娘、ウニチルを産む。
佐敷ヌルたちと一緒にヤマトゥに行く。

・チルー
ウニタキの妻。
中山王妃の妹。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。

・ヒューガ(三好日向)
中山王の水軍の大将。
妻は馬天ヌル。娘にササがいる。
奥間の一夜妻との間に、ユリという娘がいて、ユリは武寧の長男カニムイの側室になる。
浦添グスクが焼け落ちた時、ユリはウニタキに助けられて、佐敷の馬天ヌルの屋敷で娘と一緒に暮らしている。
馬天ヌル、ササと一緒にヤマトゥに行く。

・ジクー禅師
京都妙心寺の禅僧だったが、妙心寺が将軍義満につぶされ、志佐壱岐守と一緒に琉球に来る。
マチルギたちと一緒にヤマトゥに行く。

・ヂャンサンフォン(張三豊)
武当山の道士。ファイチの師匠。
永楽帝が会いたいと思って必死に探しているが、権力者には会いたくないと逃げている。
武当拳、武当剣の創始者。
シンシンを連れて琉球に行く。
マチルギと一緒にヤマトゥに行く。

・シンシン(杏杏)
ヂャンサンフォンの弟子。
両親は山賊に殺され、ヂャンサンフォンに拾われて、ファイチの妹夫婦に育てられる。
ヂャンサンフォンと一緒に琉球に行く。
ササと仲よくなる。
ササと一緒にヤマトゥに行く。

・イーカチ
「三星党」の副頭。
絵を描くのが得意。
マチルギを守るためにヤマトゥに行く。

・シズ
ウニタキの配下。
父はヤマトゥンチュでヤマトゥ言葉が話せる。
イーカチと一緒にヤマトゥに行く。

・シタルー
サミガー大主の次男。
クグルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。

・クグルー
泰期の三男。
妻は苗代大親の次女。
シタルーと一緒にヤマトゥ旅に出る。

・シンゴ
早田新五郎。対馬のサイムンタルー(早田左衛門次郎)の弟。
兄の左衛門太郎が朝鮮に投降したため、お屋形様の代理を務める。
佐敷ヌルと結ばれ、娘が生まれる。

・マグサ
クルシの配下として尚巴志の家臣になる。
クルシが引退したあと、船長になる。
琉球での妻はイチ。
マチルギたちを乗せてヤマトゥに行く。

・イチ
マグサの妻。
10歳の娘がいる。

・サハチ(尚巴志)
島添大里按司。
父は中山王の思紹。
妻は伊波按司の妹、マチルギ。
父を中山王にして、明国に旅立つ。
妻のマチルギをヤマトゥ旅に行かせる。

・ナツ
ウニタキの配下だったが、尚巴志の側室になる。
尚巴志の七男、ナナルーを産む。

・サスカサ
島添大里ヌル。
尚巴志の長女。
佐敷ヌルがヤマトゥに行ったので留守を守る。

・運玉森ヌル
先代のサスカサ。
慶良間の島から戻り、島添大里ヌルに復帰して、ミチを一人前のヌルに育てる。
ミチにサスカサを譲って、運玉森ヌルを名乗る。
カナを浦添ヌルにするために指導する。

・カナ
浦添按司になった當山親方の娘。
浦添ヌルになるために馬天ヌルのもとで修行。
馬天ヌルがヤマトゥ旅に出たあと、運玉森ヌルのもとで修行する。

・クルシ
早田左衛門太郎の重臣。
倅に跡を譲って隠居し、尚巴志の家臣になる。
ヒューガがヤマトゥ旅に出た時、水軍大将を務める。

・マチルー
尚巴志の叔母。
ウミンチュに嫁ぐ。

・ミフー
サミガー大主の長女。
ウミンチュに嫁ぐ。

・チキンジラー
ナツの伯父。
馬天浜のウミンチュ。

・サミガー大主
尚巴志の叔父、ウミンター。
父、サミガー大主の跡を継ぐ。

・兼グスク按司
武寧の次男、ンマムイ。
武芸に興味を持ち阿波根グスクに武芸者たちを集めている。
ヂャンサンフォンに会いに武当山に行ったことがある。
日本の剣術、念流と明国の拳術、少林拳を身に付けている。
ヂャンサンフォンに出会えたので、尚巴志の襲撃を中止する。

・ウニタキ
表向きは地図を作っている重臣の三星大親。
中山王の裏の組織「三星党」の頭領。
妻は尚巴志の叔母のチルー。
尚巴志を守るために一緒に明国に行く。
妻のチルーとフカマヌルが一緒にヤマトゥに行ったので、フカマヌルとの事がチルーにばれないかと心配している。

・マカトゥダル
尚巴志の長男、サグルーの妻。
山田按司の三女。

・思紹
中山王。尚巴志の父親。
佐敷按司を隠居して、東行法師を名乗り、慶良間の島で若い者たちを鍛える。
一千人の兵を育て、その兵力によって、中山王武寧を倒し、中山王となる。
王となってもじっとしているのは苦手で、兵たちの指導をしている。
首里グスクに築く楼閣に飾る彫刻作りに張り切っている。



尚巴志伝
ラベル:尚巴志伝 琉球
posted by 酔雲 at 17:18| Comment(0) | 尚巴志伝 あらすじと解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする